「ハリーム」は、羊肉や牛肉を豆と一緒にドロドロになるまで煮込んだシチュー。
近年、北関東を中心にパキスタン人が増加し、パキスタン人御用達のレストランも増加。ハリームを提供するお店も増えてきました。
東京都内・近県・現地で食べた「ハリーム」《絶品》6皿をご紹介します!
「ハリーム」とは?
「ハリーム」は、小麦、大麦、レンズ豆、牛肉(もしくは羊肉)をスパイスと一緒に7〜8時間煮込んで作るお料理です。パキスタンやバングラデシュ、インドのイスラム教徒の間でよく食べられているお料理で、朝食として食べられることが多いのだそう。
スープというよりはペースト状な感じ。牛肉や豆などが形がなくなるまで煮込まれていて、とにかく粘り気と牛肉の繊維質の感じが他にはない味わいです。
メヘマーン サラエ(千葉・野田)

千葉県野田市にあるパキスタン料理のお店『パキスタン家庭料理 メヘマーン サラエ』。在日パキスタン人御用達の、ガチのパキスタン料理をいただけるお店です。
いただいた「マトン・ハリーム」は、まさに絶品!美味でした♪
ほろほろに崩れて繊維状になったマトン肉は、臭みがほぼ無く、たっぷりのレンズ豆と一緒にペースト状になっていて、栄養が凝縮している感じ。
香ばしいフライドオニオンや、スキッとする針生姜、搾り掛けたレモンの酸味も味をバラエティにしてくれていて、飽きさせません!
パンジャビ ダバ(武蔵小杉)

武蔵小杉にあるインド・パキスタン料理のお店『パンジャビ ダバ』
神奈川県内では貴重な、「ハリーム」や「パヤ」「ニハリ」などのパキスタンの料理をいただけるお店。
5種類の豆が使われた『パンジャビ ダバ』の「ハリーム」は、思い描いたハリームそのもののビジュアルとお味。どろどろの豆感とほろほろ繊維質な羊肉のマッチングがGood! 若干羊肉の肉片が残っているのもいい感じ。フライドオニオンや針生姜のアクセントも効いています。
ムガル(早稲田)

早稲田にあるインド料理のお店『ムガル』。オーナーは来日30年にもなるというコルカタ出身の方。
『ムガル』の「ハリーム」は、5種類の豆とマトンを使った濃厚な一品。
ドロリとしたペースト状で、トロみと粘り気、豆とマトンの旨みフライドオニオンの甘味のマッチングがたまりません。
付け合わせの針生姜、レモン、パクチー、青唐辛子をハリームに加えるとさらに美味♪ 搾り掛けたレモンの酸味や針生姜のハーブ感、パクチーの香り。青唐辛子は辛いので控え目に。
ラヒ・パンジャービー・キッチン(西荻窪)

西荻窪にあるパキスタン料理のお店『ラヒ・パンジャービー・キッチン』
お店の名前にもある通り、『ラヒ・パンジャービー・キッチン』はパンジャーブ地方のお料理を提供するお店。
いただいた「ハリーム」は、そのペースト感といい、濃厚な豆の旨みといい、アラブ料理のフムスを彷彿とさせる滋味深さ★
しかも、ビーフが溶け込んでいるせいか、お肉の旨みも染み込んでいる感じで、パキスタン料理らしい多めの油感も含め、見事なマッチングを見せています♪
さらに、付け合せの、生生姜と生玉ねぎ、そして、レモンを「ハリーム」に掛けて食べると、濃厚な「ハリーム」にさっぱり感が加わってますます美味!
パキスタンフェスで食べた『ナワブ』の「ラムハリーム」

上野恩賜公園の噴水前広場で、毎年恒例で行われている「パキスタン日本友好フェスティバル」
出店していた『ナワブ』の出店で「ラムハリーム」をいただきました。
「ラムハリーム」は、ほろほろに崩れて繊維状になったラム肉とレンズ豆をレンズ豆がペースト状になっていて、栄養が凝縮している感じ。濃厚かつ、青唐辛子が効いていて結構辛いです。針生姜が爽やかなアクセント♪
「シャミケバブ」も併せ、「ナン」と一緒に賞味。大満足!
インド・ハイデラバード『Alhamdulillah Hotel』で食べた「ビーフ・ハリーム」

インド・ハイデラバード。鉄道駅のある地区の路地の一角にあるお店『Alhamdulillah Hotel(アルハムドゥリッラーホテル)』
イスラム帽子を被ったイスラム教徒の男性が集う、ディープな雰囲気満点のお店です。
いただいた「Halem Beef(ビーフ・ハリーム)」は、まさに絶品! 本当に美味♪
形が無くなるまでペースト状に煮込まれた繊維質の牛肉とレンズ豆の旨味、香ばしいフライドオニオンの風味と食感がドロっとしたハリームとベストマッチ! 爽やかなコリアンダーとレモンの酸味も良いアクセント♪
そして、ほかほか焼き立ての「Tandori Roti(タンドリー・ロティ)」を千切って、ハリームに付けて食べるのがもう最高!
閉店・休業したお店の「ハリーム」

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