神宮前の「エリックサウス マサラダイナー」で、月に1回様々な料理を提供されている『SEDM(セダム)』さん。
12月は、インド北部のカシミール地方で結婚式に供される祝宴料理「ワズワン」を提供されるということで、とても気になっていたところ、友人からお誘いいただいたので二つ返事で行ってきました!
『SEDM(セダム)』の12月のメニュー

12月のメニュー【カシミール・ワズワンセット】です。
セットの内容は書かれていませんが、Instagramで料理の説明が投稿されていたので、少しは予習できていました。が、初めてのワズワンなので、どんなお料理・味なのか楽しみです。
そして、【数量限定オプション】のカシミールスコーン。
これは食べたい!お持ち帰り決定です。

ワンドリンク制です。迷った結果、美味しそうな響きの「大人のスパイシージンジャーサワー」をチョイス。
写真を撮り忘れましたが、ジンジャーのすりおろしが効いた、さっぱりと飲みやすくて美味しいサワーでした。
カシミール・ワズワンセット

カシミール・ワズワン
ほどなくして、カシミール・ワズワンの登場!
写真では見ていましたが、迫力があり、カラフルな色がとても印象的です。
そして、これ作るの相当大変そうだなーと思ってしまいます。
ワズワンは、たくさんの種類の料理(カレー)が器に盛られ、それはほとんど肉料理で、イスラームの料理なので大体マトンで構成されるという予備知識だけはありましたが、それが実際に目の前に出てくると俄然テンションが上がります!

バスマティライスの上に、ラムとチキン!
こちらもなかなかのビジュアル。
肉・肉・肉です! 美味しそう。

カシミール・ワズワンセット、豪華です!

4人分のプレートが並ぶと、また迫力が!
写真に収めるのが難しい。。

ここでお料理の説明を。
Instagramで一品ずつ紹介されていたので、そちらから引用させていただき。
右上の白いグレービーに肉団子が入っているカレー「グシュタバ」。
少しとろみのあるヨーグルトベースのグレービーに、マトン肉を叩いて丁寧にスジを取り除いて作る肉団子が入っています。今回は、あるテクニックを使い、それに近い食感にしたとのこと。
ヨーグルトのまろやかな酸味にマトンのお肉をギュッと味わえる一品。落ち着いたお味です。
その左隣りの赤いグレービーのカレーは「リスタ」。
スモーキーさを感じる風味のサラっとした赤いグレービーで見た目ほどの辛さはありません。
カシミール料理の代表格で、グシュタバが白でリスタが赤、ワズワンでは対になる料理だそう。
他のお料理もそうなのですが、カレーには欠かせないトマト・コリアンダー・クミンは使用していないとのこと。びっくりです!
リスタはスパイス感があって、サラサラグレービーがカシミールっぽいなと思いました。
その左隣りの黄色いグレービーのカレーは「ダニワルコルマ」。
ダニア(コリアンダーリーフ)のペーストとヨーグルトを使用したコルマ(濃厚でクリーミーなカレー)です。本来マトン料理のイメージが強いですがプレート全体のバランスを考えチキンでご用意しました。
重厚な料理の中の、お口直し的なポジションだそう。
クリーミーだけど、コリアンダーリーフとヨーグルトの爽やかな酸味が良い感じで、マトンが多い中のチキンが落ち着きます。
その手前が、「マトンローガンジョシュ」です。カシミール料理といえば!なカレーです。
トマト、コリアンダーシード、クミンシードを使用していないので皆さんが想像するカレー的な味はしません。色は赤みの辛さが少ない ”カシミールチリ” 由来なのでそこまでの辛さはありません。使用するスパイスの種類が少ないためインパクトのある尖った味わいになっています。
ローガンジョシュは、スパイスがバチっと効いた比較的オイリーなカレーというイメージなので、確かに想像とは違いましたが、マトン肉をとても感じるカレーでした。
その隣の青菜の副菜は「ハーク」。
ハークは青菜(サーグ)という意味。またはそれを使った炒め物のことを指す言葉。今回は日本でも手に入りやすい小松菜を使用しました。マスタードオイルをたっぷり使っているのでヘルシーとは言えませんが肉料理にも負けない存在感を放ちます。
このハーク、店主さんのお話によると、マトンを茹でた?煮た?汁も一緒に炒めたとか。
マスタードオイルたっぷりとマトンの茹で汁で炒めたというと、クセがありそうな感じがしますが、これがくったりとしていて食べやすくて美味しかった。 ノンベジたくさんの中で、落ち着く一品でした。
その上のサラサラグレービーのカレーは、「ナドゥルヤクニ」です。
レンコンのヨーグルトスープ煮です。同じヨーグルトベースのグレービー ”グシュタバ” と ”ダニワルコルマ” に比べてかなりさっぱりとした仕立てとなります。
ナドゥルヤクニが一番のお気に入りでした。ヨーグルトとレモン(多分)の酸味が爽やかで、レンコンの食感も良いアクセント。とても美味しかったです。
プレートの真ん中にあるペーストは、クルミのチャトニ。
なんでクルミ?と思いましたが、調べてみると、クルミはカシミールの名産で、よく使われているようです。
肉料理の脂を受け止めたり、切ってくれる役割があるのだとか。…確かに!

バスマティライスの上に乗っているこちら。
左のお肉が、「タバックマーズ」。
ラムの骨付きあばら肉をスパイスと一緒に柔らかくなるまで煮てからマスタードオイルで表面をカリっと揚げた料理です。
脂の部分が結構あるのですが、表面をカリっと揚げてあるのでそれほどクドくなく、お肉も柔らかくて美味しかったです。
右の2切れ乗っているお肉が、「カシミールコクル」。
カシミールコクル(コクル=チキン)はカシミール風チキンというざっくりとした名前の料理。一度下味をつけて煮た鶏肉をブラックカルダモンやクローブ等と一緒にマスタードオイルで炒めます。
このチキン、しっとりと食べ応えがあって味がしみていて、とっても美味しかったです。
少し絡んだカスリメティもいい仕事をしていました。

セットのデザートの「フィルニ」
米粉とミルクで作ったプリンです。バラとサフランの香りを加えているそう。
ピスタチオとローズペタルが華やかです。
このフィルニ、甘さがやさしくてとっても美味しかったです。
お米や米粉を使ったアジアのデザートって色々あると思いますが、スパイスが結構効いていたり、甘すぎたりすることもあるのですが、フィルニは上品で食べやすく、とても好みでした。

ドリンクは、「カフア」。
カシミールでよく飲まれている緑茶。スパイスとサフラン、バラの花を煮だしているそうです。
ローズペタルと柚子が入っているのが面白かったです。
甘みもやさしくて、美味しくいただきました。
お土産に、フィルニとカシミールスコーンを購入し、満足。
いわゆるカレーとはちょっと違ったお味で初めての食体験でしたが、食べやすく美味しかったです。
カシミール料理のワズワンは、以前から気になっていたけど、知る限り提供しているお店はなく、とても貴重な経験ができました。
いつかカシミールに行って、本場のワズワンをいただいてみたいです!
『SEDM(セダム)』の地図・アクセス・営業時間
- 住所:東京都渋谷区神宮前6丁目19−17 GEMS神宮前 5F
- アクセス:渋谷駅より徒歩3分
- 営業時間:【エリックサウス番外編】マサラダイナー神宮前にて不定期開催の特別営業
- お店Instagram:sedm.esee
関連記事





