東急東横線祐天寺駅から徒歩2分。みよし通り商店街の一角にある『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』
このお店は、学芸大学にあるフレンチベトナミーズの有名店「スタンドバインミー (Stand Banh Mi)」の姉妹店。お店のオープンは2024年1月です。
ベトナムの米麺ブンをメインに、フレンチと中華の調理法を取り入れた無添加・無加調のベトナム料理を提供しているお店です。
『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』の外観と店内の雰囲気

『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』の外観
こちらが、『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』の外観です。
軒先にベトナム提灯が吊り下げられていますが、赤ではなく渋い茶色。
落ち着いた祐天寺の街並みに溶け込んでいる感じ。

Rice Noodle Salad & Asian Deli

鍋料理は要事前予約

Not Vietnamese But Vietnamese
店頭には、お店のコンセプトを説明する看板がありました。
看板に書かれている内容をざっくりと要約。
ベトナムの国民的米麺である「ブン」の上に、揚げ春巻き、牛肉、フレッシュハーブを載せ、甘辛のタレを絡めていただく一品「ボブン」は、フランスのパリで生まれた本場ベトナムには無い料理。
姉妹店「スタンドバインミー」で10食限定提供していた「ボブン」を看板メニューとしてオープンさせたのが、当店『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』
提供する麺は、現地の柔らかい仕上がりではなく、日本人が好むコシのある麺を目指し、100以上の試作を重ねて作り上げた。
素材本来の味わいを活かすため、人工的な調味料は一切使用しておらず、できる限り無農薬や有機減農薬野菜など、厳選した食材を使用している。
ベトナム料理の伝統を尊重しながらも、当店でしか味わえない「より美味しい」独創的なベトナム料理を追求している。
お店が掲げているコンセプトは、「Not Vietnamese But Vietnamese」
どんなお料理が出てくるのか、ワクワクが止まりません♪

『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』の店内
『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』の店内です。
小ぢんまりとしたお店で、座席は店外席も合わせて合計15席。
スタッフは店主さんお1人のワンオペです。

窓際の2人席
今回は電話で事前予約して訪問。お客さんは3組。地元の方が多い感じ。
席数が少なく、ワンオペということもあるので、事前に予約していった方が良いかもしれません。
さて、案内された予約席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の物色開始です。
『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』のメニュー




















こちらが、『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』のメニューです。
メニューの品数は驚くほど豊富。
お店のメイン料理である「ボブン」をはじめ、5種類のブン、ブンリュウクアやブンタンハノイ。冬季限定の鍋、バインミーやコムガー。生春巻きや揚げ春巻などベトナムの一品料理も充実しています。
それでもって、今回選んだのは↓の料理(2人分)。
- 「グラスワイン(オレンジ)」(800円)
- パイオーダーで作るバインクオン「名物もっちり蒸し春巻 挽肉の旨味」(800円)
- サクジュワがクセになる「止まらない甘辛芝海老」(1,100円)
- どこかイタリアンのような味わいを感じる トマト入り蟹出汁麺 「ブンリュウクア」(1,500円)
- パリで愛されるベトナム料理 甘辛和え細米麺「ボブン」(1,500円)
- 「チャーゾーチュオイ」シナモン薫る揚げバナナ春巻1本(400円)
- 季節のフルーツと自家製マスカルポーネ「チェー・フロマージュ」(890円)
- 越南コーヒー「カフェスア(Hot)」(700円)
メインの麺料理は、「ボブン」と「ブンリュウクア」。前菜として「バインクオン」と「甘辛芝海老」を注文。
ドリンクは、お店の売りでもある自然派ワイン。食後はデザート2品とベトナムコーヒーを頼みました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
フランス産の自然派ワイン

フランス産の自然派ワイン

「グラスワイン(オレンジ)」(800円)
ドリンクは、お店のベトナム料理に合う、フランス産の自然派ワインをいただくことにしました。
選んだのは白葡萄を素材に、赤ワインの醸造法で作った「オレンジワイン」です。
酸化防止剤や防腐剤を使っていないせいでしょうか。体にスッと入ってくる感じ。飲みやすいです。
ワインをちびちび飲んでいると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
パイオーダーで作るバインクオン「名物もっちり蒸し春巻 挽肉の旨味」

