JR中央・総武線飯田橋駅から徒歩5分、都営大江戸線牛込神楽坂駅から徒歩3分の、神楽坂上に、インド料理店『想いの木』はあります。
このお店、インド人のシェフが作る北&南インド料理を提供するお店なのですが、そこいらのインド料理店とはちょっと違う。
日本人のオーナーがお料理のメニューとレシピを監修する、日本人のお口に合うクオリティーの高いお料理を提供しているお店として、インド料理好きのみならず、グルメな人から高い評価を受けているお店なのです★
古民家的な風情。高級感のある落ち着いた雰囲気の店内
手書きで漢詩?が書かれた暖簾
インド料理店とは思えない外観
開Open 想いの木
まさに、隠れ家的
『想いの木』の入り口です。
木造の柱や庇の外観は古民家的な風情で、パッと見、インド料理店とは思えません。
自分も一度は通り過ぎてしまったほど。
戸口にはランプが吊り下げられ、手書きで書かれた看板や漢詩?らしきものが書かれた暖簾など、まさに、隠れ家的★
『想いの木』店頭のメニュー
日常の喧騒から解き放たれる落ち着いた大人のための空間
お飲み物とご一緒にお召し上がり頂ける豊富な
オードブルと備長炭で焼き上げたタンドール料理
福岡県筑後平野の両親より直送される
「自家製野菜とお米」を積極的に使用した日本式のインドカレー
そのすべてが皆様を至福の世界へと誘います。店頭のメニューより
店頭のメニューには、このような素敵な言葉が書かれておりました。
お店のオーナーのこだわりが感じられる言葉ですね!
入り口から階段を昇って2階へ
入り口から階段を昇って2階へ。
白壁に木製の階段、シャンデリアと間接照明。
階段を昇ったところにある木の扉。
これから特別な空間に向かうのだと思わせる演出が見事!!
シックで高級感のある『想いの木』店内
扉を開け、店内に入ると店主さんが出迎えてくれました♪
事前に予約していったので、すぐに席に案内されます。
写真に写っているのが店主さんで、厨房では2人のインド人シェフが調理をしておりました。
白壁と木の風合い、間接照明
白壁と木の風合い、間接照明。
シックで高級感ある雰囲気です。
座席は、2人掛けテーブル×6、4人掛けテーブル×2、壁に向かったカウンター3席の合計23席。
訪問したのは平日のディナータイムでしたが、テーブル席はほぼすべて埋まっていました。
予約はした方が良さそうです。
『想いの木』のメニュー
ドーサとビリヤニのメニュー
サラダやオードブル
タンドリーグリル系
カリーのメニュー
さて、手渡されたメニューを眺め、何にしようか考えます。
メニューを見ると、なるほど、ドーサやラッサムなどの南インド系の料理と、ビリヤニやタンドリーチキンなどの北インド系の料理が書かれています。
そして、使っている食材は選りすぐりの日本の産地の、旬の野菜やお肉、お魚など。
店主さんが、本日のおすすめなどを丁寧に紹介してくれます。
コースもあったのですが、アラカルトで頼むことにしました。
「キングフィッシャービール」
まずは、お飲み物。
お馴染みの「キングフィッシャービール」を注文しました。
安定の美味しさ!
お料理の登場を待ちます。
一品一品のお料理のすべてが美味しい★旬の素材の味を活かした本格的な北インド&南インド料理
「ヒヨコ豆サラダ」(1,000円)
サラダとして注文したのは、「ヒヨコ豆サラダ」(少しスパイシーなヒヨコ豆のサラダ)
ヒヨコ豆に、サニーレタスと玉ねぎ、きゅうり、人参、キウイの角切り、ミニトマトも載っています。
スパイスの使われた自家製ドレッシングのお味がなかなか。
お味も盛り付けも、最初から「おっ!」と思わせる、普通のお店にはないセンスの良さが感じられます。
うん、美味しい★
「マサラドーサ」(1,620円)
サンバル、ココナッツ&トマトソース
ドーサの中のジャガイモのマサラ炒め
お次は、「マサラドーサ」
豆でできたペーストをクレープ状にして焼き、中に香辛料で味付けしたジャガイモを包んだ南インド料理定番の「ティファン(軽食)」です。
これに、付け合せとして、南インドの豆カレー「サンバル」とココナッツ&トマトのチャツネが付きます。
この「マサラドーサ」、美味しかったです♪
ドーサって、どのお店で頼んでも大抵ハズレはないんですが、このお店のドーサは皮のパリパリ具合も、中身のポテトのマサラ具合も好みの感じ。大きさも大き過ぎずベストサイズです。
そして、何より「サンバル」が美味しい★
お豆のコク、タマリンドの酸味、大根やオクラなどのお野菜にマスタードシードなどがピリリと味を効かせた美味しいサンバルです。
このサンバルとココナッツ&トマトのチャツネをドーサに付けて食べて・・・。
たまらない美味しさ♫
「シーシカバブ」2P (1,680円)
焼き物系は、「シーシカバブ」を頼みました。
お店のメニューによると、
カルダモンのさわやかな風味を効かせた鶏ひき肉を串状に形成し、タンドール釜で焼き上げたジューシーな炭火焼料理
とのこと。
カバブの中にパプリカや紫玉ねぎなどいろいろな野菜や各種スパイスも入っていて、見た目も味もカラフルな感じ。
このカバブにレモンを絞って、ミントソースを付けて食べるとうまい!
