アフリカ東海岸、タンザニアの沖合いのインド洋上にある島「ザンジバル(Zanzibar:زنجبار)」への旅。
ザンジバル島の東海岸にある「パジェ」に2日間滞在。水色の海と白砂のパジェの浜辺を満喫し、海の上に浮かぶレストラン「ザ・ロック」の景観を楽しみました。
この日は、パジェを出発!朝から乗り合いバス「ダラダラ」に乗って、ザンジバル島の中心、世界遺産に登録された街並みが残る「ストーンタウン」へと向かう予定です★
パジェの日の出、そして、パジェとのお別れ
インド洋から日が昇る。パジェの日の出
3泊した「パジェ(Paje)」ともお別れ。
いつもと同じように朝5時に早起きして、海から昇る日の出を待ちます。
一昨日は雲間からちょこっと、昨日は全く見えなかった日の出ですが、この日はついに、はっきりとしたご来光を拝むことができました!
パジェの美しいご来光!
インド洋から昇る、アフリカ、タンザニア、ザンジバル島パジェの美しい日の出。
ドラマチックな光景です!
ホテルのバルコニーに座りながら、太陽が昇り、辺りが明るくなるまで、ずっと見続けてしまいました。
朝のパジェの浜辺をラスト散歩
朝食の時間が来るまで、パジェの浜辺をぶらぶらと散歩します。
パジェの浜辺、ラスト散歩です!
マサイの姿が見えます。
この美しい浜辺ともお別れ
この美しい浜辺ともお別れ。
また、いつか再訪したいなと思いました。
そんな、リピートしたくなる魅力的な場所「パジェ」
「ザンジバル・オーシャン・ブルー」の受付スタッフの女の子
散歩から戻ってきて、ホテルでいつもの朝食をいただき、荷物のパッキングを済ませて、フロントでチェックアウト。
宿泊したホテル「ザンジバル・オーシャン・ブルー(Zanzibar Ocean Blue)」
最高のロケーション、親切なスタッフ、コストパフォーマンスの良さ。いずれも抜群でした!
パジェからダラダラに乗ってストーンタウンへ
パジェのメインストリートへ
パジェからストーンタウンへ。
行きは、空港からホテルのピックアップタクシーで直で来たので、ストーンタウンに向かうのは初めてです。
今回、パジェからストーンタウンへの移動は、「ダラダラ」という公共の乗合いバスを利用します。
その「ダラダラ」は、パジェの中心のロータリーから出ているとのことなので、スーツケースをゴロゴロ引きながらメインストリートを歩いてロータリーへと向かいます。
メインストリートを歩く
こちらが、パジェのメインストリート。
田舎道って感じです。
道の両側には、生活雑貨の店やら八百屋やら自動車部品の店やら、雑多なお店が点々とあります。
旅行者の姿はほとんどなく、地元の人がまばらに歩いているくらい。
車通りは、地元の人の自家用車やトラック、乗合バスの「ダラダラ」が通りかかるほか、観光客を載せたバスもたまに通過して行きました。
野菜や果物が売られている雑貨屋さん
メインストリートを歩くマサイ
スイカがこんなにたくさん!軽トラは日本の中古車です。
まさに南国風情!フルーツ屋台と椰子の木
パジェ入り口のロータリー
パジェ入り口のロータリーに到着しました!
ロータリーの脇に佇んでいる地元の人が数人いたので、「ここはストーンタウン行きのダラダラ乗り場?」と聞いてみたところ、そうだとのこと。
彼らと一緒に、しばし待ちます。
日本の幼稚園バスの中古車
こちらが乗車したダラダラ
程なくして、白いワンボックスがやって来て、一緒に待っていた人がワンボックスを指差し、「ストーンタウン!」と言うので、乗り込むことに。
車内は数人の地元の人が乗っていましたが、席はいくつか空いていたので座ることができました。
自分を含めた待ち人が乗り込み、しばらくして次々と人がやって来て乗り込み、「ダラダラ」はあっという間に満席に(幾人かは立ったまま乗車)。
さあ、出発です!
出発してすぐ、車掌役の男性が料金を徴収しに来ました。
料金はパジェからストーンタウンまで(約2時間)で2,000シリング(97円)とのこと。
安っ!
行きで利用したホテルのピックアップタクシー(空港〜パジェ)は、50USドル(5,525円)したので、なんと、1/50以下です!