パイオーダーで作るバインクオン「名物もっちり蒸し春巻 挽肉の旨味」(800円)
パイオーダーで作るバインクオン「名物もっちり蒸し春巻 挽肉の旨味」です。
「バインクオン」は、大塚の『ベトメン』で初めて食べ、その美味しさに驚いたのですが、ここ『スタンドボブン』のバインクオンもとっても美味。
注文ごとに包み、蒸し上げる蒸し立てのバインクオンで、もちもちの生地の食感と挽肉や木耳などの具材の旨味。酸味と甘味があるタレとのマッチングがGood!
サクジュワがクセになる「止まらない甘辛芝海老」

サクジュワがクセになる「止まらない甘辛芝海老」(1,100円)
こちらは、サクジュワがクセになる「止まらない甘辛芝海老」
外がサクッ、中身がジュワッとしたまさにサクジュワな海老の揚げ物。
パームシュガーの甘味とプリッキーヌの辛味は食欲をそそる組み合わせ。
ワインとの相性も抜群です♪
どこかイタリアンのような味わいを感じる トマト入り蟹出汁麺 「ブンリュウクア」

どこかイタリアンのような味わいを感じる トマト入り蟹出汁麺 「ブンリュウクア」(1,500円)
続いて、メインの麺料理。「ブンリュウクア」です。
どこかイタリアンのような味わいを感じる トマト入り蟹出汁麺「ブンリュウクア」
スープの赤い色はパプリカの色とのこと。

鶏ガラベースのスープに蟹の出汁
まずは、スープをひと口。
蟹の旨味が沁み込んでいてめちゃ旨!
歯切れの良い丸い米麺「ブン」との相性抜群です。
蟹の身が結構たくさん入っているのも嬉しい♪
パリで愛されるベトナム料理 甘辛和え細米麺「ボブン」

パリで愛されるベトナム料理 甘辛和え細米麺「ボブン」(1,500円)
そして、お店の看板料理。
パリで愛されるベトナム料理 甘辛和え細米麺「ボブン」です。
スイートチリベースのスープの上に、細い米麺、甘いタレが沁みた牛肉、揚げ春巻、キュウリや紫玉ねぎなどの野菜、ピーナッツや揚げ玉などがトッピングされています。
甘く味付けされた牛肉がさっぱりとした細米麺と合います。
旨味の詰まった揚げ春巻、ピーナッツや揚げ玉の食感もGood!
ライムを搾り掛けて酸味を加えるのも良い味変。

「ブンリュウクア」と「ボブン」
「ブンリュウクア」と「ボブン」。どちらも美味♪
ぜひ、他の種類のブンも食べてみたくなりました。
デザートとコーヒー

「チャーゾーチュオイ」シナモン薫る揚げバナナ春巻1本(400円)
食後のデザート。
こちらは、「チャーゾーチュオイ」シナモン薫る揚げバナナ春巻1本
春巻きの皮の中にバナナが入ったシンプルなスイーツ。
メニューの写真よりも量が少ない気がしないでもないですが、普通に美味しい♪

季節のフルーツと自家製マスカルポーネ「チェー・フロマージュ」(890円)
デザートもう一品は、季節のフルーツと自家製マスカルポーネ「チェー・フロマージュ」
ベトナムスイーツ「チェー」のフレンチベトナミーズ仕立てということで、これはさすがの美味しさ♪
パッションフルーツのトロピカルな酸味とマスカルポーネのコクがベストマッチング。ゴロゴロ入ったライチも美味。

越南コーヒー「カフェスア(Hot)」(700円)
デザートと一緒にいただいたお飲み物は、越南コーヒー「カフェスア(Hot)」
本場ベトナムのコーヒーよりも、コンデンスミルクの甘さがどぎつくないので飲みやすい。
コーヒーの甘さと温かさでホッとひと息。
良いお口直しとなりました♪

『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』
祐天寺にあるフレンチベトナミーズレストラン『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』
ベトナムの米麺ブンをメインに、フレンチと中華の調理法を取り入れた無添加・無加調のベトナム料理を提供しているお店です。
いただいたお料理、パリで愛される甘辛和え細米麺「ボブン」、蟹の身がたくさん入ったトマト入り蟹出汁麺 「ブンリュウクア」、もちっとした蒸し春巻「バインクオン」、パームシュガーの甘味が効いた「甘辛芝海老」。どれも思わず「美味しい!」と声が出てしまう繊細でバランスの良いお味。
しかも、無添加・無加調であるせいか、食後感もGood!
店主さんもワンオペで忙しいのに親切。居心地の良いお店です。
『スタンドボブン(Stand Bo Bun)』の地図・アクセス・営業時間
ベトナム料理店








