「ルスタヴェリ大通り」の南の端にあるのが「自由広場」
ここは、「トビリシ」(Tbilisi:თბილისი)の町の中心のひとつ。
ここから南東にある旧市街へ向かって続く通りが「コテ・アブハズィ通り」(Kote Abkhazi kucha)です。
「コテ・アブハズィ通り」は、比較的リーズナブルな食堂や土産物屋が並ぶ下町風のエリア。
そろそろお腹も空いてきたので、通りをぶらぶらと歩きながら手頃なレストランを探すことにしました。
写真は、「自由広場」沿いにあるダンキンドーナツ。
土産物屋や食堂が並ぶ「コテ・アブハズィ通り」
「コテ・アブハズィ通り」は、穏やかな坂道になっています。
通りには、パン屋や八百屋、生活雑貨のお店、アイスクリーム屋、レストラン、カフェなどが並びます。
とりわけ多いのが土産物のお店。
カーペットやキリスト教のイコンを売るお店、ワインショップなどが結構あって、歩いている旅行者の数も多いです。
ちなみに、ジョージア(グルジア)は、日本では知られざる観光立国。
ヨーロッパからの旅行者が数多く訪れています。
けれども、日本人の旅行者は皆無で、アジア人もほとんど見掛けませんでした。
美味しそうなパンが並ぶパン屋さん
ジョージア土産がたくさんの土産物屋さん
エキゾチックな図柄が魅力!カーペット屋さん
真鍮製のイコンを売るお店
ジョージアの伝統お菓子「チュルチュヘラ」がズラリ!
「コテ・アブハズィ通り」をぶらぶらと歩いていきます。
地元の人が通うパン屋さんや八百屋さんなどに混じって、土産物屋さんやジョージア料理やイタリアンなどのレストランが並びます。
トビリシのメインストリートである「ルスタヴェリ大通り」に比べると、どのお店も小ぢんまりしていて庶民的な感じ。
人通りもそこそこあります。
ジョージアの餃子「ヒンカリ」をいただく♪
通り沿いのレストランでディナータイム
通り沿いのお店を物色していると、オープンテラスの席があるレストランを発見!
入ってみることにしました★
飾り気のない居酒屋風のお店でしたが、メニューを見るとひと通りのジョージア料理は揃っている様子。
ビールをいただきます!
さっそく生ビールを注文!
ビールはハイネケンでしたー。
安定の美味しさ♪
ジョージアの餃子「ヒンカリ」(Khinkali)
お料理は、ジョージアの名物料理「ヒンカリ」(Khinkali)をチョイス!
「ヒンカリ」は、ジョージア版水餃子とも言えるお料理。小麦粉、水、塩、卵で作った厚めの皮の中に、ジューシーな羊肉や豚肉、牛肉のミンチ肉が入っています。
「ヒンカリ」の特徴は、ミンチ肉と一緒にコリアンダー(パクチー)がたっぷり入っているということ。
他にも、クミンや赤唐辛子、刻み玉ねぎやにんにくなどが入っていて、スパイシー感あります!
それと、「ヒンカリ」は、ひとつひとつが大きくボリュームがあります。一皿で10コ出てきましたが、これだけでお腹いっぱいになっちゃいました。
「ヒンカリ」とビールで23Gel(1,150円)でした。
レストランの女の子
レストランでオーダーとお料理のサーブをしてくれた女の子です。
この女の子、その後、トビリシ市内で2回も偶然に出会いました。
どうやら宿泊先のホテルの近くに住んでいたみたいです。
「コテ・アブハズィ通り」の界隈
お腹を満たした後、再び「コテ・アブハズィ通り」を歩き始めます。
「チュルチュヘラ」とフルーツのお店
色どり鮮やかです♪
アイスクリーム屋さん
こちらもアイスクリーム屋さん
ジョージア(グルジア)ワインのお店
こちらもジョージア(グルジア)ワインのお店
名物のお菓子「チュルチュヘラ」のお店があったり、アイスクリーム屋さんがあったり、ジョージアワインのお店があったり。
6世紀創建のグルジア正教の中心的な教会「シオニ大聖堂」
「シオニ大聖堂」(Sioni Cathedral:სიონი)
しばらく歩いていると、ライトアップされた大きな教会が見えてきました。
「シオニ大聖堂」(Sioni Cathedral:სიონი)です。
「シオニ大聖堂」の鐘楼
6世紀創建の古い聖堂です。
「シオニ大聖堂」前で佇む地元の人たち
「シオニ大聖堂」は、6世紀に創建された、長い間グルジア正教の総本山だった教会です(現在の総本山は新築された「ツミンダ・サメバ大聖堂」)。
これまで度重なる破壊と再建が繰り返されていて、現在ある建物は13世紀に建てられたものであるとのこと。
「シオニ大聖堂」の入り口
イコンがたくさんの「シオニ大聖堂」内部
シャンデリアが吊り下げられています。
マリアとイエスのイコン
聖堂内を仄かに照らすキャンドル
イコンで埋め尽くされた聖堂内部
「シオニ大聖堂」の内部は、たくさんの壁画やイコンで埋め尽くされていて、とっても神秘的。
総本山としての役割は「ツミンダ・サメバ大聖堂」に移りましたが、現在でもグルジアで最も親しまれている教会として、信者の参拝が絶えません。
