インド宮廷料理マシャール(大森)|伝説のシェフが提供する極上のインド料理

インド宮廷料理マシャール(大森)|伝説のシェフが提供する極上のインド料理

大森、マシャール 北インド料理
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JR京浜東北線大森駅から徒歩2分。レストランや雑貨店などが入った8階建ての商業施設Luz大森の3階に、『インド宮廷料理 Mashal(マシャール)』は、あります。

このお店のメインシェフは、インドではデリーの「カリムホテル」やムンバイの「タージマハルホテル」、日本では赤坂見附の「タージ・インドレストラン」、麹町の「アジャンタ」や青山の「シターラ」など、数多くの有名レストランの総料理長を歴任されたモハメド・フセインシェフ。

1980年代に来日して以降、日本のインド料理界を牽引し、多くの一流インド料理人を指導し輩出してきた伝説的なシェフです。

2021年からは、池上で不定期営業のレストラン&料理教室のお店(お店の名前は同名の『インド宮廷料理 Mashal(マシャール)』)を開いていましたが、2022年7月1日にいよいよの定期営業店オープンです!

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日本のインド料理界の伝説的シェフ、モハメド・フセインシェフがオープンさせたインド宮廷料理店

大森、マシャール『インド宮廷料理 Mashal(マシャール)』の外観

 

こちらが、『インド宮廷料理 Mashal(マシャール)』の外観です。

店頭は明るく開放的な雰囲気。お店がオープンしてから3週間後くらいに訪問。店頭にはオープン祝いの胡蝶蘭が飾られていました。

大森、マシャールキッチンで働くインド人シェフたち

 

入り口を入ると、正面に広々としたキッチンがあります。

キッチンでは、フセインシェフを始めとした数人のインド人シェフが調理をしているのが見えました。

お店に入ると、お店のオーナーである日本人女性、アリ三貴子さんがにこやかに座席まで案内してくれました。アリ三貴子さんは、フセインシェフの故郷の農村に長期滞在し、「ムスリムの女たちのインド」という書籍を出版されている方。

フレンドリーに話し掛けてくれ、お料理についてもいろいろ教えてくれます。

大森、マシャール『マシャール』の店内の様子

 

店内は、2人席が並ぶスペースと、4人席が並ぶ広めのスペース、大人数の食事会にも使えそうな半個室風の奥まったスペースがあって、かなり広々とした空間。座席は50席くらいはありそうです。

ブラウンを基調とした内装に、臙脂色のソファー、グリーンのテーブルクロスが“インド宮廷料理”のイメージにぴったりな格調高い雰囲気を感じさせます。

訪問したのは休日のディナータイム。17時半からで事前に電話予約して訪問しました。

お客さんは、インド料理ファンらしき個人客が3人&2人連れひと組。地元の方らしきおばさんグループと熟年夫婦、若めのカップルなどが来店していました。

席数が多いので、予約せずとも入れそうな感じ。また、商業施設内にあるせいか、地元のお客さんの利用も多そう。

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『インド宮廷料理 Mashal(マシャール)』のメニュー

大森、マシャールカレー、ナンのメニュー

大森、マシャールタンドーリー、ビリヤニメニュー

大森、マシャールサイドディッシュ、デザート、南インド料理メニュー

大森、マシャールドリンクメニュー

こちらが、『マシャール』のメニューです。

フセインシェフが作るお料理は「ムグライ料理(ムガル料理)」がメイン。「ムグライ料理」とは、16世紀から19世紀にかけてインド全域を支配したムガル帝国の宮廷料理のことで、カシューナッツや生クリーム、ギーやパニールなどを多用し、スパイスをふんだんに使ったリッチでゴージャスな味わいが特徴のお料理。

メニューにある、ムガル帝国第4代皇帝ジャハンギールの名を冠した「マトンジャハーンギリーコールマー」や、ムグライ料理の代表格「パーラクパニール」は、迷わずオーダー!

