東武アーバンパークライン(東武野田線)の川間駅から徒歩30分。国道16号線の交差点の角に、パキスタン料理のお店『パキスタン家庭料理 メヘマーン サラエ』は、あります。
千葉県北西部は、中古車を仕入れ、海外に輸出するビジネスを行うパキスタン人が多く住んでいることで知られていて、特に野田市は中古車のオークション会場があるため、多くのパキスタン人中古車業者が集まってくるのだとか。
2020年3月にオープンした『メヘマーン サラエ』も、そんな在日パキスタン人御用達のお店のひとつです。
野田市の国道16号線沿いにある、在日パキスタン人御用達のお店
東武アーバンパークライン(東武野田線)の川間駅
『メヘマーン サラエ』の鉄道の最寄り駅は、東武アーバンパークライン(東武野田線)の川間駅。
駅からお店までは、約2.5km。バスの便もあるそうですが、1日数本しかないとのことなので、歩いて行くことにしました。
徒歩30分くらいです。
道中は、目立った建物はなく、ありきたりな郊外の風景という感じ。
国道16号線沿いにある『メヘマーン サラエ』
30分ほど歩くと、国道16号線が見えてきました。
国道16号線の「野田市東金野井」の交差点の角に『メヘマーン サラエ』はあります。
『メヘマーン サラエ』の外観
お店は2階建ての大きな一軒家です。
駐車場も10台分くらいあるので、車でのアクセスは便利。
プレイヤールームもあり
Welcome to JAPAN Minare Pakistan Lahore
『メヘマーン サラエ』の入り口です。
白と緑のパキスタン国旗カラーの看板や案内板。
パキスタン人御用達のお店らしく、プレイヤールームも完備されています。
レストランに併設されたハラール食材店
お米やアタ粉などが売られています。
レストランの脇にはハラールフード食材店も併設。
お米やアタ粉などが売られていました。
さて、さっそくお店の中に入っていきましょう〜♪
『メヘマーン サラエ』の店内
『メヘマーン サラエ』の店内です。
店内空間はかなり広々していて、座席は、テーブル席が4名×6卓、2名×2卓。ソファー席が4名×3卓、カウンター席が6席。8名入れる個室もあり、合計54席。
ランチタイムでの訪問で、4割くらいの客入り。お客さんは地元の方らしき日本人が多め。時間帯によってはパキスタン人がほとんどになることもあるそう。
パキスタンの民族衣装が売られています。
店内の壁の至る所にお料理のメニューが!
メッカのカーバ神殿やラホールやイスラマバードのモスクの写真
店内の内装は洒落っ気は全然ないですが、パキスタンの風景やモスクの写真が飾られていたり、パキスタンの民族衣装などが販売されていたりと、パキスタンな雰囲気満点♪
テイクアウト用のスイーツも種類豊富!
テイクアウト用のパキスタンスイーツも売られていました。種類豊富です。
店員さんは、厨房の中は不明ですが、ホールの接客担当は、パキスタン男性とネパール人女性の2名。お二人とも日本語が達者です。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『メヘマーンサラエ』のメニュー
『メヘマーン サラエ』の本日のメニュー
こちらが、『メヘマーン サラエ』の本日のメニュー。
店員さんによると、上の3列が日替わりで、一番下の列のスイーツは毎日同じであるとのこと。
メニューには、「MUTTON ROGAN JOSH(マトン・ローガンジョシュ)」「MUTTON HALEEM(マトン・ハリーム)」「ANDHA KOFTA(アンダ・コフタ)」「CHICKEN KARAI(チキン・カラヒ)」「GUTKA NIHARI(グトカ・ニハリ)」などのカレー煮込み系。
炭火焼きのハンバーグ「CHAPLI KABAB(チャプリ・カバブ)」。2種のビリヤニ「MUTTON GUTKA BIRYANI(マトン・グトカ・ビリヤニ)」「CHICKEN BIRYANI(チキン・ビリヤニ)」などがあり。
魅力的なお料理が多く、どれにしようか迷ってしまいます。
『メヘマーン サラエ』定番メニュー
ドーサメニュー
甘いものとデザート
壁に貼られたお料理のメニュー
新メニュー「カチキリ(チキンカツカレー)」
『メヘマーン サラエ』は「本日のメニュー」の他も品数は豊富です。
南インド料理のドーサや、ナンとカレーのセット。ムスリム向けのハラールのピザやハンバーガー。チキンカツカレー(カチキリ)もあります。
ちなみに、近くにいた日本人のお客さんは、ナンとカレーのセットやカチキリを頼んでました。
ホワイトボードのメニュー
こちらは、店内のホワイトボードメニュー。
メニュー本の「本日のメニュー」と内容はほぼ被ってますが、メニュー本にないものもちらほら。
さて、注文ですが、今回は↓のお料理を頼むことにしました。
- マトン・ハリーム(MUTTON HALEEM)1,430円
- ロティ(ROTI)180円
- チャプリカバブ(CHAPLI KABAB)1,650円
特に、チャプリカバブは都内では提供しているお店が少ないので、久々のご対面。
楽しみです♪
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「マトン・ハリーム」と「チャプリカバブ」が絶品!
