カラチの看板
いろんなのが貼られた店頭
新宿西口から徒歩5分。大ガードのある交差点を北へ渡り、路地を少し入ったところに、インド・パキスタン料理「カラチ」(KARACHI)はあります。
「インド・パキスタン」と銘打ってはいるものの、名前が「カラチ」であるように、パキスタンにルーツを持つお店のようです。
このお店、もう15年以上も営業しているかなりの老舗店。
新宿では貴重な本格派のインド・パキスタン料理のお店として、店内の雰囲気もお料理も昔と変わらない姿を保ち続けています。
ハラール料理を提供する「本格派」。スタッフの振る舞いや雰囲気も「本格派」
お店は、入り口に大きな看板が出ているのですぐにわかります。
階段を下っていくと、地下1階の突き当たりにお店が・・・。
入り口には、壁一面に雑誌の切り抜きが貼られています。
これ、全部様々な雑誌に掲載された「カラチ」の紹介の切り抜き。
長年、様々な雑誌やグルメ本に紹介されてきたことが伺えます。
落ち着いた雰囲気の店内
「カラチ」の店内の様子です。
意外と広々としているように感じますが、これは壁の両側一面に張られた鏡のおかげ。
だけど、席数は40あるので、そこそこな広さです。
お店の雰囲気は落ち着いていて、ひと昔前のインド料理店といった雰囲気。
白いテーブルクロスや壁に掲げられた細密画が高級感を演出し、照明が少し薄暗いところなんかも、現地にある高級インド・パキスタン料理屋さんの雰囲気を感じさせます。
それと、インド人かパキスタン人らしきスタッフの愛想がまったくないです!
お料理だけでなく、いろんなところが「本格派」!
現地の雰囲気濃厚なこの感じ、悪くありません。
ドラフトビア(中)578円
さっそく飲み物を注文。
今回は「生」が飲みたかったので、「ドラフトビア(中)」を注文しました。
キングフィッシャーも美味しいけど、生ビールはやっぱりいいですねー。
ビールを飲みながらカレーが来るのを待ちますが、なかなかやってきません。
20分近く待ったでしょうか。ようやくやってきました。
スパイシー感満点の「ブナゴースト」、ニンニクの旨味の効いた「アルー・ベーガン」
ブナゴースト(1,380円)
スパイシー感満点の「ブナゴースト」(BHUNA GOSHT)
注文したカレーは、「ブナゴースト」(BHUNA GOSHT)というカレー。
「ブナゴースト」は、たまねぎとスパイスに漬け込んだ羊肉をじっくりと煮込んだカレーです。
クローブやマスタードシード、シナモン、ベイリーフなどの複雑で深いスパイスの味わい。
柔らかくほろほろなマトンも臭みがなく美味しいです。
緑色の野菜はピーマン。
「ブナゴースト」、なかなかのお味です。
ナン(350円)
アツアツでもちもちの「ナン」(NAN)
主食は「ナン」を注文しました。
アツアツでもちもちの「ナン」。美味しいです。
ちなみに、パキスタン料理ってどんなのかと言うと、北インドの料理と似ているものが多いです。
そもそも昔は一緒の国だったのだから似ているのは当たり前。
ただし、パキスタンはインドよりも肉がよく食べられているのだそうです。
羊肉の串焼きである「ケバブ」、内臓などの肉を鉄板の上で細かく刻みながら焼く「タカタック」、鶏の丸焼き「サージ」、カラヒという中華鍋に似た鍋で水分を飛ばして蒸し煮にする濃厚なカレー「カラヒ」、羊肉や鶏肉をスパイスと一緒に炊き込んだ「ビリヤニ」などがメイン料理。
主食は「ナン」や「ローティ」などの小麦粉系のパンが主体です。
インドではベジタリアン御用達の食堂が結構ありますが、パキスタンにはほとんどなく、街の食堂のお料理は肉料理か豆カレーのダルばかりでした。
外食は肉料理ばかりでしたが、話によると、家庭では野菜料理もよく食べられているそうです。
アルー・ベーガン(980円)
アルー・ベーガン(ALLO BALGAN)
こちらは、「アルー・ベーガン」
じゃがいもとナスのカレーです。
ちょっと野菜系も食べたいなと思って注文しました。
じゃがいもやナスに絡むニンニクの旨味。
ピリリと効いた青唐辛子の辛味もいい感じ。
美味しいです。
2種のカレー、どちらも大満足!
お店の雰囲気やスタッフの素っ気なさ感だけでなく、お料理のお味も「本格派」でしたー!
◉『カラチ』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区西新宿7-10-10 西村ビル B1F
- アクセス:新宿西口駅から105m
- 営業時間:11:00~23:00
- 定休日:無休
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