南アメリカ大陸北西部に位置する国「コロンビア(Colombia)」
「コロンビア」と聞いて思い浮かぶことと言えば・・・
- コーヒーの産地
- サッカーが強い
- 麻薬カルテルとか反政府ゲリラのテロや誘拐事件
ぐらいなのではないでしょうか。
特に、麻薬カルテルや反政府ゲリラは印象が強烈なので、「コロンビア」ってかなり危険な国なんじゃないかって思っている人も多いと思います。
けれども、2002年に成立したウリベ政権によって国内の治安が劇的に改善し、近年は欧米を中心に世界中から観光客が集まるようになってきています。
そんな、旬を迎えた、そして、ちょっと謎の国「コロンビア」の見どころをご紹介します★
ボゴタ(Bogota)
「ボゴタ(Bogota)」は、人口約770万人のコロンビアの首都。アンデス山脈の盆地に位置し、標高は2,640m。
スペイン植民地時代の壮大な建築物や、見応えのある美術館や博物館。丘の上からのパノラマや街角に描かれたグラフィティアートなどが見どころです。
モンセラーテの丘(Cerro Monserrate)
モンセラーテの丘からの眺め
「モンセラーテの丘(Cerro Monserrate)」は、ボゴタ旧市街の東にある標高3,127mの丘。
丘の上からは、ボゴタの街並みを一望することができます。
アクセスは、ケーブルカーとロープウェイの2種類の乗り物が運行しています。
歩いても登れますが、標高2,500mを超える高地なのでケーブルカーなどを使った方が無難です。
標高は3,127m
モンセラーテ・バシリカ教会
丘の上には、モンセラーテ・バシリカ教会が建っています。
教会の内部ではミサが行われており、多くの信者が礼拝を行なっていました。
丘からの眺めは壮観で、晴れた日には遠くに5,000m級の雪山が見え、夕暮れ時や夜景も見応えがあるとのこと。
グラフィティアート(Carrera2)
グラフィティアート(Carrera2)
ボゴタは、街の塀や建物の壁に描かれた「グラフィティアート」で有名です。
ボゴタの市民はストリートアートに理解があるのだそうで、ボゴタ市当局も厳しい取り締まりをせず容認していることから、ボゴタの街じゅうにアートが描かれているのだとか。
しかも、どのアートもレベルが高い!
通りはグラフィティアートだらけ
ボゴタで一番有名なグラフィティアート
ボゴタの中でも特に優れたグラフィティアートがたくさん描かれているのが、旧市街のラ・カンデラリア区にある「Carrera2」というストリート。
この通りはクオリティの高いグラフィティアートだらけです★
ボテロ博物館(Museo Botero)
ボテロ博物館
「ボテロ博物館(Museo Botero)」は、コロンビアを代表する芸術家である「フェルナンド・ボテロ」の作品を展示した美術館。
ボゴタの観光名所の中でも観光客に特に人気のあるスポットのひとつです。
「フェルナンド・ボテロ(Fernando Botero)」は、1932年にコロンビアのメデジンで生まれた画家&彫刻家。現在も存命です。
丸々と太ったふくよかな人物や動物を描くのが特徴で、現地コロンビアでは、”コロンビアの魂”、”最もコロンビア人らしい芸術家”とも呼ばれているのだそう。
ボテロの代表作である「12歳のモナ・リザ」
中央の人物だけでなく後ろの木もぽっちゃり!
ボテロの描いた作品の数々です。
人物もも動物も植物も相当なぽっちゃり体型。かなりインパクトあります!
レオナルド・ダ・ヴィンチの美術史上に残る名作「モナ・リザ」も、ボテロの手に掛かると、こんなに丸々とした姿に!
