東京都板橋区。都営三田線西台駅から大通りを南へ直進。西台交差点から左に入った路地のすぐ右手に、スリランカ料理店『ロジャーズ・キッチン』はあります。西台駅からは徒歩12分ほどです。
2020年10月にオープンしたこのお店、スリランカ出身のオーナーシェフであるロジャーさんが、西麻布で23年間ハラル料理店を営んだ経験を生かし、伝統的なスリランカ料理と、様々な料理をフュージョンさせた「モダンスリランカ料理」を提供するお店なのだそう。
モダンインド料理やモダンネパール料理はいただいたことがあるけど、モダンスリランカ料理は初めて。楽しみです♪
住宅街の中にある優雅な雰囲気のモダンスリランカ料理店
『ロジャーズ・キッチン』の外観
『ロジャーズ・キッチン』の看板
『ロジャーズ・キッチン』のメニュー看板
『ロジャーズ・キッチン』は、都営三田線の西台駅、または蓮根駅からは徒歩12分ほどの住宅街の一角にあります。
お店は、ランチ(11:30~17:00)、ディナー(18:00~20:00)の営業時間となっていますが、今回は日曜日のディナータイムに訪問。事前に電話予約をしていきました。
優雅な雰囲気の『ロジャーズ・キッチン』の店内
18時のオープン時間に店内に入店。
オーナーシェフのロジャーさんと若めのスリランカ女性の店員さんが出迎えてくれました。
店内は、かなり広々としていて優雅で格調高い雰囲気。元々はフランス料理店だったそうです。
店内にはグランドピアノもあります。
座席数は30席。店内にはグランドピアノも置かれていて、4月の中旬(緊急事態宣言前)には、ライブディナーショーなども行われたとのこと。
ちなみに、この日のお客さんは自分たちだけでした。
店内に置かれたスリランカ紅茶
さて、お料理の注文ですが、今回は食べログやRettyのお店ページで紹介されていた「ロジャーズ おまかせコース」(4,500円)を注文しようと考えていました。
ロジャーさんに聞いてみると、食べログやRettyに載っている内容とは違うけど提供できるとのこと。
ここはもう、ぜひ、ということで、ロジャーさんにおまかせすることにしました★
どんなお料理が出てくるのか、とっても楽しみです♪
「ジンジャービール(ノンアルコール)」590円
取り敢えずは、お飲み物を注文。
残念ながら、訪問時は緊急事態宣言下でアルコールの提供を自粛しているとのことだったので、ノンアルコールのジンジャービール(Bottoms Up)をチョイス。
アルコールは入ってないけど、さっぱりして美味しい♪
ジンジャービールをちびちびと飲んでいると、しばらくしてお料理が運ばれてきました〜!
「ロジャーズ おまかせコース」4500円
「おつまみ」(バナナの花のカトゥレット・牛肉の春巻き・ココナッツのカナッペ)
まずは、おつまみ。上の丸いのが「バナナの花のカトゥレット」、中段の菱形のものが「ココナッツのカナッペ」、下段にあるのが「牛肉の春巻き」。
スリランカ料理の定番おつまみであるカトゥレットですが、バナナの花は初めて。バナナの花、味はそれほど特徴はなかったですが、シャキシャキした食感が面白いです。
ココナッツの風味と食感が美味しいカナッペ、厚めの皮が食べ応えある春巻き、ピリッと辛めのソースを付けていただくと、なかなかのお味でした★
「サラダ」
お次は、「サラダ」
特別変わったお味ではない普通のサラダですが、シンプルでフレッシュで美味しいサラダでした♪
「イディアッパー(ストリングホッパー)」
こちらは、「イディアッパー(ストリングホッパー)」
ストリングホッパーとは、スリランカやインドでよく食べられている米粉の生地を麺状にして蒸し固めたお料理。カレーやおかずなどを絡めていただきます。
ストリングホッパーに載ったおかずは、マイルドな味わいのポテトのカレー、硬めの食感が美味しいポークのカレー、ポルサンボル(ココナッツとモルディブフィッシュを使ったふりかけ)の3種類。
特に2種のカレーは、もう少し食べたいって感じるほど、美味しかったです♪
「フィッシュフライ」
こちらは、「フィッシュフライ」
お魚はマグロでしょうか。こちらも、スリランカの定番お料理です。
ひとつしかなかったので、あっという間に平げてしまいましたが、シンプルに美味しい♪
「ビーフステーキ」
生胡椒が絶品!柔らかい牛肉に合います♪
こちらは、「ビーフステーキ」
お肉は柔らかくてジューシーで普通の美味しさですが、兎にも角にもスリランカ産の生胡椒が絶品!