「ラッシー」
まずは、お飲み物から。
「ラッシー」です。
さっぱりとした甘さが美味しい♪
重めのパキスタン料理の箸休めとして活躍してくれそうです。
お通しのスープ
続いて、お通し(サービス?)のスープが運ばれてきました。
玉ねぎやニンジンが入った、にんにく、しょうが、ブラックペッパーなどで味付けされたクリアーなスープ。
シンプルに美味しい♪
スープを啜っていると、ほどなくしてお料理が登場!
「マトン・ハリーム」と「ロティ」
「マトン・ハリーム(MUTTON HALEEM)」と「ロティ(ROTI)」です。
ハリームには、搾り掛け用のレモンが付いています。ロティは2枚。
「ハリーム」は、小麦、大麦、レンズ豆、羊肉や牛肉をスパイスと一緒に7〜8時間煮込んで作るお料理。パキスタンやバングラデシュ、インドのイスラム教徒の間でよく食べられているお料理で、朝食として食べられることが多いのだそう。
フライドオニオンとジンジャー、パクチーがトッピングされたビジュアルが食欲をそそります。ロティもいい焼き色★
さっそく、いただきましょう〜♪
「マトン・ハリーム(MUTTON HALEEM)」1,430円
『メヘマーン サラエ』の「マトン・ハリーム」、まさに絶品!美味でした♪
ほろほろに崩れて繊維状になったマトン肉は、臭みがほぼ無く、たっぷりのレンズ豆と一緒にペースト状になっていて、栄養が凝縮している感じ。
ラマダン後の食事として食べられているというのも頷けます。
香ばしいフライドオニオンや、スキッとする針生姜、搾り掛けたレモンの酸味も味をバラエティにしてくれていて、飽きさせません!
「ロティ(ROTI)」180円
「マトン・ハリーム」のお供は「ロティ」
全粒粉を素材として、発酵させずに焼き上げるパンです。
素朴なお味が濃厚なハリームとよく合います♪
「チャプリカバブ(CHAPLI KABAB)」1,650円
そして、楽しみにしていた「チャプリカバブ(CHAPLI KABAB)」が登場!
「チャプリカバブ」は、羊肉を使った炭火焼きのハンバーグです。
こちらも、マトン臭は控えめですが、マトン肉の旨みはたっぷり! 練り込まれたコリアンダーシードの風味が爽やかに効いています♪
上に載せられたトマトや玉ねぎ、きゅうりなどの生野菜とのマッチングもベスト!
付け合わせのミントソースを掛けたり、レモンを搾り掛けていただくのもGood。もちろん、ロティとの相性も抜群です★
めちゃくちゃ美味しい♪
めちゃくちゃ美味しい『メヘマーン サラエ』の「マトン・ハリーム」と「チャプリカバブ」
ただ、チャプリカバブは、1個のボリュームがかなりあり、ワンオーダーで3個も出てくるので食べ切れず、1個半だけ食べて、後は持ち帰りすることにしました。
デザートの「サワイヤン」
食後のデザートは「サワイヤン(Sawayyan)」
パキスタンやインドでよく食べられている細いショートパスタ「バミセリ」を使ったプディングです。
甘さもほど良く安定の美味しさ。肉料理の後のお口直しにぴったり♪
満足のランチとなりました★
『メヘマーン サラエ』
千葉県野田市にあるパキスタン料理のお店『パキスタン家庭料理 メヘマーン サラエ』
在日パキスタン人御用達の、ガチのパキスタン料理をいただけるお店です。
いただいた「マトン・ハリーム」と「チャプリカバブ」は本当に美味でした★
日替わりメニューは、他にも、チキン・カラヒ、マトン・ローガンジョシュ、グトカ・ニハリ、カブリグトカプラオなど、人気パキスタン料理のオンパレード!
