神奈川県北部に位置する愛甲郡愛川町。人口4万人のこの町には約2,600人の外国人が暮らし、そのうちの約7割をペルーやブラジルの出身者が占めています。
愛川町に外国人が多い理由は、町の南部から厚木市にかけて広がる内陸工業団地があるためなのだそう。
愛川町南東部の中津にある『ペルーレストラン・ティキ』は、工業団地で働くペルー人ご用達のレストラン。本場ペルーのお料理をいただける食堂です。
お客さんはペルー人ばかり!店内にはアンデス文明をモチーフにした飾りがたくさん!
『ペルーレストラン・ティキ』の外観
『ペルーレストラン・ティキ』の看板
こちらが、『ペルーレストラン・ティキ』の外観です。黒く塗られたシンプルな外観。
一丁目通り沿いの小さな商店や事務所、工場などがある界隈にあります。
愛川町には鉄道が通っておらず、公共交通機関での最もアクセスの良い行き方は、小田急の本厚木駅から神奈川中央交通のバスに乗ること(所要約40分)。
車だと、圏央道の相模原愛川ICから約10分ほどです。駐車場は、お店の裏に1台分だけあります。
『ペルーレストラン・ティキ』の店内
『ペルーレストラン・ティキ』の店内です。
店内はそれほど広くはないですが、座席間はゆったりとした感じ。
座席数はテーブル席のみで16席。平日のお昼時の訪問でしたが、お客さんは、男性のおひとり様客が2組。熟年の夫婦が1組。いずれもペルー人と思われる方です。
店内にはアンデス文明をモチーフにした飾りがたくさん!
マチュピチュやナスカの地上絵、アンデス楽器のサンポーニャの壁掛け
円形のアルパカのタペストリー
チョリータの人形や十字架など
店内はシンプルな内装ですが、壁にはマチュピチュやナスカの地上絵、アンデス楽器のサンポーニャの壁掛け、アルパカのタペストリー、チョリータの人形や十字架など、ペルーやアンデス文明をモチーフにした飾りがいくつも飾られていました。
ペルーのお店って感じです♪
ガラナジュースやインカコーラ
ペルーのビール「クスケーニャ」
こちらは、店内の冷蔵庫に並べられていた、ガラナやインカコーラなどのソフトドリンクやペルーのビール「クスケーニャ」
ペルーと言ったらやっぱりインカコーラですね♪
さて、テーブルに置かれたメニューを見てお料理を選びましょうか〜!
『ペルーレストラン・ティキ』のメニュー
スープ(SOPAS)メニュー
前菜(Entrada)メニュー
ローストチキン(POLLO A LA BRASA)メニュー
肉料理(CARNE)メニュー
魚介類の料理(Pescados & Mariscos)メニュー
煮込み料理(Guisos)メニュー
こちらが、『ペルーレストラン・ティキ』のメニュー。
お料理のバリエーションはかなり豊富。スープ系5種類。パパ・アラ・ワンカイナ(茹でたジャガイモにチーズ、ペルー唐辛子で作った濃厚ソースをかけた前菜)やセヴィーチェ(魚介類のマリネ)、アンティクチョ(牛ハツのペルー風焼き肉)などの前菜。
ローストチキン、ロモ・サルタード(牛肉とトマト、玉ねぎ、ポテトフライの炒め物)などの肉料理。ペルーのチャーハン系やカツレツ。魚介類のフライや炒め物、牛肉の煮込み料理などなど。
どれにするか迷っていると、店員のペルー系の女性が、日替わり定食もあるよと教えてくれました★
日替わり定食メニュー
こちらが、お店の窓に掲げられていた日替わり定食メニュー。
メニュー内容は、
- 牛肉と野菜の自家製スープ(Sopa de la Casa)
- 牛ハツのペルー風焼き肉(Anticucho)
- 鶏肉とナッツのクリーム煮 ライス付き(Aji de Pollo arroz)
- アイスコーヒーかアイスレモンティー(Cafe Helado o Lemon Tea Helado)
お値段は、1,500円(税抜)です。
