JR山手線原宿駅、東京メトロ千代田線明治神宮前駅から徒歩8分ほど。
神宮前一丁目の交差点を神宮外苑方向に進んだ左手に、ペルー料理のお店『ベポカ』はあります。
このお店、ミシュランガイド東京2019に「ビブ・グルマン」として3年連続で掲載された都内屈指のペルー料理店。
本場ペルー出身のシェフが日本ならではの素材を使い、手間暇かけて調理した本格的ペルー料理をいただけるお店です。
ペルー国旗の赤と白を基調とした店内は、シックで落ち着いた大人の雰囲気。
『ベポカ』の入口看板
ペルーらしいカラフルな黄色い外観
『ベポカ』のロゴ
こちらが、『ベポカ』の外観。
本場ペルーの首都リマの中心、旧市街のアルマス広場の建物を思わせるような黄色のカラフルな外観です。
さあ、お店の中に入ってみましょう〜♪
スタイリッシュな『ベポカ』の店内
こんな可愛らしい飾りも
一階のカウンター席
『ベポカ』二階の様子
『ベポカ』の店内の様子です。
お店は1階と2階があって、1階はカウンターメイン、2階はテーブル席メインとなっています。
座席数は、カウンターが7席、テーブル席が21席、大テーブル席が8席、円形ソファ席が8席の合計44席。
ペルー国旗の赤と白を基調とした店内は、シックで落ち着いた大人の雰囲気。
店員さんの対応も洗練されている印象です。
壁の黒板にはペルーの地図が!
間接照明が格調高さを演出
訪問したのは週末のディナータイムで、2名で予約をして行きました。
案内されたのは2階のカウンター席。カウンター席ではありますが、座席間にゆとりがあるので、ゆったりとお食事を楽しむことができます。
カウンター向こうの壁には黒板があり、魚や果物などで装飾されたペルーの地図が描かれていました。
テーブルの上に飾られた置物や花瓶なども、ラテンアメリカらしい原色の色合いがなかなかGood!
オープン時間と同時に店内に入ったので、始めはお客さんは誰もいませんでしたが、1時間もするとほぼ座席は満席。
お客の年齢層はやや高め。皆さん全員、予約されての来店のようです。
『ベポカ』のディナーコースメニュー
さて、お料理の注文です。
南米の国ペルーは「食」の宝庫。トウモロコシやジャガイモ、トマト、ピーマン、ピーナッツなどの原産地として知られ、なんと、世界中で使われている食材の約20%はペルー原産なのだとか。
また、ペルー料理は、先住民であるインディヘナ、侵略したスペイン人、奴隷として連れてこられたアフリカの黒人、移民として渡ってきたイタリア人、中国人、日本人といった様々な人々の料理を融合させた多様性を持っています。
豊富な食材を使い、多様な料理文化を融合させた「ペルー料理」が近年、世界的な注目を集めています。
今回注文したのは、コースメニューである「デグスタシオン」コース。
ペルーから輸入した食材と厳選した日本の食材を使った本格的なペルー料理をベポカのシェフのスタイルでお楽しみいただけるコースであるとのこと。
お値段は、5,800円。
コースの内容は以下の通り。
ENTRADAS FRIAS
・本日の鮮魚のセビチェ
・カウサ・レジェーナ(ライムととうがらしで風味づけたマッシュポテト、ズワイガニ、野菜とキヌア詰め)ENTRADA CALIENTE
・国産牛ハツの串焼きまたは、カツオの鉄板焼き
PRIMER FONDO
・キヌアのピュレー、沖縄産アグー豚、コリアンダーソース
SEGUNDO FONDO
・アヒ・デ・ガジーナ(親鶏のスープで煮込んだ若鶏の胸肉、とうがらし、ミルク、チーズとペカンナッツ ライス付き)
POSTRE
「ルクマ」アイスクリーム または「アグアイマント」ソルベ
アラカルトメニューもかなり魅力的でしたが、色々なお料理を食べてみたかったので、今回はコースにすることにしました。
ペルーのビール「クスケーニャ」
まずは、お飲物から。ということでビールです♪
ペルーのビールと言えば、この「クスケーニャ」。ラベルにマチュピチュ遺跡が描かれ、瓶のボトムにインカの12角の石がデザインされたビール。
注文したのは、大麦を使った「クスケーニャ」と、小麦を使った「クスケーニャ・トリゴ」
「クスケーニャ」は、口当たりが良くて飲みやすく、後味はすっきりと爽やかで、ほんのりとした苦味が心地いい、とっても美味しいビール。「クスケーニャ・トリゴ」は、「クスケーニャ」に比べて甘みがちょっと強めな感じ。
個人的には「クスケーニャ」の方が好みです。
ビールをぐびぐび飲みながら待っていると・・・。
コースのスターター、セビチェが運ばれてきました〜!
