京成稲毛駅から徒歩8分。国道14号(千葉街道)に面した通り沿いに、韓国焼肉、平壌冷麺の専門店『ソルヌン』があります。
北朝鮮出身の脱北者の女性、文蓮姫(ムン・ヨンヒ)さんと日本人の旦那さんが営むお店で、オープンは2024年3月。
文さんは料理人の家系の生まれで、彼女のお母さんは北朝鮮の最高級ホテルである高麗ホテルで料理人を務めていた方なのだそう。
北朝鮮の料理人が作る本物の平壌冷麺が食べられるということで話題となり、文さんの脱北の経験をNHKが紹介したこともあって、連日行列の出来る人気店となったのだそう。
『ソルヌン』の外観と店内の雰囲気

『ソルヌン』の外観
『ソルヌン』の最寄駅は京成千葉線の「京成稲毛駅」。お店は駅から歩いて10分ほど。国道14号線沿いにあります。
お店は、ランチタイム(11:30~14:00)と、ディナータイム(17:00~20:00)に営業しており、定休日は水曜と日曜。
ランチタイムは冷麺のみの提供で予約は不可。平日でも開店前から行列が出来るとのこと。
ディナータイムは韓国焼肉の提供があり、電話予約可(繋がらないことも多い)。ランチほどではないものの、連日、開店前に行列が出来るそう。
今回はディナータイムでの訪問。電話が繋がらなかったので、予約無しで開店40分前に行ってみると、既にお店の前に予約のグループ客が1組。自分たちも彼らに続いて並びます。
その後、開店15分前頃から徐々にお客さんが増え始め、オープン時間の17時には10組以上の行列となっていました。
入り口の扉が開いて文さんが現れ、お客をひと組ずつ店内へご案内。

カウンター席に着席
店内の座席は、4人掛けテーブル席が4席、カウンター席が8席。
入店の際、予約していないことを伝えると、カウンター席に案内されました。
24席の座席はすぐに満員。予約無しで一巡目で食べたかったら、開店20分前には並んでおいた方が良さそうです。
スタッフは、文さん夫妻のほか、3名の男女が厨房で働いていました。皆さんテキパキとした感じ。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の物色開始!
『ソルヌン』のメニュー

『ソルヌン』のメニュー本

ソルヌン韓国焼肉 平壌冷麺専門店

水冷麺、ビビン冷麺

ピョンヤンオンバン、ユッケジャン

炭火焼肉

ソゴギスユク、デジゴギピョニュク、緑豆チヂミ

ピョンヤンオンメン、キムチ

ドリンク
こちらが、『ソルヌン』のメニューです。
メインメニューは「平壌水冷麺」と「平壌ビビン冷麺」。そのほか、平壌風のサムゲタンやユッケジャン、スユクなど。ディナー限定で炭火焼肉もあります。
それでもって、今回頼んだのが↓のお料理。
- 「平壌ビビン冷麺」(1,200円)
- 「平壌水冷麺」(1,200円)
- 「カクテキ」(250円)
- 「赤星瓶ビール」(750円)
炭火焼肉も美味しいと話題になっていたのですが、ランチでお腹一杯食べてしまっていたので、冷麺メインでいただくことに。
注文を済ませ、お料理が運ばれて来るのを待ちます。
ビールとカクテキ

「赤星瓶ビール」(750円)
まずは、お飲み物から。
サッポロの「赤星瓶ビール」です。

ケリービールの栓抜き
韓国のケリービールの栓抜きで王冠を開け、グラスに注いでぐびぐび♪

「カクテキ」(250円)
こちらは、「カクテキ」
ビビッドな酸味と辛味。そして、甘味。シャキシャキしたダイコンの食感がGood!
カクテキをつまみにビールを飲んでいると、いよいよ、お目当ての平壌冷麺が運ばれてきました!
「平壌水冷麺」

「平壌水冷麺」(1,200円)
こちらが、北朝鮮北東部元山出身の文さんが作った、韓国ナイズドされていないという本物の「平壌水冷麺」です。
あっさりしたスープの冷麺、麺をスープの中でよくほぐしてから麺の上にある大根やキュウリを麺と挟んで召し上がりください。途中で卓上にあるお酢とカラシを少し入れて味を変えてみるのも◎
美しい透明な薄茶色のスープ。スープの上には灰色の冷麺。キムチ、牛肉のスライス、きゅうり、梨、錦糸卵、カットされたゆで卵が載っています。
まずは、スープをひと口。めちゃくちゃ旨い!
スープには、牛肉や豚肉、鶏肉など5つの素材が使われているとのこと。
麺は蕎麦と蕎麦の皮をそのまま製粉したという灰色の麺で、ほど良く弾力がありながら歯切れも良く、つるりとした食感は清涼感を感じさせます。
キムチの酸味や梨のさっぱりした甘さ、ほくほくしたゆで卵も良いアクセント。

あっさりした滋味深い味のスープ
しかしながら、兎にも角にも、琥珀色をしたスープが本当に旨い!
滋味深い味わいで、啜ると体に沁み渡るような感じ。
夢中になって啜りました。
「平壌ビビン冷麺」

「平壌ビビン冷麺」(1,200円)
そして、こちらは「平壌ビビン冷麺」
甘辛いタレがかかった冷麺。タレと麺をよく混ぜ(ビビン)てからお召し上がりください。
真っ赤なタレが掛かった、見るからに辛そうなビジュアルの冷麺。トッピングされた具材は水冷麺と同じです。

甘辛いタレが美味しい♪

タレを混ぜていただきます。
「平壌ビビン冷麺」は、水冷麺とは打って変わって濃いめでビビッドなお味。
ドロっとしたスープは、甘さと辛さがどちらも際立っていて深みのある味わい。甘辛い味の沁み込んだ冷麺も、スープの中にゴロゴロ入った柔らかい鶏肉も美味。
水冷麺とはまた違った美味しさです♪

『ソルヌン』
千葉県稲毛にある平壌冷麺の専門店『ソルヌン』
お店のオーナーは北朝鮮出身の脱北者の女性。北朝鮮に行かないと食べられないという、韓国ナイズドされていない本物の平壌冷麺をいただけるお店です。
いただいた「平壌水冷麺」は、牛骨や豚肉、鶏ガラを使ったスープが本当に美味♪ 上品で滋味深いお味で、スープを啜る手が止まりませんでした。
真っ赤なタレが掛かった甘辛い「平壌ビビン冷麺」も、水冷麺とはまた違ったビビッドな美味しさ。
行列の出来る人気店なのでハードルは高いですが、今度訪問した時は、美味しいと評判の炭火焼肉をいただいてみたいです。
『ソルヌン』の地図・アクセス・営業時間
中国料理(ガチ中華)・韓国・東アジア料理店








