インド北西部、ラジャスターン州やグジャラート州では、古くからミラー刺繍やパッチワークを使った布がつくられてきました。
ラジャスターンやグジャラートは砂漠の多い乾燥した土地。
そのため、布の傷みが激しくすぐボロボロになってしまうため、古い布を再利用するパッチワークや刺繍の技術が発達したのだとのこと。
キラキラした鏡が華やか!西インドのミラーワーク
ミラー刺繍はペルシアが起源とされているそうです。
反射する光によって砂漠での存在を知らせる役割や、魔除けなどの意味合いがあるとされています。
ラジャスターンやグジャラートは、インドでも布に原色を多用する地域です。
デリーなどの大都市でも、ラジャスターン出身と思われる女性が、カラフルな布を路上に広げて売っている姿をよく見かけます。
象と花の刺繍がかわいいミラーワークのコットンのれん
これは、「ナマステ☆インディア2015」で購入した、ミラーワークのコットンのれん。
2,000円でした。
白地にオレンジの縁取り布があって、象やお花の刺繍にミラーワークが散りばめられています。
とってもかわいいのれんです。
これを飾るだけで、あっと言う間にお部屋がエスニック調に早変わり!
赤と青のミラーワーク刺繍の敷物
この赤と青のミラーワーク刺繍布は通販で買いました。
40センチ四方くらいの小さな布なので、テレビとか電話の下に敷くとちょうどいいです。
無機質な家電製品が一気に温かみを帯びてきます。
西インド、特にグジャラート州のカッチ地方では、様々な少数民族の作りだしたミラー刺繍やパッチワークの布が古くから取引されてきたそうです。
それぞれの部族によって布の色柄は異なっているそうで、この地域には本当に多様な手工芸品の世界が広がっているのだとのこと。
写真の布はミラーも小さく刺繍も地味ですが、大きなミラーを多用し、宝貝などで飾られた華やかな布もたくさんあるそうです。
様々な色と模様の布を接ぎ合わせて作られたパッチワーク布
「ナマステ☆インディア2015」で売られていたパッチワークのタペストリー
カラフルなパッチワークタペストリーがたくさん!
「ナマステ☆インディア2015」では、豪華なパッチワークのタペストリーもたくさん売られていました。
パッチワークで様々な色と模様の布を接ぎ合わせて作られていて、とってもカラフル!
ミラーワークだけでなく、ビーズやスパンコールなどの飾りもいろいろ付いていて華やかです。
これらは、だいたい日本だと4,000〜6,000円くらいします。
ジャイサルメールのハヴェーリーで売られていたパッチワーク布
上の写真は、ラジャスターン州の古都「ジャイサルメール」の邸宅(ハヴェリー)の中の様子。
邸宅内で、観光客向けにパッチワーク布が売られていました!
バサバサと広げられるカラフルなパッチワーク布。
観光客たちが真剣に物色していました。
どれも、砂漠の遊牧民の女性たちが、手仕事で縫い合わせた一品モノばかり★
とても魅力的です!
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