美術に関心のない人でも楽しめる美術館だと思います。入場が無料なのも嬉しいところ。
ボリバル広場(Plaza de Bolívar)
ボリバル広場とカテドラル
「ボリバル広場(Plaza de Bolívar)」は、1538年に建設された、スペインによる植民地支配の拠点ボゴタの統治の中心となったところ。
広場は広大で面積は13,903㎡。広場の東には1539年に建設されたカテドラル、西にはボゴタの市庁舎、北には裁判所、南には国会議事堂が建っており、現在でもコロンビアとボゴタの政治・行政・司法の中心地として機能しています。
ボリバル広場とボゴタの市庁舎
独立の英雄「シモン・ボリバル(Simón Bolívar)」 の像
「ボリバル広場」の中心には、ラテンアメリカの独立の英雄「シモン・ボリバル(Simón Bolívar)」 の像が立っています。
「シモン・ボリバル」は1819年、ボゴタ付近のボヤカの戦いでスペイン軍に勝利し、コロンビアをスペインの植民地「ヌエバ・グラナダ副王領」からの独立へと導いた政治家・軍人・革命家・思想家です。
黄金博物館(Museo del Oro)
黄金博物館
「黄金博物館(Museo del Oro)」は、先植民地時代(ムイスカ、キンパヤ、カリマ、タイロナ、ゼヌ、トリマ)の黄金製品を34,000点以上、石器や陶器、貴石、織物などを20,000点以上も収蔵する博物館。
場所はボゴタのサンタフェ区の南端、サンタンデル公園に面した東側にあります。
貴重な展示品を集めた3階の展示室
黄金博物館のシンボル的な展示品「ポポロ・キンバヤ」
「黄金博物館」のハイライトは、円形のシアターのような展示室。
室内に入場すると部屋の中は真っ暗になり、しばらくすると、先住民の祈りの声と共に、360度ぐるりと展示された無数の黄金製品が間接照明によって浮かび上がってきます。
オーパーツとして有名になった「黄金のスペースシャトル」や先住民の儀式の様子を表した「黄金の筏」も必見の展示物のひとつ。
これほど多くの黄金製品が見られる博物館は珍しく、ボゴタ屈指の見どころのひとつです。
入場料は3,000ペソ。開館時間は午前9:00〜午後6:00(日・祝は午前10:00〜午後4:00)。月曜休館です。
トーレ・コルパトリアビル(Torre Colpatria)
トーレ・コルパトリアビルからの夜景
「トーレ・コルパトリアビル(Torre Colpatria)」は、1973年に建設されたボゴタで3番目の高さのビル。
建物の階数は49階、高さは196mで、内部にはコルパトリア・バンクの本部のほか、多くの銀行や金融機関が入っています。
ビル内のオフィスがお休みになる金曜の夜と、土日祝日に、ビルの屋上の展望台が一般に開放され、ボゴタのパノラマを楽しむことができます。
360度のパノラマを楽しめます。
ボゴタの夜景を一望!
