JR大久保駅南口より徒歩3分。東京媽祖廟のある路地を南下した左手。飲食店がいくつか入った雑居ビル「タウンプラザ」の地下1階に、ペルー料理店『ワンチャコ』は、あります。
2011年10月にオープンしたこのお店、新宿界隈で本格的なペルー料理を提供する唯一のお店です★
オーナーシェフは「チャンチャン遺跡」で知られるペルー北部トルヒーヨの出身
「タウンプラザ」の地下1階にお店はあります。
『ワンチャコ』は、「タウンプラザ」の地下1階にあります。
「タウンプラザ」は、人気のカレー屋さん『スパイシーカレー魯珈(ろか)』も入っているビル。他には、イタリアンや和食の居酒屋、バーなどが入っています。
階段を降りて、地下1階へと向かいます。
『ワンチャコ』の外観
「チャンチャン遺跡」をイメージした砂色の外観
こちらが、『ワンチャコ』の外観。
ペルー北部トルヒーヨ近郊にある世界最大の日干し煉瓦の都市遺跡「チャンチャン遺跡」(世界遺産)をイメージした砂色の外観で、「チャンチャン遺跡」のレリーフが刻まれています。
インカの木彫りとペルー国旗もあり。
店頭に貼られたメニュー
Hola amigos!
こちらは、入り口の窓に貼られた紹介文。
紹介文には、店主の生まれ故郷がペルー北部トルヒーヨであると書かれていました。
なるほど、「チャンチャン遺跡」のレリーフがあった理由がわかりました♪
扉を開けて、店内へと入ります。
『ワンチャコ』の店内
カウンター席
テーブル席
こちらが、『ワンチャコ』の店内です。
店内は小ぢんまりとした感じ。座席は、カウンター席5席、テーブル席20席の合計25席。
お店のスタッフは、厨房で調理をしているペルー人オーナーシェフの「フリオ」さんと、調理補助をしている様子のペルー人の女性(奥様?)。ホール担当の日本人の女性の方の合計3名。
土曜のディナータイムに予約して訪問。来店していたお客さんは、笑い声を響かせ、いかにも楽しそうに会話していたペルー人グループや、日本人男性の2人組、カップルなどなど。年齢層は比較的高めです。
お店に居たアルパカのぬいぐるみ
Chevicheria
店内に飾られたアンデス文明の布や土器
黄金マスク
壁に彫られたチャンチャン遺跡の彫刻
店内の内装は、外観と同じく「チャンチャン遺跡」をイメージした砂色。
店内の壁にも「チャンチャン遺跡」のレリーフが刻まれていました。
レジの前には、アルパカのぬいぐるみが置かれていたり、壁や棚には、アンデス文明の布や土器、黄金マスクなどが飾られていたりと、ペルー感は満点です★
さて、席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『ワンチャコ』のメニュー
ドリンクメニュー
前菜(ENTRADAS)
サラダ(ENSALADAS)、スープ(SOPAS)
おつまみ(PIQUEOS)
焼き物&揚げ物おつまみ(FRITURAS)
パスタ(TALLARINES)
PLATOS DE FONDO
PLATOS DE FONDO
PLATOS DE FONDO
PLATOS DE FONDO
単品(PORCIONES)
デザート(POSTRES)
こちらが、『ワンチャコ』のメニューです。
お料理は、「セビチェ」や「ロモ・サルタード」「アロス・コン・ポジョ」「パパ・アラ・ワンカイナ」「アンティクーチョ」など、ペルーの代表的なお料理が揃っており、煮込み系やご飯もの、グリルやスープなども品数は豊富。
魅力的な料理が多く、どれも美味しそうですが、いろいろ迷った挙句、選んだ料理が↓
- セビチェ・ミクスト(2,200円)
- ロモ・サルタード(1,980円)
- アグアディト・デ・パト(鶏肉とコリアンダーのライス入りスープ)1,980円
やっぱり、「セビチェ」と「ロモ・サルタード」は外せません! それと、ライス入りのスープ料理を注文。後で追加注文しようかとも思いましたが、2人で食べて、この3品だけでお腹いっぱいになりました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
セビチェ、ロモ・サルタード.etc どのお料理も本当に美味♪
「ピスコサワー」(レモン,ライム,卵白入り)900円
まずは、お飲み物から。
「ピスコサワー」(レモン,ライム,卵白入り)です。
「ピスコサワー」は、白ぶどう果汁を原料としたペルーの蒸留酒「ピスコ」にレモン、ガムシロップ、卵白を加えてシェイクし、泡立った上にシナモンを振りかけて作るカクテル。ペルー人なら誰もが飲むような国民的カクテルです。
柑橘系の爽やかさと適度な甘さ、卵白の泡感がGood!
ペルーのお食事には、これが無いと始まりません!
「ピスコサンライズ」(オレンジジュース割り)900円
こちらは、変わり種のカクテル。「ピスコサンライズ」(オレンジジュース割り)
シンプルなピスコのオレンジジュース割りですが、これはちょっとお料理と一緒に飲むには甘過ぎたかな。
お飲み物をちびちび飲んでいると、しばらくしてお料理が運ばれてきました!
