兵庫県川西市黒川。「日本一の里山」と称される自然豊かな場所に、南インドに魅せられた店主が開いた、南インド定食「ミールス」を食べさせるお店があります。
お店の名前は『ヨナナ』。国道477号線沿いにあるヨナナです。
神戸市内から約1時間半。電車を乗り継いで行ってみることにしました。
『ヨナナ』へのアクセス・行き方
『ヨナナ』の最寄駅は、能勢電鉄妙見線の「妙見口」駅。
大阪梅田からだと、阪急宝塚本線に乗って「川西能勢口」駅と「山下」駅で乗り換え。1時間弱で到着します。
妙見口駅から『ヨナナ』までは徒歩25分ほど。
「日本一の里山」と称される川西市黒川の長閑な風景を眺めながらお散歩気分で♪
国道477号線は交通量が意外に多いので車には注意。駅からお店までの途中に商店やトイレなどはありません。
『ヨナナ』の外観と店内の雰囲気
こちらが、『ヨナナ』の外観です。
緑の木々に囲まれた平屋の建物。モスグリーンの色合いが周りの自然に溶け込んでいます。
お店の営業日は基本土日の11:00~15:00で予約制。
今回はInstagramで営業日とメニューを確認し、予約フォームにて事前予約しました。
予約した11時になりました。
店主さんが扉を開けてくれ、さっそく店内へ♪
こちらが、『ヨナナ』の店内。
店内空間はレトロな外観からは想像できない、明るく開放感溢れる雰囲気。
この建物は元々はうどん屋だったそうですが、一級建築士の資格を持つ店主さんがご自身でDIYしたのだそう。
インドを思い出させる水色の壁、テーブルや椅子、ランプ、食器。棚に置かれた雑貨や壁に架けられた布など、全てがセンス抜群! とても居心地のいい空間です。
当日のこの時間帯は、お客さんは自分たちだけでした。
お店は、日本人女性店主さんのワンオペ。
ネットの情報によると、店主さんは建物の設計の仕事でインドのバンガロールに3年間居住。その時出会った南インドに惚れ込み、国内や現地インドの料理教室などで学んだのち、2018年9月にこのお店『ヨナナ』をオープンさせたのだそう。
さて、案内された座席に座り、メニューを拝見しましょう。
『ヨナナ』のメニュー
こちらが『ヨナナ』のメニューです。
メインの料理は「ベジミールス」(1,700円)のみで、オプションでノンベジアイテム(肉や魚のカレー)を追加(+350円)することが出来ます。ドリンクやデザート付きのセットもあり。
ミールスのおかずの内容は日替わりで、黒板に記載されていました。
本日のノンベジアイテムは「さわらのフィッシュモイリー」
もちろん、「ベジミールス」にオプションのノンベジアイテムを追加して注文。セットにして、食後に「マドラスコーヒー」と「マンゴージェラートミニ」も頼みました。
注文を済ませ、ミールスの説明を読みながら、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
こちらは、席に座るとすぐにサーブされた「パティムガム」
「パティンガム(Pathimugam)」は、スオウというマメ科の木の木くずを煮出したもの。南インド・ケララ州で一般的に飲まれており、その色から「ピンクウォーター」とも呼ばれます。
ピンクウォーター自体に特に味はありませんが、飲むと血液がサラサラになるため、アーユルヴェーダ的に良いとされています。
「パティムガム」をちびちび飲みながら待っていると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
ベジミールス+さわらのフィッシュモイリー
こちらが、『ヨナナ』の「ベジミールス+ノンベジアイテム」
お料理内容は↓
- サンバル
- 青マンゴーのダルカレー
- ペッパーラッサム
- モール
- 春キャベツのポリヤル
- タイ米
- ラギアダイ
- ココナッツチャツネ
- さわらのフィッシュモイリー
- レモンピックル
- パパダン
- 青バナナのフライ
美しいビジュアル。見るからに美味しそうです♪
さっそく、いただきましょう〜。
まずは、一品一品のおかずを味わい、その後、ご飯に掛けたり、パパダンを砕いて振り掛けたり、カレーやおかずを混ぜながらいただきます。
どのカレーもおかずも丁寧に作られていることがわかります。南インドの食堂の味を思い出させる、本当に美味しいミールスです♪
特に気に入ったのが「サンバル」。豆の煮込み具合と水分量、酸味や塩気、辛味の塩梅がちょうど良い感じ。
酸味強めでスキッとした「ラッサム」や、さっぱりとした「モール」も好みのお味。
「さわらのフィッシュモイリー」も、さわらの旨味とシャープな酸味がプレートにインパクトを与えていて美味♪
意外とふっくらとした「タイ米」も食べやすく、カレーやおかずとの相性抜群です。
そして、絶品だったのが「ラギアダイ」
ラギ粉の生地の中に玉ねぎや青菜を加えて焼き上げたお好み焼きで、素朴なラギの風味とスパイスの香ばしさがたまらない美味しさ♪ ココナッツチャツネをつけていただくと最高です★
最後は、ご飯にカレーやおかずを全部掛け、それぞれの素材の味と食感、スパイスの絡みを楽しみました。
『ヨナナ』の「ベジミールス」+「さわらのフィッシュモイリー」、プレートトータルのバランスがとれた大満足のミールスでした♪
「マドラスコーヒー」と「マンゴージェラートミニ」
食後のデザート&ドリンクは、「マンゴージェラートミニ」と「マドラスコーヒー」をいただきました。
南インドの真鍮のコーヒーカップ&ソーサーで提供された「マドラスコーヒー」
既に泡立てられていますが、ご自身でも泡立ててみてくださいとのこと。
カップからソーサーへ、ソーサーからカップへと流し込み、さらに泡立ったところでいただきます♪
この「マドラスコーヒー」も美味! コーヒーの深みのある苦味と、ちょうど良いミルク感&甘味。これぞ、南インドのコーヒーのお味です★
デザートの「マンゴージェラートミニ」も、これまた絶品!
最高級のマンゴーパルプを使ったジェラートは、フレッシュなマンゴーの酸味と甘味がシャリシャリした冷たいジェラートとマッチして美味しい♪
「日本一の里山」と称される兵庫県川西市黒川にある南インド料理店『ヨナナ』
南インドに魅せられた女性店主が作る「ベジミールス」は、南インドの食堂の味を思い出させるお味。バランスのとれたお味の「サンバル」、素朴な味と食感がGoodな「ラギアダイ」、オプションのノンベジアイテム「さわらのフィッシュモイリー」など、どのお料理も美味でした♪
ご自身でDIYしたというセンス溢れる内装や、里山の自然豊かなロケーションも魅力的なお店です。
『ヨナナ』の地図・営業時間
南インド料理店









