東武東上線「上板橋駅」北口より徒歩4分。アパートや民家の並ぶ路地の一角に、ウイグル料理のお店『オアシス・ルート(天山南路 oasis-route)』があります。
お店のオープンは2025年1月。新疆ウイグル自治区天山南路地方出身の店主が営む本格的なウイグル料理のお店です。お料理はハラール対応。
『オアシス・ルート』の外観と店内の雰囲気
こちらが、『オアシス・ルート』の外観です。
白とオレンジと水色のカラーリング。ポップで可愛らしい感じの店構えです。
扉が空いていて中の様子が見えます。入りやすい雰囲気です。
さっそく、店内へ。
『オアシス・ルート』の店内です。
小ぢんまりとした店内は、外観と同じく白とオレンジと水色で塗り分けられていて、ポップで明るい雰囲気。
座席は27席。午後遅めの訪問で、お客さんは日本人の方がおひとりでした。
スタッフは、接客を担当しているのが活発な感じの女性店主さん。厨房からはガンガンと肉を叩き切る音が聴こえていましたが、厨房から出てきたのは若い女性。店主の娘さん?
店内には店主の母親らしき、中国風の服を着た老婦人の姿もあり。家族経営かもしれません。
食後、店主さんにお話を伺ったところ、店主さんは新疆ウイグル自治区の天山南路にある「コルラ」という町のご出身。
来日して既に23年にもなるため、日本語はかなり流暢。以前は、都内の蘭州拉麺のお店で働いていたそうですが、自分のお店を持ちたいと思ってこの『オアシス・ルート』をオープンさせたのだとか。
ご自身は漢民族だそうですが、コルラに居た時からイスラム教徒の友人知人が多くおり、彼らに食べてもらうためにもお店で提供する料理はハラール仕様で作っているのだそう。
『オアシス・ルート』のメニュー
メニューには、店名ともなっている「オアシス・ルート(天山南路)」についての解説が書かれていました。
店主さんによると、首都であるウルムチを含んだ「天山北路」と「天山南路」では料理の味や使われている材料等が違うのだそう。
どう違うのか訊いたところ、「天山北路」は唐辛子やにんにくを多用し濃いめでガッツリとした味。「天山南路」は穏やかな味であるとのこと。
さて、メニューを見て、お料理を選びましょう〜。
メニューはかなり豊富。
ラグメンは無いものの、ポロやダーパンチー、チャオメン、スープ餃子。骨付きラム肉やラム肉串、一品料理もいろいろあり。お得なランチのセットメニューも4種類。
それでもって、今回は、「ディディチャオメンセット(丁丁炒麺)」(980円)を頼むことにしました。
ちなみに、店主さんの話では、一人前でも提供している「ダーパンチー」はおすすめ。「ラグメン」も近々提供する予定なのだとか。
お茶を飲みながら、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
厨房からは、ディディチャオメンを炒める音や、ラム肉串をジュージューと焼く音が聴こえてきます。
「ディディチャオメンセット(丁丁炒麺)」
ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
こちらが、「ディディチャオメンセット(丁丁炒麺)」です。
木製の立派なトレイに載せられて登場!
トレイの上には、ディディチャオメンと手作り水餃子、ラムスープが載っています。
さっそく、いただきましょう〜。
「ディディチャオメン(丁丁炒麺)」は、手延べ麺の麺生地を賽の目状に細かく切り、下茹でした後、肉や野菜と一緒に炒めて作る、新疆でよく食べられている麺料理のひとつ。
ソースはトマトベースで、肉は羊肉。野菜はダイスカットされたニンジンや玉ねぎ、ピーマンなどが入っています。
この「ディディチャオメン」、とにかく、賽の目状の麺のもちもち感が良いです。
麺はかなりコシがあり、食べ続けているうちに顎が疲れてくるほど歯応えがあるのですが、それがむしろいい!
トマトベースのソースは唐辛子や胡椒が効いていて結構ピリ辛。ほど良い風味のある羊肉と玉ねぎやピーマンなどの野菜。それらの具材と賽の目麺のマッチングは最高!
こちらは、セットの「手作り水餃子」
これがとっても美味しかったです♪
手作りの餃子の皮は、厚手でもちもち。しっかりとした歯応えがたまりません。
たぶん牛肉とキャベツなどが入った具材は、肉汁が溢れ出るジューシーさ!
これをもっとたくさん食べたい!と思わせるお味。





『オアシス・ルート』の地図・アクセス・営業時間
中央アジア料理店







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