メスティアから首都トビリシへの移動。車を飛ばして8時間(ジョージア)

スポンサーリンク
ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】 エスニックな旅
記事内に広告が含まれています。

ジョージア(グルジア)北西部、スヴァネティ地方の中心都市「メスティア」から、首都トビリシまで、車で移動します。所要時間は約8時間。

スポンサーリンク

メスティアの朝

メスティアの朝【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】メスティアの朝の風景

 

早朝6時。

ベッドから起きると本日も晴天。

街の緑と石造りの塔に朝の日差しが差し込んできています。

メスティアの朝【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】メスティアの塔

メスティアの朝【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】宿「オールド・ハウス」の塔

 

聴こえてくる川のせせらぎ、そして、牛の鳴き声・・・。

ジョージア(グルジア)北西部、スヴァネティ地方(Svaneti:სვანეთი)の中心都市「メスティア」(Mestia:მესტია)の爽やかな朝です。

この日は、メスティアから首都「トビリシ」(Tbilisi:თბილისი)へと来た道を戻る予定。

ドライバーのサンドロ君が活躍する一日です。

行きは10時間かかりましたが、帰りは果たして何時間で到着するのでしょうか。

メステイアからトビリシまでのルート

スポンサーリンク

宿の朝食を食べ、首都トビリシへ向け、午前8時にさっそく出発!

メスティアの宿「オールド・ハウス」の朝食【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】宿「オールド・ハウス」の朝食

 

宿泊した宿「Old House」で朝食を食べます。

オムレツに野菜の炒め物、サラダ、チーズ、パン、ヨーグルト、ブルーベリージャム、紅茶。

シンプルだけど充実したお食事。

さあ、腹ごしらえ完了。出発です!

メスティアの宿「オールド・ハウス」のおかみさん【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】宿「オールド・ハウス」のおばさん

メスティアの朝【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】朝の日を浴びた塔

お世話になった宿のおばちゃんに挨拶をして、サンドロ君のベンツに搭乗!

朝の日の光を浴びたメスティアの塔を眺めながら、坂道を下り、首都トビリシへ向けて走り始めます。

メスティア近郊の風景(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】スヴァネティ地方の塔の家

 

サンドロ君、車をかなり飛ばして、つづら折りの山道を下って行きます。

道中の風景は素晴らしいのひと言!

大コーカサス山脈の雄大な山あいに、点々と村があり、そこには塔がいくつも立っています。

 

この塔は、スヴァネティ地方独特のもの。地域一帯で200もの塔が建っているそうです。

特に、ヨーロッパ最高所(2,410m)にある「ウシュグリ村」(Ushguli:უშგული)には、保存状態の良い塔がたくさん残されていて、村全体が「世界遺産」に登録されています。

メスティア近郊の風景(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】のどかなスヴァネティ地方の風景

メスティア近郊の風景(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】遠くに見える大コーカサス山脈

スヴァネティ地方の風景はのどかです。

緑豊かな山あいに、小さな村があり、清流が流れ、牛やヤギが放牧されています。

遠くには5,000m級の大コーカサス山脈の峰々を仰ぎ見ることができます。

 

しかしながら、サンドロ君が時速100kmくらいの猛スピードで車を飛ばすものだから、ゆっくりと風景を眺めるというわけにはいきません。

繰り返される急カーブに右に左にと体を揺らしながら、瞬く間に後方へと流れゆく牛や建物や人々の姿を必死に目で追っていきます。

 

しばらくすると、辺りの村々には塔の姿がなくなり、植生も変化していることに気づきます。

川幅もだいぶ広くなっているようです。

 

出発から3時間、サンドロ君のベンツは午前11時に麓の町「ズグディディ」(Zugdidi:ზუგდიდი)に到着しました。

ズグディディ付近(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】がちょう「ズグディディ」

 

ズグディディは、ジョージアのサメグレロ(メグレル)地方北西部にある町。

人口は約7万6,000人。標高は100mほどです。

メスティアが標高1,500mくらいなので、1,400mも下ってきたことになります。

随分と暑くなってきました。

 

ここで、ちょっとしたトラブル発生!

