『カレーリーフ』の外観
南インドの味『カレーリーフ』
1996年からミールスを提供している老舗の南インド料理店
JR総武線、都営大江戸線東中野駅から徒歩1分。山手通りからJRの線路の北側を中野方面に進んですぐのところに、南インド料理店『カレーリーフ』はあります。
このお店、1996年から営業している、都内でも草分け的な南インド料理店。
ミールスが食べられるお店としては、都内で一番最初に出来たお店なんじゃないかと思います。
これまで、何度もミールスを食べに訪問していますが、最近の南インド料理ブームによって都内にもたくさんの南インド料理店が出来たことにより、すっかりご無沙汰。
久々に、ミールスを事前予約して訪問することに致しました〜★
『カレーリーフ』は建物の2階
ちょっとイルミネーションが華やかになってましたが、20年前から変わらない佇まいが嬉しいです。
さあ、中に入ってみましょう〜!
電飾で飾られたメニューの紹介
1996年オープン。日本人シェフのお店
お店の紹介文が店頭に
階段を登ったところにあるタペストリー
この『カレーリーフ』、お店のオーナーシェフは、なんと日本の方。
お店の案内によると、千葉市内の老舗インド料理店(検見川の『シタール』:創業1981年)で修行した方であるとのこと。
メニューの中心は北インド料理であるものの、南インドのカレーも提供している検見川の『シタール』。
『カレーリーフ』のシェフは、そんな『シタール』の数々のお料理の中でも、南インドの味に魅了されてしまったんでしょうね〜。
1996年のオープン当初、都内に南インド料理店と呼べるお店は、麹町の『アジャンタ』くらいしかなく、ミールスを提供するお店はひとつもありませんでした。
大森の『ケララの風』が2008年、東銀座の『ダルマサーガラ』と八重洲の『ダバ・インディア』が2003年、池袋の『エー・ラージ』が2002年のオープンなので、この『カレーリーフ』は、都内の南インド料理店の草分け中の草分け。
1996年当時に、まだ全く知られていない南インド料理の専門店を開くなんて、しかも、日本人で!!
考えてみると、相当なチャレンジャーです。この『カレーリーフ』の店主さん★
『カレーリーフ』の店内
こちらが『カレーリーフ』の店内です。
お店に入るや否や、店主の奥様(?)がウェルカム感満点で案内してくれ、店主さんも厨房の奥からにこやかに挨拶してくれました★
店内はこぢんまりとしていて、座席数は13席。
訪問したのは平日のディナータイムで、事前に予約していきましたが、席は8割方埋まっていました。
事前に予約して行った方が無難です。
黒板メニューがたくさん!
窓を飾る鮮やかなイルミネーション
かわいい象さんの絵
お店の内装は、優しい色合いの土色がベース。
片側の壁面は明るい緑色に塗られていて、可愛らしい象の絵が描かれていたり、お料理の写真が貼られていたり、手書きの黒板メニューがたくさん架けられています。
窓側には、煌びやかなイルミネーションが飾られ、ワインの形をした黒板「ワインボード」なんてのも!
このお店、南インド料理だけでなく、世界のワインやビールも売りのひとつであるそう。
Meals Ready!「マドラス・ミールス」(要予約)
こちらが、お目当の「マドラス・ミールス」
お値段は1,980円で、2名以上での前日予約が必須です。
『カレーリーフ』には、今まで何回も訪問しているのですが、実はこの「マドラス・ミールス」以外食べたことがありません。
セットのカレーメニュー
「マドラス・ミールス」は、カレーやおかずが決まっているので選ぶ必要はないんですが、メニューを見てみたところ、美味しそうなカレーがずらりと!
今度訪問した時は、「マドラス・ミールス」ではなく、アラカルトで注文してみようかなと思いました。
世界のビールもご提供
まずは、ドリンクから。
メニューを見ると、世界のビールがズラリ!
