新宿駅南口より徒歩6分。甲州街道から1本南の、代々木二丁目あおい公園の向かいの建物の1階に、中国四川料理のお店『陳家私菜 新宿店』があります。
2009年7月にオープンしたこのお店、都内に於ける本格四川料理を代表する名店として知られる「陳家私菜」グループの1店舗。
絶品だという評判の「頂天石焼麻婆豆腐」を食べに行ってみることにしました。
『陳家私菜 新宿店』の外観と店内の雰囲気

『陳家私菜 新宿店』の外観
こにらが、『陳家私菜 新宿店』の外観です。
ディナータイムは17時半のオープン。
5分前に到着しましたが、既にお店の前には十数人の待ち人あり。

店頭の看板

1995年創業

辛そうな真っ赤な料理の数々

『陳家私菜』は都内に8店舗あります。
『陳家私菜』は、1995年の創業。当時、日本ではほとんど無かった花山椒の効いた本場四川の「麻辣麻婆豆腐」を提供し、麻辣激辛ブームを巻き起こしたことでも知られているお店です。
また、今では多くの店で提供されている「刀削麺」や「よだれ鶏」も日本で初めて提供したのだそう。
中国のミシュランと称される「美味川菜名館」を中国外で唯一受賞し、激辛グルメグランプリや四川フェスで何度もチャンピオンに輝くなど、『陳家私菜』は、都内の四川料理界のトップランナーと言えるお店。
現在は、赤坂の本店をはじめ、渋谷、五反田、秋葉原、新宿、銀座、丸の内、新橋と、都内8店舗を展開しているのだとのこと。
さて、開店時間の17時半となり、店員さんが入り口の扉を開けました。
さっそく店内へ!

『陳家私菜 新宿店』の店内
こちらが、『陳家私菜 新宿店』の店内です。
店内は広く、座席はテーブル席、ソファー席、テラス席があり、席数は合計100席。席間はそれほどゆったりとはしていません。
オープン後、ほどなくして座席はほぼ満席状態に!
かなりの人気店。予約はしていった方が良さそうです。
ちなみに、お客さんはほぼ全員が日本人。スタッフは全員中国の方でした。
さて、案内された予約席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の物色開始です!
『陳家私菜 新宿店』のメニュー










こちらが、『陳家私菜 新宿店』のメニュー(の一部)です。
品数はかなり豊富。メニューは写真も解説もしっかりしていて、どのお料理も見るからに美味しそう♪
お店の目玉となる料理が大きく紹介されていたり、人気ベスト11が掲載されていたりと、選ぶ基準があるのもGood!
ちなみに、『陳家私菜 新宿店』の料理の注文方法は、テーブル上にあるQRコードをスマホで読み取って専用サイトにアクセスし、食べたい料理をカートに入れて注文するというスタイル。
↓がその画面です。

人気ベスト11
どれにしようか迷った挙句、選んだお料理は↓






- 「元祖頂点石焼麻辣豆腐」(1,298円)
- 「シャキシャキ豆苗炒め」(1,078円)
- 「元祖鉄鍋胡麻棒餃子(5本)」(858円)
- 「発酵野菜と白身魚(鱈)の煮込み」(1,848円)
- 「元祖麻辣刀削麺」(1,298円)
- 「自家製モッチリ新感覚絵路井濃密杏仁豆腐」(528円)
絶対に食べたかった「石焼麻婆豆腐」と「麻辣刀削麺」。人気メニューのひとつである「鉄鍋胡麻棒餃子」。箸休めとして「豆苗炒め」。湖南料理店で食べて気に入った「発酵野菜と白身魚の煮込み」も注文。デザートは食後に頼みました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「青島ビール」

「青島ビール」(638円)
まずは、お飲み物から。
「青島ビール」です。
苦味少なめですっきりとしたお味の中国定番のビール。
グビグビのみながら待っていると、すぐにお料理が運ばれてきました。
「元祖頂点石焼麻辣豆腐」
『陳家私菜 新宿店』の「元祖頂点石焼麻辣豆腐」
いきなりお目当ての「元祖頂点石焼麻辣豆腐」が登場!
ぐつぐつ煮立った石鍋。花山椒の香ばしい香りが漂ってきます。その真ん中にでっかい豆腐が載っています。
それをスタッフが崩して混ぜ混ぜ!
「元祖頂点石焼麻辣豆腐」の出来上がりです。

「元祖頂点石焼麻辣豆腐」(1,298円)
「元祖頂点石焼麻辣豆腐」は、温かさを保つために石鍋を使い、花山椒以外にも現地から取り寄せた25種の香辛料を使用。ほど良い柔らかさにするために特注のソフト豆腐を使うなど、試行錯誤を繰り返して出来上がった一品。
そのお味は、まさに絶品!
複雑で深みのある麻辣ソースはガッツリ感ありながらも洗練されたお味。豆腐の柔らかさも適度でソースと完璧なマッチングを見せています。
辛さは中辛にしましたが、結構な麻辣感でお口の中がビリビリ来る感じ。
そして、別注文で頼んだ白ご飯と一緒にいただくと、もう最高♪
過去イチ美味しい麻婆豆腐かもしれません。
「シャキシャキ豆苗炒め」