グルジア正教のシンボル「葡萄十字」
「シオニ大聖堂」の祭壇の左側には、4世紀にグルジアにキリスト教を伝えたとされる、カッパドキアの「聖ニノ」の十字架が飾られています。
十字架は葡萄の枝をニノ自身の髪の毛で束ねて作られているのだそうです。
ちなみに、本物は内部に保管されていて、教会内に飾られているのはコピーであるとのこと。
この「聖ニノ」の十字架は、「葡萄十字」(ჯვარი ვაზისა)とも呼ばれ、グルジア正教のシンボルともなっています。
十字架の横の棒が少し下に下がっていることが特徴で、「聖ニノ」はこの十字架でキリスト教の伝道を行ったとされています。
「シオニ大聖堂」の外観
「シオニ大聖堂」を出て、旧市街の中心「ゴルガサリ広場」(Gorgasali Sq.)へと向かいます。
「ゴルガサリ広場」周辺は近年整備され、旅行者向けのカフェや土産物屋が並ぶ歩行者天国もできています。
夜景が綺麗!ムトゥクヴァリ川とトビリシ旧市街の風景
「ゴルガサリ広場」近くのアクセサリー屋屋台
夜の「ゴルガサリ広場」界隈
「ゴルガサリ広場」から川沿いへ向けて歩きます。
「ゴルガサリ広場」界隈から路地を抜けて、「ムトゥクヴァリ川(クラ川)」(Mtkvari river:მტკვარი)の方へ歩きます。
「ムトゥクヴァリ川(クラ川)」の岸辺から見た「シオニ大聖堂」
しばらく歩くと、「シオニ大聖堂」の裏側に出ます。
裏側から見た、ライトアップされた「シオニ大聖堂」もなかなか綺麗♪
「シオニ大聖堂」の前には、かなり往来の激しい車道が走っていて、その車道の向こうには、「ムトゥクヴァリ川(クラ川)」が流れています。
「ムトゥクヴァリ川(クラ川)」とライトアップされた「平和橋」
川沿いの歩道から見た「ムトゥクヴァリ川(クラ川)」と「平和橋」(Peace Bridge/Mshvidobis hidi:მშვიდობის ხიდი )です。
2010年に造られた歩行者用の橋で、イタリアの建築家「ミケーレ・デ・ルッキ」(Michel De Lucchi)のデザインであるとのこと。
ライトアップされた「平和橋」。光り輝くイルミネーション。
「ムトゥクヴァリ川」に映った姿も綺麗です★
「ムトゥクヴァリ川(クラ川)」とメテヒ教会
川沿いの歩道を「メテヒ橋」に向かって歩いていきます。
車道には車がびゅんびゅんと往来しているのですが、歩道にはほとんど人の姿がなく・・・。
ちょっと不安だったので、急ぎ足で「メテヒ橋」へと向かいます。
「ムトゥクヴァリ川」に架かる「メテヒ橋」
「メテヒ橋」に辿り着きました!
あの橋の上には人が大勢往来しているのでひと安心。
ところで、トビリシの治安ですが、事前情報では、あまり治安が良くないという話も聞いていたのですが、滞在中全く危険を感じることはありませんでした。
ただし、数年前までは治安の悪さがよく取りざたされていたので、夜歩きは注意した方がいいかもしれません。
「メテヒ教会」(Metekhi Church:მეტეხი)と「ワフタング・ゴルガサリ像」
「メテヒ橋」からは、旧市街の中心「ゴルガサリ広場」と、「ムトゥクヴァリ川」の川向こうに建つ「メテヒ教会」を見渡せます。
「メテヒ教会」は、オレンジ色の灯りで、土台の岸壁はグリーンの灯りでライトアップされていて、とっても綺麗です★
ライトアップされた「メテヒ教会」
丘の上にあるライトアップされた「ナリカラ要塞」(Nariqala)
「ゴルガサリ広場」の向こうには、丘の上に建つ「ナリカラ要塞」(Nariqala)も見えます。
「ナリカラ要塞」も全体的にライトアップされていました★
街にある歴史的建造物がそれぞれライトアップされているトビリシの夜。
とっても幻想的でロマンチック♪
トビリシ、魅力的な街です!
「ムトゥクヴァリ川」沿いの車道
さて、夜も遅くなってきたので、ホテルに帰ります。
「メテヒ橋」を渡って、「メテヒ教会」の脇の坂道を登ってアブラヴァリ方面へ。
夜のアブラヴァリ駅と「ツミンダ・サメバ大聖堂」(Tbilisi Sameba Cathedral samebis tadzari:წმინდა სამების საკათედრო ტაძარი)
10数分ほど歩くと、アブラヴァリ駅に辿り着きました。
駅前の巨大アパートと、緑色にライトアップされたアブラヴァリ駅の入り口が見えます。
遠くには、黄金色に輝く「ツミンダ・サメバ大聖堂」も見えました!
自由広場からゴルガサリ広場、アブラヴァリ駅まで
「自由広場」から「コテ・アブハズィ通り」を歩いて「シオニ大聖堂」へ。
「ゴルガサリ広場」から「アブラヴァリ駅」へと向かう散歩ルートです。
翌日は、ジョージア(グルジア)旅の最終日。
トビリシの見どころを幾つか周ります。
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