マハラニ【西大島】インドと中華の意外な組み合わせ「インド中華」を味わえる南インド料理店

マハラニ【西大島】インドと中華の意外な組み合わせ「インド中華」を味わえる南インド料理店

西大島、マハラニ 南インド料理
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都営新宿線西大島駅から徒歩3分。新大橋通りを東へ歩いた左手に、南インド料理のお店『マハラニ』はあります。

このお店、一見よくあるインド人経営の南インド料理店で、ミールスやドーサ、イドゥリやワダなど美味しい南インド料理がいただけるお店なのですが、普通と違うのは、「インド中華」のメニューが充実しているということ。

今回は、インド中華を食べに『マハラニ』に訪問しました★

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インド中華とは?

ところで、「インド中華」ってなに?と思う方も多いと思うので、ちょこっと説明。

「インド中華」とは、インド風にアレンジされた中華料理のことを言い、主にインドやパキスタンなどのインド圏内の食堂や屋台、日本や東南アジアなどのインド圏外のインド料理店で食べられています。

お料理には、チャーハンやチョウメン(焼きそば)チャプスィ(かた焼きそば)、エビチリ、ゴビマンチュリアンマンチョウスープなどがあり、マサラや現地の食材を使うほか、中華料理の特徴でもあるニンニクやショウガ、醤油、唐辛子、チリソースなどが使われるのが特徴。肉は鶏肉が多用されます。

インド中華の発祥は20世紀半ば。場所はインドのコルカタ(当時のカルカッタ)と言われています。

18世紀にイギリスの植民地となったインド。東部にあるカルカッタは国際都市となり、中国から近いこともあって多くの華人が流入。華人経営の中華料理店も次々とオープンしました。

しかしながら、1950年代末以降、国境紛争の影響で中印の関係が悪化すると、華人人口は減少。華人経営の中華料理店も次々と店じまいしていったのです。

そんな中、都市部の若者たちを中心に、中華料理を再現しようという運動が起こります。こうして生まれたのが、インド人が作った中華「インド中華」なのです。

 

さて、インド中華の説明はこれくらいにして、インド中華を食べに『マハラニ』へと行ってみることにしましょう〜♪

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南北インド料理とインド中華が味わえる!メニュー豊富な南インド料理店

西大島、マハラニ『マハラニ』の外観

西大島、マハラニ『マハラニ』の店頭看板

西大島、マハラニ『マハラニ』の店頭メニュー

こちらが『マハラニ』の外観です。

インド人経営のインド料理店らしい、ごちゃっとした外観がGood!

店頭に掲げられたメニュー看板には、驚くほどたくさんのメニューが!

南インド料理のミールス(ターリー)、ドーサ、イドゥリ、ワダのほか、タンドール料理やナンやバターチキンなどの北インド料理。もちろん、インド中華もあります。

軽食の品揃えも豊富で、ここに来たらひと通りの南北インド料理を楽しめそうです★

お店は、2015年6月のオープン。本場チェンナイで腕を奮ったシェフがお料理を提供する南インド料理店であるとのこと。

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レストラン横に併設されたインド食材店「バザール・マハラニ」

西大島、マハラニ「バザールマハラニ」

西大島、マハラニ「バザールマハラニ」の店内

 

お店の隣には、インド食材店「バザールマハラニ」も併設されていました。

西大島のある江東区は、西葛西のあるお隣の江戸川区と並び、インド人が多く住む地域。

在住インド人御用達のお店であることが窺えます。

西大島、マハラニ『マハラニ』の店内

 

こちらが、『マハラニ』の店内です。

お店は小ぢんまりとしており、座席数は10席。お店は奥の通路で食材店の「バザールマハラニ」と繋がっています。

休日のディナータイム18時頃に予約なしで訪問しましたが、席は空いてました。

しかしながら、食べている間に次々にお客さんが来店。お客さんは日本人の男性2人組がひと組、日本人カップルがひと組。それ以外はインド人の男性お一人様が3人来店していました。

在住インド人に日常的に利用されていることがわかります。

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バラエティ豊かな『マハラニ』のメニュー

西大島、マハラニインド式軽食メニュー

西大島、マハラニ前菜・サラダメニュー

西大島、マハラニインド式定食・麺類・グレービーメニュー

西大島、マハラニカレーメニュー

西大島、マハラニカレー・ロティ・ライス・デザートメニュー

西大島、マハラニドリンクメニュー

こちらが、『マハラニ』のメニューです。

店頭の看板メニューでも見ていましたが、お料理のバラエティが本当に豊富!

