東急東横線学芸大学駅から徒歩7分。五本木交差点近くにあるピンク色の建物の地下1階に、コロンビア料理を提供するお店『エル ランチョ』があります。
店主はコロンビア人と日本人のハーフの方。コロンビア人のお父さんと日本人のお母さんとの3人でお店を切り盛りしているとのこと。
コロンビアの煮込み料理「アヒアコ」が食べられるというので、行ってみることにしました。
『エル ランチョ』の外観と店内の雰囲気
こちらが、『エル ランチョ』の外観です。
ピンク色の壁とトロピカルな植物の緑。コロンビア国旗カラーの黄色、青、赤。
カラフルな色合いがコロンビアな雰囲気♪
店頭のメニュー看板です。
推しメニューは、タコス、チョリソ。カクテルは、テキーラ版モヒートとフルーツフローズンマルガリータ。
コロンビアと言えば「エル・ドラード(黄金郷伝説)」
このお店『エル ランチョ』は、2015年のオープンですが、30年ほど前から『エルドラド』という店名で恵比寿や目黒で営業していたのだそう。
当時は、コロンビア出身のエンリケさんが店主でしたが、現在は息子さんが引き継いでいるとのこと。
そ『エル ランチョ』は、階段を降りた地下1階
正面の扉を開けると、地下へと向かう階段があります。
『エル ランチョ』は、階段を降りた地下1階。さっそく、地下1階へ。
こちらが、『エル ランチョ』の店内です。
カラフルな色彩と落ち着いた照明。ラテンな感じのバーの雰囲気です。
座席はカウンター席のみで15席。
ネットで事前予約の上、オープン時間に訪問。
エンリケさんが出迎えてくれました。
店内に壁には、コロンビアの人々をモチーフにしたと思われる、原色を多用したカラフルな絵が至る所に描かれています。
この絵は、エンリケさんが描いたものだそう。
こちらが、店主のお父さんのエンリケさん。コロンビアのカリ出身です。
来日して40年にもなるそうで、79歳になった現在はお料理のサーブや接客、生ライブを担当している様子。日本語はカタコトですが、フレンドリーな方です。
お料理を作っているのは日本人の奥様。カクテルを作るのは店主である息子さんです。
さて、案内されたカウンター席に座り、メニュー本の物色開始です。
『エル ランチョ』のメニュー
こちらが、『エル ランチョ』のメニューです。
今回はネットでの事前予約時に、コースを選択していたのですが、コースの内容に若干変更があるとのこと。
それでもって、選択した「El Ranchoコース」(3,000円)の内容は下記です。
- セビーチェ or ワカモレ
- エンパナーダス
- タコス
- ピリ辛チョリソー
- アヒアコ
これに、食前酒として「サングリア」が付きます。セビーチェ or ワカモレは、セビーチェを選びました。
ちなみに、アラカルトには、コロンビア定番の豆料理「フリホーレス」や、アルゼンチンのサンドイッチ「チョリパン」。「パクチーパスタ」や「アヒアコおじや」などの創作メニューもあります。
こちらは、ドリンクメニュー。
ビールはメキシコビール中心。冷蔵庫の中から自由にピックアップ出来ます。
カクテルも中南米系のカクテルを中心に種類豊富。バーで修行をしたという店主さんがミックスしてくれます。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
中南米料理が楽しめる!「El Ranchoコース」(3,000円)
まずは、食前酒。「サングリア」です。
エンリケさんが作ってくれました。
上品な甘さで美味しいサングリア。
ちびちび飲んでいると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
「セビーチェ」です。
「セビーチェ(セビチェ)」は、ペルー生まれの魚介のマリネ料理。コロンビアやメキシコ、グアテマラなど太平洋岸の中南米諸国で広く食べられています。
提供される前に、厨房から奥様がエンリケさんを呼びました。
奥様の話では、お店で出しているセビーチェはコロンビア風のセビーチェで、エンリケさんに味チェックをしてもらっているのだとのこと。
いただいた「セビーチェ」は、2人分の量としては少ない気がしましたが、お味は抜群!
エビやイカなどの魚介の味と紫玉ねぎの食感。レモンの酸味が爽やか♪
クラッカーに載せていただくとGood!
続いて、「エンパナーダス」
「エンパナーダ」は、牛肉や鶏肉などをパンやペイストリーで包んだ軽食料理。スペイン由来で、南米各国で食べられており、地域によって様々なバリエーションがあります。
『エル ランチョ』のエンパナーダスは、サクサクの食感が美味しいパイ生地タイプ。
中にはお肉や豆などが入っていて、特製のチリソースを掛けて食べると絶品!