パジェからストーンタウンへ
ダラダラに乗りパジェからストーンタウンへ
パジェからストーンタウンまでは、約2時間の行程。
途中、所々で乗客を乗り降りさせながら進んでいきます。
ストーンタウン到着!
そして、2時間ほど走ったところで、「ダラダラ」は「ストーンタウン(Stone Town of Zanzibar)」に到着!
パジェに比べると、車も人も建物もたくさん!
ストーンタウンは都会です!
トラックタイプの「ダラダラ」
ワンボックスダラダラよりもしんどそうです。
今回乗車した「ダラダラ」は、ワンボックスタイプの「ダラダラ」だったのですが、ザンジバルでは上の写真のようなトラックタイプの「ダラダラ」も走っています。
できれば、ザンジバルらしい、トラックタイプの「ダラダラ」に乗りたかったのですが、またの機会ということで・・・。
ストーンタウンはザンジバルいちの都会です。
さて、ダラダラを下車し、宿泊予約しているホテルへと向かいます。
ダラダラ乗り場からホテルまでは約1㎞ほど。ストーンタウンの路地の中を西へと向かって歩いていきます。
ストーンタウンのホテル「フォロダニ・パーク・ホテル」
宿泊した「フォロダニ・パーク・ホテル(Forodhani Park Hotel)」
こちらが、宿泊予約したホテル「フォロダニ・パーク・ホテル(Forodhani Park Hotel)」
ネットの評判を参考に、ホテル検索サイト経由で予約しました。
お値段は、スタンダード・ダブルルームで1人1泊8,590円。2泊宿泊で合計17,179円(162USドル:税込)でした。
「フォロダニ・パーク・ホテル」のロビー
「フォロダニ・パーク・ホテル」の部屋
この「フォロダニ・パーク・ホテル」、スタッフの愛想がイマイチではあったものの、部屋も小綺麗で室内設備も充分。
そして、何より、フォロダニ公園のすぐ近くというロケーションが最高!
どこに行くにも便利な場所です。
ホテルの屋上から「オールド・アラブ砦」と「驚嘆の家」が見えます。
「オールド・アラブ砦」の見張り塔とイスラムの正装をした人々
ホテルから見えたストーンタウンの港
それと、ホテルの屋上に登ると、屋上から「オールド・アラブ砦」や「驚嘆の家」、ストーンタウンの港を眺め見ることができるのが高ポイント!
ストーンタウン散歩開始!
チェックインを済ませ、部屋に荷を解き、さっそく「ストーンタウン」散歩を開始!
そろそろお昼時、まずは、事前にチェックしていた、美味しいと評判のビリヤニ屋さんを目指し、ストーンタウンを歩き始めることにします。
タンザニア名産の宝石「タンザナイト」のお店
ストーンタウンの街並み
ストーンタウンの街並み
ストーンタウンは、クリークロードという大通りと海で囲まれた一辺1.5㎞ほどの三角形の地域で、歩いて見て回ることができます。
特に中心部の地域は、細い路地が網の目のように入り組んでいてまるで迷路のようになっています。
さて、ストーンタウンの迷路に迷い込んでみることにしましょう〜♪
世界遺産「ストーンタウン」散策
ストーンタウン路地散歩
ストーンタウンの迷路のような路地
10世紀頃からアラブ商人が住み始め、インド洋交易の要衝となっていた「ザンジバルシティ(Zanzibar City)」。
19世紀初頭、オマーンのスルタンであった「サイイド・サイード(Sayyid Said bin Sultan Al-Said)」は、アフリカ東海岸に大交易帝国を築き上げ、ザンジバルシティを首都とし、石造建築の街並みを造り上げました。それが、現在の「ストーンタウン(Stone Town of Zanzibar)」です。
サイイドは奴隷や象牙などの交易のほかに、ザンジバルにクローブ栽培を導入し、これが奴隷貿易廃止後のザンジバルシティの富の源泉となったのだとのこと。
ストーンタウンの旧市街では、3階建ての石造りの建物がひしめき合うように建っており、その合間を細い路地が縦横無尽に通っています。
そんな迷路のような路地を迷いながら歩き回るのが、ストーンタウンの楽しみ方。
路地の一角にたむろする正装の男性たち
ちょうど犠牲祭だったので正装の人が多くいました。
路地を歩いていると、白い長衣を纏い、白い帽子を被った男性(大人も子供も)にたくさん出くわしました。
ストーンタウンに訪れたこの日、ちょうど、イスラムの犠牲祭「イード・アル=アドハー(عيد الأضحى 、Eid ul-Adha)」の日だったようで、この白装束も祝日の際の正装であるのだそう。