碁盤目状に区画されたボゴタの街が360ドルのパノラマで一望できます。
街路が綺麗に碁盤目状に光り輝いていて、なかなかインパクトのある光景。
この場所は地元ボゴタの人にもまだあまり知られていない穴場スポットであるとのこと。
ガイラ・カフェ(Gaira Cafe)
ガイラ・カフェ
ボゴタの「チコ・ノルテ地区」にあるライブハウス「ガイラ・カフェ(Gaira Cafe)」
この「ガイラ・カフェ」は、グラミー賞とラテン・グラミー賞の受賞歴のあるコロンビアを代表するシンガーソングライター「カルロス・ビベス(Carlos Vives)」の弟が経営するライブハウスです。
カルロス・ビベス本人が出演することは稀だそうですが、「ガイラ・カフェ」では彼の音楽ジャンルである「バジェナート」の実力派ミュージシャンが多数出演するのだそう。
ガイラ・カフェでバジェナートを聴く
ガイラ・カフェのバーカウンター
店内ではお食事やお酒をいただきながら音楽を楽しむことができます。
演奏される音楽は、コロンビアの伝統大衆音楽「バジェナート」♪
アコーディオンのカラフルな音色とパーカッションのリズミカルなビートが心地いいです★
入場料は3,000COP(1,000円くらい)。
いつも満席になるそうなので予約は必須です。
ウサケン(Usaquén)日曜蚤の市
ウサケン日曜蚤の市
「ウサケン(Usaquén)」は、ボゴタ北部にある主に富裕層が暮らす地区で、ボゴタの中でも最も治安の良い地区だと言われているところです。
「ウサケン」は毎週日曜日に開かれる「日曜蚤の市」が有名です。
かつては骨董品が並ぶ文字通りの蚤の市だったそうですが、近年はアーティストなどが個人で製作した雑貨や絵画、衣料品、アクセサリー、食材などを販売する屋台が増えてきているのだそう。
日曜蚤の市の屋台が並びます。
先住民のバッグやコスメなどを売る屋台
ウサケン日曜蚤の市のメイン通りは「カレーラ6a(Carrela6a)」
細い通りの真ん中に屋台がずらりと、500mくらい続いています。
色々な屋台が出ていて、アーティスティックな品々がたくさん並べられていて、なかなか見応えのある蚤の市です。
シパキラ(Zipaquirá)「塩の大聖堂(Catedral de sal)」
シパキラ「塩の大聖堂」
「シパキラ(Zipaquirá)」は、ボゴタの北約50㎞のところにある町。
植民地時代は岩塩の採掘で町は栄え、現在でも中心部には当時のコロニアルな街並みが残されています。
また、町のはずれに岩塩鉱山をくり抜いて造られた地下の大聖堂「塩の大聖堂(Catedral de sal)」があり、多くの人が訪れる観光スポットとなっています。
シパキラ「塩の大聖堂」
「塩の大聖堂」は、地下200mほどのところに造られており、坑道の総距離は400km、地下4階の層になっています。
メインの大聖堂は幻想的にライトアップされていて荘厳な空間。BGMとして賛美歌も流されており、まさに、神の国が表現されています。
シパキラの街並み
シパキラは、塩の大聖堂だけでなく、岩塩採掘で栄えたスペイン風のコロニアルな街並みも見応えがあります。
ボゴタからバスで約2時間とアクセスが良く、ボゴタからの日帰り旅行として最適な場所です。
ボゴタ観光MAP
メデジン(Medelin)
コロンビア第二の都市「メデジン(Medelin)」は、首都ボゴタの北西235㎞の場所にあるアンティオキア県の県都です。
かつて町は麻薬カルテル「メデジン・カルテル」の拠点となり、世界一の殺人都市と呼ばれるほどに治安が悪化しましたが、麻薬王の死後、市政府は様々な施策を実施。
現在では劇的に治安が改善され、2013年には、”世界で最も革新的な都市”の第1位にも選ばれています。
メデジンの見所は、革新の象徴でもあるロープウェイ「メトロカブレ」からの町のパノラマや、スラム街「コムナ13」に設置されたエスカレーターなど。
また、美しい景観で知られる「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」やカラフルな町「グアタペ」観光の拠点でもあります。
ボテロ広場(Plaza Botero)
ボテロ広場
「ボテロ広場(Plaza Botero)」は、メデジンの中心部にある広場。
コロンビアを代表する芸術家「フェルナンド・ボテロ(Fernando Botero)」の彫刻が23体も設置された屋外美術館になっており、観光客が多く訪れるメデジンの名所のひとつとなっています。
ボテロの彫刻作品が並びます。
アンティオキア博物館に展示されたボテロの絵画
ボテロ広場に面して建つ「アンティオキア美術館(Museo de Antioquia)」も必見の見所のひとつ。
「アンティオキア美術館」は、メデジンのあるアンティオキア県を中心に、コロンビアの芸術作品を集めた美術館。フェルナンド・ボテロの作品も多数展示されています。