お味は結構辛いですが、さっぱりとした鶏肉に、カルダモン、レモン、ミントが爽やかなハーモニーを奏でます♪
「続・大地の恵みカリー 南のかほり」(1,850円)
カレーは各種ありましたが、メニューの名前に惹かれた「続・大地の恵みカリー」を頼むことにしました。
お店のメニューによると、
四季折々の旬野菜を使用し、素材の味を大切にしたカリーを南北2種のお味にてご用意しております。暑さを感じるこの時季には、水茄子・獅子唐・石川芋・ズッキーニなどで
「続・大地の恵みカリー」は、「北のかほり/北インド」(香辛料の滋味と乳製品のやさし口当たりが特徴)と「南のかほり/南インド」(香辛料の爽やかな風味と辛み、トマトの酸味、旬野菜の豊かなかほりが見事に調和したカリー)がありましたが、南の方をチョイス!
このカリーも極上でした★
トマトの酸味とココナッツのまろやかさ、そこに各種スパイスがピリリと効いていて、旬のお野菜、特に石川芋のお味が美味でしたー♫
それにしても、この『想いの木』のお料理、お野菜が本当に美味しい!
お野菜は、福岡県筑後平野のご実家から直送されるとのことですが、素材が良いとお料理の味も格段に美味しくなるんですね〜★
「キンメ鯛ビリヤニ」(2,480円)
主食系としては、「ハイドラバディ ビリヤニ」(インド宮廷料理として食された至高の炊き込みご飯)のうち、店主さんオススメの「キンメ鯛ビリヤニ」(脂ののった旬の金目鯛使用)を注文。
見てください!
このリッチなビジュアル♪
右に添えられているのは、付け合せのライタ(ヨーグルトサラダ)です。
キンメ鯛の身がゴロゴロと
金目鯛は築地市場から直送された旬のものを使っているそうで、肉厚の身が食べ応えあります!
ハイデラバードスタイルのビリヤニは、カルダモンやクミン、コリアンダーシード、クローブなどの粒がゴロゴロと入っていて、お米にもいろいろな旨みが染み込んでいる感じ。
これは、うまい!!
ほんと、絶品です★
また、ビリヤニに添えられたライタをかけて食べると、味にバリエーションが生まれて、なお美味しい♪
思わず、唸ってしまうほどの美味しさでした★
デザートメニュー
食後にデザートを、ということで、デザートメニューを物色。
何にしましょうか〜。
「マサラチャイ」(550円)
まずは、やっぱり「マサラチャイ」
シナモンとカルダモンの香りが華やかな美味しいチャイ♪
お砂糖は別で出てきました。
ホッとするお味。お砂糖が黒糖なのもなかなか。器も味があります。
「和美」(680円)
デザートは、「和美」(黒蜜きなこ豆乳ぷりん)
お店のメニューによると、
体にやさしい豆乳をしっとりなめらかな口当たりのぷりんに仕上げ、和の美しさを感じる器に盛りつけました。
とのこと。
こちらは、和テイストのデザートですが、マサラチャイと合いますね〜♪
黒蜜ときな粉の甘さと、さっぱりとした豆乳のお味のバランスが絶妙。
器も美しいです★
一品一品のお料理のすべてが美味しい★
まさに、絶品!
本格的な北インド&南インド料理のお味と、和テイストのアレンジが絶妙です。
お料理のお味の美味しさに驚かされたのは久々だったかもしれません。
店主さんによると、南インドのシェフはインドに帰ってしまって現在はいないそうですが、店主さんによるアレンジのディレクションが、北インドのシェフにもしっかりと引き継がれているのでしょう〜。
お店の高級感のある落ち着いた雰囲気と、店主さんの丁寧ながらも控えめな対応もGood!
素晴らしいディナーとなりました。
神楽坂にあるインド料理店『想いの木』、特別な日に格別なインド料理を味わいたいなら、ここがイチ押しです★
◉『想いの木』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区神楽坂5-22 KS神楽坂 2F
- アクセス:牛込神楽坂駅から330m
- 営業時間:11:30~15:00 17:30~22:30
- 定休日:夏季・年末年始 ・月曜
- 電話:03-3235-4277
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