長野県佐久市。佐久平駅から西へ。県道44号と国道142号を進み、国道を右折して小道に入ってしばらく進んだ、佐久平駅からは20分ほどのところに、『スパイスカレーと珈琲 ティケ』はあります。
お店で提供しているのは、南インド料理をベースとしたカレープレートと、自家焙煎のコーヒー&自家製スイーツです。
お店のオーナーは、インドに1年半駐在した経験があるというご夫婦。インド駐在後、勤めていた会社を退職。ここ長野に移住して、2020年5月に『ティケ』をオープンさせたのだそう。
緑の木々の中に佇む一軒家『スパイスカレーと珈琲 ティケ』
『スパイスカレーと珈琲 ティケ』の看板
お店は、佐久市茂田井の里山の山林に囲まれた一角にあります。
カーナビだけだとうまく辿り着けないので、GoogleMapを併用した方が良いです。
細い田舎道の脇にあるこの看板が唯一の目印。
営業日は金土日
お店の営業日は、金土日の11:30から16:30まで。遠方ということもあり、人気があるとのことなので、インスタで事前予約していきました。
里山の木々の中にお店はあります。
駐車場に車を停めお店へ
お店が見えてきました。
駐車場に車を停め、お店へと歩いて行きます。
ちなみに、駐車場は9台分あります。
栗の実が転がる道を歩いていくと、木々の合間にお店が見えてきました!
『ティケ』の建物
自然の木を活かしたまま建てられたとのこと
木々の緑が窓に映って綺麗
薪置き場。ここでも食事できます。
こちらが、『ティケ』の建物です。
お店の建物は、なるべく自然の木を活かしたまま山林を切り開いて建てられたのだそう。
開店の11時半までは、10分ほど時間があったので、お店の裏のお庭を見てみることにしました。
お店の裏に広がる草原と畑、でっかいカボチャ
お店の裏には広々とした空間が
お店の裏には広々とした草原が広がっていました。
何やらオレンジ色のものが並んでいるなと思って近づいてみると。
でっかいカボチャが5つ
カボチャでした!
かなり巨大なカボチャです。お料理に使われるのでしょうか。
マリーゴールドの花
裏庭は畑になっています。
畑で採れた野菜がカレーに使われます。
裏庭の一角は畑になっていました。
かなり広い畑で、様々な野菜が植えられています。管理するのは結構大変そう。
お店で提供しているお料理の野菜は、この畑で採れたものを使っている様子。
座席に座って外を眺めるだけで癒される★
店頭のメニュー黒板
さてさて、時間も11時半となり、お店の旦那さんが扉をオープンします。
さっそく、お店の中に入っていきましょう〜♪
『スパイスカレーと珈琲 ティケ』の店内
こちらが、『ティケ』の店内。
店内はそれほど広くないのですが、ゆったりとした空間。座席は、2人掛けのテーブル席と、4人掛けのテーブル席、ソファーっぽい横並びの2人席、座敷の2人席、カウンター2席の合計12席。
11時半の入店時に自分たち含めて2組入りましたが、しばらくすると続々とお客さんがやってきて満席状態に。
その後、予約してないお客さんも来たのですが、お店の外の薪置き場の前のオープン席に案内されてました。
窓に囲まれた座敷席
窓からは一面に広がる緑の風景が
遠くにはカボチャも見えます。
写真を見てもらえばわかるように、『ティケ』のお店の雰囲気、とてもいいです★
白壁と木の茶色をベースとしたシンプルな内装なのですが、大きく開かれた窓から、広々とした草原と緑溢れる森の木々、遠くの信州の山並みが見渡せます。
座席に座って外を眺めるだけで癒される。こんな素敵なロケーションのお店、なかなかありません。
キッチンの棚に並んだホーロー食器など
エアインディアのマスコット、オートリキシャ、チャイグラス
バービー・イン・インディア
銘木のプレートやアノーキの布製品
トランクの上に牡牛ナンディとラクシュミー女神
店内のそこここには、インドの品々が飾られていました。
エアインディアのマスコット、オートリキシャのおもちゃ、チャイグラス、インドのバービー人形、インドの神様の絵。
銘木のプレートやインドのアノーキの布製品なんかも置かれていて、販売もされている様子。
さてさて、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『スパイスカレーと珈琲 ティケ』のメニュー
『スパイスカレーと珈琲 ティケ』のメニュー
こちらが、『スパイスカレーと珈琲 ティケ』のメニューです。
お料理はカレープレートのみ。カレー1種(1,200円)、カレー2種(1,450円)のどちらかを選びます。
カレーは、
- ケララ風チキン
- ポークペッパーフライ
- ベジタブルクルマ
の3種からチョイス。
プレートのライスは、バスマティライス(インド米)かターメリックライス(日本米)、ハーフ&ハーフにもできます。