メトロ・カブレ(Metrocable)
メトロカブレ
「メトロカブレ(Metrocable)」は、2005年に開通したメデジンのロープウェイ。
山の上に住む貧困層のアクセスを改善させるために設置され、メトロカブレの開通により、多くの貧困層が都心部に働きに出られるようになり、治安も改善したのだそう。
メトロカブレから眺めるメデジンの街並み
メトロカブレからは、すり鉢状に広がるメデジンの街並みを眺め見ることができます。
眼下に広がるのはスラム街。人々の生活の様子が垣間見えます。
夜のメデジンのロープウェー「メトロカブレ」の風景
メデジンの絶景のパノラマをゴンドラに乗りながら眺めることができる「メトロカブレ」
もちろん、夜景も見事だということで有名です。
窓の外に広がる光の海。家や街灯のオレンジ色の灯りが星のように輝いていて、とても綺麗★
治安の心配な夜でも安全に夜景を楽しめるのでオススメです♪
コムナ13(Comuna13)
「コムナ13」のグラフィティアート
「コムナ13(Comuna13)」は、治安が改善したメデジンの町の中でも、依然として殺人事件が頻発するメデジンで最も治安の悪いと言われている地区です。
そんな「コムナ13」ですが、近年、スラム住民のインフラ整備の一環として、また、治安改善の施策として「屋外エスカレーター」が設置され、大きな効果を挙げているのだとのこと。
現在では観光客も訪れるようになり、「屋外エスカレーター」は穴場の観光スポットとなっています。
「コムナ13」の屋外エスカレーター
「屋外エスカレーター」は、6つのエスカレーターが麓からスラムの頂上まで連なっており、全長は384m。30階建てのビルの高さに相当します。
エスカレーターが出来る前は、数百段の階段を30分以上かけて登らなければなりませんでしたが、エスカレーターのおかげで所要時間は6分に短縮。
住民のアクセスが劇的に改善されました。
稼働時間は午前4時から午後11時まで。もちろん利用は無料です。
屋外エスカレーターの周辺にはグラフィティアートが描かれています。
エスカレーターの壁沿いや、エスカレーターを乗り継ぐ踊り場には、グラフィティ・アートが描かれていて訪れる人の目を楽しませてくれます。
エスカレーターの踊り場には観光客向けと思われるお店がいくつか出店していました。
屋外エスカレーターの頂上から眺める「コムナ13」の夜景
屋外エスカレーターの頂上からは、「コムナ13」のスラム街のパノラマが見渡せます。
頂上から眺める夜景は見事のひと言★
この街の歴史とストーリーを感じさせる「コムナ13」の夜景。なかなか感じ入るものがあります。
ちなみに、このエスカレーターの頂上やエスカレーター途中の踊り場には、自動小銃を持ったポリスがいます。
そのため、エスカレーターの周囲に限って言えば、治安的には問題ありません。
ヌティバラの丘(Cerro Nutibara)
ヌティバラの丘
「ヌティバラの丘(Cerro Nutibara)」は、メデジンの町の中央部にある、麓から約80mの高さの丘。丘の上は33haの広さがあります。
ヌティバラの丘には、「プエブリート・パイサ(Pueblito Paisa)」という小さな街並みがあって、メデジンの人気観光スポットとなっています。
「プエブリート・パイサ」は、20世紀初頭のこの地域「パイサ」の街並みを当時のままに再現したスポット。日本の明治村みたいな所です。
伝統的な街並みが再現されています。
敷地内には中心に噴水のある広場があり、それをコの字型に囲んだ二階建てのスペイン風の建物と教会があり、建物の家の調度なども当時を再現している様子。
また、土産物屋やレストランなどもあり、「パイサ」の文化を体感できる場所となっています。
ヌティバラの丘からの風景
ヌティバラの丘には、メデジンの町のパノラマを見渡せるビューポイントがあり、山々に囲まれたメデジンの町を眺め見ることができます。
メデジンの中心部には高層マンションが建ち並んでいるのが見え、木々の緑が鮮やかな日中の景色はとても明るく爽やかな感じです。
「ヌティバラの丘」からは、夜景もとても綺麗であるとのこと。
ポブラド(Poblad)
ポブラドのメインストリート「カジェ10(Calle10)」
「カジェ8(Calle8)」のお洒落カフェ
「ポブラド(Poblad)」は、メデジンの富裕層が居住したり、買い物をしたりする地区で、メデジンのお洒落エリアとされる場所です。
ポブラドのメインストリート「カジェ10(Calle10)」は緑の街路樹が並ぶ美しい通り。通りの両側にはセンスの良いブティックホテルや、お洒落なカフェ、レストランなどが並びます。
カジェ10から脇に入った「カジェ8(Calle8)」にもお洒落カフェがたくさん!
