京都市中京区橘町。押小路通沿いにあるお洒落なビル「バインオークアイイナ」の2階に、南インド料理のお店『TADKA2(タルカ2)』は、あります。
2021年12月にオープンしたこのお店、京都・烏丸御池にある南インド料理の名店『インド食堂TADKA(タルカ)』の2号店。
インドの街の食堂スタイルでランチ提供する『TADKA1』に対して、『TADKA2』は、南インドの少しいいレストランとしてディナーを提供しているのだとのこと。
お店のメインシェフは、南インド各州のレストランでシェフをしていた経験を持つ、タミル・ナードゥ州チェッティナード地方出身のマニカンダンシェフです。
チェティナード地方のお屋敷をイメージした店内の雰囲気がGood!
『TADKA2(タルカ2)』があるお洒落なビル「バインオークアイイナ」
こちらが、『TADKA2(タルカ2)』があるお洒落なビル「バインオークアイイナ」
正面に伸びる通路の奥に、2階へと向かうエレベーターがあります。
ビルの2階に『TADKA2(タルカ2)』はあります。
このエレベーターで2階へ。
「バインオークアイイナ」には、他にお寿司屋さんや焼鳥店、ヘアーサロンや楽天モバイルの事務所なども入っていました。
『TADKA2(タルカ2)』の入り口
こちらが、2階にある『TADKA2(タルカ2)』の入り口。
入り口からとってもお洒落♪
ナチュラルな木材で枠組みされた焦げ茶色の扉。特別な空間に入っていく感じ★
『TADKA2(タルカ2)』の店内
『TADKA2(タルカ2)』の店内です。
クリーム色と木の茶色を基調とした内装は、ナチュラルで明るく、落ち着いた雰囲気。
お店のHPによると、内装の制作には多くの職人やデザイナーが関わったそう。随所に感じられるインドの現地っぽさ。居心地の良い空間です。
また、廃材をなるべく利用したり、ケミカルな素材を使わないようにするなど、エコに対するオーナーのこだわりも感じさせます。
鉄の窓枠や吊り下げられたランプもインドっぽい雰囲気
チェティナード地方のお屋敷風+オーガニックテイストな内装
壁にはタイルが飾られ、窓にはステンドグラスが嵌め込まれています。
内装のイメージは、チェティナード地方のお屋敷風+オーガニックテイストであるとのこと。
棚に飾られた器も魅力的
チェティナード風のタイル
店内の座席は30席くらいでしょうか。土曜日に電話で事前予約しての訪問でしたが、座席は予約で満席。人気のお店なので予約は必須です。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜!
『TADKA2(タルカ2)』のメニュー
こちらが、『TADKA2(タルカ2)』のメニューです。
メニューの説明によると、
タルカは特に南インド料理を中心に、未だ日本に渡っていないような珍しいお料理を、現地のスタイルに忠実に従って調理しご紹介していきます。
とのこと。
メニューには、タミルナードゥ州・カルナータカ州・アーンドラ州・ケララ州など、南インド各州の料理が並び、初めて知る料理もたくさん!
