東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩1分。居酒屋やバーが並ぶ路地の一角に、ベトナム料理のお店『キムソンクアン(KIM SON QUAN)』があります。
お店のオープンは2021年11月。本場の味のベトナム料理を提供するお店。在住ベトナム人で賑わう”ガチな”ベトナム料理店です。
『キムソンクアン』の外観と店内の雰囲気

路地に突如として現れるPOPな看板

『キムソンクアン』の外観
こちらが、『キムソンクアン』の外観です。
看板と店名ロゴのセンスや、お店の佇まいから、ベトナム人によるお店であることがわかります。

フォーの絵が描かれたネオンサイン

店頭のメニュー看板
店頭にはメニュー看板もあり、こちらには日本語表記がありました。
メニューは、生春巻きやフォーなどはあるものの、日本人向けのベトナム料理店とは一線を画する感じ。
さっそく、店内へ。

『キムソンクアン』の店内
こちらが、『キムソンクアン』の店内です。
店内の広さはそこそこあり、座席数は50席は下らなそう。8人掛けの個室席もあります。
椅子はプラスチック製で、天井からはベトナムの提灯がいくつも吊り下げられていて、店内はベトナムの屋台風の雰囲気です。

延々と流されるベトナムポップスのMV
店内のモニターからは、ベトナムポップスのMVが延々と流されていて、ホーチミンやハノイにありそうな、今どきの若者が集う店といった雰囲気です。
訪問したのは休日の早めのディナータイム。食べログでネット予約の上訪問しました。
お客さんは最終的に6割くらいの入り。お客は若いカップル、男性おひとり様、男女4人のグループ、総勢20名ほどの男女の若者グループなど、全員ベトナム人の若者。
ホールのスタッフもベトナムの若い女性の方で、日本人は自分たちだけでした。

店内には食材コーナーもあり

バーバーバー、ビアハノイ、豚のハム

バインミーのパン、ダック

青マンゴー、鴨の血
店内の一角には食材コーナーもありました。
バーバーバーやサイゴンビール、ビアハノイ。豚のハム、バインミーのパン、青マンゴー、鴨の血などなど、ベトナム食材がズラリ!
「アヒルのロティサリー」や「ココナッツジュース」を注文した際、スタッフはアヒル肉の塊や生ココナッツをこの商品棚からピックアップしていました。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『キムソンクアン』のメニュー
















こちらが、『キムソンクアン』のメニューです。
メニューには、フォーや生春巻き、揚げ春巻き、ベトナムお好み焼き(バインセオ)、バインミーなど、日本人に馴染みのあるベトナム料理もあるものの、カエルやアヒル、うずら卵、山羊肉などディープな食材を使った料理をはじめ、見たことのない料理がたくさん!
何を注文するか迷った挙句、選んだお料理は↓
- 「サイゴンビール」(693円)
- 「333ビール」(693円)
- 「ゆでエビとブンの生春巻き」(880円)
- 「カエルレモングラスと唐辛子炒め」(1,199円)
- 「揚げトウモロコシ」(649円)
- 「アヒルのロティサリー」(小:1,298円)
- 「ブンボフェ」(1,250円)
- 「ココナッツジュース(生)」(638円)
- 「ミックスチェー」(715円)
定番の生春巻きに、ベトナムらしい食材のカエルの炒め物。お店の売りのアヒル料理と、中部フエの名物ブンボフェをチョイス。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「サイゴンビール」と「333ビール」

「サイゴンビール」(693円)
まずは、お飲み物。
「サイゴンビール」です。
「サイゴンビール」は、ベトナム最大のビールメーカー「サイゴン・ブリュワリー」が製造するモルト100%のプレミアムビール。
爽快感のあるすっきりとした喉越し。軽く飲みやすく、ベトナム料理に合います。

「333ビール」(693円)
こちらは、「333(バーバーバー)ビール」
ベトナム国内で約7割のシェアを誇る国民的ビール。アルコール度数は5%。あつさり薄味の喉越し爽やかなビール。飲みやすく安定の美味しさ♪
ぐびぐび飲んでいると、お料理が運ばれて来ました。
「ゆでエビとブンの生春巻き」

「ゆでエビとブンの生春巻き」(880円)
「ゆでエビとブンの生春巻き」です。
綺麗な透明のライスペーパーの中に、ゆでエビ、細くて丸い米麺ブン、キュウリ、青紫蘇などが入った生春巻き。甘辛いタレをつけていただきます。
柔らかくてもっちりとしたライスペーパーとぷりぷりのエビ。歯切れの良いブンにフレッシュなキュウリや青紫蘇。タレをつけていただくとめちゃくちゃ美味しい♪
「カエルレモングラスと唐辛子炒め」

