東急多摩川線鵜の木駅から徒歩7分。住宅街の一角にあるオーガニック食材のお店「ランスアン」。ここで、週2回、金土に間借り営業をしている中東料理のお店が『ラクダテーブル』です。
店主は日本人の女性の方で、旦那さんがイラン人で、イランやアラブ、地中海の家庭料理を提供しているのだそう。
インスタやGoogleで紹介された料理の写真が如何にも美味しそうだったので、行ってみることにしました。
『ラクダテーブル』の外観と店内の雰囲気

こちらが、『ラクダテーブル』が間借りしている「ランスアン」の入り口。
普通の民家のような雰囲気です。
窓から見える観葉植物や入り口のシンプルな柄の暖簾がオーガニックショップ感あり。

店頭に『ラクダテーブル』の看板が出ていました。
『ラクダテーブル』の営業日時は、ランスアンのインスタを見ると、金土の12:00から22:00。ランチは12時からで無くなり次第終了。ディナーは18時からで予約制です。
今回は金曜ディナータイムにインスタで事前予約しての訪問。
暖簾をくぐり、さっそく店内へ。

『ラクダテーブル』以外にも、韓国料理や米粉パン、マフィンのお店などが出店しています。
食に関するセミナーやワークショップなども行われているとのこと。

『ラクダテーブル』(ランスアン)の店内です。
キッチンのある部屋と食材販売メインの部屋の2部屋あり、座席は8席くらいでしょうか。
この日、ディナー予約したお客は自分たちだけ。
スタッフは、店主さんひとりのワンオペです。


テーブルにはペルシャらしいペイズリー柄のクロスが掛けられていて、味のあるラクダの錠前が置かれていたり、流木を使った箸置きがあったり。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを拝見。
『ラクダテーブル』のメニュー

こちらが、『ラクダテーブル』のメニューです。
ディナータイムのメニューは3種類。
- 本日のアラビックディナープレートコース(季節のスパイスおつまみ前菜・ファラフェル&季節のメゼプレート・お米料理・ペルシアンブラックティー・ミニデザート)6,600円
- 本日のおまかせショートプレートコース(ファラフェル&ピタパン&フムス・ドルマ等季節のメゼ5品・お米料理・ペルシアンブラックティー)5,280円
- ファラフェルプレート(ファラフェル&ピタパン&フムス&副菜メゼ3品)4,290円
今回は、せっかくだからと、一番豪華な「本日のアラビックディナープレートコース」を事前予約しました。

ちなみに、ランチメニューはこちら。
ランチは、本日のカレー(ゴルメサブジやダルカレーなど)に、スープと副菜が付いた「パールシーカレープレート」と、カレーにファラフェルとピタパンが付いた「グルマンプレート」があります。
ドリンクの種類も豊富。生ウコンのラテやザクロサワー。ペルシアンティーやエジプシャンコーヒーなど、中東らしい品揃えです。

そして、本日のコースのお献立がこちら。
メゼからタブーレ、ファラフェル、フムス、マクルーベまで。中東料理盛り沢山な内容。
ワクワクしながら料理の登場を待ちます。
グラスワイン(オーガニック赤)

まずは、お飲み物から。
「グラスワイン(オーガニック赤)」を選びました。
葡萄の果実味がしっかりと感じられる赤ワイン。無骨なお味ですが、これがなかなか美味しい。本日の料理との相性も抜群でした♪
ワインをちびちび飲みながら待っていると、ほどなくして前菜が登場。
季節のお野菜とラクダのサンブセ

「メゼ」とは、食事のスタートと共に提供される野菜中心の小皿料理のこと。東地中海全域で食べられており、そのお料理は、温かいものから冷たいものまで多種多様。
『ラクダテーブル』では、前菜メゼとして「季節のお野菜とラクダのサンブセ」が提供されました。
「サンブセ(サンブーサ)」とは、挽き肉やジャガイモ、豆などを小麦粉の生地で包んで揚げたり焼いたりしたペイストリー。
インドのサモサの原型とされる料理で、中東、東アフリカ、中央アジアなどで広く食べられています。
ちなみに、ペルシャ語では「サンブセ(サンブーセ)」と呼ばれ、アラビア語では「サンブーサ」と呼ばれています。
『ラクダテーブル』のサンブセは2品ありました。

こちらは、そら豆入りの三角の形をしたサンブセ。
揚げた生地の中にそら豆が入っており、焼いたそら豆が添えられ、砕いたナッツやコリアンダーなどのスパイスが塗されています。
生地のパリパリ感と旬のそら豆の旨み。ナッツやスパイスの香ばしさ。
ワインのつまみとして最適な一品♪

もう一品は、春巻き状の長いサンブセ。
大きなアスパラと、紅菜苔(こうさいたい)という中国野菜が添えられています。
これが、抜群に美味でした!
パリッとしたサンブセの皮の中にはカレー風味のジャガイモが入っており、サモサ的な味と食感。
太くて立派なアスパラは、フレッシュで柔らか。紫の茎に黄色の花の付いた紅菜苔は、ほんのりとした甘味と軽い苦味がいい感じ♪ 黄色い花も食べられます。
こちらも、ナッツやスパイスが塗されていて香ばしい風味を楽しめます。
のっけから美味な前菜に舌鼓を打っていると、ほどなくしてすごいのが運ばれてきました!
メゼプレート