それでもって、今回注文したお料理は↓
- 「THAKKALI PUDINA SAARU(タッカリ プディナ サール)」(750円)
- 「CHICKEN COCONUT KEBAB(チキンココナッツケバブ)」(1,080円)
- 「KOSAMBARI(コサンバリサラダ)」(650円)
- 「FISH CURRY OF THE DAY(今日のフィッシュカレー)」(1,600円)
- 「MUTTON GASSI(マトン ガッシ)」(1,700円)
- 「BUN PAROTTA(バン パロタ)」(500円)
- 「PLAIN RICE(プレーンライス)」(500円)
スープの「タッカリ プディナ サール」、お肉のおつまみとして「チキンココナッツケバブ」、サラダが「コサンバリサラダ」
カレーは、「今日のフィッシュカレー」と「マトン ガッシ」の2種。主食として「バン パロタ」と「プレーンライス」
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
チェティナード出身の腕利きシェフが作る、洗練されたお味の南インド料理
「CURRYLEAF ROSE MOJITO(カレーリーフ ローズ モヒート)」(950円)
まずは、お飲み物から。
「CURRYLEAF ROSE MOJITO(カレーリーフ ローズ モヒート)」です。
ウォッカ入りにしました。
南インドのメインのハーブ「カレーリーフ」を生のまま潰し香りをひき立て、ルーハフザというローズシロップと各スパイスで仕上げるノンアルコールカクテル。華やかなローズの香りとカレーリーフの香りに、複数のスパイスによる奥行きがプラス。濃厚で複雑なインドの空気の香りのような異国情緒溢れるドリンクです。<+¥200でウォッカ入りにできます>
このカクテルが本当に美味でした♪
とにかく、カレーリーフの香りがインパクトあり! 甘いローズの香りとの相性も抜群で、複雑なお味だけど、飲みやすく美味しいカクテル。
カクテルだけどお料理とも合いました★
「PANAKAM(パナカム)」(650円)
こちらは、「PANAKAM(パナカム)」
南インド・アーンドラプラディッシュ、タミルナードゥ州の伝統的なドリンク。インドの無精製の粗糖「ジャガリ」と乾燥ショウガ、少しのスパイスで作るほんのり甘い爽やかなドリンクです。暑いときに体を冷やすのに飲みます。
ジャガリとショウガ、絶対合う組み合わせ♪
スパイシーで甘さ控えめで美味しい! こちらもお料理と合います★
お飲み物をちびちび飲んでいると、スープが登場!
「THAKKALI PUDINA SAARU(タッカリ プディナ サール)」(750円)
「THAKKALI PUDINA SAARU(タッカリ プディナ サール)」です。
南インド・カルナータカ州。トマトとミントのペッパースープ(ラッサム)。スープはシェフの得意料理です。
爽やかなミントの風味が効いています。
カルナータカのラッサム。トマト感が結構強めで、ピリッとしたペッパーの辛み。爽やかなミントが効いています。
う〜ん、美味しい♪ あっという間に無くなっていきます。
「CHICKEN COCONUT KEBAB(チキンココナッツケバブ)」(1,080円)
続いて、おつまみ的に頼んだ肉料理「CHICKEN COCONUT KEBAB(チキンココナッツケバブ)」が登場!
ココナッツ、コリアンダーのペーストでマリネしたチキンをグリルしました。ココナッツの甘い香りがミルキーでマイルドな優しい一品。北ケーララのイスラム料理から。
ケララらしい、ココナッツを纏ったケバブ。マイルドで甘いお味ですが、この甘さがチキンケバブのお肉のお味と結構合います♪
添えられた生野菜と一緒に食べると良いバランス。
「KOSAMBARI(コサンバリサラダ)」(650円)
こちらは、南インド定番のサラダ「KOSAMBARI(コサンバリサラダ)」
生野菜とムング豆(緑豆)をココナッツやスパイスオイルで仕上げた南インドのヘルシーなサラダ。
ニンジンやきゅうりのシャキシャキした食感、ムング豆の旨味、ココナッツの風味、適度なスパイス感。カレーのお供としてぴったり★
「FISH CURRY OF THE DAY(今日のフィッシュカレー)」(1,600円)
そして、メインのカレー。