”メデジンの代官山”的な雰囲気です。
レストラン「モンドンゴス(Mondongos)」
ポブラドには、メデジンの名物料理「モンドンゴ(Mondongo)」を頂けるお店「モンドンゴス(Mondongos)」があります。
「モンドンゴ」は、牛のモツ(ハチノス)をメインに鶏肉や牛肉、ニンジンや玉ねぎ、ジャガイモ、エンドウ豆などの野菜をコリアンダーなどのスパイスで煮込んだスープ料理。
付け合わせとして、ライムやサルサソース、アボカド、アレパ(トウモロコシのパン)などが付いていて、スープの中に入れていただきます。
お味は、かなり美味でした♪
ラ・ピエドラ・デル・ペニョール
ラ・ピエドラ・デル・ペニョール
「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール(La piedra del peñol)」は、高さ220m、周囲の長さ770m、容積は2,200万㎥の花崗岩で組成された巨大な一枚岩です。
およそ7000万年前に形成されたと考えられていて、この地の先住民に古くから崇められていたのだとのこと。
ラ・ピエドラ・デル・ペニョールは、その独特な姿と、岩の頂上からの美しい風景によって、世界中から多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。
1954年に地元の住民によって初めて岩への登頂が果たされ、その際に使われた階段が拡張されて、誰でも簡単に頂上まで登れるようになったのだそうです。
あの岩の正面に、ジグザグに靴紐のように連なっているのが、設置された階段です。
ラ・ピエドラ・デル・ペニョールの階段
岩の高さは220m。麓から頂上までの階段の段数は740段です!
階段にはところどころに段数が記されていて、今何段目まで登ってきたのかがわかるようになっています。
ラ・ピエドラ・デル・ペニョールの頂上から見た風景
ラ・ピエドラ・デル・ペニョールの頂上から見た風景です。
麓からの高さ220mの岩の上から見渡す360度のパノラマ。
エメラルドグリーンの美しい湖と無数の緑豊かな島々から成るファンタジックな景観は、美しいのひと言。世界でもなかなか見られない風景です★
ラ・ピエドラ・デル・ペニョールへは、メデジンの北バスターミナルからバスで所要時間2時間ほど。バスのチケット料金は14,000COP(480円)。ラ・ピエドラ・デル・ペニョールの入場チケットは18,000COP(617円)です。
グアタペ(Guatapé)
グアタペのカラフルな街並み
「グアタペ(Guatapé)」は、アンティオキア県の東部にある小さな町。
街の建物が極彩色に塗られたカラフル過ぎる町として有名で多くの観光客が訪れます。
グアタペの街は、1時間あれば充分街をひと通り見て回れるほど小さな町ですが、街並みのカラフル度合いは必見!
