エソギエ(新宿三丁目)|ナイジェリア料理「エグシシチューとエマ」

新宿三丁目、エソギエ グルメ
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新宿三丁目。三丁目北の交差点から南東へ。飲食店が連なる路地にある雑居ビルの3階に、ナイジェリア家庭料理とアフリカ音楽が楽しめるお店『エソギエ』があります。

このお店、新宿三丁目で20年近く営業している老舗のお店。店主は、ナイジェリア出身のラッキーさんという方で、メディアでも度々紹介されている有名店です。

ちなみに、”エソギエ”という名前は、「王様からの贈り物」という意味で、ラッキーさんのナイジェリアでの名前なのだそう。

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日本唯一のナイジェリア家庭料理のお店

新宿三丁目、エソギエ通り沿いに立てられたお店の案内看板。写真の方が店主のラッキーさん

 

お店は、雑居ビルの3階という分かりにくい場所にあるのですが、お店の前の路地に大きな立て看板が立てられているので、気付くと思います。

看板の写真の方がラッキーさん。

アフリカ音楽のライブとお酒がメインのお店なので、これまで夜のみの営業でしたが、コロナの影響のせいか、ここ最近、土日のランチ営業も開始しました。

今回は、ランチタイムでの訪問です。

新宿三丁目、エソギエランチメニュー

 

こちらが、『エソギエ』のランチメニュー。

メニューは3種類です。

  1. チキンエグシシチューとエマ 1,200円
  2. ジョロフライス 1,000円
  3. ティラピアとほうれん草のシチューとアカア 1,200円

全て、サラダとドリンクバー付きです。

 

さっそく、階段を登り、お店の中へと入っていきましょう〜♪

新宿三丁目、エソギエ階段の踊り場にある案内黒板

新宿三丁目、エソギエお店の入り口が格好いい!

 

こちらが、『エソギエ』の入口。

渋い緑色の扉。木彫りの店名の文字。木の枝をデザインしたドアの取っ手。

格好いいです!

中が見えないので、ちょっと入りづらい雰囲気はあるものの、扉を開けて店内へ。

新宿三丁目、エソギエ『エソギエ』の店内

 

こちらが、『エソギエ』の店内です。

お店に入ると、さっそく店主のラッキーさんが「いらっしゃいませ〜!」と出迎えてくれ、カウンター席に案内してくれました。

ほどよい狭さの店内。黒い壁に裸電球がぶら下がっていて、バーにぴったりの空間。

座席は、カウンター10席、テーブル席10席の合計20席。

土曜日の午後2時頃の訪問で、お客さんは自分ひとりだけ。しばらくしてもうひとり来ました。

新宿三丁目、エソギエLOVE! EAT!! DRINK!!! NIGERIAN SOUL FOOD

新宿三丁目、エソギエ『エソギエ』のバーカウンター

新宿三丁目、エソギエアフリカンな絵や写真

新宿三丁目、エソギエナイジェリアの布、椰子酒の絵

新宿三丁目、エソギエアフリカのドラムが至る所に飾られています。

 

店内の壁には、ナイジェリアの絵や布、楽器などが飾られていて、アフリカンな雰囲気。

壁に貼られたチラシやポスターもいちいち格好良いい!

もちろん、店内に流れる音楽はアフリカ音楽!

アフリカ好きにはたまらない空間です♪

 

ところで、ナイジェリアってどんな国?ナイジェリア料理ってどんな料理?と疑問の方も多いと思うので、ちょこっとご説明。

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ナイジェリアってどんな国?

ナイジェリアは、アフリカ大陸南西部にある国。首都はアブジャ、最大の都市はラゴス。

人口は、アフリカ最大の2億1,140万人。250以上の民族が居住しており、主要民族は、北部に住むイスラム教徒の遊牧民「フラニ族」、商人「ハウサ族」、南西部に住むイスラム教徒の農耕民「ヨルバ族」、南東部に住むキリスト教徒の農耕民「イボ族」など。言語は現存するもので510もあるそう。公用語は英語。

宗教は北部ではイスラム教、南部ではキリスト教が主に信仰されていますが、土着のアニミズム宗教を信仰している人も多いのだそう。

アフリカ最大の経済大国で、その経済規模はアフリカ全体の1/4を占めています。また、世界有数の産油国としても知られ、原油の生産量は世界12位、輸出量は世界8位。

GDPも世界24位ですが、国民の大多数が貧困に苦しんでおり、暴力犯罪の多さや、イスラム過激派による反乱、行政機関や警察の汚職、衛生状況や人権状況など、様々な問題を抱えているのだとのこと。

文化や芸術に於いても多様な文化を持ち、藍染めなどの染色、絵画や彫像などのアート、“アフロ・ビート”を生み出した音楽、“ノリウッド”とも称されるという映画、アフリカ初のノーベル賞作家(ウォーレ・ショインカ)を輩出した文学、などなど、西・中央アフリカの文化的中心地となっています。

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ナイジェリア料理ってどんな料理?

