東京・五反田の駅前の雑居ビルの6階に、ペルーやブラジルを中心とした南米食品専門のスーパーマーケットがあります。
お店の名前は「南米市場 キョウダイマーケット」。日本随一の品揃えを誇る南米食材店で、ブラジルやペルー、メキシコ、チリやアルゼンチンなどの食材や酒類、キッチン用品などを販売しているほか、ネット通販も行っているのだとのこと。
南米の食材屋さんって、あまり訪れる機会がなかったので、どんな食材が売られているのか、ちょっと楽しみです♪
見るだけでも楽しいヨ。陽気なラテンのスーパーマーケット
陽気なラテンのスーパーマーケット 営業中!
ビル内には、ペルー総領事館とブラジル総領事館が入っています。
五反田駅東口の駅前ロータリーを抜けたところにある雑居ビル「いちご五反田ビル」の6階に、「南米市場 キョウダイマーケット」はあります。
歩道に立て看板が立っていますが、オフィスビル風の普通のビルなので、事前情報がないと、ちょっと躊躇するかもしれません。
ビル内には、ブラジル総領事館とペルー総領事館が入っています。
ちなみに、東京都内に住む在日のラテンアメリカ出身の人の人口は、約8,000人ほど。うち、ブラジル人が約3,600人、ペルー人が約1,900人と多数派となっています。
「キョウダイマーケット」のメイン顧客はこの両国出身の人たちだと思われます。
なお、在日のブラジル人やペルー人は、実は東京よりも東海地方や北関東などの製造業が集積する地域に多く住んでいて、愛知県にはブラジル人が約48,000人、ペルー人が7,400人居住しているのだとか。
「キョウダイマーケット」の入り口
エレベーターを上がった所にあるこちらが、「キョウダイマーケット」の入り口。
普通のオフィスビルの中に、忽然とスーパーマーケットが現れるので、ちょっとびっくり!
「キョウダイマーケット」の店内
「キョウダイマーケット」の店内です。
店内は一般的なコンビニより少し広いくらいの空間で、棚には中南米の食材がぎっしりと並んでいます。
訪問したのは土曜日の午後。お客さんは、ラテンアメリカ出身と思われる方がちらほらいる程度でしたが、お店のスタッフが陳列棚を右往左往して、カゴの中に商品を入れているのが目に留まりました。
「キョウダイマーケット」は、通販サイトも運営しているので、ネット注文の商品を棚からピックアップしているものと思われます。きっと、ネット通販の方がメインなのでしょう。
さてさて、さっそく「キョウダイマーケット」で販売している商品を物色してみましょう〜♪
キョウダイマーケットで売られている中南米食材の数々
ブラジルの国民食、フェジョン料理用の豆
レンズ豆、インゲン豆、黒目豆
メキシコ産の乾燥唐辛子
ペルーのカンチャコーン用のジャイアントコーン
冷凍トウモロコシ
フェイジョアーダのレトルトや缶など
広大でたくさんの国がある中南米ですが、どの国でもよく食べられているのが豆。
ブラジルの国民食、フェジョン料理用の黒インゲン豆をはじめ、レンズ豆、ひよこ豆、インゲン豆(フリホーレス)、キドニービーンズ、ホワイトビーンズ(リマ豆)など、種類もたくさん!