こんなにカラフルな町は、なかなかありません★
建物の窓下に描かれた「ソカロ(Zocalo)」
街の一番の注目ポイントは、カラフルな建物の窓下に描かれた素朴で可愛らしい絵。
この絵は、「ソカロ(Zocalo)」と呼ばれていて、それぞれの家の持ち主にちなんだ絵が描かれているのだとのこと。
こんなにカラフルな町は、なかなかありません★
カラフル過ぎるグアタペの町ですが、こんなにカラフルになったのは比較的最近のこと。
観光客の数を増やすため、グアタペの町は町おこしを実施。
街の建物全てを色とりどりに彩り、カラフルな町としてアピールし始めたのです。
その成果もあって、グアタペを訪れる観光客は激増。
今では、アンティオキア県の主要な観光スポットとなり、町に多くの観光収入をもたらすようになりました。
グアタペは、ラ・ピエドラ・デル・ペニョールからトゥクトゥクで15分ほど。ラ・ピエドラ・デル・ペニョールと一緒にメデジンから日帰りで訪れることができます。
メデジン観光MAP
カルタヘナ(Cartagena)
「カルタヘナ(Cartagena)」は、カリブ海に面したコロンビア第五の都市。コロンビアで最も観光客の数が多い都市です。
カルタヘナは南米大陸におけるスペイン帝国の最も重要な物産の輸出港として発展し、17世紀から18世紀にかけて繁栄の絶頂期を迎えたというスペイン風の街並みが、当時のままに残されています。
海賊から町を防御したという城壁や、南米随一と言われるサン・フェリペ要塞など見どころはたっぷり!旧市街の街並みやサン・フェリペ要塞は世界遺産に登録されています。
また、カルタヘナからバスで2時間ほど行ったところにある「プラヤ・ブランカ」では、ターコイズブルーのカリブのビーチを楽しむことができます。
カルタヘナ旧市街(Cartagena)
カルタヘナ旧市街のコロニアルな街並み
「カルタヘナ旧市街」は、16世紀の都市計画によって造られた町。
その中心のサン・ペドロ地区には、カテドラルやサン・ペドロ・クラベール寺院などの教会建築。黒人奴隷貿易の中心地だった税関や、海賊から町を守ったという城壁など、歴史的建造物が数多く遺されていて見応えがあります。
カルタヘナ旧市街の民家
カルタヘナは、歴史的建造物以外の一般の街の建物も魅力的。
黄色や青、ピンクやオレンジ、紫や緑など、様々な色に塗られたスペイン風の家並みが並び、とても華やか!歩いていて楽しいです♪
城壁の上のレストランから見たサンセット
夜のカルタヘナ旧市街
夜のカルタヘナ旧市街の街並みです。
たくさんの観光客で賑わう、建物のカラフルさが美しい昼間の風景も抜群ですが、ささやかな街灯に照らされた静かで落ち着いた夜の旧市街も趣きたっぷり!
スペイン時代のコロニアルな街並みが残る旧市街は世界中にたくさんありますが、カルタヘナ旧市街は、その規模、保存度合い、雰囲気ともども、世界屈指の街です。
ポパの丘(Cerro de La Popa)
ポパの丘から眺めたカルタヘナの街並み
「ポパの丘(Cerro de La Popa)」は、旧市街の南東3kmほどの所にある丘。標高は148mと、カルタヘナで最も高い場所にあり、カルタヘナの町を一望することができます。
ポパの丘へのアクセスは、タクシーかウーバーで15分ほど。
ポパの丘にある修道院
修道院の内部
ポパの丘の上には、修道院があります。入場料は12,000COP(412円)
修道院の内部には、緑が豊かに飾られたアーケードの中庭があり、小さな博物館や宗教関係の土産物屋もあります。
サン・フェリペ要塞(Castillo de San Felipe)
サン・フェリペ要塞
カルタヘナの町周辺に数多く築かれた要塞のうち、町の防衛機能の中心的役割を果たしたのが「サン・フェリペ要塞(Castillo de San Felipe)」です。
1657年に建設されたこの要塞は、南米大陸で最も堅牢な要塞と言われており、1741年にイギリス海軍の大船団に襲撃された際も要塞は町の防衛に大きな効果を発揮し、大船団を退けることに成功しています。