ナイジェリア料理は、北部・西部のイスラム圏と南部・東部のキリスト教圏で大きく異なります。

北部や西部などのサハラ周縁部では、ソルガム(コーリャン)、ミレット(トウジンビエ)、トウモロコシなどの穀物が主食。遊牧生活をベースとしてきたので、肉類や乳製品などを使った料理が多いとのこと。

熱帯雨林が広がる南部や東部では、ヤムイモやキャッサバなどの根菜類が主食のメインで、豆類や米などもよく食べられているのだそう。

国民食としてよく食べられているのは、メロンの一種であるエグシの種を砕いて、肉や干し魚、野菜と共に煮込んだ「エグシシチュー」。キャッサバ芋やヤム芋の粉を練ってお餅にした「エバ(エマ)」

モツやトマトの入った辛味のある「ぺぺスープ」や、オクラやワイルドマンゴーの種子の粉などを使った粘りのある「ドロースープ」なども、ナイジェリア独特の料理です。

周辺国に比べ、辛味のある料理が多くパーム油の独特の香りや、魚や海老などの出汁を多用するのもナイジェリア料理の特徴であるとのこと。

 

さてさて、お料理の注文ですが、今回は、3種類あったお料理のうち、Aのチキンエグシシチューとエマを選ぶことにしました★

注文を済ませ、お料理が出来るのを待ちます。

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ピリ辛の「チキンエグシシチュー」、もちっとした「エマ」を付けて食べると旨い!

新宿三丁目、エソギエランチのサラダ

 

まずは、サラダ。

キャベツとレタス、キュウリのサラダに、ピンク色の赤玉ねぎのドレッシングが掛かっています。

シンプルですが、赤玉ねぎのピリッとした辛味がなかなかGood!

新宿三丁目、エソギエ「チキンエグシシチューとエマ」1,200円

 

そして、ほどなくして、メインの「チキンエグシシチューとエマ」が運ばれてきました〜♪フィンガーボールも一緒に置かれます。

さてさて、さっそくいただきましょう〜♪

新宿三丁目、エソギエチキンエグシシチュー

 

「エグシシチュー」は、メロンの一種であるエグシの種を砕いたものと、干し魚、ビターリーフ、お肉、玉ねぎなどをパームオイルで煮込んだお料理。

ラッキーさんのレシピが上記の通りかはわかりませんが、ひき肉のようなぽろぽろとした食感のエグシと、ビターリーフの苦味、干し魚の風味などが合わさって、独特な風味。チキンは程よい硬さで、結構ピリ辛なのもなかなかGood!

新宿三丁目、エソギエエマ

 

「エマ」は、ヤム芋の粉を餅状にしたもの。ほどよい柔らかさと滑らかな食感。ピリ辛のエグシシチューに付けていただくと、うん、美味しい♪

新宿三丁目、エソギエコーヒー

 

食後は、コーヒーをいただきます。

ピリッとしたエグシシチューの後にいただく、スキッとしたコーヒーはことのほか美味しい♪

 

お料理を待っている間、コーヒーを飲んでゆっくりしている時、お客さんが少なかったこともあり、ラッキーさんと色々お話をしました。

話によると、ラッキーさんはナイジェリア南部の出身。ナイジェリアには親兄弟が住んでいるそうですが、コロナ禍のため数年帰ることが出来ていないのだそう。

ラッキーさんは、もともとはミュージシャンで、2019年に本国からシェフを呼び寄せ、自分はお店ではミュージシャン専任になる予定だったのだそうですが、コロナ禍のためシェフが来日できず、今も料理を作り続けているのだとか。

話をしている途中、ナイジェリアのカリスマと呼ばれるミュージシャン「フェラ・クティ」の曲が流れてきたので、「あっ!フェラ・クティ!」と言ったところ、ラッキーさん、嬉しそうな顔に!

そして、数年前にブルーノート東京で行われたフェラの息子「シェウン・クティ」のライブに行ったことを伝えると、ラッキーさんニコニコ顔に!!

話によると、ラッキーさんもシェウンのライブに招待されて観に行ったのだとか。

新宿三丁目、エソギエ『エソギエ』はこのビルの3階

 

新宿三丁目にある、ナイジェリア家庭料理のお店『エソギエ』

日本で唯一のナイジェリア家庭料理のお店です。

店主ラッキーさんの作るナイジェリア料理は、インドやアジアのお料理とは全く違う、独特で新鮮なスパイシーさを感じられるお味。新たな美味しさを発見できます★

アフリカンなセンス溢れる店内の雰囲気もGood!

ラッキーさんの話によると、夜はライブなども開催している(ツイッターで告知)そうなので、次回はディナータイムに、アフリカ音楽ライブを鑑賞しにお伺いしたいなと思います。

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◉『エソギエ』の地図・アクセス

  • 住所:東京都新宿区新宿3-11-2 村木ビル 3F
  • アクセス:東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営地下鉄新宿線 新宿三丁目駅 徒歩2分
  • 営業時間:12:00~15:00(土日のみ) 17:00~23:30
  • 定休日:月曜日

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