お店の方が、「ゲッサーがおすすめです」と言ってきたので、「ゲッサー」を頼むことに。
「ゲッサー」は、オーストリアのビールで、メニューの紹介によると、
ひとくちめに広がるゆたかな香り!ドライでシャープな苦味が舌に残ります。
とのこと。
「ゲッサービール」(750円)
さわやか!な飲みごごち
こちらが、「ゲッサー」です。
メニューの紹介のとおり、さわやかな飲み口ながら、キレ味と苦味の効いたメリハリのあるお味のビールでした★
「ゲッサー」をぐびぐびと飲んでいると、さっそくお料理のサーブが始まったようです。
バナナの葉っぱ風のプレートに載った「マドラス・ミールス」に大満足
バナナの葉を模したプレートが置かれます。
まず、テーブルの上に置かれたのが、バナナの葉を模した緑のお皿。
15年くらい前、初めてこのお店を訪れて、このバナナの葉のプレートを見た時は、「南インドと同じだー!」と思って感動しました★
そして、プレートの上に、現地南インド と同様に、カレーやおかずなどが、次々と盛られていきます。
「マドラス・ミールス」(1,980円)
しばらくして、全てのお料理が載せ終わりました。
「マドラス・ミールス」完成です!
セットの内容は↓です。
- サンバル(南インドの代表的な野菜カレー)
- ラッサムスープ(南インドの代表的スープ)
- 日替わりカレー1品(野菜のカレー)
- 日替わりおかず2品(野菜のおかず)
- つけあわせ2品(ココナツチャツネ・ミックスピクルス)
- パパド(インドのおせんべい)
- ダヒ(自家製ヨーグルト)
- ライス(おかわり1回目までサービス、2回目以降は1回につき¥150増し)
日替わりカレーは、かぼちゃの入ったマイルドなカレー、日替わりおかずは、じゃがいもとキャベツのポリヤルでした。
日替わりカレー、サンバル、ラッサム、ダヒ、日替わりおかず2品
パパド
ココナッツチャツネ、ミックスピクルス
緑のプレートの上に載った豪華な布陣
さて、さっそくいただきましょう〜!
「日本人の口に合った日本人が作るインド料理」と標榜している通り、どのお料理も優しい仕上がり。辛さは控えめな感じ。
でも、ラッサムもサンバルも、カレーも2種のポリヤルも、南インドでよく使われる、ブラックペッパーやマスタードシード、カレーリーフなどのスパイスがしっかりと効いています。
南インド料理のおかずの中には、ちょっと癖のある料理もあるのですが、『カレーリーフ』のお料理は、どれも食べやすいです★
まさに、日本人のお口に合ったミールスですね!
最後は混ぜ混ぜ!
そして、最後は混ぜ混ぜ!
ご飯にラッサムやサンバル、カレー、2種のおかず、チャツネやピクルス、ダヒも掛けて、パパドも砕いて振り掛けて、ブレンドを味わいつつお口に。
う〜ん、幸せな瞬間です♪
最後はフィンガーボールも出してくれます。
こちらは、食後に出してくれるフィンガーボール。
ミールスは、本場南インドでは手で食べるのがスタンダードなので、『カレーリーフ』でも、手で食べることを推奨しています。
指と手の節を使って、混ぜ混ぜして掬いながらミールスを食べると、また、さらに南インド気分を味わうことができます★
1996年から続く東中野の南インド料理店『カレーリーフ』
バナナの葉っぱ風のお皿に載った日本人のお口に合わせた「マドラス・ミールス」は、抜群の美味しさ♪
15年来のお気に入りのお店です★
◉『カレーリーフ』の地図・アクセス
- 住所:東京都中野区東中野3-1-2 阿部ビル 2F
- アクセス:東中野駅から111m
- 営業時間:12:00~15:00 18:00~L.O.21:00
- 定休日:月曜日・火曜日
- 電話:03-5330-5134
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