今回は、2人とも2種で、それぞれ、チキン&ポーク、チキン&ベジをチョイス。ライスはハーフ&ハーフにしました。
本日のあまいもの
こちらは、デザートメニュー。
- かぼちゃプリン(420円)
- セラデュラ(ゴア風ミルクプリン)430円
- momo cookies のクッキー(450円)
ランチでお料理と一緒に頼むと100円引きになります。
お飲み物メニュー
お飲み物のメニューです。
自家焙煎珈琲が売りとのことなので、迷わず「ティケ自家焙煎珈琲」を選択。
本日最初のお客さんということで、「本日のコーヒー」の豆の種類を決めていいとのこと。
コーヒーは「マイソールブレンド」にしました★
南インドを感じられる「カレープレート」と奥深い味わいの「自家焙煎珈琲」
「カレープレート」(カレー2種)1,450円
注文を済ませ、程なくしてお料理が運ばれてきました。
「カレープレート」(カレー2種)です。
シンプルなビジュアル。
お料理の内容は↓
- カレー1(写真はケララ風チキン)
- カレー2(写真はベジタブルクルマ)
- サンバル(野菜、豆)
- ラッサム(タマリンド、トマト)
- キャベツのポリヤル(ココナッツ炒め)
- 3種の豆のマリネ
- アチャール(インド風ピクルス)
- ライス(バスマティ&ターメリック半分ずつ)
- パパド(豆のクラッカー)
立ち昇るスパイスの香り。う〜ん、美味しそうです♪
さっそくいただきましょう〜♪
ラッサムとサンバル
ケララ風チキン、ポークペッパーフライ
ベジタブルクルマ、ケララ風チキン
キャベツのポリヤル、3種の豆のマリネ、アチャール
『ティケ』のカレープレートのお味ですが、もう本当に、抜群に美味しかったです★
タマリンドとトマトの酸味がスキッと効いて、適度な辛さの「ラッサム」。かぼちゃの入った「サンバル」はお豆の崩れ具合がちょうど良く、とても優しいお味。
カレーは3種3様で、どのカレーもそれぞれ個性があって味わい深いお味。
ココナッツミルクのまろやかさとトマトの酸味のバランスがほど良い「ケララ風チキン」、ブラックペッパーの刺激がたまらないドライな「ポークペッパーフライ」、フレッシュなハーブの風味がタイのグリーンカレーを思わせる「ベジタブルクルマ」
シンプルなスパイス使いのポリヤルやマリネ、アチャールも、いい脇役ぶりで、プレートにバラエティを与えてくれています。
最後は、砕いたパパドを振り掛け、ライスと一緒にカレーやおかずをブレンドしていただきました★
「ティケ自家焙煎珈琲」(マイソールブレンド)350円
食後は、コーヒー&デザートタイム♪
「ティケ自家焙煎珈琲」(マイソールブレンド)です。
このコーヒーがかなり美味しかったです★
マイソールブレンドの説明
お店の紹介によると、
マイソールブレンド(中深煎)
インドの大地の香りが漂う南インドマイソール産の豆をベースに、アジアの雑踏を想い出させるインドネシアマンデリン高原の爽やかさを感じるエチオピアをブレンド‼︎
ティケの手回しロースターで少量自家焙煎しているのでフレッシュでワイルド
とのこと。
爽やかな酸味と優しい甘味、深みのある香り。お店の紹介にある通り“フレッシュでワイルド”。これまで味わったことのない、素朴ながらも奥行きのある美味なお味のコーヒーでした★
「セラデュラ(ゴア風ミルクプリン)」320円
「かぼちゃプリン」320円
デザートは、「セラデュラ(ゴア風ミルクプリン)」と「かぼちゃプリン」の2品を頼みました。
「セラデュラ」は、ポルトガル発祥のデザートで、ゴア以外でも、同じポルトガルの植民地だったマカオでも食べられているのだそう。
セラデュラは甘さ控えめで優しいお味。ミルクプリンの上には砕いたビスケットが掛かっていて、ミルクプリンのドロリ食感とビスケットのサクサク食感のバランスが絶妙な感じ♪
「かぼちゃプリン」は、フィリピンの「レチェ・フラン」を思わせるような濃厚なお味。こちらも美味♪裏の庭で採れたかぼちゃを使っているそうです。
『スパイスカレーと珈琲 ティケ』
長野県佐久市にある『スパイスカレーと珈琲 ティケ』
現地南インドの味を感じさせる「カレープレート」も、手回しロースターで焙煎している「自家焙煎珈琲」も、美味しいデザートも、居心地の良い店内空間も、広々とした草原が広がるお店のロケーションも、丁寧で親切なご夫婦の接客も、すべてに大満足★
近くにあったら通ってしまいたくなるお店。
満たされた時間を過ごすことができます♪
◉『スパイスカレーと珈琲 ティケ』の地図・アクセス
- 住所:長野県佐久市茂田井 観音寺3660-10
- アクセス:佐久平駅から車で20分
- 営業時間:11:30~16:30
- 定休日:月・火・水・木
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