「カエルレモングラスと唐辛子炒め」(1,199円)
お次は、「カエルレモングラスと唐辛子炒め」
甘辛く味付けされたカエルと野菜の炒め物。レモングラスの香りが爽やか。
カエル肉は鶏肉の脂肪分を増やして味を淡白にしたような感じ。骨が多いのが玉に瑕ですが、スキッとした生姜、ニンニクの旨味、唐辛子の辛味がカエルの身に沁みていて、かなりの美味しさ♪
「揚げトウモロコシ」

「揚げトウモロコシ」(649円)
こちらは、ビールのつまみとして頼んだ「揚げトウモロコシ」
シンプルな揚げたスイートコーンで、素朴な味ながらクセになる感じ。
ビールが進む一品。
「アヒルのロティサリー」

「アヒルのロティサリー」(小:1,298円)
続いて、メインのお料理。
「アヒルのロティサリー」。アヒル肉のシンプルなグリルです。
少し骨は多いものの、アヒル肉は柔らかくジューシーで旨味たっぷり♪

つけダレが美味♪
パクチーやドクダミなどのハーブと一緒に、濃い目で深みのあるつけダレにつけていただくと、うまいのひと言!
「ブンボフェ」

「ブンボフェ」(1,250円)
締めは、「ブンボフェ」
「ブンボフェ」は、米粉の太麺と牛肉を使ったベトナム中部の都市フエ名物のライスヌードル。スープの味付けには、レモングラスと赤唐辛子を炒めて作った調味料「サテ」とヌクマムが使われ、酸っぱ辛いお味が特徴。
『キムソンクアン』の「ブンボフェ」は、茶色のスープの中に、豚足や牛肉、豚肉のスライス、鴨の血ゼリー「ティエット・カイン」などがどっちゃりと入ったインパクトのある一品。

どっちゃりと入った具材
まずは、スープをひと口。
美味しい♪
ニョクマムなどの魚醤と豚足の出汁の旨味、レモングラスなどのハーブの風味が効いた複雑なお味。酸味や辛味はそれほど強くは無いものの、味にインパクトがあります。
断面が丸い米粉麺「ブン」は、つるつるとした食感で歯切れが良く、喉越しもGood! 具材の肉も味、食感がバラエティに富んでいて、食べ飽きません。

テーブル上の辛い調味料
さらに、辛味や酸味を加えたい場合は、テーブル上の調味料を投入!
今回は写真の唐辛子調味料を少し加えました。
スープの中にちょっと入れただけで、辛さがかなり増し増し! そして、旨味も圧倒的に増し増し!!
「ココナッツジュース(生)」と「ミックスチェー」

「ココナッツジュース(生)」(638円)
食後のお飲み物は、ベトナムコーヒーを頼みたかったのですが、あいにく品切れとのことで、「ココナッツジュース(生)」を注文。
久々に、生ココナッツジュースをいただきました!

ストローを差していただきます。
フレッシュで仄かな甘味があり、ちょっぴり青臭くて、少し生ぬるい生のココナッツ。
改めて飲むと意外と美味しい♪

「ミックスチェー」(715円)
ココナッツジュースと一緒にいただいたデザートは「ミックスチェー」
それぞれの詳細は不明ですが、豆や芋など様々な素材のチェーが合わさったミックスチェー。
バラエティに富んだ味わいですが、個人的に今回いただいたチェーは、それほど刺さる味ではありませんでした。

大人数のグループ客が来店
お料理をいただいていると、お店のスタッフが店内のテーブルと椅子を慌ただしく配置換え。
ほどなくして、20名ほどのベトナム人の若者集団が来店しました。
店内に飛び交うベトナム語。湯島の路地裏にある『キムソンクアン』
ここは、聴こえる音も、漂う匂いも、感じる空気感も、まさに現地ベトナムそのものといった感じ。

『キムソンクアン』
湯島にあるベトナム料理のお店『キムソンクアン(KIM SON QUAN)』
ベトナム現地の雰囲気を感じられる店内で、本場そのもののベトナム料理をいただけるお店。
いただいたお料理は、定番の「生春巻き」も、中部フエの名物「ブンボフェ」も、アヒル肉のシンプルなグリル「アヒルのロティサリー」も、カエルの美味しさを堪能できる「カエルレモングラスと唐辛子炒め」も、いずれも、まさにベトナムの味。
在住ベトナム人が集う、本場のベトナム料理を味わえるお店です。
『キムソンクアン』は、ネット予約出来ます!
『キムソンクアン』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『キムソンクアン』の地図・アクセス・営業時間
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