在日スリランカ大使館が主催する、日本に居ながらにしてスリランカを楽しめるイベント「スリランカフェスティバル2016」が2016年9月24日(土)、25日(日)の2日間、東京お台場の「東京ビッグサイト(東京国際展示場)イーストプロムナード」にて開催されました。
今年で12回目を迎えるこのイベント、大使館主催だからなのか、出店しているお店の数も、ステージで行われるパフォーマンスのクオリティーも、かなりの充実度!
在日スリランカ人の方々も多数参加していました。
ステージで行われるスリランカ伝統的ドラム演奏
スリランカフェスティバル会場の様子
会場となる「イーストプロムナード」は、りんかい線「国際展示場」駅から「東京ビッグサイト」へと続く広々とした空間で、ビッグサイトへ向かう道のすぐ隣に位置しています。
ちょうど同日程で、正面にある「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」で「ツーリズムEXPOジャパン」が開催されていたということもあって、小雨模様の天気ながら、かなりのお客さんで賑わっていました。
メインステージでのセレモニー
会場に入ると、向こうから、ドンドコドンドコと賑やかなドラムの音が聴こえてきました♪
さっそくステージの方へと向かってみると、ちょうど、オープニングセレモニーが行われているところでした。
ステージで行われていたスリランカの伝統的なドラム演奏「マグル・ベラ」(Magul Bera)です。
スリランカの伝統的な踊りには、「キャンディ」「ローカントリー」「サバラガムワダンス」の3つのスタイルがあるそうですが、いずれのダンスにも、ドラムが伴奏として使われます。
スリランカでは、約10種類の伝統的なドラムが用いられるのだとのこと。
古都キャンディで行われる有名なお祭り「ペラヘラ祭り」でも、「キャンディアンダンス」のダンサーの伴奏としてドラムが活躍していました。
ペラヘラ祭りについてはこちら→電飾の象が練り歩く!キャンディで見た「ペラヘラ祭り」【スリランカ】
アイドルサークル特設ステージ
アイドルの握手会
ちなみに、こちらはイベント会場の一番駅寄りに設置されていた「アイドルサークル特設ステージ」
スリランカフェスティバルでの出演ということですが、ここだけ離れ小島になっていて、ステージ前には、ファンの集団が盛り上がっていて、握手会もやっているなど、メインのフェス会場とは全くの異空間!
フェスに訪れていたスリランカの方は、アイドルたちに興味津々みたいで一緒に記念撮影をしている方もいました。
さてさて、スリランカフェスティバル。
まずは、たくさん出店している物販ブースを見てみましょう〜!
スリランカ紅茶、スパイスなどの食材、アーユルヴェーダのオイルなど、充実した物販ブース!
スリランカの紅茶「セイロン・ティー」
スリランカといえば「紅茶」。
よく知られている「セイロン・ティー」というのは、スリランカ産の紅茶の総称で、実際はスリランカ国内に数多くの産地があります。
その中で7大産地と言われているのが、「ウバ」「ヌワラエリヤ」「ディンブラ」「キャンディ」「ルフナ」「サバラガムワ」「ウダプッセラワ」で、それぞれ産地ごとに味や香りに違いがあるのだとのこと。
セイロン・ドロップの店舗
こちらもセイロン・ティーのお店
有機栽培の紅茶「オレンジペコ」
スリランカは、紅茶の生産量が、インドとケニアに次いで世界第3位。
日本に輸入される紅茶の約60%がスリランカで生産される「セイロン紅茶」であるそうです。
ブースの近くを歩いていると、売り子さんがカップに入れた紅茶を試飲させてくれます。
香り高くてとても美味しいです♪
ジョージ・スチュアートの紅茶
こちらは、スリランカで最も古い紅茶メーカー「ジョージ・スチュアート社」の紅茶です。
「ジョージ・スチュアート社」は、1835年に二人の兄弟によって設立された会社で、その味と香りはエリザベス女王のお墨付きも得たと言われるほど。
パッケージもなかなかお洒落です★
この「ジョージ・スチュアート」の紅茶は、日本橋にあるスリランカ料理店「キャンディ」で飲むことができるそうで、店内販売もしているそうです。
この出店も、「キャンディ」による出店であるとのこと。
クイーンズ・チョイス
紅茶、緑茶、ヤグルマギク花とバラの花びらをブレンド
5フレーバー入りのセット
ジョージ・スチュアートの5種の紅茶を楽しめます。
上は、ジョージ・スチュアートのブースで購入した紅茶です。
紅茶、緑茶、ヤグルマギク花とバラの花びらをブレンドした「クイーンズ・チョイス」と、5フレーバー入りのセットをゲット!
いただいたら、またレポしたいと思います。
ミラクルティー「仏茶」
スパイスがたくさん!