「FISH CURRY OF THE DAY(今日のフィッシュカレー)」です★
魚の旨味と上品な酸味が癖になるフィッシュカレー。南インドには様々な種類があるので、気まぐれで替えてお出しします。
本日のお魚は、カジキマグロでした。
ココナッツミルクのミルキーさと、カレーリーフの香り、タマリンドの酸味が効いたケララらしいお味のフィッシュカレー。肉厚で食べ応えのあるカジキマグロの身が美味♪
上品なお味。ポンニライスとの相性が抜群です★
「MUTTON GASSI(マトン ガッシ)」(1,700円)
続いて、「MUTTON GASSI(マトン ガッシ)」
南インド・カルナータカ州。マンガロールスタイル。この地方の辛くないチリ、ココナッツをすり潰しルーを作ります。アッパム、カルドーサ、バンパロタと。
ココナッツミルクを使ったマンガロールのマトンカレー。
マイルドなココナッツミルク、濃厚なスパイス感。マトンの肉の旨味たっぷりながら、臭みはほとんどなく食べやすいお味。
この「マトン ガッシ」は、かなり好みのお味♪
「BUN PAROTTA(バン パロタ)」(500円)
こちらは、カレーと一緒にいただいた「BUN PAROTTA(バン パロタ)」
小麦の生地を薄ーく広げて油を塗り、うずまき状に丸め、タワ(鉄板)で焼く南インドの代表的なパン「パロタ」。しかしこの「バンパロタ」はシェフの出身地マドゥライで生まれた名物料理で少し異なります。普通のパロタより分厚く作り、パンのようにしっかり焼き色をつけたものです。さらにマニシェフのアレンジによりサクサク、中はもちもち、ふわふわに仕上げました。インドのあるレストランとタルカでした食べれない美味しさを是非お試し下さい。
普通のパロタよりも分厚くて食べ応えあり。香ばしい油の風味がたまらない美味しさ♪
「マトン ガッシ」との相性が抜群★ そのままで食べても美味しいです。
「バンパロタ」「ポンニライス」と一緒にカレーをいただきます♪
タミルナードゥ州のパラパラとした小粒のお米「ポンニライス」も頼みました。
「フィッシュカレー」「マトン ガッシ」、それぞれと一緒に。「コサンバリサラダ」を混ぜたりしながら。あっという間に完食!
「DESSERT OF THE DAY(今日のデザート)」「SOUTH INDIAN COFFEE(hot)」
食後はデザートとコーヒー♪
気まぐれで替わるデザート。インドの珍しいデザートが登場します。食後に是非南インドのコーヒーとお楽しみ下さい。
「DESSERT OF THE DAY(今日のデザート)」は、セモリナ粉を使ったスイーツ。「ケサリバート」でしょうか。
ほど良い甘さとプチプチとした食感が美味♪ 載せられたナッツやフルーツとのマッチングもベスト★
デザートのお供は、「SOUTH INDIAN COFFEE(hot)」
カップの中に、しっかり泡立ちされたミルクコーヒーがあり、ソーサーにはホットミルクが入っているという珍しい提供スタイルでした(ソーサーのミルクは、ミルク増ししたい方用ということでしょうか?)
兎にも角にも、デザートもコーヒーも美味で大満足♪ 食後の良いお口直しとなりました★
『TADKA2(タルカ2)』
京都市中京区橘町にある南インド料理のお店『TADKA2(タルカ2)』
京都の名店『タルカ1』の2号店としてオープンした、日本では未だ紹介されていない珍しい南インド料理の数々を提供しているお店です。
メニューには初めて知るお料理がたくさんありました♪
チェティナード出身の腕利きシェフの作るお料理は、「フィッシュカレー」も「マトンガッシ」も、さすがの美味しさ♪ どのお料理も洗練された上品なお味です。
次回訪れた時は、ビリヤニやマトンカリドーサ、ラジカチョリ、他の種類のカレーも食べてみたいです。
チェティナード地方のお屋敷をイメージした店内の雰囲気もGood!
◉『TADKA2(タルカ2)』の地図・アクセス
- 住所:京都府京都市中京区押小路通御幸町西入橘町612 バインオークアイイナ 2F 北側
- アクセス:地下鉄東西線京都市役所前駅より徒歩3分
- 営業時間:17:30~22:00
- 定休日:月・日
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