調理はお一人でやられているので、提供にはそこそこ時間が掛かる様子。
「セビチェ・ミクスト」(2,200円)
最初のお料理は、ペルーの国民食とも言われる魚介のマリネ。「セビチェ・ミクスト」です。
「セビーチェ(セビチェ)」は、生の白身魚やタコ、イカなどの魚介に、玉ねぎやトマトなどを加え、レモンを絞り、コリアンダーやオレガノなどの香草を加え、付け合せにトウモロコシやサツマイモなどを添えて作る料理。
ペルーのみならず、メキシコやコロンビアなど、中南米の太平洋岸で広く食べられている料理です。
エビ・タコ・イカ・白身魚の唐辛子レモンマリネ
セビーチェは、どんなペルー料理店で食べてもハズレがないことが多いのですが、『ワンチャコ』の「セビチェ・ミクスト」は、特に美味しく感じられる、絶品のお味でした♪
魚介は、白身魚、タコ、イカ、エビ、ホタテが使われていて、特に白身魚のレアでほどよく柔らかい食感が最高!
シャキシャキした玉ねぎや、ホクホクしたさつまいも、茹でとうもろこし「チョクロ」と、煎ったとうもろこし「カンチャ」も、味と食感にバリエーションを与えてくれます。
そして、魚介やタマネギをマリネした際に出る出汁汁「レチェ・デ・ディーグレ」のピリッとした酸味が特にGood!
かなり美味しい「セビチェ」でした★
「ロモ・サルタード」(1,980円)
続いて2品目は、「ロモ・サルタード」(牛肉のしょうゆ&ビネガー炒め フライドポテト添え ※ライス付き)
「ロモ・サルタード」は、牛ヒレ肉を玉ねぎ、トマト、ポテトと炒め、醤油ベースの味付けをしたお料理。
「チファ料理」(ペルー料理と中華料理が融合した料理)のひとつで、ペルー全土で人気の国民的料理です。
牛肉のしょうゆ&ビネガー炒め フライドポテト添え
ロモ・サルタードも、大抵どこのペルー料理店でも美味なのですが、『ワンチャコ』の「ロモ・サルタード」も、これまた絶品♪
醤油とビネガーの中華風の味付けが、程よい硬さの牛肉、ポテト、トマトや玉ねぎに絡んで、間違いのない美味しさ★
バターっぽい味付けのライスとの相性も抜群!
2人で奪い合うようにして、あっという間に完食!
「チチャモラーダ」(紫とうもろこしジュース)500円
お飲み物が無くなったので、追加注文。
「チチャモラーダ」(紫とうもろこしジュース)を頼みました。
「チチャモラーダ」は、アンデス原産の紫色のトウモロコシ(チチャ)にレモンやパイナップルジュースを加えて煮出し、シナモンで香りづけをしたペルーの国民的なソフトドリンク。
濃い目のブドウジュースみたいな味で美味しい♪
「アグアディト・デ・パト」(鶏肉とコリアンダーのライス入りスープ)1,980円
お料理3品目は、「アグアディト・デ・パト」(鶏肉とコリアンダーのライス入りスープ)
ペルー料理はスープ料理の種類も豊富。海鮮入りのスープも魅力的でしたが、今回は、ライスが入った鶏肉とコリアンダーのスープを頼んでみることにしました。
コリアンダーの色でしょうか? 若干緑掛かった色のスープです。
鶏肉とコリアンダーのライス入りスープ
スープをひと口啜ってみて、これが絶品!
爽やかなコリアンダーと、ピリッとした胡椒や唐辛子の効いたドロっとしたスープには、ほろほろとした細かく刻まれた鶏肉がたくさん入っていて、スープの味が沁みたライスと一緒にスプーンで掬っていただくと、もう最高♪
「エラド・デ・ルクマ」(ペルー産果実「ルクマ」を使ったアイスクリーム)650円
食後のデザートは、「エラド・デ・ルクマ」(ペルー産果実「ルクマ」を使ったアイスクリーム)
「ルクマ」はペルー産のスーパーフルーツ。ビタミンやミネラルが豊富で糖質が低いほんのりとした甘みの果物で、ペルーでは一般的なフルーツです。
メープルやキャラメルに似た濃厚で深みのあるお味が本当に美味★
日本のアイスクリーム屋でも定番化して欲しいくらいの美味しいフレーバーです。
「ペルー産ホットコーヒー」(550円)
デザートのお供は、「ペルー産ホットコーヒー」
マイルドでほんのり甘味のあるペルーのコーヒー。ルクマのアイスとベストな組み合わせ♪
良いお口直しとなりました★
大久保にあるペルー料理店『ワンチャコ』
いただいた、「セビチェ」も「ロモ・サルタード」も、鶏肉とコリアンダーのスープも、ルクマのアイスクリームも、どのお料理も本当に美味♪
世界で注目される食の宝庫「ペルー」の料理の魅力を満喫できるお店です★
◉『ワンチャコ』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区百人町1-24-8 新宿タウンプラザB1F
- アクセス:JR大久保駅南口より徒歩3分
- 営業時間:17:30〜23:00
- 定休日:月曜
- 予約:『ワンチャコ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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