ナッツや豆など、スリランカ食材
スリランカの国民的スパイスティー「サマハン」
ハーブ&スパイス歯磨き粉「スビルヴィッキー」「スムドゥ」
スリランカフーズのブース
紅茶以外にも、ミラクルティー「仏茶」、スリランカの国民的スパイスティー「サマハン」、スリランカ産のスパイスやナッツ、豆。ハーブ&スパイスの歯磨き粉「スビルヴィッキー」「スムドゥ」など、他ではなかなか買えないようなものがたくさんあります!
フレッシュ・キング・ココナッツ
ココナッツジュースのお店もありましたー!
ココナッツの上の部分をナタで切って、ストローを差していただく豪快なスタイルがなかなか。
結構飲んでいる人見かけました。
ココナッツのジュース
セルフマッサージオイル
スリランカ輸入雑貨「ベアフット」
素朴な風合いのバスマット
革製の個性的な椅子
シンハラ文字の買い物バッグ
雑貨やファブリック、椅子、カバン、陶器、宝石、マッサージオイルなど。
代々木のフェスのようなアジアン雑貨のお店は少なく、ほとんどがスリランカの商品だけを販売する、スリランカオリジナルのお店です。
スリランカと交流の深い千葉県山武市のブース
アナタの運命お調べします(1回(税込)¥3,000)
アーユルヴェーダ・スパ&リゾートのブース
スリランカと交流の深い千葉県山武市のブースや、スリランカの占星術のブース、アーユルヴェーダのブースもありました。
山武市は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおけるスリランカのホストタウンに選ばれているのだとのこと。
30年前、山武市内の小学校の校長がスリランカの子供を支援する奨学金の基金を設立、以後、現在に至るまでスリランカとの交流が続いているようで、そのことが評価されての誘致決定だそうです。
揃いも揃った12店舗!日本のスリランカ料理店が大集結!
これだけ日本でスリランカ料理が集まるのはなかなかないです。
物販ブースをひと通り見終えたところで、そろそろお食事にしましょうかー。
スリランカフェスティバルに出店しているフードブースは、揃いも揃った12店舗。
日本でこれだけスリランカ料理のお店が集結することって、なかなかないです!
創業25年の老舗、中目黒の「セイロン・イン」
まず、目に付いたのが、大きなブースを構え、お客さんが長い行列を作っていた「セイロン・イン」のブース。
「セイロン・イン」は、25年もの歴史を持つ、都内でも老舗中の老舗のスリランカ料理屋さん。店舗は東急東横線の中目黒にあります。
スパイシーなスリランカのおかず
美味しそうな「ブリヤニ」(ビリヤニ)
お料理が充実した「セイロン・イン」の店舗
スリランカおかずの数々
「セイロン・イン」のホームスタイルカレープレート
ブースには、陶器の入れ物に入ったスリランカの家庭料理がズラリと並べられていて、いかにも美味しそう♪
揚げ物やスナック類も充実していて、店頭のメニューの見せ方もツボを心得ている感じ。
行列ができるのもわかりますね!
「セイロン・イン」の実店舗の紹介はこちら→創業25年の老舗『セイロン・イン』で、本格スリランカ料理を味わう!@中目黒
ステージ出演者用?のスイーツ類
大阪からきました!「スリランカダイニング アマヤ」
いろいろあるスナック系の屋台飯
スリランカ・カレー・レストラン。ロイヤルミルクティー(300円)
スリランカ伝統の悪魔祓いの仮面がインパクト大!
スリランカの方もたくさんいます!
埼玉・久喜の「ライオン・ロッジ」
「ライオン・ロッジ」、行列できてます。
他にも、全国津々浦々のスリランカ料理店がたくさん!
中野にある「コートロッジ」、青山一丁目の「タップロボーン」、河内長野(大阪)にある「スリランカダイニング アマヤ」、矢川(神奈川)の「ジャヤピヤサ」、久喜(埼玉)の「ライオン ロッジ」、阿波座(大阪)の「シーギリヤ」、石下(茨城)の「ランディワ」、スリランカシェフのいる焼肉屋「炭焼き屋 西麻布本店」、海老名(神奈川)のハラールフードレストラン「アシアナキッチン」などなど全国から集結。
さらに、現地スリランカのアーユルヴェーダスパ&リゾートのレストラン「カルナカララ」、スリランカのコロンボにある蟹の専門店「ミニストリーオブ クラブ」が出店。
会場はスパイシーな香りに満ち満ちていましたー★
青山一丁目の「タップロボーン」
こちらは、青山一丁目の「タップロボーン」のブース。
「タップロボーン」は、お洒落な雰囲気の中で、本場スリランカ人シェフによるスリランカ家庭料理を満喫できるお店として、都内のスリランカ料理店の中でも人気のあるお店のひとつです。
「タップロボーン」の実店舗についてはこちら→スリランカ料理『タップロボーン』本場のシェフが実家の母の味を再現!@青山一丁目
さて、数あるお店の中から、選んだのは・・・
やっぱり、行列が出来ていて一番美味しそうに思えた、「セイロン・イン」の店舗でしたー!