色々考えた挙句、「日替わり定食」と「セヴィーチェ・ミクスト」を注文し、2人でシェアすることに。
ところで、上の写真を今見ていて気づいたのですが、「ルクマ(ペルーのフルーツ)の自家製アイス」(275円)というのがあったんですね!頼めばよかった。
「セビーチェ」「アンティクーチョ」「ソパ・デ・ラ・カサ」。本場のお味のペルー料理に舌鼓♪
アイスティーとパッションフルーツジュース
まずは、お飲み物。定食に付いていたアイスティーとパッションフルーツジュースです。
こちらは、普通のお味。可もなく不可もなく。
ちびちび飲みながらお料理を待ちます。
「牛肉と野菜の自家製スープ(Sopa de la Casa)」
しばらくして、お料理が運ばれてきました♪
「牛肉と野菜の自家製スープ(Sopa de la Casa)」です。
じゃがいもやネギ、人参などのお野菜と牛肉のスープで、中に素麺が入っています。
店員さんの話では、野菜と牛肉の素材からの出汁と塩コショウ、オレガノによる味付けであるとのこと。
素朴なお味で飲みやすいスープ。美味しいです。
「セヴィーチェ・ミクスト(魚介類のペルー風マリネ)Ceviche Mixto」1,430円
こちらは、「セヴィーチェ・ミクスト(魚介類のペルー風マリネ)Ceviche Mixto」
ペルー料理と言ったらこれは外せません!
白身魚、タコ、エビ、ホタテ、ムール貝などの魚介をレモンでマリネし、玉ねぎなどの野菜と和えたお料理で、付け合わせにじゃがいも、茹でとうもろこし(チョクロ)、煎ったとうもろこし(カンチャ)などが添えられます。
酸味のある魚介のお味と、玉ねぎのシャキシャキ感。柔らかいチョクロとカリッとしたカンチャの食感などが、爽やかかつバラエティ溢れるお味&食感で美味しい★
「日替わり定食」(1,650円)
こちらは、日替わり定食のメインディッシュ。
右上が「牛ハツのペルー風焼き肉(Anticucho)」、下が「鶏肉とナッツのクリーム煮 ライス付き(Aji de Pollo arroz)」です。
「牛ハツのペルー風焼き肉(Anticucho)」は、唐辛子やニンニクなどで作ったタレに牛の心臓の肉を漬け込み、串に刺して焼いて作るペルー風焼肉料理。
コリコリとした弾力のある歯応えと、シンプルだけど香ばしい味付けがたまりません!
「鶏肉とナッツのクリーム煮 ライス付き(Aji de Pollo arroz)」は、鶏肉とパンをピーナッツのソースで煮込んだお料理。黄色い色はターメリックが使われているのだとのこと。茹で卵の輪切りがトッピングされています。
ホロホロの鶏肉にマイルドなピーナッツクリームが合います。ご飯との相性も良い感じ♪
お料理の量はちょっと多めでしたが、本場ペルーのお味を堪能することができました★
『ペルーレストラン・ティキ』
神奈川県愛川町中津にある『ペルーレストラン・ティキ』
愛川町の内陸工業団地で働くペルー人御用達のお店。在住ペルー人たちに囲まれながら、本場のペルー料理をいただくことができます。
世界で最も注目されているお料理のひとつと言われる「ペルー料理」を、在日ペルー人たちが集まるこのお店でいただいてみるのもなかなかGoodです♪
ちなみに、今回、後ろの席に居たペルーの方が、「ロモ・サルタード(牛肉とトマト、玉ねぎ、ポテトフライの炒め物)」を食べていましたが、それがやけに美味しそうだったので、再び訪れる機会があったら、ぜひ、注文してみたいです★
◉『ペルーレストラン・ティキ』の地図・アクセス
- 住所:神奈川県愛甲郡愛川町中津7389-1
- アクセス:JR相模線下溝駅から約4km
- 営業時間:[火~金]10:00~14:00 18:00~21:30 [土・日]10:00~21:30
- 定休日:月曜日と第2火曜日
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