栃木県小山市。小山と間々田の中間の、ゴルフコースが多くある界隈の街道沿いに、パキスタン料理店『ダルバールレストラン(Darbaar pakistani restaurant)』は、あります。
栃木県南部には中古車輸出に携わるパキスタン人が多く住んでおり、特に小山市は中古車のオークション会場があるため、多くのパキスタン人が集まってくるのだそう。
『ダルバールレストラン』も、そんな在日パキスタン人御用達のお店のひとつ。
なぜか、バリリゾート風の店内で、本物のパキスタン料理をいただけるということで、インド・パキスタン料理マニアに注目されているお店です。
『ダルバールレストラン』へのアクセス・行き方
『ダルバールレストラン』の最寄駅はJR宇都宮線の間々田駅
『ダルバールレストラン』の最寄駅は、JR宇都宮線の「間々田」駅です。
間々田駅は、新宿から湘南新宿ラインか、埼京線&宇都宮線乗り継ぎで約1時間半。
今回は、間々田駅に11時過ぎに到着しました。
間々田駅前のロータリーにある「おーバス」のバス停
間々田駅からお店までは、歩くと1時間以上かかるので、バスを利用。
間々田駅前のロータリーに、コミュニティバス「おーバス」のバス停があるので、ここからバスに乗ります。
間々田駅の「おーバス 間々田東西線」の時刻表
「おーバス」は、かなり本数が少ないので、上の時刻表をチェックしていくとよいです。
『ダルバールレストラン』の最寄りのバス停は、「新市民病院」行きの終点1駅手前にある「国際ティビィシィ小山看護専門学校」というバス停です。
11時15分発の「新市民病院」行きバスに乗れば、10分強で到着します。
「おーバス」新市民病院行き
10分くらい待ったところで、11時15分発の「おーバス」新市民病院行きが到着。
小さくて可愛らしいバス。運賃は200円です。
土曜の昼前という時間帯のせいか、車内はガラガラでした。
「国際ティビィシィ小山看護専門学校」で下車
乗車して15分ほど。バスは、お店の最寄りバス停「国際ティビィシィ小山看護専門学校」に到着しました。
道向かいに、間々田駅行きのバス停もあるので、帰りのバスの時刻も確認。
バス停からお店まで、炎天下の中歩いていきます。
バス停からお店まで、炎天下の中歩いていきます。
歩いている人は皆無ですが、車通りはかなりあり。
栃木は車社会であることが窺えます。
『ダルバールレストラン』の外観
通りを進んでいくと、ほどなくして左手に、東南アジア風のオレンジ色の大きな三角屋根の建物が見えてきました。建物の周りには南国っぽい椰子の木がたくさん!
バス停から歩いて5分ほど。ここが、パキスタン料理店『ダルバールレストラン(Darbaar pakistani restaurant)』です。
パキスタン料理店なのに、お店の外観や内部はバリ・リゾート風
『ダルバールレストラン(Darbaar pakistani restaurant)』の外観
トロピカルなバリ風の建物
『ダルバールレストラン』は、以前はもっと小山駅寄りの市街地の一角に店舗を構えていたのだそうですが、2022年12月にこの場所に移転。
トロピカルなバリ風の建物は、以前ここで営業していたインドネシア料理店『アジアン・バリガーデン』の建物をそのまま踏襲したものである様子。
パキスタン料理店なのに、お店の外観や内部はバリ・リゾート風という、独特な風情となっています。
以前は「アジアン・バリガーデン」というインドネシア料理店だったそう。
パキスタン国旗が掲げられたエントランス
生け簀には魚が泳いでいました。
バーベキュー用のオーブンがあったり
Chef Recommend Menu
バリ風の彫像が彫られた扉
建物のエントランスは広々していて、魚が泳ぐ生け簀があったり、バーベキュー用のオーブンがあったり、バリ風の彫像が彫られた扉があったり、海外のリゾートレストランみたいな雰囲気で面白いです。
さて、さっそく、バリ風の扉を開けて店内へと向かいます♪
『ダルバールレストラン』の店内
こちらが、『ダルバールレストラン』の店内です。
入り口の通路を抜けると、吹き抜けの大広間が出現! 天井が高く広々としていて、南国風のランプが吊り下げられているなど、まさにアジアン・リゾートな雰囲気♪
ちょっと、びっくりしました。
大広間のカウンター席に着席
店内に入ると、パキスタン人の店員さんが、カウンター席に案内してくれました。
カウンター席からは、階下のテーブル席が見渡せるようになっています。
小上がりの3階席
さらに上の階にも席が
シーシャを吸える1階席
店内空間はかなり広大で、カウンター席のほかに、階下のテーブル席、靴を脱いで上がる小上がりの座席、屋根裏部屋風のテーブル席、シーシャの器具が置かれた喫煙用の席など、いろいろな席があり。座席数は100席くらいはありそう。
お店のスタッフは全員パキスタン男性で、ホールに居たのは3名。ひとり、日本語を話せる方がいました。皆さんとても親切な方。
お客さんは、おひとり様×2、グループ×1。全員パキスタン人男性の方でした。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『ダルバールレストラン』のメニュー
『ダルバールレストラン』のランチメニュー
こちらが、『ダルバールレストラン』のランチメニューです。
メニューを見ると、「Mutton Balochi Handi」や「Peshawari Karahi」、「White Mutton Karahi」「Mutton Paya Channa」「Lacha Pulao」など、興味津々なお料理がたくさんあります。
ただし、今回は事前にお店のHPを見て、注文するお料理を決めていました。
注文しようと思っていたのは、「ダム・プクト(Dam Pukht)」と「チャーシ カラヒ(Charsi Karahi)」。HPの説明を見て、ぜひ食べたいと思ったのです。
しかしながら、店員さんに「ダム・プクト」と「チャーシ カラヒ」を注文したいと伝えたところ、「ダム・プクト」は今は無く、3時からの提供だとのこと!