本場ペルー出身のシェフが手間暇かけて調理した本格的ペルー料理★
本日の鮮魚のセビチェ
洗練された激ウマセビチェ
こちらが、「本日の鮮魚のセビチェ」
本日のお魚は真鯛。程よく締まった白身と紫玉ねぎ、コリアンダー、レモンの酸味の爽やかさ。付け合わせのトウモロコシやサツマイモとのマッチングもGood♪
洗練されたお味の美味しいセビチェです。
量が少ないのがちょっと残念なところ。
カウサ・レジェーナ
盛り付け、彩りがお洒落な感じ
お次に運ばれてきたのは、「カウサ・レジェーナ」(ライムととうがらしで風味づけたマッシュポテト、ズワイガニ、野菜とキヌア詰め)
まず、カラフルでアーティスティックでフォトジェニックなビジュアルがインパクト大!
もちろん、見た目だけでなくお味も美味しい♪
黄色唐辛子(アヒ・アマリージョ)の辛味とライムの酸味、ズワイガニの旨味、マッシュポテトのホクホク感、中に詰まったキヌアのプチプチとした食感。
ビジュアルに負けず劣らず、カラフルなお味と食感を楽しむことができます。
カツオの鉄板焼き
国産牛ハツの串焼き
こちらは、お魚料理(カツオの鉄板焼き)とお肉料理(国産牛ハツの串焼き)。
コースでお魚かお肉か、どちらかを選ぶスタイルになっています。
今回は、2人でお魚、お肉、それぞれチョイス。
ペルー産の黄色のジャガイモとペルー料理の定番のコリアンダーやニンニク、ライムの入ったグリーンソースを付けていただきます。
お魚、牛ハツ、どちらの食感も楽しめました!
グリーンソースとのマッチングがたまらないです♪
キヌアのピュレー、沖縄産アグー豚、コリアンダーソース
コリアンダーの爽やかさがNice!
「キヌアのピュレー、沖縄産アグー豚、コリアンダーソース」
口の中にとろけるようなアグー豚の食感とコリアンダーの爽やかさがナイスな一品。
美味しいですが、こちらもあっという間に平らげてしまいます。
ピスコモヒート
ビールがなくなったので、追加のお飲み物を注文。
ぶどう果汁を原料としたペルーで愛される蒸留酒「ピスコ」とモヒートをブレンドした「ピスコモヒート」をチョイス!
ピスコ入っているのでアルコールは強め。ミントたくさんで清涼感たっぷりです♪
アヒ・デ・ガジーナ
素朴だけど複雑な味わい
「アヒ・デ・ガジーナ」(親鶏のスープで煮込んだ若鶏の胸肉、とうがらし、ミルク、チーズとペカンナッツ付き)
「アヒ・デ・ガジーナ」は、辛味の少ないマイルドな味わいの黄色のとうがらし「アヒ・アマリージョ」とチーズで鶏肉を煮込んだペルーで愛されるカレー的なお料理。
辛さはないけどスパイシー。素朴だけど複雑な味わい。ご飯にとっても合います♪
ペルー産コーヒー
「アグアイマント」ソルベ
「ルクマ」アイスクリーム
食後は、デザートとコーヒーをいただきました♪
ペルー産コーヒーと、デザートは、「アグアイマント」ソルベと「ルクマ」アイスクリーム。
「アグアイマント」とは、”ゴールデンベリー”の名で知られるペルー産の食用ほおずきのこと。インカ時代から食べられてきた果物で、高い栄養価と抗酸化作用で近年注目されている食材であるとのこと。
甘酸っぱい独特なお味。さっぱりとしたソルベが合ってます。
「ルクマ」もペルー産のスーパーフルーツ。ビタミンやミネラルが豊富で糖質が低いほんのりとした甘みの果物で、ペルーではアイスクリームのフレーバーとしてポピュラーだそう。
独特のカラメルっぽい風味がアイスクリームにぴったり!
お料理、デザート、それぞれ量は少なめだったけど、さすが「ビブ・グルマン」3年連続掲載のお店。すべてのお料理が美味しかったです★
おとなな雰囲気のディナーを堪能しました!
まるで、リマの旧市街にあるような雰囲気
神宮外苑前にあるペルー料理のお店『ベポカ』
ラテンジャズが流れるコロニアル風の大人な空間で、近年世界的に注目されている「ペルー料理」を堪能することができます。
ミシュランガイド3年連続掲載のそのお味は折り紙付き!
都内でペルー料理をいただくなら、真っ先に候補に挙げたいお店です★
◉ペルー料理 bepocah(ベポカ)の地図・アクセス
- 住所:東京都渋谷区神宮前2-17-6
- アクセス:JR「原宿駅」から徒歩9分
- 営業時間:月~金:18:00~24:00 土:17:00~23:30
- 定休日:日曜日
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