「セイロン・イン」のホームスタイルカレープレートでリッチランチ!
「セイロン・イン」でホームスタイルカレープレートを食べることに
店頭のメニューにあった、「ホームスタイルカレープレート」がとても美味しそうだったんです♪
上の写真、行列に並んでいる時に配られたメニューです。
綺麗な写真付きで手書きの説明もわかりやすい、プラケース入りのメニュー。
フェスで、こんなメニューを配られたのは初めて。こういう所が行列ができる理由なんでしょうね。
バラエティーに富んだ「セイロン・イン」のメニュー
スナックや揚げ物、炒め物、主食系もいろいろ
メニューには、「ホームスタイルカレープレート」以外にも種類が本当に豊富!
「ブリヤニ(ビリヤニ)」や「コットゥ・ロティ」「ストリングホッパー」などの主食系から、チキンや野菜の炒め物、春巻きやコロッケ風の揚げ物など、選り取り見取り★
いずれも、スリランカならではのお料理ばかりです。
4品のお料理とライオンラガービール。リッチなランチです?(セイロン・イン)
20分ほど並んで、結局「ホームスタイルカレープレート」に「ストリングホッパー(スリランカ焼きそば)」「パリップ・ワデ(チャツネ添え)」「フィッシュ・フライ」の4品に、ライオンラガービールを注文。
かなり、リッチなランチになりましたー♪
「ホームスタイルカレープレート」(800円)
「ストリングホッパー(スリランカ焼きそば)」500円
「パリップ・ワデ(チャツネ添え)」(300円)
「フィッシュ・フライ」(400円)
ライオンラガービールを飲みつつ、お料理をいただきます。
まず、「ホームスタイルカレープレート」、これが本当に美味しかった★
スリランカの赤いお米の上に、チキンカレー、れんこん炒め、スリランカのなすカレー、カシューナッツカレー、スリランカのいんげんカレー、パパイヤマンルン、ポルサンボーラ、パパダンの8種のせ!
ふっくらとした赤米に優しいお味のカレー、スリランカの鰹節ポルサンボーラなどを混ぜ混ぜしていただくとたまらない美味しさ♪
「ストリングホッパー」は、鶏肉、野菜、卵を加え、ハーブ&香辛料で炒めたスリランカのライスヌードル。
ビーフン的な食感と特製チリペーストのスパイシーさがなかなか。
南インドのマサラワダにそっくりな「パリップ・ワデ(チャツネ添え)」は、ダール豆を3段階の大きさにミキサーにかけ、食感を大事に、みじん切り玉ねぎ、ハーブやチリを混ぜフライにしたもの。
カリカリとした食感と豆の旨み、スパイシーな香辛料の風味が美味。
「フィッシュ・フライ」は、スパイスや薬味を漬け込んだ新鮮なイワシをカリッと香ばしくフライにしたもの。
ライムを絞って食べるスパイス風味のイワシ、うまくないわけがありません!
お食事は「セイロン・イン」1店舗で済ませましたが、大満足のランチとなりました★
「ミーキリ」(300円)
スリランカ濃厚ヨーグルト「ミーキリ」(300円)
食後のデザートということで選んだのがこちら。
スリランカ濃厚ヨーグルト「ミーキリ」です。
「ミーキリ」は、水牛のミルクで作られるスリランカの名物ヨーグルトで、普通のヨーグルトに比べて固めで濃厚、酸味が強いのが特徴。「キトルシロップ」という椰子の花の蜜をかけて食べるのが定番です。
強い酸味とキトルシロップの甘さのバランスがGoodです★
このスリランカフェスティバル、結構な座席数のある長テーブル&椅子の食事コーナーがあって、食べる場所に困らないのがポイント高いです。テント屋根も付いていて雨が降っても安心なのが二重丸。
食後、メインステージの方から音楽が流れてきたので、行ってみることに。
食後は、優雅なスリランカの伝統舞踊を鑑賞!
メインステージでは、スリランカの伝統舞踊のパフォーマンスが行われていました。
インド映画音楽っぽいポップス歌謡をバックに、4人のスリランカ美女が優雅に踊ります。
スリランカの伝統舞踊のパフォーマンス
優雅に踊る4人のスリランカ美女
優雅で美しいダンスに会場の皆さん惚れ惚れな感じ。
なかなか見事な踊りでした。場内から拍手喝采です。
メインステージ前に置かれていた象のオブジェ
お料理から雑貨、紅茶、伝統舞踊や音楽のパフォーマンスまで、スリランカを満喫できるイベント「スリランカフェスティバル2016」
イベントの規模も、お料理の美味しさも、ステージパフォーマンスのレベルも二重丸の、スリランカに行ったことのある人もない人も、日本人も在日スリランカ人も楽しめる、スリランカを満喫できるイベントでした★
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