ドーサは5種類。イドゥリやワダ、ウタパムのほか、初めて見るダヒワダというのもあります。カレーもケララ風やアーンドラ風などいろいろ。ビリヤニも4種類ありました。

上の写真の南インドメニューだけでなく、北インド料理のメニューが別にあって、バターチキンやバラクパニールなどの北インドのカレーやナン、タンドーリチキンなどタンドール料理も充実しています。

お目当ての「インド中華」ですが、それと思えるものは↓です。

  • 四川風ドーサ
  • チャーハン
  • チョウメン
  • インド風あんかけカタヤキソバ
  • チキンのしょうがグレービーあえ
  • チキンのにんにくグレービーあえ
  • ゴビ(カリフラワー)マンチュリアン
  • チリチキン or 野菜の中華風
  • 四川風チキン
  • インド風エビチリ
  • 魚の四川風

たくさんあるインド中華メニューの中で、今回選んだのはこちら。

  • 四川風ドーサ
  • インド風あんかけカタヤキソバ

ゴビマンチュリアンやエビチリも気になりましたが、上記の2品がボリュームありそうだったので、次回来た時のお楽しみに。

注文を済ませ、お料理を待ちます。

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猛烈な塩っぱさとクミンの風味がすごい!「ジャルジーラソーダ」

西大島、マハラニ「ジャルジーラソーダ」300円

 

お飲み物として頼んだのはこちら。

「ジャルジーラソーダ」です。

「ジャルジーラ」とは、北インド生まれの清涼飲料水。レモン水をベースに、クミンやブラックペッパー、塩などが入った飲み物で、ミントを載せたり、炭酸を入れてソーダにしたり、パコラ衣で揚げた揚げ玉を入れるなどのバリエーションがあるとのこと。インドでは屋台や食堂などで飲める人気の飲み物なのだそう。

ちなみに、ヒンディー語で“ジャル”とは水、“ジーラ”とはクミンを意味します。

この「ジャルジーラソーダ」、茶色の色合いもインパクトありますが、とにかく、そのお味がインパクトありまくり!

クミン風味の梅干しソーダみたいな感じで、猛烈な塩っぱさとクミンの風味がすごい!!

注文時に、店員さんに「塩っぱいけど大丈夫ですか?」とアラート出されていましたが、想像以上の塩っぱさでした(汗)

 

塩っぱい塩っぱい!と言いつつ、「ジャルジーラソーダ」をちびちび飲んでいると、程なくしてお料理が運ばれてきました!

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インド中華「四川風ドーサ」と「インド風あんかけカタヤキソバ」をいただく!

西大島、マハラニ「四川風ドーサ」1,000円

 

「四川風ドーサ」です★

「四川風ドーサ」は、焼き上がったドーサの生地に四川風の唐辛子ペーストを塗ったピリ辛いドーサ。このお店オリジナルのお料理である様子。

現地南インドで見掛けたような、プレートをはみ出してしまうほどのドーサの大きさと、こんがりとした茶色の焼き色がいかにも美味しそう♪

プレートには、ドーサと一緒に、お馴染みのサンバルとココナッツチャトニ、トマトチャトニのカトリが載っています。

さて、さっそくいただきましょう〜♪

西大島、マハラニ四川風マサラドーサにしてくれました!

 

「四川風ドーサ」ですが、今回は、店員さんの計らいで、ジャガイモのスパイス炒めの入った「四川風マサラドーサ」にしていただきました♪

お味はというと、もう抜群の美味しさ!