また、フセインシェフは、デリーの「カリムホテル」やムンバイの「タージマハルホテル」で腕を磨いたと言われる「タンドール料理」の美味しさでも有名。数あるタンドールのメニューからチョイスするのは迷いますが、定番の「タンドーリーチキン」を選ぶことに。

さらに、中央アジア(ペルシャ)とインドの文化を融合したムガル帝国を象徴するようなお料理ビリヤニはぜひ、いただきたいところ。今回は、「ダムビルヤーニー ライタ付き(チキン)」をチョイスすることにしました。

主食のパンは、「タンドーリーローティー」「ルーマーリーローティー」をひとつずつ注文。

フセインシェフの作る、リッチでゴージャスなムガル宮廷料理、楽しみです♪

ちなみに、メニューのお料理名表記ですが、本場そのものの名前の表記であることにびっくりしました。

例えば、「マサラ」ではなく「マサーラー」、「パラクパニール」ではなく「パーラクパニール」、「ビリヤニ」ではなく「ビルヤーニー」、「チャイ」ではなく「チャーエ」などなど。

検索にはヒットしづらいかもしれませんが、本場のインドを出来るだけ忠実に伝えたいという心意気が伝わってきます。

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洗練されたお味の、フセインシェフのインド宮廷料理(ムグライ料理)

大森、マシャール「ジャルジッラーサワー」600円

 

お飲み物は、「ジャルジッラーサワー」を注文。

スパイシーなレモン酎ハイ。スパイス料理とよく合います

「ジャルジーラ」は、インドの街角でよく飲まれているソフトドリンク。「ジャル」は水、「ジーラ」はクミンなので、クミン水です。

これをサワー化したのが「ジャルジッラーサワー」

レモンの酸っぱさと結構強めのクミンの香りがインド感満点!

 

「ジャルジッラーサワー」をちびちび飲みながら待っていると、さっそく最初のお料理が運ばれてきました♪

大森、マシャール「タンドーリーチキン1P」660円

 

「タンドーリーチキン1P」です。

ジューシーでチキンの身が柔らかく、スパイスの香り高い一品。Mashalでしか味わえない本物のタンドーリーチキンをぜひご堪能ください。

『マシャール』のタンドーリーチキン、さすがに絶品でした★

柔らかくほぐれる骨付きの鶏、身に沁み込んだスパイスの風味。抜群の美味しさです。

ミントソースを付けて食べるとさらに美味♪

大森、マシャール「マトンジャハーンギリーコールマー」2,200円

 

続いて、「マトンジャハーンギリーコールマー」

香り高くクリーミーで濃厚な味わいのインド宮廷料理の代表的マトン料理。辛くないので、お子さまにもおすすめです。

この「マトンジャハーンギリーコールマー」、かなり衝撃の美味しさでした★

「コルマ(コールマー)」とは、ヨーグルトや生クリーム、カシューナッツなどをベースに作られるマイルドでクリーミーなお料理。16世紀に起源を持つムグライ料理です。

『マシャール』の「マトンジャハーンギリーコールマー」、濃厚でクリーミーな中に仄かに酸味が感じられ、骨付きマトンは、マトンの旨味がありつつも、クセが控え目で食べやすい感じ。お肉の硬さもちょうど良いです。

上に載せられているカシューナッツやピスタチオ、アーモンドなどのナッツや、マカーナ(ハスの実をパフにした食品)も、味と食感にアクセントを与えていてGood!

大森、マシャール「パーラクパニール」1,650円

 

定番の「パーラクパニール」です。

ほうれん草のグレービーにフセインシェフ特製のパニール(乳脂肪と生クリームを固めたインドチーズ)をトッピングした濃厚レシピ。

ほうれん草のグレービーの色が目に鮮やか!