「イード・アル=アドハー」とは、ムスリムのラマダーン明けのイード(祝祭)の1つで、ヒジュラ暦の12月10日から4日間にわたって行なわれます。
イードに参加するムスリムは正装してモスクに集い、牛や羊や山羊などを生贄として神に捧げ、その肉を人々に振る舞うのだとのこと。
見事な彫刻の「ザンジバルドア」
アラブ、インドの影響を受けた扉であるとのこと
路地を歩いていると、所々に、見事な彫刻が彫られた木製の扉があります。
これは、「ザンジバルドア」と呼ばれるザンジバル伝統の扉で、現存する最も古いザンジバルドアは1700年に作られたものなのだとか。
「ザンジバルドア」は、19世紀のサイイド・サイードの時代以後、その制作が最盛期を迎え、オマーンの影響を受けたアラブ様式の扉が制作されるようになり、その後、インドから呼び寄せられた職人の手によるグジャラート地方の様式の扉も制作されるようになったのだそう。
精緻に彫刻された「ザンジバルドア」、思わず見入ってしまいます。
ストーンタウン路地裏のアート&カンガ屋さん
路地の角にアフリカン絵画やカンガ布がたくさん並べられた露天のお店を見つけました!
「カンガ(kanga)」は、タンザニアやケニアなど東アフリカで衣類や風呂敷などとして広く利用されている一枚布のこと。
カラフルで様々な模様を持つ綿プリント布で、布にスワヒリ語で格言やことわざ、流行語などが描かれるのが特徴。
「カンガ」、魅力的なので、後で土産物屋さんを物色して、購入してみたいと思います。
さらに、ストーンタウンの路地をぐるぐると迷いながら歩いていきます。
女の子と正装の自転車おじさん
細い路地が網の目のように
迷いつつ路地を歩きます。
ストーンタウンは世界遺産に登録されています。
あの建物の色合いと汚れ具合、味があります!
至る所で男たちが座り込んで駄弁っています。
雑貨屋とネコ
ストーンタウンの路地裏風景
イスラムなので女性たちはみんな髪を隠しています。
路地の風景と人々の様子、軒を連ねる商店や民家の風情を楽しみながら迷い歩いていると、ちょっと広めの道にぶつかりました。
「ニュー・ムクナジーニ・ロード(New Mkunazini Rd)」です。
この通りに、お目当の美味しいと評判のビリヤニ屋さんがあります♪
マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)
「マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)」
こちらが、美味しいと評判のビリヤニ屋さん(インド料理屋さん)、「マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)」
さっそく、中に入ってみることにしましょう〜!
「マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)」の店内
「マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)」の店内です。
ちょうどお昼時だったので、お店はかなりの混雑。
しばらく立って待っていたところ、運よく席がひとつ空いたのですかさず着席。
さっそく、渡されたメニューからお料理を選びます。
もちろん、注文するのは、ビリヤニ!
「チキンビリヤニ」と、ドリンクとして「パッションフルーツシェイク」を頼みました♪
チキンビリヤニ
程なくして運ばれてきた「チキンビリヤニ」
日本のインド料理店でいただくビリヤニとはちょっと違った見た目です。
オレンジや黄色の色がまばらに付いたパラパラのバスマティライスの中には、カルダモンやクローブなどのスパイスがたくさん!
ライスとは別に、グレービーの掛かったボリューミーなチキンが添えられています。
お味はもちろん、抜群に美味しい!
シンプルかつスパイシーなパラパラライスに、食べ応えのある引き締まったチキンと、濃厚で深みのあるグレービーのお味。
さすが、美味しいと評判のお店です★
パッションフルーツシェイク
ドリンクで頼んだ「パッションフルーツシェイク」も美味しかった♪
パッションフルーツのドリンクって、日本ではなかなか見かけないのですが、甘酸っぱさと小さなシードのプチプチ感が喉に爽やかです★
これで、合計11,000シリング(531円)
大満足のランチとなりました!
お腹も膨れたことだし、食後はさらにザンジバル・ストーンタウンの町歩き。
史跡や市場などを巡り歩きます。
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