西武新宿線新井薬師前駅北口から徒歩2分。北口の商店街を進んだ三叉路の角に、トルコ料理のお店『メイハーネオゼリ』があります。
お店のオープンは2011年4月。オーナーシェフはトルコ西部の町イズミル出身のオゼリさん。
提供されるお料理が外れ無しに美味しいとの情報をいただき、行ってみることにしました。
『メイハーネオゼリ』の外観と店内の雰囲気

『メイハーネオゼリ』の外観
新井薬師前駅北口の静かな夜の商店街。
信号のある三叉路の角に、小ぢんまりとした白い外観のお店があります。
こちらが、『メイハーネオゼリ』です。

店頭の看板

店頭のメニュー
店頭には、ディナーメニューが置かれていました。
お料理はケバブがメイン。ディナーコースもあります。

ケバブスタンドもあり
トルコ料理と言えば、ドネルケバブのスタンド。
ケバブサンドやケバブラップはかなり人気のようで、テイクアウト客が次々と来店していました。

『メイハーネオゼリ』の店内
こちらが、『メイハーネオゼリ』の店内です。
お店は1階と2階があり、1階は10席ほどの座席とキッチンがあり、2階は20席程度。
訪問したのは平日のディナータイム。事前に電話予約してお伺いしました。
スタッフはオゼリさんひとりのワンオペ。
オゼリさんは、度々こちらに声を掛けてくれるなど、フレンドリーな方。日本語堪能です。
お客さんは自分たち以外には、外国人の男性おひとりのみだったものの、ケバブのテイクアウト客は引っ切り無しに来店していて、オゼリさんはかなり忙しい感じ。

壁に掲げられたトルコの写真
さて、案内された席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『メイハーネオゼリ』のメニュー










『メイハーネオゼリ』のディナーメニューです。
品数はそれほど多くないものの、フムスなどのペースト。サラダ。シガラボレイなどの揚げ物。キョフテやイスケンデルケバブ。スープや煮込み。トルコパン「エキメッキ」など、ひと通りのスタンダードなトルコ料理が揃っています。

シェフズスペシャル
カウンター上にある黒板メニューには、仔羊の串焼きやエビのバター焼き、マントゥ、ヘリムチーズなどのシェフズスペシャルもあり。

「本日の煮込み料理」と「本日のスープ」
スープと煮込み料理は日替わりのようで、この日の煮込み料理は「鶏肉と野菜のホワイトシチュー」、スープは「レンズ豆と野菜のスープ」でした。
それでもって、今回選んだ料理は↓
- 赤ワイン「アンゴラ」(700円)
- 「前菜3種盛り」(1,480円)
- 「パン」(300円)
- 「シガラボレイ(チーズ揚げ春巻き)」(780円)
- 「羊飼いのサラダ」(780円)
- 「キョフテ2つ盛り(牛とラムの挽肉ハンバーグ)」(1,080円)
- 「本日のスープ(レンズ豆と野菜のスープ)」(600円)
- 「本日のデザート」と「トルコ紅茶」(680円)
シェフズスペシャルも魅力的でしたが、今回はスタンダードなラインナップを選択。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
赤ワイン「アンゴラ」

「アンゴラ」(700円)
まずは、お飲み物から。
赤ワイン「アンゴラ」です。
エーゲ海地方のカリニャン、アリカンテ、カペルネソーヴィニヨン、メルロー種を使用。エーゲ海気候の大地で育った力強い葡萄の香りが際だちつつ、まろやかな飲み心地のワイン。
しっかりとした葡萄感。若干重めですが、まろやかで飲みやすく、美味しい♪
ケバブに合いそうな赤ワインです。
ワインをちびちびと飲んでいると、程なくして前菜が登場。
「前菜3種盛り」と「パン」

「前菜3種盛り」と「パン」
「前菜3種盛り」と「パン」です。
なにはともあれ、トルコ料理のスターターは、ペーストとパン!

「前菜3種盛り」(1,480円)
こちらが、「前菜3種盛り」
「フムス(ひよこ豆と胡麻のクミン風味のペースト)」「唐辛子と野菜のペースト」「ほうれん草とヨーグルトのペースト」の3種です。
定番の「フムス」は、ひよこ豆のペーストが滑らか。胡麻とクミンの風味が効いていて美味しい♪
「唐辛子と野菜のペースト」は、野菜の微塵切りの粒感と唐辛子の辛味が効いた濃いめの味付け。これも美味。
「ほうれん草とヨーグルトのペースト」は、酸味控えめの滑らかなヨーグルトの味と食感がGood!
3種とも、オリーブオイルとパセリが良い仕事をしています。