サンドロ君の車が警察の検問に引っかかってしまいます。

どうやら、サンドロ君のガイドのライセンス手続き、もしくは、今回のドライブの手続きがうまく通ってなかったみたいで、サンドロ君の会社に確認の電話をしたり、書類を書かされたり、自分のパスポートも確認されたり・・・。

 

しばらくして、ようやくポリスのOKが出たようで、サンドロ君再びアクセルを踏み始めます。

このアクシデントにより、結構、時間を取られてしまいました(汗)

 

写真は、停められた道路脇にいたガチョウたちです。

上の動画は、ズグディディの街の様子。

ズグディディは結構賑わっている街で、お店の数も人通りも交通量も、山の上にあるメスティアとは大違いでした。

この町からは、首都トビリシ行きの列車も出ています。

ズグディディ付近のガソリンスタンド(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】街道沿いの風景

ズグディディ付近のガソリンスタンド(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】ガソリンスタンドでガソリン補給

 

街道沿いを東へ向かって突っ走ります。

平地に降りて、サンドロ君は山道の時よりもさらにスピードを上げ、前を走っている車をどんどん追い抜いていきます。

お昼過ぎ、車は「ゼスタポニ」(Zestaponi:ზესტაფონი)の町に到着しました。

スポンサーリンク

「ゼスタポニ」の街でドネルケバブとコーラのランチ

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】ゼスタポニの町

 

ゼスタボニは、ジョージア中西部、イメレティ州にある町。人口は7万6,000人。

近郊で産出されるマンガンを加工する大規模な鉄合金工場があります。

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】若者たちがたくさんいる「ゼスタポニ」の町

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】パンを買う女の子たち(ゼスタポニ)

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】たむろっている若者たち(ゼスタポニ)

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】ゼスタポニはマンガン加工で潤う工業の町

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】人口は7万6000人ほど

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】ゼスタポニ鉄合金工場はマンガンの加工で世界シェアの6%を占めています。

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】町を走るマルシュルートカ

 

街の大通り沿いはたくさんの若者たちで賑わっていて、お店もたくさん!

華やかな雰囲気です。

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】グルジア文字のコカコーラ

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】ケバブとフライドポテト

ゼスタポニの町(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】サンドロ君、ケバブを買う

ゼスタポニの町でシュワルマを食べる(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】ドネルケバブを削ぐおじさん

 

ちょうど、美味しそうなケバブスタンドがあったので、テイクアウトしていただくことに。

トルコ発祥のドネルケバブ、お隣のジョージアでも一般的なようです。

ゼスタポニの町でシュワルマを食べる(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】出来立てドネルケバブ(2本で25Gel:1,250円)

ゼスタポニの町でコーラを飲む(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】コカコーラ(1.2Gel:60円)

購入したドネルケバブは、かなりのボリュームがあり、味も美味しく大満足★

久々に飲んだコーラも美味しかったです♪

 

食べた後、すぐに出発!

車はトビリシに向かって爆走していきます。

旧ソビエト風の無機質な建物の並ぶ町が点在する平原地帯を抜け、店頭にケバブの焼き台の見える食堂が点在する峠の山道を走り。

スラミ、ハシュリ、ゴリといった街道沿いに土地名産の露店が並ぶ町々を突っ切り、高速道路に乗って南オセチアのロシア占領地域を左手に眺めながら・・・。

スポンサーリンク

首都トビリシに到着

トビリシ到着、ドライバーのサンドロ君の住む界隈(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】トビリシ到着!

 

トビリシに到着したのは、午後4時頃。

メスティアを出てほぼ4時間。行きは10時間かかったので、下りということを考えてもかなりの早さです。

サンドロ君、お疲れ様!