その代わり、本日のスペシャルメニューで「アンダ コフタ」があるとのこと。
「ダム・プクト」(「ダンポホ」とも言うらしい)は、最近SNSなどで話題になっていて、食べてみたいと思っていたので、ちょっと残念でしたが、仕方ないので、「チャーシ カラヒ」と「アンダ コフタ」を頼むことにしました。
主食のパンは、「ロティ」と「ナーン」を1つずつチョイス。
ディナーのホワイトボードメニュー
ちなみに、こちらは、自分たちが食事をしている最中に店員さんが書いていた、ディナーのホワイトボードメニュー。
ディナータイムなら「ダム・プクト(Dam Pukht)」はあったようです。。
兎にも角にも、注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
絶品のパキスタン料理「アンダ・コフタ」と「チャーシ・カラヒ」
お通しのサラダ
まずはじめに提供されたのは、お通しのサラダ。
キャベツやきゅうり、レタスにドレッシングが掛かった普通のサラダです。
ぽりぽり食べながら待っていると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました!
「アンダ・コフタ」
こちらが、本日のスペシャルメニューの「アンダ・コフタ」
マトンのミートボールとゆで卵のカレーです。
これが絶品でした!!
マトンのミートボールとゆで卵
ヨーグルトの酸味が効いたグレイビーは、まろやかな風味ながらブラックペッパーなどのスパイスが適度に効いていてメリハリのあるお味。
臭みはほとんどないマトンの肉団子は、お肉の旨味たっぷり。ゆで卵のほくほくとしたお味との相性も抜群♪ 針生姜やパクチーも良いアクセント。
「チャーシ・カラヒ」
こちらは、「チャーシ・カラヒ」
お店のHPの記載によると、
新鮮なヤギ肉、熟したトマト、スパイシーな青唐辛子で作る伝統料理「チャーシ ヤギ カラヒ」で、本場のパキスタンの味を味わってください。塩と黒胡椒のみを配合した当社のカラヒは、古典的なパキスタンスタイルで調理されており、本格的でおいしい味が保証されています。
とのこと。
いただいた「チャーシ・カラヒ」、アンダ・コフタとは、全く違ったお味でしたが、これまた絶品でした★
ヤギ肉と熟したトマト
骨付きヤギ肉がゴロゴロ入ったグレイビーは赤いトマト色。
とにかく、熟したトマトを使っているというこのグレイビー、トマトの果実感がものすごいです!
生のトマトをそのまま齧った時のようなフレッシュでジューシーな果実味で、野趣溢れるヤギ肉の旨味や、青唐辛子の辛味や、黒胡椒のピリッとした風味とのマッチングが見事な味わい。
ヤギ肉は少し硬めですが、臭みは全く無く、辛さも青唐辛子を使っているわりには、そこまで辛くはなく適度な感じ。
「ロティ」
「ナーン」
2種のカレーと一緒にいただいた主食は「ロティ」と「ナーン」
カレーを1つ頼むと「ロティ」か「ナーン」が付くので、両方頼みました。
フラットな「ロティ」と、もちっとした「ナーン」。どちらも素朴なお味で、キャラが立った2種のカレーとの相性抜群♪
たまらない美味しさ♪
「コーラ」
お料理と一緒にいただいたお飲み物は「コーラ」
爽やかな炭酸がスパイシーなパキスタン料理のお供にぴったり♪
『ダルバールレストラン』
栃木県小山市にあるパキスタン料理店『ダルバールレストラン(Darbaar pakistani restaurant)』
パキスタン料理店なのに、お店の外観や内部はバリ・リゾート風という、他にはないお店。もちろん、在日パキスタン人御用達のお店なので、提供されるお料理も“ガチ・パキスタン料理”です。
いただいた「アンダ・コフタ」と「チャーシ・カラヒ」は、思わず「うまい!」と口に出してしまうほど、美味、絶品でした★
都内からだと結構遠くてなかなか気軽には行けませんが、機会があったら再訪して、ほかの料理もいただいてみたいです。
帰りは、おーバス 新市民病院線(小山駅西口行き)で小山へ
ちなみに帰りは、お店の最寄りバス停「国際ティビィシィ小山看護専門学校」から、小山駅行きの「おーバス」に乗って帰りました。
小山駅発着のバスの方が本数は多そうです。
◉『ダルバールレストラン』の地図・アクセス
- 住所:栃木県小山市塚崎1306
- アクセス:JR小山駅からおーバス 間々田東西線(新市民病院行き)で11分。国際ティビィシィ小山看護専門学校下車。徒歩5分
- 営業時間:11:00~23:00
- 定休日:無休
- HP:https://darbaar.co.jp/
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