燃え盛る焔のようなヒンドゥー寺院、プランバナン(Prambanan)【インドネシア】

※前回の記事→密林に聳え立つ巨大曼荼羅、ボロブドゥール(Borobudur)【インドネシア】

インドネシア プランバナン

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壮大なヒンドゥー教寺院遺跡「プランバナン」【世界遺産】をゆるりと散歩!

「プランバナン」は、ジャワ中部、ジョグジャカルタからバスで45分のところにあるヒンドゥー教寺院遺跡です。

「ボロブドゥール」と並ぶインドネシア観光の目玉のひとつで、世界遺産にも登録されている必見の遺跡。

こちらも、かなり見応えがあるすごい遺跡です!

「ボロブドゥール」の建立は9世紀末から10世紀初頭にかけて。

ジャワ中部の古マタラム王国サンジャヤ朝のピカタン王によって建造されたと考えられています。

インドネシア プランバナンロロ・ジョングラン寺院前の遊歩道

インドネシア プランバナン遺跡マップ。5km四方に広がる

「プランバナン」へのアクセスは、市内バスの「トランスジョグジャ」を利用するのが便利。

ジャラン・マリオボロからは「1A」のバス、ジャラン・ソロからは「1B」のバスに乗ると、終点が「プランバナン」です(3,000ルピア)。

「プランバナン」は、5km四方にわたり、いくつもの寺院が建つ寺院遺跡群でかなり広大です。

寺院遺跡群のうち、「ロロ・ジョングラン寺院」を中心とした区域は史跡公園となっていてこの部分だけならじゅうぶん歩いて回れます。

今回、私はこの史跡公園のみを訪れました。全ての寺院を見たいなら、タクシーや車を使った方がよいと思います。

さて、遺跡の入口から中に入ってみましょう!

入場料は13ドル。

まず、正面に見えてくるのが、プランバナン寺院群の中心寺院である「ロロ・ジョングラン寺院」。

寺院に向かって緑の遊歩道を進んでいくのですが、結構迫力があります!

中央にそびえ立っているシヴァ神殿は、高さが47mもあるそうです。

インドネシア プランバナン

インドネシア プランバナンロロ・ジョングラン寺院の建物群

インドネシア プランバナン中央部の境内

「ロロ・ジョングラン寺院」です。

「ロロ・ジョングラン寺院」中央部の方形の区域には、燃え盛る焔のような形をした11もの聖堂がそびえ立っています。

中心部にシヴァ神の聖堂、その両脇にヴィシュヌ神とブラフマー神の聖堂があります。

さらにその前には、それぞれの神の乗り物の小祠堂があります。

シヴァ神には雄牛のナンディの祠堂、ブラフマー神には神聖な白鳥のハムサの祠堂、ヴィシュヌ神には鷲のガルーダの祠堂が建っています。

インドネシア プランバナン

中央部の区域の周りは大きな方形の区画に囲まれていて、そこには、224もの小祠堂が整然と立ち並んでいます。

ただし、現在ではその多くが崩れてしまっていて基壇部分しか残っていません。

小祠堂が立ち並ぶ区域の周囲は、さらに広大な方形の区画があり、かつては僧侶や巡礼者が宿泊する施設などがあったそうですが、現在は何も残っていません。

インドネシア プランバナン寺院の基壇部分

インドネシア プランバナン雨どいの装飾

インドネシア プランバナン聖堂も小祠堂も同じ形

インドネシア プランバナンヒンドゥー教の神さま

インドネシア プランバナン魔物的な彫像

インドネシア プランバナン神さまらしき彫像がたくさん

インドネシア プランバナン寺院の角にこんなのがいました。

インドネシア プランバナン雄牛「ナンディ」

インドネシア プランバナン

インドネシア プランバナン中央の聖堂群

インドネシア プランバナン焔のように空にそびえています。

9世紀頃、中部ジャワは、北部が仏教王国のシャイレーンドラ王朝、南部がヒンドゥー王国の古マタラム王国サンジャヤ朝によって統治されていました。

2つの王国は王族同士が婚姻関係を結んでいて、友好関係にあったそうです。

8世紀末、シャイレーンドラ王朝は「ボロブドゥール」という壮大な仏教建築を建立しました。

この「プランバナン」は、古マタラム王国が「ボロブドゥール」に対抗して建造したヒンドゥー寺院であると言われています。

インドネシア プランバナン

「ロロ・ジョングラン寺院」の北側には、「ルンブン寺院」「ブブラ寺院」「セウ寺院」があります。

公園内を歩いて1Kmほどですが、炎天下でかなり暑いので、史跡公園内を運行している列車型の観覧バスを利用するのも良いと思います(5,000ルピア)。

3つの寺院の中でも必見なのが「セウ寺院」(写真)。

「セウ寺院」は、千の寺院という意味ですが、かつてこの寺院の周りには240基にもおよぶ小祠堂が境内を埋め尽くしていたそうです。

また、入口に置かれている2体の巨人像「守護神クベラ」の姿も印象的。

「セウ寺院」は、ヒンドゥー教の「ロロ・ジョングラン寺院」とは違い、仏教の寺院です。

2つの寺院が近接していることが、両宗教が調和・共存していたことを表しています。

インドネシア プランバナン守護神クベラ

インドネシア プランバナンセウ寺院

インドネシア プランバナンセウ寺院

「プランバナン」には、「ロロ・ジョングラン」の伝説が残されています。

公式ホームページで紹介されています。

バンドンという名の王子はロロ·ジョングランとの結婚を切望していたが、彼が彼女の父親を殺害したとして彼女は拒否。彼が熱心に懇願したため、1晩で 1000の寺院を建立するという一つの条件をもって彼女は最終的に同意しました。バンドン王子が彼を手助けしてくれる精霊を集めて夜明け前には999の寺 院を完成させると、ロロ·ジョングランは落胆。彼女は全ての召使いに大火を放つように命じました。雄鶏が夜明けと勘違いして鳴き始めると精霊は去ってしま い、最後の寺院が未完成のままとなり、激怒したバンドン王子はロロ·ジョングランを石に変えて、それが最後の寺院となったのです。

公式ホームページ

「プランバナン」は、毎日6:00~17:00(見学は18:00まで)

料金は、US$13、学生はUS$7

史跡公園内の西側にある屋外劇場では、遺跡をバックにしたラーマーヤナ舞踊が上演されます。

5~10月の月・水・木・土の19:30~21:30

入場料は、75,000ルピア~250,000ルピア

※次の記事→ジャワ舞踊「ラーマーヤナ・バレエ」(Ramayana)を鑑賞 in プランバナン寺院遺跡群

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