上海に行ったら誰しもが訪れると思われるのが「豫園」
今回は、「豫園」と「豫園商城」をご紹介します。
中国風のお店が並ぶ「豫園商城」
「豫園商城」
「豫園」は、1559年(嘉靖38年)から1577年(万暦5年)の18年の歳月を費やし造営されたとされる「古典庭園」と、かつて上海城の城下町だったところに、当時の街並みを再現した「豫園商城」からなっています。
豫園の池に浮かぶ「湖心亭」
「湖心亭」
中国風の窓
豫園の池に浮かぶ、江南様式の楼閣が「湖心亭」
内部は茶館となっていて、のんびりと中国茶を飲むことができます。
お茶は20元でした。
この茶館は、1885年に開業した上海最古の茶館だそうです。
内部の雰囲気は最高です。
「豫園商城」
アーティストたちの出店
臙脂と白の趣ある建物
「豫園商城」は、土産物屋や飲食店が軒を連ねる楽しいエリア。
お店はすべて中国風の高層建築で、様々な土産物やあらゆる料理、雑貨やお茶、漢方薬など何でも揃います。
また、広場には、似顔絵描き、粘土人形作り、わら細工作り、金属細工作り、版画家など、いろんなアーティストたちも出店を出しています。
ここでは、小籠包のおいしいお店「南翔饅頭店」に行きました。
このお店の小籠包は絶品でした!
スターバックス豫園店
スターバックス豫園店です。
豫園商城の伝統的な建物にうまく嵌っています。
豫園商城には、他にもハーゲンダッツもありました。
上海ではスターバックスの店舗は結構見かけました。
うねうねとした「龍壁」が目を引く庭園「豫園」
豫園の庭園
江南式の中国庭園「豫園」
豫園は、明代の役人であった潘允端が、父の潘恩のために贈った庭園であるとのこと。
庭園の面積は2万㎡ですが、造園当時は5万㎡もあったと言われています。
豫園の「龍壁」
うねうねとした「龍壁」の塀
園内は5つの景観区と内園に分かれ、それぞれ趣を異にした景観となっています。
その中でもひときわ目を引いたのが、写真の「龍壁」(ロンビー)
粘土でできた龍の頭は大迫力です。胴体のうろこも瓦を使ってうねうねと表現されています。
龍は皇帝の象徴で、本来は皇帝以外は使用することができない存在。
しかしながら、ここに龍があります。
実は、この龍には本来5本あるとされる爪が4本しかなく、厳密に言うと龍ではないのです。
「緑波廊酒樓」で点心に舌鼓
「緑波廊酒樓」の店内
いろんな種類の点心
ひとつひとつがかなり美味しいです。
ここは豫園の中にある点心の店「緑波廊酒樓」
セットにビールを注文して55元(825円)。
たくさんの点心が出てきて、ひとつひとつがかなり美味しいです。
前の舞台では、雑技団の少年少女が演技してました。
煌びやかな夜の「豫園商城」
煌びやかな豫園商城の夜
まるで千と千尋の神隠しの風景
夜の豫園商城の明かりは遠くからも見えます。
夜の「豫園商城」です。
昼の豫園も地元の人や観光客で大賑わいの華やかな場所ですが、夜はいっそうその華やぎが増します。
建物の屋根がライトアップされ、吊り下げられた無数の提灯が赤い光を界隈に照らし出すからです。
その様子は、まるで映画「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋のよう。
歩いているだけで楽しくなってくる界隈。
豫園商城、上海に行ったら必見の場所です!
旅行時期:2003年1月
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