「パーラクパニール(パラックパニール)」は、ほうれん草と生クリームを加えたグレービーにパニールをトッピングしたムグライ料理の代表格。

『マシャール』の「パーラクパニール」は、ほうれん草のグレービーがかなり濃厚で旨味たっぷり!フレッシュなパニールとのマッチングもいい感じ。

大森、マシャール「タンドーリーローティー」330円

 

2種のカレーと一緒にいただいたのが、2種類のインドパン。

まずは、「タンドーリーローティー」

全粒粉を塩と水で練り込んだシンプルな生地をタンドール窯で焼き上げた、北インド、パキスタンで日常的に食されているパン。

定番のローティー。シンプルでスタンダードなお味が濃厚なカレーと合います♪

大森、マシャール「ルーマーリーローティー」550円

 

もうひとつは、「ルーマーリーローティー」

大きなドーム状の鉄板で焼く薄い全粒粉パン。大きく薄く伸ばした様子がハンカチ(ルーマール)に似ていることから名づけられた

「ルーマーリーローティー」は、初めていただきました。

写真のように折り畳まれて出てきました。

大森、マシャール「ルーマーリーローティー」を開いたところ

 

「ルーマーリーローティー」を開くとこんな感じ。

普通のローティーよりも薄いので食感もライトな印象。薄いため、カレーを包みやすく、お味も絡みやすいです。

「タンドーリーローティー」よりも、こちらの「ルーマーリーローティー」の方が好みでした★

大森、マシャール豪華な北インド宮廷料理のカレーとローティー

 

さすが、伝説の料理人フセインシェフのムグライ料理。

唸るほどの美味しさです★

大森、マシャール「ダムビルヤーニー ライタ付き(チキン)」1,980円

 

お次は、もうひとつのメイン、「ダムビルヤーニー ライタ付き(チキン)」

窯焼きの壺にビルヤーニーを入れ、ダム(蒸す)するビルヤーニー。バスマティライスのふんわり食感が更に引き立ち、お肉が柔らかくなる相乗効果をお試しください。蓋のパンも美味しいです。

蓋のパンは、「ポロタ」の生地を使用とのこと。

料理がサーブされると、フセインシェフ直々にナイフで蓋のローティーをカット。

蓋の中から香り高いビルヤーニーが現れました〜!

大森、マシャール香り高い「ダムビルヤーニー (チキン)」

 

『マシャール』の「ダムビルヤーニー (チキン)」は、まず、その香りからして、上品で洗練されている風が感じられます。

そして、バスマティライスは、これまで食べたどのビリヤニと比べても、ふんわりパラパラな食感が際立っていました。

このふわふわパラパラ感は感動的♪これが本物のビリヤニなのか〜って、頷きながら賞味です★

もちろん、ゴロゴロと入った骨付きチキンもグレービーが沁み込んで美味しく、ライタを掛けての味変もNice!蓋のパンも美味しかったです★

大森、マシャール「クルフィーザフラーニー」550円

 

デザートは、「クルフィーザフラーニー」

インド産カルダモンで香りを付けたナッツ入りのインドアイスクリーム。

「クルフィ」は、エバミルク(無糖の練乳)に砂糖、カルダモン、サフラン、ローズウォーター、ピスタチオ、ドライフルーツなどを入れて煮詰め、超低温で凍らせたデザート。

『マシャール』の「クルフィーザフラーニー」は、なめらかな口当たりと濃厚ながら比較的さっぱりとした味わい。ナッツの食感も良いです★

大森、マシャール「ホットマサーラーチャーエー」550円

 

クルフィーと一緒に「ホットマサーラーチャーエー」をいただきました。

甘さ控えめのチャイ。アリ三貴子さんは、「甘さがもっと欲しい場合は、お砂糖を加えてください」とおっしゃっていましたが、クルフィと一緒にいただいたので、ちょうど良い甘さでした。

濃厚なインド宮廷料理をいただいた後のお口直しとして、ぴったりでした★

大森、マシャール食後のフェンネル

 

大森に誕生した、インド料理店『インド宮廷料理 Mashal(マシャール)』

日本のインド料理界を牽引してきた伝説的料理人「モハマド・フセイン」シェフのムグライ料理は、さすがと思わせる美味しさ★

「タンドーリーチキン」も、「マトンジャハーンギリーコールマー」も、「パーラクパニール」も、「ダムビルヤーニー」も、その洗練されたお味に唸らされました!

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◉『マシャール』の地図・アクセス

  • 住所:東京都大田区大森北1-10-14 LUZ大森 3F
  • アクセス:大森駅から徒歩2分
  • 営業時間:11:00〜22:00
  • 定休日:火曜日

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