オジリ(ヤギの胃袋カレー)やパヤ(牛の足のカレー)、マガズ(ヤギの脳味噌カレー)など、珍しい料理が出ることもあるので、お店のX(旧ツイッター)を要チェック★
アクセスが不便なため、なかなか気軽に行けないけど、近くにあったら毎週のように訪問したいと思わせるお店です。
【再訪】「マトンローガンジョシュ」
日を置いて、再訪!
日を置いて、再訪!
休日のランチタイムの訪問で、店内のお客さんは、日本人のおひとり様やグループ、家族連れ、パキスタン人のグループなど。
店員さんは、前回とは違うネパール人(男性の方と女性の方)で、お二人ともとっても丁寧で親切な方。
入り口で売られているパキスタンの服
販売されていた「ハルワ」
入り口で販売されているパキスタン服やスイーツのラインナップも変化していました。
男性用のグレーのサルワール・カミーズがあり、スイーツはハルワがたくさん!
この日のメニュー
チキンカラヒ、マトンシンワリカラヒ
ランチビュッフェのメニュー
ホワイトボードのメニュー
この日のメニューはこちら。
美味しそうな料理ばかりで迷うところですが、今回選んだのは↓
- 「マトンローガンジョシュ(MUTTON ROGAN JOSH)」(1,300円)
- 「チャプリカバブ(CHAPLI KABAB)」1,650円
- 「ロティ(ROTI)」180円
久々にいただく「ローガンジョシュ」、主食の「ロティ」。魅力に抗えず、前回に続いて「チャプリカバブ」もまた注文しました。
サラダ
こちらは、お通し?の「サラダ」
前回は「チキンスープ」が提供されましたが、今回は「サラダ」の提供。
夏季はスープではなくサラダがお通しなのかもしれません。
「ラッシー」
お飲み物は「ラッシー」
脂っこいパキスタンの肉料理には「ラッシー」がぴったり♪
サラダをつまみ、ラッシーを飲んでいると、ほどなくしてお料理登場!
「チャプリカバブ(CHAPLI KABAB)」1,650円
「チャプリカバブ(CHAPLI KABAB)」です。
前回もいただきましたが、何度食べても美味しい♪
病みつきになります。
「マトンローガンジョシュ(MUTTON ROGAN JOSH)」(1,300円)
そして、今回のメインはこちら。
「マトンローガンジョシュ(MUTTON ROGAN JOSH)」です。
「ローガンジョシュ」は、インドのカシミール地方で食べられているコース料理「ワズワン」のメイン料理ですが、もともとはムガル帝国の料理で、ムガル帝国の一部であったパキスタンでも食べられているのだとのこと。
カシミールチリを使った赤みを帯びたグレイビーの中に、大きめの骨付きマトン肉がゴロっと入っていて、見るからに美味しそう!
さっそく、いただきましょう〜♪
まさに絶品!
まずは、グレイビーをひと口。
名前の通り、ローガン(油)のオイリーさと仄かな甘味、トマトの酸味。ゴロゴロ入ったブラックペッパー、カルダモン、クローブ、コリアンダーなどのホールスパイスが効いた深みのある風味が本当に美味♪
つづいて、骨付きのマトン肉をかぶりつきます。
骨付きのマトン肉は、骨からほろほろと崩れるような柔らかさで、臭み控えめながらマトンの旨味がしっかり。グレイビーとの絡みも最高で、トッピングされた針生姜やパクチーも良いアクセント。
『メヘマーン サラエ』の「マトンローガンジョシュ」、まさに絶品でした!
「ロティ(ROTI)」180円
もちろん、「マトンローガンジョシュ」は「ロティ(ROTI)」との相性も抜群!
ロティを千切って「ローガンジョシュ」を掬っていただき、ロティを千切って「チャプリカバブ」をくるんでいただき、ひたすら貪り食いました!!
めちゃくちゃ美味しい♪
再訪した『メヘマーン サラエ』
今回も大満足! 充実したランチタイムを堪能することができました。
また、何度でも再訪したいお店です★
◉『パキスタン家庭料理 メヘマーンサラエ』の地図・アクセス
- 住所:千葉県野田市東金野井1070-2
- アクセス:東武アーバンパークライン(野田線)「川間駅」より徒歩30分
- 営業時間:11:00~22:30
- 定休日:無休
- 予約:『パキスタン家庭料理 メヘマーンサラエ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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