トビリシ到着、ドライバーのサンドロ君の住む界隈(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】トビリシの団地

トビリシ到着、ドライバーのサンドロ君の住む界隈(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】トビリシ市内の住宅街

 

トビリシ市内に到着してからは、旅行代金のバウチャー発行、なぜか、サンドロ君のお友達を途中で乗せて送り迎えしたり、サクラトラベルの社長を途中で乗せたり、いろいろ走り回りました。

 

そして、ネットで予約してあったホテルへ。

ホテルの地図をサンドロ君に見せ、探してもらったのですが、どうにもなかなか分かりづらい様子。

社長と2人であーでもない、こーでもない言いつつ、道を歩く人に何度も訊きつつ、ようやくなんとか辿り着きましたー!

トビリシ到着、ドライバーのサンドロ君(メスティアから車でトビリシへ)【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】サンドロ君とベンツ

 

宿泊したホテルは、ホテル検索サイトで予約したホテル「Log Inn Hotel」

チェックインを済ませ、サンドロ君と社長とお別れの握手!

3日間本当にありがとう。

満足のいくスヴァネティ旅行になりましたー♪

トビリシのホテル「ログインホテル」【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】トビリシの宿「Log Inn Hotel」

トビリシのホテル「ログインホテル」【ジョージア(グルジア)Georgia:საქართველო】「Log Inn Hotel」の部屋

 

宿泊した「Log Inn Hotel」は、2泊でGel240(12,036円)

それなりの値段はしましたが、お部屋もシャワールームもとても綺麗でスタッフも親切。

居心地の良いホテルでした。

 

さて、荷を置いてトビリシの街を歩いてみましょうか〜。

スポンサーリンク

続きの記事・関連記事

続きの記事

関連記事

ナリカラ要塞とトビリシ旧市街のパノラマ(ジョージア)
ジョージア(グルジア)の首都「トビリシ」(Tbilisi:თბილისი)。この地に町が造られたのは5世紀のこととされています。旧市街を見下ろせる高台にある「ナリカラ要塞」からは、川が流れていて、起伏があって、歴史的な建造物とモダンな建物が調和している、トビリシの町のパノラマが見渡せました。
トビリシの夜。公衆浴場「ハマム」を体験し、お土産を購入(ジョージア)
ジョージア(グルジア)の首都「トビリシ」。赤や白や黄色の花が植えられた綺麗に整備された公園の向こうに、煉瓦造りのドームが並んでいるのが見えます。作家「プーシキン」も絶賛したとされる硫黄温泉の浴場(ハマム)です!
ワイン発祥の地、ジョージア(グルジア)のワイン、カヘティ地方産「キンズマラウリ」
コーカサス地方にある国「ジョージア」(グルジア)は、ワイン発祥の地。ジョージアのワインの歴史は8000年とも言われています。芳醇な香りと味わいで世界でも誉れ高い「ジョージアワイン」。ジョージアの象徴であり、国の誇りでもあるワインについてご紹介します。
カフェ ロシア(吉祥寺)|ピンクでおしゃれな店内でジョージア料理!
東京でグルジア(ジョージア)料理がいただける数少ないお店のひとつ、吉祥寺にあるロシア料理とジョージア料理のお店『Cafe RUSSIA(カフェ ロシア)』に行ってきました!ピンクを基調とした可愛らしい店内でいただくジョージア料理・ロシア料理は、日本人の口に合い、食べやすくてとても美味しく大満足でした♪
トビリシの国立美術館で「ニコ・ピロスマニ」の絵を観る(ジョージア)
ジョージアの首都トビリシの目抜き通りであるルスタヴェリ大通り。その道沿いにある国立美術館(ナショナルギャラリー)には、グルジアの国民的画家「ニコ・ピロスマニ」の代表作が多数展示されています。誰もいないギャラリーで、動物たちやグルジアの人々の生活を題材とした素朴な絵画を心ゆくまで鑑賞しました。
「放浪の画家ピロスマニ」ピロスマニへの愛情に溢れた絵のような映画【映画】
グルジアの国民的画家「ニコ・ピロスマニ」。その絵は、死後、100年近く経った現在でもグルジアの人々に愛され続けています。この映画「放浪の画家ピロスマニ」は、そんなピロスマニの生涯を綴った映画。ピロスマニという画家と、彼の世界そのものを作品とした。そんな映画です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました