今年で34回目を迎えた浅草の夏の風物詩「浅草サンバカーニバル」
8月29日の土曜日、小雨の降る中、約5時間にもおよぶ熱狂のサンバカーニバルが開催されましたー!
初めて見たサンバカーニバル、ほんと楽しかったです!
大掛かりで豪華な山車、ダンサーやパフォーマーの踊りも衣装もカラフルで華やか。
それに、何よりサンバのリズムが心地いい♪
本場、リオのカーニバルを見てみたくなりました★
G.R.E.S.リベルダージ
浅草サンバカーニバルとは?
かつて娯楽の一大中心地として名を馳せた下町浅草。
その活気が翳りを見せた1981年に、街の活気を取り戻すために「浅草サンバカーニバル」は始められました。
開始当初は規模も小さく、本格的なサンバチームもなかったそうですが、近年では本場ブラジルの指導を受けた本格的なサンバチームが多数参加するようになり、パレードも大規模化。
現在では、約50万人の人出を集める浅草最大のお祭りとなっています。
「浅草サンバカーニバル」では、パレードがチームの規模や種類によってリーグ制で分けられています。
出場順に、オープニングパレードと地元の小学校のブラスバンドなどの「コミュニケーション・リーグ」、企業チームによる「テーマ・サンバリーグ」、「S2リーグ」「S1リーグ」の4リーグです。
「S2リーグ」と「S1リーグ」は、観客や審査員の審査によって順位が競われます。
「S2リーグ」で優勝すると「S1リーグ」に昇格し、「S1リーグ」で最下位になると「S2リーグ」に降格されます。
「S1リーグ」では、「カーホ・アレゴリア」という豪華な山車をパレードに使うことが許可されています。
パレードのルートは、馬車通りの朝日信用金庫前をスタートし、雷門通りのすしや通り入り口まで。
午後1時から午後6時までの約5時間、パレードは繰り広げられます。
観覧は、雷門通りの特設招待席以外は無料。だけど、かなり前から場所取りをしている人がいるので、最前列で見るのは難しいです。
だけど、人と人の合間から充分に見ることができます。
それに、見ている人も5時間ずっといるわけではないので、見ているうちに、意外と前の方にいくことも可能です。
さてさて、そろそろパレードが始まったようです。
向こうから音が聴こえてきて、何やらやってきました!
オープニングパレードとコミュニケーションリーグ
コトリサンバ
コトリサンバ
最初にやってきたのは、バスに乗った「コトリサンバ」(笑)
Iphoneアプリから生まれ、アニメ化もされている人気キャラです。
ゆらゆら揺れながら手を振っていてかわいい。
オープニングパレード
オープニングパレードが来ました。
実行委員会と日本堤消防署のパレードです。
消防署の人たち、小雨が降るこの肌寒さの中、「暑さに気をつけて」という横断幕を掲げ、うちわを配っていたのがなんか可笑しかったです。
本場ブラジル人のダンサーもいました。
立正佼成会の鼓笛隊
浅草小サンバ隊
「コミュニケーションリーグ」では、地元の小学校や教会のブラスバンドや鼓笛隊がメイン。
ラッパと太鼓の音色により、徐々に雰囲気が盛り上がっていきます。
そして、向こうから変なのが近づいてきています・・・。
ロボットレストランサンバチーム登場!
ロボットレストラン・サンバチーム
すごいのが来ましたー!
「ロボットレストランサンバチーム」です。
通りが一気にカオスに包まれましたー!
華やかなダンサーとでっかいロボット(ロボットレストラン)
スーパーマンとか、いろんなのがいます!
音楽も踊りも「サンバ」という感じじゃないですが、大迫力!
ロボットとかスーパーマンの空気人形とかいろんなのがいて、わけのわからない状況。
華やかで凝った服を着たダンサーも大勢いて、チーム全体の勢いに圧倒されます!
露出度、かなり高いです!
歌舞伎っぽい衣装の人たち(ロボットレストラン)
山車や衣装が豪華で華やか(ロボットレストラン)
中国風の山車(ロボットレストラン)
オレンジと黄色の傘が華やか
「千本桜」の歌に乗せて
何でもあり感が満点!
マッドマックスっぽい人たち
色っぽいサンバの衣装を着た踊り子さんたち
美人ダンサーが盛りだくさん!
ロボットレストラン・サンバチーム
謎のロボットとか人形がたくさん!
「サンバ」というよりも仮装行列みたいな感じでしたが、ロボットレストラン・サンバチームの行列、大迫力で何でもありな感じで、かなり面白かったです。
ちなみに、「ロボットレストラン」とは、新宿歌舞伎町にある総工費100億円をかけて作られたショー・レストラン。
その豪華さと「何でもあり感」が海外でもかなり注目されていて、東京に来た外国人旅行者必見のスポットにもなっているようです。
企業が出している「テーマ・サンバ・リーグ」は、この「ロボットレストラン」の他に、「ガンホー」と「アサヒビール」のチームが参加しています。
S2リーグ
続いて「S2リーグ」のサンバチームの登場!