「メゼプレート」です。
カラフル過ぎるビジュアルと驚くほどの品数。圧倒的なボリューム。
思わず「おおっ!」と声が出てしまうほど。
プレートに載ったお料理は下記です。
- パトゥルジャン・イマーム・バユルドゥ(坊さんの気絶)
- タブーレ(ブルグルサラダ)
- ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)&フムス
- ククサブジ(ペルシャのハーブオムレツ)
- メイグピヤーズ(エビと玉ねぎのグリル)
- 季節の副菜
イラン、アラブ、トルコの美味しいものオールスターという感じ。
どれから食べたら良いか迷ってしまいますが、さっそく、いただきましょう〜♪

まずは、中東料理の定番。写真の右手前にある「ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)&フムス」
サクサクした外身とひよこ豆のほくほく感と旨味がたまらないファラフェル。ビーツ入りの赤いフムスやピンクのヨーグルトと一緒にいただくと最高!
「メイグピヤーズ(エビと玉ねぎのグリル)」は、エビと玉ねぎのシンプルなグリル。
香ばしいエビの風味とプリッとした食感。小さな丸い玉ねぎもほど良い甘味がGood! 素材そのものの美味しさが感じられます。

「パトゥルジャン・イマーム・バユルドゥ(坊さんの気絶)」は、切れ込みを入れたナスに玉ねぎやトマト、ニンニク、ハーブを詰め、オーリーブオイルを掛けたトルコの定番メゼのひとつ。
パトゥルジャンが「ナス」、イマームが「お坊さん」、パユルドゥが「気絶する)の意味で、坊さんが気絶するほどに美味しい料理なのだとか。
これが、まさに絶品!
ナスは驚くほどトロトロで柔らかで、玉ねぎやニンニクの旨味、トマトの酸味、ハーブの爽やかさ。そして、オリーブオイルのまろやかさがナスの身にたつぷり沁み込んでいて、めちゃ旨♪



仄かな苦味の効いた個性的な「ククサブジ(ペルシャのハーブオムレツ)」や、ブルグルの食感と野菜のマッチングがNiceな「タブーレ(ブルグルサラダ)」
そして、ベビーリーフやパリパリに焼いたケール。マッシュポテトとパイナップル。爽やかな酸味がアクセントを効かせている金柑など「季節の副菜」が食べていて楽しいし美味しい♪

ビジュアル、味、それぞれの料理における創意工夫、素材そのものの質、バリエーションの豊富さ。素晴らしいです。
こんなに満足感を得られたメゼプレートを食べたのは初めてかも。
メゼプレートを完食した時点で、既に満腹一歩手前の状態になっていましたが、実はこの後、さらなるすごいものが登場するのです。
マクルーベ(アラブの炊き込みご飯)

ドドーン!と運ばれてきたこちら。
ドーム型にこんもりと盛られた本日のメイン料理「マクルーベ(アラブの炊き込みご飯)」です。
見てください!このボリューム。2人分ですが、4人前と言われても違和感ない感じ。
「マクルーベ」は、パレスチナやヨルダン、レバノンを中心としたレバント地方で広く食べられている炊き込みご飯料理。
肉や野菜、お米を層状に重ねて炊き上げ、鍋ごと皿にひっくり返して提供されるのが特徴で、料理名の由来ともなっています。

『ラクダテーブル』のマクルーベは、こんもりと盛られた茶色のライスの上に大きなナス、トマト、カシューナッツ、パクチーがデコレーションされ、カットレモンが添えられていました。

ペイズリーの形をした取り器でマクルーベを切り崩しつつ、お皿に取り分け。
さっそく、いただきます!

切り崩したライスの中には、骨付きのチキンがゴロゴロ。
マクルーベ自体はスパイスの使用は控えめで優しいお味。
肉の旨味と茄子の柔らかな食感。カシューナッツのクリスピーな食感。トマトのフレッシュ感。搾り掛けたレモンの酸味。パクチーの香り。


一緒にサーブされた豆の煮込み料理と合わせて食べたり、中東の辛味調味料であるハリッサを加えて味変を楽しんだり。

もちろん美味でしたが、既に腹パン状態になっていたので、味を堪能する余裕は無く、半分ほどしか食べられず、残りはお持ち帰りとしてパッキングしてもらうこととなりました。
ローズのハルバ、ペルシャの紅茶

お食事の締めは、別腹デザート。
「ローズのハルバ」と「ペルシャの紅茶」です。
ペイズリー柄のクロスに紅茶や苺の赤が映えます。

「ローズのハルバ」は、パニプリの中に濃厚で甘い「ハルバ(ハルワ)」が入り、ココナッツファインが散らされ、ローズの花びらがトッピングされた一品。
ナッツやジャムが掛けられたターメリック色のシュリカンドと苺が添えられています。
パニプリのサクッと感とハルバの濃厚な甘味。シュリカンドの酸味や苺のフレッシュ感が良いコントラスト。

トルコのチャイグラスに入った「ペルシャの紅茶」は、シンプルなストレートティー。
さっぱりした風味が甘いハルバのお供にぴったり。
食後の良いお口直しとなりました。
大田区鵜の木で、週2回、間借り営業をしている中東料理のお店『ラクダテーブル』
ディナーの「本日のアラビックディナープレートコース」は、驚くほどの品数が載った「メゼプレート」がとにかく絶品! バラエティに富んだ中東の味を堪能できる一品です。
圧巻のボリュームの「マクルーベ」や食後のデザート「ハルバ」も美味。
気さくで話好きな店主さんとの会話も楽しく、幸せなディナータイムを過ごすことができました★
『ラクダテーブル』の地図・アクセス・営業時間
アラブ・中東料理店











