Hotel Nalapaka(バンガロール)|もろこしを使った「ジョラダ・ローティー」が絶品!

Hotel Nalapaka(バンガロール) グルメ
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南インドのカルナータカ州の州都「バンガロール(ベンガルール)」

市内西部のラジャジナガル(Rajaji Nagar)の商業エリアの一角に、北カルナータカ料理のお店『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』は、あります。

北カルナータカ料理とは、カルナータカ州北部の内陸部で食べられている料理のこと。

「食べ歩くインド 南・西編」で北カルナータカ料理とこのお店の存在を知り、是非食べてみたいと思い、今回の訪問となりました。

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※記載している情報は投稿時点での情報です。
最新の情報は公式HP等でご確認ください。

北カルナータカ料理の専門店『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』

Hotel Nalapaka(バンガロール)

『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の外観

 

『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の外観です。

お店は、大通りから路地に入ってすぐの雑居ビルの1階にあります。

メトロの最寄駅はGreen Line の「Rajajinagar」駅。バンガロール市中心部のMGロードからはUberに乗って30分ほどの場所です。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

お店は創業25周年を迎えた様子

Hotel Nalapaka(バンガロール)

Let FOOD be your Medicine & not Medecine your FOOD

 

このお店の料理はオールベジ。北カルナータカ料理はベジタリアン料理として知られているとのこと。

お店の看板には、体に良い料理だということがアピールされていました。

 

さてここで、北カルナータカとはどこなのか、北カルナータカ料理とはどんな料理なのかを少しご紹介します。

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北カルナータカとは? 北カルナータカ料理とは?

北カルナータカ

カルナータカ州は、大まかな区分として「北カルナータカ」と「南カルナータカ」に分けられます。

「北カルナータカ」は、州の北半分の内陸部。バガルコート、ビジャプール、カラブラギ、ハベリ、ベラリ、ライチュールなどの都市があります。遺跡で有名なハンピやバーダーミなどもこの地域です。

北カルナータカと南カルナータカでは料理に大きな違いがあります。

「北カルナータカ料理」は、主にベジタリアン料理で、小麦や雑穀を主食とし、ロティの種類が豊富。スパイシーで素朴な料理が多いとのこと。代表的な料理には「バダネッカイ・パルヤ(エンネガイ・パルヤ)」というナスのカレーや、豆を使った「カール・パルヤ」、生の豆と野菜を和えた「コサンブリ」、酸っぱ辛いスープ「サール」、もろこしを使った「ジョラダ・ローティー」などがあり、ミールス(カンナダ語だとOOTA)やドーサにベンネ(バター)を乗せることでも知られています。

一方、「南カルナータカ料理」は、蒸し米とラギ(シコクビエ)を主食とし、ラギを団子状にした「ラギムッデ」が有名。レンズ豆ご飯の「ビシベレバート」や、茄子ご飯の「ワンギバート」など、米料理の種類も豊富です。

他にも、カルナータカ州には、魚料理で有名な沿岸部の「マンガロール料理」や、菜食料理として知られる「ウドゥピ料理」、豚肉を使った料理で知られる先住民族の「コダグ(クールグ)料理」などがあります。

参考:「食べ歩くインド 南・西編」 6 Things You Need to Know About Karnataka’s Local Cuisine

Hotel Nalapaka(バンガロール)

『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の店内

Hotel Nalapaka(バンガロール)

店内は結構広々。食べ終わる頃には満席状態になっていた。

 

さて、『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の店内に入りました。

お店は結構広々としていて席数もかなり多いです。

お店のオープンは7:30〜22:00で朝から営業しているのですが、入店したPM12時頃は、ほぼお客さんがいない状態。しかしながら、料理を食べ終わった13時頃には店内は満席状態になっていました。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

店内の壁に描かれた農村の絵

Hotel Nalapaka(バンガロール)

『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の厨房

Hotel Nalapaka(バンガロール)

『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の店内

 

入店すると、スタッフに席を案内されて着席。

しばらくすると、スタッフが注文を取りに来ました。

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『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』のメニュー

Hotel Nalapaka(バンガロール)

『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』のメニュー

 

こちらが、『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』のメニューです。

メニュー現物の提供は無く、スタッフは口頭で何にするか聞いてきましたが、店頭に貼られていたメニュー表の写真を撮っていたので(上の写真)、それを見ながら料理を選択。

それでもって今回は、お店のメインメニューである「Jowar Rotti Meals(Full)」(₹249)を注文することにしました。

注文を済ませ、手洗い場で手を洗い、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

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もろこしを使った「ジョラダ・ローティー」が絶品!

Hotel Nalapaka(バンガロール)

テーブルの上にバナナリーフが敷かれます。

 

まずは、テーブルの上にバナナリーフが敷かれます。

水を掛け、バナナの葉を指で洗うのを済ませると、さっそくお料理のサーブが始まりました!