入場料は25,000COP(860円)
度重なる襲撃から町を守った68門の砲台
サン・フェリペ要塞から眺めるカルタヘナの町
サン・フェリペ要塞の上からは、カルタヘナの町のパノラマを見渡すことができます。
カルタヘナ旧市街の街並みと、高層ビルの林立するボカグランデの街並み。「ポパの丘」からのパノラマとはまた違った低い位置からの眺めです。
また、サン・フェリペ要塞の内部には複雑なトンネルが縦横に張り巡らされており、トンネルの内部を見て回ることができます。
トンネルの内部は迷路のように入り組んでいて、案内表示などもなく、場所によっては灯りがなく真っ暗なので、かなりアドベンチャーな雰囲気。
ボカグランデ(Bocagrande)
ボカグランデの街並み
「ボカグランデ(Bocagrande)」は、旧市街から南に突き出た半島部分にある、カリブ海のリゾートエリアとして開発された地区。
コロンビアで2番目に高い高層ビル「Estelar Hotel」を始め高層ビルが建ち並び、複数のカジノや高級ショッピングモール、世界各国料理のレストランやファーストフード店、カフェテラスなどが軒を連ねるリッチエリアです。
ボカグランデの高層ビル群
ボカグランデのビーチ
ボカグランデにはビーチがあります。
ぐるっと湾になって広がる遠浅のビーチ!気持ちのいい空間です★
高層ビル群の目の前にビーチが広がっているというのがいいですね!
気温30℃、湿度90%を超えるカルタヘナ。海水浴している人がたくさんいました。
カフェ・ハバナ(Cafe Havana)
「カフェ・ハバナ」キューバ音楽のバンドの演奏が見事!
「カフェ・ハバナ(Cafe Havana)」は、カルタヘナでNo.1と言われるナイトスポット。
なんと!あのヒラリー・クリントンも国務長官時代に訪れたことがあるのだとか。
演奏される音楽のジャンルは、サルサやルンバ、キューバ音楽などのクラシカルなラテンミュージックです。
お店は、水曜から日曜までの20:30から朝の4:00までオープンしていて、ライブ演奏が始まるのは23:00頃であるとのこと。
カルタヘナの「カフェ・ハバナ」でライブミュージックを鑑賞♪
ヘツェマニ地区にある「カフェ・ハバナ」
カリブ海に面した港町、カルタヘナの夜。
陽気でトロピカルな店内の空気感。ノリのいいラテンのリズムとエキゾチックなメロディ。
モヒートを飲みながら、素晴らしいライブ演奏を聴き、音楽に合わせて踊る。
カルタヘナNo1のライブバー「カフェ・ハバナ」、最高です★
プラヤ・ブランカ(Playa Blanca)
プラヤ・ブランカのビーチ
「プラヤ・ブランカ(Playa Blanca)」は、カルタヘナから南へ20㎞行ったところにある美しいビーチがある場所。
「プラヤ・ブランカ」へは、カルタヘナから一日ツアーに参加するのがスタンダードな行き方で、多くの代理店がツアーを扱っています。
参加したツアーは、朝8時半に出発し、バスに乗ってプラヤ・ブランカに到着。ランチをいただき、ビーチでのんびりした後、午後3時頃に現地を出発、午後4時頃カルタヘナに戻ってくるという行程です。料金は45,000COP(1,548円)でした。
思い描いていたターコイズブルーのカリブ海の海の色♪
見てください、この海の色!
カルタヘナ市内では見られない、「プラヤ・ブランカ」のターコイズブルーのカリブ海の海の色です!!
ランチのロブスター&お魚。めちゃウマ!
カリブ海に面したビーチリゾート「プラヤ・ブランカ」では、カリブ海で獲れたロブスターをいただくことができます。
プリプリで肉厚のロブスターにギュッと身の締まった白身魚のフライ。
ライムを搾り掛けて食べると、もう最高!
めちゃウマです★
カルタヘナ観光MAP
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