「シャキシャキ豆苗炒め」(1,078円)
続いて、中華の定番「シャキシャキ豆苗炒め」
オイリー且つシンプルな味付け。シャキシャキ感がたまりません。
麻辣なお料理の箸休めにぴったり!
「元祖鉄鍋胡麻棒餃子」

「元祖鉄鍋胡麻棒餃子(5本)」(858円)
こちらは、お店の売りの料理のひとつ「元祖鉄鍋胡麻棒餃子」
胡麻を纏った棒状の焼き餃子。胡麻の香ばしさと皮のカリッと感。肉汁溢れる餡はニンニクとニラが効いていて間違いのない美味しさ♪
日本人に馴染みやすいお味です。
紹興酒

紹興酒
この辺でビールが無くなったので、紹興酒を注文。
いくつか種類がある中で選んだのは下の2種類。どちらも常温で頼みました。

「満堂香12年(甕だし12年)」(638円)

「花彫王10年(甕だし10年)」
どちらも美味しかったですが、12年ものの方がまろやかでコクがある感じ。
それにしても、紹興酒は本当に中華料理に合います!
しみじみ、うまいなぁ〜と感じる次第。
「発酵野菜と白身魚(鱈)の煮込み」

「発酵野菜と白身魚(鱈)の煮込み」(1,848円)
さて、紹興酒に舌鼓を打っていると、「発酵野菜と白身魚(鱈)の煮込み」が運ばれてきました。
これは、たぶん「酸菜魚」という料理。
「酸菜魚」とは、重慶江津県の農村で生まれた四川料理の一つで、ソウギョなどの魚と、四川省で「酸菜」と呼ばれる青菜の漬物をトウガラシ、花椒と一緒に煮た料理。
これがまた、かなり旨い!

花山椒がたんまり!
酸菜の酸と唐辛子の辣、花山椒の麻が織り成すビビッドな刺激。それでいて、ガチ中華の店の「酸菜魚」に比べまろやかな味わいで食べやすい。
ごろごろ入った鱈の身はプリプリ。麻の刺激を足したい場合は、たんまりと載った花山椒のシードを齧るとGood!
とにかく、スープが美味しく、麺を入れて食べてみたいと思わせました。
「元祖麻辣刀削麺」

「元祖麻辣刀削麺」(1,298円)
そして、お料理のトリは「元祖麻辣刀削麺」
刀削麺はもともと山西省の料理ですが、「陳家私菜」は、山西の伝統を尊重しつつも日本人に受け入れられやすいように麻辣味へと改造。
そうして生まれた「麻辣刀削麺」は大人気となり、今では「陳家私菜」の名物料理のひとつとなっています。

ガッツリ麻辣!コシの強い刀削麺
「元祖麻辣刀削麺」のお味は、言わずもがな、めちゃくちゃ美味♪
麻と辣がガッツリ効いたスープは、辛い・痺れるというだけでなく、複雑で奥行きのあるお味。
いくら啜っても飽きることがない、これは癖になる美味しさ。
さらに、もちもちでコシの強い刀削麺がこれまた旨く、麻辣スープとの相性もこれ以上ないくらいにGood!
あ〜、美味しい〜♪
「自家製モッチリ新感覚絵路井濃密杏仁豆腐」

「自家製モッチリ新感覚絵路井濃密杏仁豆腐」(528円)
食後のデザートは、「自家製モッチリ新感覚絵路井濃密杏仁豆腐」をいただきました。
料理名を見て、何かの間違いかなとも思いましたが、メニューの記述によると、常連のお笑い芸人が命名したのだそうな。
料理名の通り、モッチリとした食感で濃密感ある杏仁豆腐。
そこらにある杏仁豆腐とは明らかに違う。美味過ぎる杏仁豆腐でした★

『陳家私菜 新宿店』
中国四川料理のお店『陳家私菜 新宿店』
都内の本格四川料理の先駆けともいえる「陳家私菜」グループの1店舗です。
いただいたお料理は、名物の「元祖頂点石焼麻辣豆腐」や「元祖麻辣刀削麺」を筆頭に、どれも絶品!
本場のガチな四川感がありつつも改善・改良を重ねたそのお味は、ガチ中華を食べ慣れている人も、初めて食べる人も、誰でも満足のできる美味しさ。
何度でも行きたくなるお店です。
『陳家私菜 新宿店』は、ネット予約出来ます!
『陳家私菜 新宿店』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『陳家私菜 新宿店』の地図・アクセス・営業時間
中国料理(ガチ中華)・韓国・東アジア料理店