それと、南米と言えば、トウモロコシ。ペルーでよく食べられているカンチャコーン用のジャイアントコーンなども色々♪
スーパーフードとして注目されているペルーのキヌア、メキシコ産の乾燥唐辛子も様々な種類のものが売られていました。
「キョウダイマーケット」の店内
アボカドディップやコロナビールなどメキシコ食材
マテ茶いろいろ
ガラナジュース、料理用バナナ
インカコーラ、カムカムドリンク
ピスコ
ペルーの紫トウモロコシのジュース、チチャモラーダ
アガベ・シロップ、マカ・パウダー、アサイー・パウダー
ペッパーソース、デスソース
アマゾンのジャングルやアンデス山脈を抱える中南米。日本にはない、栄養価の高いスーパー食材を使った食品がたくさんあります。
もちろん、現地で愛されている清涼飲料水やお酒なども、いろいろ売られていました♪
飲むサラダと呼ばれるアルゼンチンやパラグアイで飲まれているお茶「マテ茶」、ガラナの実を使ったブラジルの国民的飲料「ガラナジュース」、黄色い色をしたペルーのコーラ「インカコーラ」、ライムを入れて飲むメキシコの人気ビール「コロナビール」、アマゾンの果実”カムカム”で作られたジュース「カムカムドリンク」、ブドウで作られたペルーの蒸留酒「ピスコ」、紫トウモロコシで作られたペルーのジュース「チチャモラーダ」、テキーラの原料として知られる「アガベ」で作られたシロップ、アンデス産の「マカ」やブラジル産の「アサイー」のパウダー、メキシコの「ペッパーソース」や激辛「デスソース」などなど。
エンパナーダ
冷凍ポンデケージョ
テイクアウト用エンパナーダ
南米の軽食として有名な「エンパナーダ」(アルゼンチンなど南米の多くの国で食べられているミートパイ)や、ブラジルのチーズパン「ポンデケージョ」、中東起源のブラジルの三角形の惣菜パン「エスフィーハ」もあります。
「エンパナーダ」と「エスフィーハ」は、テイクアウト用のも売られていました。
ちなみに、以前は店内でイートインも出来たそうなのですが、このコロナ禍の影響からか、現在ではテイクアウトのみとなっているようです。
せっかくなので、「エンパナーダ」をテイクアウトしてみることにしました。
「エンパナーダミートパイ(牛肉)」を購入。296円です。
「エンパナーダ」と「チチャモラーダ」をテイクアウト
エンパナーダとチチャモラーダ
お店で買った「エンパナーダミートパイ(牛肉)」と「チチャモラーダ」を手に、目黒川沿いの公園へ。
うららかな春の陽気の中、南米の軽食とお飲み物でささやかなランチ♪
チチャモラーダ
チチャモラーダジュースの成分表
こちらが、「チチャモラーダ」。お店のHPを見ると、商品名は「チチャモラーダ アンデス・フーズ 290ml」(280円)
紫トウモロコシを主原料としたジュースで、ペルーの食堂や屋台で日常的に飲まれている国民的ジュース。
ポリフェノールやアントシアニンなどがたっぷり含まれていて栄養価が高く、スーパードリンクとして注目されている飲料です。
美味しく飲みやすいので、ペルーに旅した時は毎日のように飲んでいました。
瓶詰めのこちらも、なかなか美味しい♪
エンパナーダ
こちらは、「エンパナーダミートパイ(牛肉)」
「エンパナーダ」は、牛肉や鶏肉などをパンやペイストリーで包んだ軽食料理。スペイン由来で、南米各国で食べられていますが、地域によってバリエーションが様々あるとのこと。
「キョウダイマーケット」のエンパナーダは、硬めで厚手の皮が食べ応えのあるスタンダードなタイプ。イメージ通りのお味で美味しいです♪
「キョウダイマーケット」で購入した食材
「キョウダイマーケット」で食材をいくつか購入したのでご紹介します★
「アガベ・シロップ」
こちらは、「アガベ・シロップ」
“アガベ”とは、テキーラの原料として知られるリュウゼツランのことで、その”アガベ”を使った甘味料が「アガベ・シロップ」
こちらの商品は低温加熱で作られたRAWタイプのシロップです。
血糖上昇の穏やかなヘルシーな甘味料として、欧米で注目されている食材です。
「マテ茶(グリーン)」
こちらは、「マテ茶(グリーン)」
“マテ茶”は、乾燥させたイェルバ・マテの葉や枝を使ったお茶。
アルゼンチンやパラグアイで日常的に飲まれている嗜好品ですが、ビタミンやミネラルの含有量が極めて高く、「飲むサラダ」とも言われています。
マテ茶の茶葉には、「グリーン・マテ(緑マテ茶)」と「ロースト・マテ(黒マテ茶)」があり、こちらは日本では珍しい「グリーン・マテ」のティーバッグです。
「ペルー オーガニックコーヒー カフェ オルキデア」
こちらは、「ペルー オーガニックコーヒー カフェ オルキデア」
ペルー・アマゾナス州のウアヤバンバ渓谷のアラビカ種を100%使用したコーヒー豆。
チョコレートのようなほのかな甘みと、上品な香り、酸味の少なさが特徴のコーヒーであるとのこと。
東京・五反田にある、日本随一の品揃えの南米食品専門のスーパーマーケット「南米市場 キョウダイマーケット」
普段はなかなか目にしない中南米の食材がズラリと並ぶお店。南米の空気感を感じることができる魅力的な場所です★
◉『南米市場キョウダイマーケット』の地図・アクセス
- 住所:東京都品川区東五反田1丁目13−12 いちご五反田ビル 6F
- アクセス:五反田駅から徒歩2分
- 営業時間:月〜金(9時15分~19時00分)土日(10時00分~18時00分)
- 定休日:なし
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