神戸・元町。JR元町駅より徒歩4分。中華街「南京町」の南、栄町通りを越えた通り沿いの雑居ビルの1階に、パキスタン料理のお店『チーニーカリー』があります。
お店のオープンは2018年12月。店主は、日本のパキスタン料理店や現地パキスタンの家庭で料理を学んだという日本人の女性の方。2019年日本カレーアワード新店舗部門全国グランプリを受賞したお店です。
Instagramを見ると、店主さんは度々パキスタンに渡航しているようで、お店のメニューにもパキスタン感溢れるお料理が色々あります！
前々から行ってみたいと思っていましたが、ようやく訪問することができました。
『チーニーカリー』の外観と店内の雰囲気
こちらが、『チーニーカリー』の外観です。
シンプルでスタイリッシュな風情。窓に貼られた「Cini」の文字が緑と白のパキスタンカラーに塗られています。
なお、階段を上った建物の2階には、『タンドール』という、別のパキスタン料理店があります。
話によると、『チーニーカリー』の店主さんは、この『タンドール』で働き、パキスタン料理を学ばれたのだそう。
師匠のお店と弟子のお店が建物の1階と2階にあるというのが、なかなか面白いです。
こちらが『タンドール』の看板とメニュー。
ちなみに、『チーニーカリー』店内でも、2階の『タンドール』の料理を注文することができるとのこと。両店のコラボメニューなども度々提供している様子。
こちらが、『チーニーカリー』の店内です。
茶色の壁と市松模様の床、カウンターの黄色い椅子などがポップでお洒落な感じ。壁や棚にはパキスタンのものが色々飾られていて賑やかです。
座席は、カウンター10席、テーブル4席の合計14席。
ランチのオープン時間（11時半）直後の訪問で、お客さんは5組ほどが来店。おひとり様多めです。
スタッフは、調理を行っている店主さんと、接客を担当している男性スタッフのツーオペ。
さて、案内されたテーブル席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『チーニーカリー』のメニュー
こちらが、『チーニーカリー』のメニューです。
メインのお料理は下記の5種類。
- ダルチャワルセット（1,400円）
- マトンカレー（1,300円）
- マトンチャナ（1,350円）
- チキンごろっとカレー（1,100円）
- チキンチャナ（1,150円）
トッピングとして、「スパイス目玉焼き」や「ししゃものアチャール」、「サクサクレンコンアチャール」「チーニー風カリカリ梅ちりめん」などがあり、付箋に書かれたサイドメニューも豊富。「シシカバブ」や「チキンティッカ」など、2階の『タンドール』のメニューも注文可能です。
ちなみに、カレーは日によって違うものが提供されるようで、インスタやGoogleなどの過去の投稿を見ると、ハリームやニハリがあったり、魚やイカを使ったカレーがあったり、いろいろ。
それでもって、今回選んだのは↓のお料理（2人分）。
- 「マトンカレー」（1,300円）
- 「ダルチャワルセット」（1,400円）
- 「鳥取産 大羽イワシスパイス焼き」（400円）
- 「ホワイトコーンとエビのパコラ」（350円）
メインは、「マトンカレー」と「ダルチャワルセット」。サイドメニューとして、「鳥取産 大羽イワシスパイス焼き」と「ホワイトコーンとエビのパコラ」を追加しました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
マトンカレー
ほどなくしてサーブされた、こちらが「マトンカレー」
オレンジ掛かった茶色のグレイビーの中にマトン肉がゴロッと。
見るからに美味しそうなビジュアル。さっそく、いただきましょう〜♪
ひと口食べて、この「マトンカレー」、かなり美味しい♪
グレイビーは深みのあるお味で、ほど良い辛さ。シャバ気味でオイリー感がありつつも、サラッと食べられる感じ。
ゴロゴロ入った骨付きのマトン肉は、臭み控えめで食べやすく、適度な歯応えがありつつも柔らかい。
パラパラとしたパキスタン産のバスマティライスとの相性も抜群で、添えられた緑豆のサラダや万願寺唐辛子？を使ったアチャールも良い脇役感あり。
ダルチャワルセット
こちらは、「ダルチャワルセット」
プレートの内容は↓
- 豆カレーとごはん
- ビーフシャミカバブ（牛肉と豆でできたハンバーグ）Shami Kabab
- パキスタンのスクランブルエッグ Anda ghotala
- 玉ねぎのサラダ Laccha pyaz
スタンダードなダルは、豆の旨味たっぷり！ この豆カレーとアチャールがあれば、いくらでもバスマティライスを食べられそう。
ビーフシャミカバブも美味♪ マッシュした豆とビーフの繊維質がお口の中で溶けるような感じ。
スクランブルエッグの甘味や、玉ねぎサラダやアチャールの酸味も、味変アイテムとして良いバランス。
鳥取産 大羽イワシスパイス焼き
「鳥取産 大羽イワシスパイス焼き」
スパイスをペーストして焼いたイワシの開き。レモン汁を搾り掛けて、パクチーを添えて。
間違いのない美味しさ♪
ホワイトコーンとエビのパコラ
「ホワイトコーンとエビのパコラ」
プリッとしたエビ、コーンのソフトな食感と甘味。パコラのサクサク感がいい感じ♪
カレーのサイドメニューとして良い一品です。
「カシミリーチャイ」と「ペシャワールチャイ」
食後のお飲み物は、「カシミリーチャイ」と「ペシャワールチャイ」をいただきました。
「カシミリーチャイ」は、インド北部カシミール地方や、パキスタン北部などで飲まれているチャイ。重曹を加えピンク色にして飲まれることから「ピンクチャイ」とも呼ばれます。
現地では塩を入れて飲むことも多いそうですが、こちらは砂糖の入った甘いチャイ。
中に細かなナッツっぽいものがたくさん入っていて、それがなかなか美味♪
ちなみに、この「カシミリーチャイ」は、店の外からパキスタン人らしき人が運んできました。恐らく2階の『タンドール』で作ったものと思われます。
こちらは、「ペシャワールチャイ」
パキスタン北部の町ペシャワールでは、ミルクの入ったチャイと、カワと呼ばれる甘い緑茶の2種類のチャイが飲まれているそうですが、こちらはミルクティーの方。
茶葉の風味がしっかりと感じられ、甘さも控えめで美味♪
どちらのチャイも美味しく量もたっぷり！
食後の良いお口直しとなりました♪
神戸・元町にあるパキスタン料理のお店『チーニーカリー』
パキスタン料理店や現地パキスタン家庭で料理を学んだ日本人女性がオーナーシェフのお店。
いただいた「マトンカレー」は、深みのあるお味のグレイビーとゴロッと入った柔らかなマトン肉が美味♪ パキスタンの現地感がありつつも、サラッとして食べやすい、絶品のマトンカレーでした★
シャミカバブやダルも美味しかったし、神戸に来たらぜひ再訪し、別の種類のパキスタンカレーをいただいてみたいです。
『チーニーカリー』の地図・アクセス・営業時間
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