エンリケさん手作りというこのチリソースが本当に旨いです♪
ここで、お飲み物注文。
メキシコのビール「DOS EQUIS」をいただきます。
「ドスエキス(Dos Equis)」は、スペイン語で「ダブルエックス」を意味し、柔らかい飲み口と爽快な喉越しが特徴。強めの炭酸で苦味が少なく、ゴクゴクと飲めます。
こちらは、「モヒート」
モヒートを注文すると、上の階から店主さんがやってきて、作り始めます。
タンブラーにミントの葉とライム、砂糖を入れて上から潰し、ラム酒とソーダ水、クラッシュした氷をたっぷり! ミントの葉をトッピングして、ストローとマドラーを差して出来上がり♪
丁寧に時間を掛けて作ってくれた「モヒート」は、さすがに美味しい★
ビールやモヒートを飲みながら、店主さんとコロンビアについて話していると、次の料理が運ばれてきました。
「タコス」です。
コロンビア国旗カラーのタコスホルダーに載せられて登場!
店主さんによると、このタコスはエンリケさんが長年作り続けてきたコロンビア風のタコス。店主さんにとっての”父の味”なのだそう。
柔らかくて薄いトルティーヤの中に、レタス、トマト、玉ねぎなどの野菜と味付けされたチキンがゴロゴロ入っていて、フレッシュかつジューシー。
こちらは、「チョリソー」
『エル ランチョ』オリジナルのチョリソーで、プリッとした皮の食感とジューシーな中身のお肉。ピリッとした味付けがたまらない美味しさ♪
付け合わせのジャガイモや玉ねぎも、ペルー料理のロモサルタードっぽい旨味があって、なかなかのお味。
そして、コース料理のラストは、コロンビア伝統のスープ「アヒアコ(Ajiaco)」
「アヒアコ」は、鶏肉とジャガイモを主材料に、トウモロコシ、長ネギ、パクチーなどを加えて煮込んだスープのこと。
ボゴタを中心としたアンデス高原地域の”おふくろの味”です。
メニューの説明によると、店主さんがコロンビア留学時代に「アヒアコ」に出会い、その味を再現しようと試行錯誤して作り上げた一品であるとのこと。
『エル ランチョ』の「アヒアコ」、かなり美味でした♪
どろりとしたスープは、ジャガイモの優しい旨味に包まれていて、鶏肉の出汁が効いています。ゴロゴロ入ったジャガイモと食べ応えのあるチキン。食感が楽しいトウモロコシ。そして、適度なハーブの風味。
どことなく肉じゃがにも通じる、日本人のお口にも馴染む味。
現地コロンビアのボゴタで食べたアヒアコよりも、食べやすく美味しかったかもしれません。
お食事の締めは、店主さんにオススメされたカクテル「フルーツフローズンマルガリータ」をいただきました。
使うフルーツを選べたので、パイナップルをチョイス。
パイナップルと、テキーラ、ミント、それと、スパイス(カルダモンだったかな?)を加えたシャーベット状のカクテルで、デザート的にいただけます。
爽やかでトロピカルで冷んやりとしていて、これは美味しい♪
これ以上ない食後のお口直しとなりました★
コロンビア出身のエンリケさんの生ライブ
「フルーツフローズンマルガリータ」に舌鼓を打っていると、エンリケさんがおもむろにカウンターの奥にあるステージへと向かい、音響機材をいじり始めました。
店主さんによると、気分が乗ってきたので生ライブをしてくれるとのこと。
これは嬉しい♪
生ライブの様子は↓
思わず踊り出したくなるようなラテンのリズムをBGMに、79歳という年齢を感じさせない声量と美しい歌声。
カクテルのグラスを片手に、心地よいひと時を味わうことができました♪
学芸大学にあるコロンビア料理を提供するお店『エル ランチョ』
コロンビア出身のお父さん(エンリケさん)と日本人のお母さん、その息子さんの3人で営んでいるお店。
お料理は「セビーチェ」や「エンパナーダス」「チョリソー」「タコス」など、いずれも美味しい♪ 特に、日本ではここでしか食べられないと思われるコロンビアの煮込み料理「アヒアコ」がGood!
エンリケさんの生歌ライブも最高♪ 幸せなひと時を過ごすことが出来るお店です★
『エル ランチョ』は、ネット予約出来ます!
『エル ランチョ』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『エル ランチョ』の地図・アクセス・営業時間
中南米料理店(メキシコ・ペルー・ブラジル料理.etc)