Hotel Nalapaka(バンガロール)

まずは、生野菜(キュウリ・紫玉ねぎ)、生姜のチャトニが乗せられ

Hotel Nalapaka(バンガロール)

スタッフがサーブ用の容器を持って次々とおかずを盛っていきます。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

次々と乗せられていく、見たこともない料理たち

Hotel Nalapaka(バンガロール)

ジョラダ・ローティーに、マッジゲやモサルのカトリが置かれます。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

「Jowar Rotti Meals(Full)」(₹249)

 

最後に、ジョラダ・ローティーの上にベンネ(バター)が乗せられました。

こちらが、「Jowar Rotti Meals(Full)」

初めて食べる料理ばかり。どんな味なのか、ワクワクが止まりません!

さっそく、いただきましょう〜♪

Hotel Nalapaka(バンガロール)

豆のパルヤ、コサンブリ

 

まず、豆系の2品。

「コサンブリ(Kosambari)」は、生の豆を和えたサラダ。発芽させたムング豆と他にも数種類の豆(グリンピースと大豆?)が入っています。シンプルな塩味が美味しい!

スリマンガラムのカルナータカスペシャルで食べた「コサンブリ」にはキュウリが入っていましたが、こちらは豆のみでした。

「豆のパルヤ(Kaalu Palya)」は、豆と野菜の炒め煮。トマト風味で豆と青菜が入っていて、ドロリとしたダールのような食感。程よい酸味と豆の旨味。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

生野菜、生姜のチャトニ、青唐辛子、バダネッカイ・パルヤ(エンネガイ・パルヤ)

 

右上のが北カルナータカを代表する料理「バダネッカイ・パルヤ(エンネガイ・パルヤ)Badanekai Palya」。これが、かなり美味しかったです♪

そのままの形の丸ナスの柔らかさと、トロみとコクのあるカレーソースの相性が抜群。今回食べたのがそうなのかはわかりませんが、ネットの情報ではカシューナッツやゴマが使われているという話も。

生姜の爽やかな刺激が心地いいチャトニや、齧っていただく生の青唐辛子もよい味変アイテム。生野菜も箸休めとしていい感じ。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

ハッパラ(パパド)

 

パパドは、カンナダ語では「ハッパラ(Happala)」と言うそう。

若干小さめで硬めの食感が日本の煎餅みたいで美味い。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

ベンネ(バター)の乗ったジョラダ・ローティー

 

そして、今回の食事で特にその美味しさに感動したのが「ジョラダ・ローティー(Jolada Roti)」

雑穀であるモロコシ(ソルガム:Jowar)を使ったローティーで、モロコシの香ばしい風味がたまらない美味しさ♪ メキシコ現地で食べたタコスにも似た感じです。

生地は柔らかくて薄いのですが、意外と食べ応えがあり、お腹にたまります。

このジョラダ・ローティーと、上に乗った「ベンネ(バター)」が本当に合う!

もちろん、パルヤやコサンブリ、チャトニなどのおかずとの相性もバツグンです。

もう1枚お代わりしてしまいました。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

3種のポディとアチャール

 

サーブされたお料理だけでなく、テーブル上に常備された調味料も良いです。

特に3種のポディが3種ともそれぞれ個性があって美味しかったです。

右上のは馴染みのあるナッツ風味の味、左下のは少し辛味がある味、左上のはちょっと表現し難い味。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

スパイスや豆入りのライス

 

食べ進めている間に、スパイスや豆入りのライスもサーブされました。

このライスも味の詳細は忘れてしまいましたが、美味しかったです。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

マッジゲ(バターミルク)、パヤサム、モサル(ヨーグルト)

 

お食事の締めは、「モサル(ヨーグルト)」と「マッジゲ(バターミルク)」。そして、デザートの「パヤサム」

モサルは、白いライスをもらってカードライス的にいただくのがセオリーだったのかもしれませんが、そのまま賞味。

マッジゲは、胃の中を優しく癒してくれる感じ。甘いパヤサムもお口直しとして最高です。

大満足のランチとなりました!

Hotel Nalapaka(バンガロール)

キッチンカウンターに並べられたおかずたち

Hotel Nalapaka(バンガロール)

食後のパーン

 

食後はインドの噛みタバコ「パーン」がサーブされました。

お口の中爽やか! 本当のお口直しです。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

色々教えてくれたお店のスタッフ

 

こちらは、日本人が珍しかったのか、自分たちの席の側にいて、色々なことを説明してくれたスタッフの女の子。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

食べ終えて帰る頃には店内は満席

 

こちらは、食べ終えた頃の店内の様子。

いつの間にか店内は満席状態!

かなりの人気店であることが伺えます。

Hotel Nalapaka(バンガロール)

『Hotel Nalapaka』

 

バンガロールにある北カルナータカ料理のお店『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』

北カルナータカ料理を初めていただきましたが、想像以上に美味でした。

いただいた「Jowar Rotti Meals(ジョワール・ローティー・ミールス)」は、もろこしを使った香ばしい「ジョラダ・ローティー」や、トロみとコクのある「茄子のパルヤ」がたまらない美味しさ♪

ベジオンリーで雑穀が主食であるにもかかわらず、満足度はかなり高かったです。

北カルナータカ料理に俄然興味が湧いてきました。

ぜひ、また再訪したいです。

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『Hotel Nalapaka』の地図・営業時間

  • 住所:28, 12th Main Rd, near Navarang Theatre, 1st Block, Rajajinagar, Bengaluru, Karnataka 560010 インド
  • 電話:+918023523108
  • 営業時間:7:30~22:00

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