「S2リーグ」は、7チームが参加。
「S2リーグ」では、アレゴリア(山車)を出すことは認められていません。
タンガを着て踊る「パシスタ」
陽気なサンバのリズムに乗って♪
陽気なサンバのリズムに乗って、ダンサーや楽団のパレードが続きます。
サンバのパレードは通常、次のような構成になっています。
- コミッサン・デ・フレンチ(「先導者」の意味でパレードの先頭を務めるパート。特にテーマの表現力が重要)
- テーマアーラ(全員が衣装を揃えて決まった動き・振付でテーマを表現するパート)
- バイアーナ(若い時から活躍した女性たちが中心となった隊列。大きく広がったスカートの衣装で回りながら踊ります)
- パシスタ(チームの中にあっても個人の踊りを見せる花形のパート。華麗なサンバステップは必見!)
- ポルタ・バンデイラ&メストリ・サラ(チームの象徴である旗を持つ、名誉ある重要なポジション)
- ハイーニャ・ダ・バテリア(チームのトップダンサーで、タスキをかけた女性ダンサー)
- バテリア(チームのテーマ曲を演奏し、サンバのリズムを担当する打楽器隊)
- アレゴリア(チームのテーマに沿って装飾を施した華やかな山車)
参考:浅草サンバカーニバル公式ガイドブック
華やかなパシスタたち
ポルタ・バンデイラ&メストリ・サラ
サンバステップが見もの
子供たちも踊ります
サンバのリズムが心地いいです
「カポエイラ」(ブラジル格闘技)で踊るダンサーたち
チームごとに衣装も踊りも様々
バラエティーに富んだ衣装
それぞれ工夫が凝らされた衣装
踊っているダンサー、楽しそうです
いろんなのがいて飽きません
「S2リーグ」のサンバチーム、数チーム見ました。
「パシスタ」と呼ばれる腰巻(タンガ)と羽飾りを付けた女性ダンサーだけでなく、色んな衣装のダンサーがいて見ていて飽きません。
カバキーニョというウクレレに似た弦楽器とパーカッションのリズムも心地よく、見ているだけで踊りだしたくなるほど。
パレードに参加しているダンサーや楽団の演奏者たちも、みんなとても楽しそうでしたー♪
S1リーグ
続いて「S1リーグ」のサンバチームの登場です。
「S1リーグ」は、9チームが参加。
「S1リーグ」では、アレゴリア(山車)を出すことが認められていて、テーマに沿った豪華で大掛かりなアレゴリアと華やかな衣装が魅力です。
今回は、3チーム見ました。
G.R.E.S.リベルダージ
最初に見たのは、チーム「G.R.E.S.リベルダージ」
テーマは、「アフリカ」です。
パレードの前半は、ゾウやキリンなどのアフリカの野生動物を表現し、後半ではアフリカの人や文化が表現されているそうです。
ひと目で「アフリカ」とわかる衣装とアレゴリア。
楽しいです♪
衣装も「S2リーグ」のチームに比べ、かなり凝っている感じ。
かなりでかいアフリカ人女性の人形
カラフルな衣装
楽しい!(G.R.E.S.リベルダージ)
G.R.E.S.リベルダージ
G.R.E.S.リベルダージ
フラミンゴの衣装のダンサーたち
バテリア(打楽器隊)
パシスタもなんかアフリカ的
サンバの華「パシスタ」
アフリカっぽいです(G.R.E.S.リベルダージ)
S1リーグは山車が豪華(G.R.E.S.リベルダージ)
黄金の象のアレゴリア(G.R.E.S.AREGRIA)
続いて見たのは、チーム「G.R.E.S.AREGRIA」
テーマは「仏教伝来」です。
ブッダとか象とか、インドでお釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いたところから、現代の日本までをブラジルのサンバで表現しています。
お釈迦様と菩提樹(G.R.E.S.AREGRIA)
カラフルなパシスタ(G.R.E.S.AREGRIA)
G.R.E.S.仲見世バルバロス
お次は、「G.R.E.S.仲見世バルバロス」
テーマは、「ようこそ!浅草」です。
チームの拠点である浅草の街をサンバで表現しています。
パシスタ(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
雷神様(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
G.R.E.S.仲見世バルバロス
浅草を表現(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
いろんな浅草が登場(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
「G.R.E.S.仲見世バルバロス」のサンバでは、浅草のいろんな名物が表現されていて面白いです。
雷門の雷神・風神とか、人力車、雷おこしとか人形焼き、演芸、花やしき、アサヒビールのモニュメントなどなど。
サンバのリズムに乗って、みんな楽しそう♪
ポルタ・バンデイラ&メストリ・サラ(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
バテリア(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
アサヒビールの人(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
バイアーナ(G.R.E.S.仲見世バルバロス)
G.R.E.S.仲見世バルバロスのアレゴリア
ほんとはもっと見たかったのですが、夕食でお店を予約していたこともあり、この辺で退散。
結局、優勝したのは、S1リーグが「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」、S2リーグが「G. R. C. E. S. ヴェルメーリョ・イ・ブランコ」でした。
どちらのチームのパレードも見逃してしまいましたが、はじめて見た「浅草サンバカーニバル」、とても楽しく、大興奮でした!
サンバカーニバルってこんなに楽しいものだったんですね♪
ブラジルにとても興味が湧いてきました★
本場に見に行くのはなかなか難しいけれど、ぜひ、来年も「浅草サンバカーニバル」を観に行きたいと思います。
隅田川と浅草
2016年の記事はこちら→「浅草サンバカーニバル2016」リオ年の今年も大興奮!ロボットレストランも♪
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