生胡椒って初めて食べましたが、美味しい!柔らかい牛肉に合います♪
「骨付きラムビリヤニ」
そして、メインディッシュの登場!
「骨付きラムビリヤニ」です♪
黄色いバスマティライスの上に、ラムの骨付き肉がドーンと!
ラム肉の上にはイタリアンパセリが載せられ、カレーリーフやカシューナッツ、デンファレの花びらがお皿を彩っています。
バスマティライスの香り、カレーリーフの香りが仄かに香り、如何にも美味しそう★
ボリュームたっぷりのラムの骨付き肉
お肉をほぐしたところ。
ボリュームたっぷりのラムの骨付き肉ですが、ロジャーさんの話によると、ラム肉は3日間水に浸けて臭みを取り、3時間掛けて煮込んで作るのだそうで、かなり手の込んだお料理なのだとのこと。
ロジャーさん、説明をしながら、ラム肉を手際良くほぐしてくれました★
さっそく、いただきましょう〜♪
まず、びっくりしたのが、ラム肉がとっても柔らかく、口の中でとろけるような食感であること。臭みはほとんど感じさせず、スパイスの香りが芳しいです。
また、バスマティライスがとっても美味しい♪味、食感、香りの全てのバランスがNiceです★
『ロジャーズ・キッチン』の「骨付きラムビリヤニ」、手間隙かけて作ったことが窺える、他では味わえない絶品ビリヤニでした♪
「ホッパーデザート」
食後のデザートは、「ホッパーデザート」
スリランカの主食のパンのひとつ「ホッパー」を使ったオリジナルデザートです。
シナモンを練り込んだホッパーの生地の上に、シナモンとカシューナッツのアイス、シナモン風味のパイナップル煮、いちご、ミントが載っています。
この「ホッパーデザート」、ホッパーの柔らかさとサクサク感の混じった食感と、パイナップルやいちご、アイスのスイートさのマッチングが、これまた抜群に美味しかったです★
「スリランカ紅茶」
スリランカと言えば、セイロンティー。
デザートと一緒に、「スリランカ紅茶」をいただきました♪
オレンジ色の鮮やかな色合い。フルーティーで爽やかな風味がスイートなデザートにぴったり★
お料理6品とデザート、紅茶。
ロジャーさん提供の「ロジャーズ おまかせコース」、かなりお腹いっぱいになり過ぎてしまいましたが、どのお料理も美味しく、大満足でした。
普通のスリランカ料理店のお料理とはひと味違った、ロジャーズ流の「モダンスリランカ料理」を堪能することができたと思います。
東京板橋区蓮根にあるスリランカ料理店『ロジャーズ・キッチン』
スリランカ料理の新たな地平を感じさせてくれるお店。特に「骨付きラムビリヤニ」は感動的な美味しさです★
◉『ロジャーズ・キッチン』の地図・アクセス
- 住所:東京都板橋区蓮根1-12-12
- アクセス:都営三田線 西台駅から徒歩12分
- 営業時間:ランチ11:30~14:30 ティータイム14:00~17:00 ディナー17:00~20:00
- 定休日:火曜日
- 予約:『ロジャーズ・キッチン』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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