「パン」(300円)
3種のペーストと一緒にいただくのは、「パン」
トルコ定番のパン「エキメッキ」です。
トルコは世界で一番パンを食べる国と言われ、パン(エキメッキ)のバリエーションもかなり豊富です。
『メイハーネオゼリ』のエキメッキは、テカテカとオイルが輝く、茶色の焼き色が美しいエキメッキ。上には胡麻が塗されています。
このエキメッキがめちゃくちゃ美味しい♪
熱々焼き立てで、ほど良い歯応えのある外身を齧ると中はふわふわで柔らか。仄かな甘味がたまりません!
このエキメッキに3種のペーストを付けて食べると、もう最高。ワインとの相性も抜群です★
サービスの「ドルマ」

「ドルマ」
エキメッキにペーストを付けていただいていると、オゼリさんが「サービスです」と言いながら、「ドルマ」をサーブしてくれました(前日までに予約をした人の特典)。
丸ごとのピーマンの中に味付けされたお米やトマトなどを詰めた、こちらもトルコ定番の一品。
このサービスは嬉しい♪
お味ももちろん抜群!
ピーマンの苦味と味の沁みたお米の旨味。レモンの酸味が良いアクセント。
「シガラボレイ(チーズ揚げ春巻き)」

「シガラボレイ(チーズ揚げ春巻き)」(780円)
続いて、「シガラボレイ(チーズ揚げ春巻き)」
トルコでよく食べられている春巻き風の軽食です。
“シガラ”が葉巻の意味、“ボレイ”はボレッキというトルコのパンのこと。春巻きの中には白チーズやハーブ(イタリアンパセリやディルなど)が入っており、朝食や前菜として人気があるお料理です。
パリッとした皮を齧ると、トロリと伸びるチーズがたっぷり!
チーズはかなり塩気強めですが、その塩気が美味しい♪
ソースとしてトマトケチャップとサウザンアイランドドレッシングが添えられていましたが、個人的にはソース無しで食べる方が好みでした。
「羊飼いのサラダ」

「羊飼いのサラダ」(780円)
お次は、「羊飼いのサラダ」
これも、トルコ料理では必ず食べる一品。
大きめにざく切りされた、きゅうり、トマト、紫玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、ブラックオリーブ。
日本の「ゆかり」に似た赤紫色の中東スパイス「スマック」が塗されています。
これも、本当に美味♪
ピーマンが入っているのがポイント。ピーマンの仄かな苦味。レモンの柑橘系の酸味。スマックの爽やかで旨味のある酸味。
争うように食べてしまいます。
「キョフテ2つ盛り(牛とラムの挽肉ハンバーグ)」

「キョフテ2つ盛り(牛とラムの挽肉ハンバーグ)」(1,080円)
そして、メインは、「キョフテ2つ盛り(牛とラムの挽肉ハンバーグ)」
本日のメインにして、この日一番のお料理でした★
牛とラムの合挽きのキョフテは、ほど良い弾力があり、ジューシーでお肉の旨味たっぷり!
オイリーな風味のあるライスと一緒にいただくと美味しい♪
スマックが塗された紫玉ねぎのサラダ。焼いたトマトやピーマンも良い付け合わせ。
もう一個食べたい!と思わせる美味しいキョフテです。
「本日のスープ(レンズ豆と野菜のスープ)」

「本日のスープ(レンズ豆と野菜のスープ)」(600円)
ラストは、「本日のスープ(レンズ豆と野菜のスープ)」
中東の料理はスープが美味しい。
レンズ豆を使ったシンプルで滋味深いお味。
エキメッキを浸していただくのもGood!
「本日のデザート」と「トルコ紅茶」

「本日のデザート」と「トルコ紅茶」(680円)
食後のデザート「本日のデザート」は、デザートとトルコ紅茶がセットになっています。

「本日のデザート」
本日のデザートは、セモリナ粉(クスクス)とミルクを使ったデザート。「ストゥル・イルミック・タトゥルス」という名前だそう。
甘過ぎないほど良い甘さとミルク感。クスクスの食感とシナモンの香りがアクセント。
米粉を使ったタイプは食べたことがありますが、こちらのクスクスバージョンの方が好みかも。

「トルコ紅茶」
デザートと一緒にいただいた「トルコ紅茶」
真ん中がくびれた形のトルコのチャイグラスに入ったルビー色のチャイ。
角砂糖をひとつ入れて飲むと、これぞトルコの味♪
食後の良いお口直しとなりました。
新井薬師前にあるトルコ料理のお店『メイハーネオゼリ』
イズミル出身のオゼリさんが営むトルコ料理店です。
フムスなどの前菜3種盛り、シガラボレイ、羊飼いのサラダ、ドルマなど、トルコ定番の料理をいただきましたが、どのお料理も美味しい♪
特に、トルコパンの「エキメッキ」と、牛とラムの合挽きハンバーグ「キョフテ」が最高でした★
お料理のお味とお値段。お店の雰囲気や接客。いずれも満足。良いお店です。
『メイハーネオゼリ』の地図・アクセス・営業時間
アラブ・中東料理店