南インドで食べたのと同じ、パリッとしたドーサの皮に、深みのある辛さの四川風唐辛子ペーストが塗られていて、フュージョンな味わい。中に入ったポテトマサラもほくほくでマスタードシードや豆の食感がGoodです♪

サンバルも思い描いていたようなスタンダードなお味で、ココナッツとトマトの2種のチャトニと共にドーサに付けていただくと美味★

お味は四川風でしたが、久しぶりに本場っぽいお味のドーサを味わえて満足です♪

西大島、マハラニ「インド風あんかけカタヤキソバ」(ノンベジ)1,150円

 

そして、もう一品のインド中華。「インド風あんかけカタヤキソバ」(ノンベジ)が登場!

堅焼きそばの上にあんかけ肉野菜が掛かり、その上に目玉焼きが載っていて、見た目は、B級グルメ的な感じ。

ちなみに、この「インド風あんかけカタヤキソバの英語名は、「American Chop Suey」(アメリカン・チャプスイ)

「チャプスイ」とは、中国広東の料理を元にしたアメリカ式中華料理のひとつで、野菜や肉を炒め、片栗粉でとろみをつけた後に麺の上に掛けて作られる料理です。八宝菜に似ていますが、アメリカ風にトマトを使ったり、ハムを使ったりするバリエーションも多々あり、20世紀初頭には広くアメリカ国内で食べられていたのだとのこと。

20世紀初頭と言えば、アメリカが繁栄を謳歌し、世界中にその文化がどんどん広まっていった時代。「チャプスイ」もアメリカと関係の深かったフィリピンや日本の沖縄、カナダやドイツ、インドなど世界中に広まり、それぞれの国でローカライズされていったのだとか。

インドの「チャプスイ」は、麺にカタ焼きそばのような堅揚げ麺を使い、チリとにんにく、ビネガーを合わせた「シェズワン・ソース」(四川風ソース)というインド中華独自のソースが使われているのが特徴です。

西大島、マハラニノンベジは目玉焼きが載っています。

 

「インド風あんかけカタヤキソバ」(アメリカン・チャプスイ)のお味ですが、何と言うか、お味にインド料理感はあまりなく、本場の中華ともまた違う。

あん掛け堅焼きそばのあんをトマトっぽい味にしたような、ちょっとジャンクな感じの味でした。

インド料理とはちょっと違う印象でしたが、堅焼きそばのクリスピーな食感とシェズワン・ソースのピリッとした辛味がなかなかGood!

「インド風あんかけカタヤキソバ」(アメリカン・チャプスイ)は、インド人にも人気のようで、お店に来店していたおひとり様インド人も、これを注文して食べていました。

西大島、マハラニ「グラブジャムン」250円

 

食後のデザートは、お馴染みのこちら「グラブジャムン」

「グラブジャムン」は、ボール状の揚げドーナツを甘々のシロップで漬け込んだ、世界一甘いとの呼び声も高いインドのデザート。

慣れるとクセになるこの甘さ。スパイシーなお料理の後の「グラブジャムン」は美味しいです★

西大島、マハラニ「マサラチャイ(HOT)」300円

 

「グラブジャムン」と一緒に「マサラチャイ(HOT)」をいただきました。

ホッとする食後の一杯。甘いグラブジャムンとのマッチングもGoodです♪

『マハラニ』は、ネット予約出来ます!
『マハラニ』のネット予約はこちら(PayPayグルメ)

西大島駅にある南インド料理のお店『マハラニ』

インドと中華の意外な組み合わせ「インド中華」のメニューが揃った貴重なお店です。

「四川風ドーサ」や「インド風あんかけカタヤキソバ」など、他ではなかなか味わえない、インド人大好物のインド中華を味わうことができます。

通常の南インド料理のメニューも充実しており、かつ、美味しいとの噂なので、次回訪れた時は、ワダやイドゥリ、南インド定食(ミールス)をいただいてみたいなと思います。

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◉『マハラニ』の地図・アクセス

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