「キャンディ」(Kandy:මහ නුවර:கண்டி)に3泊滞在した後「ゴール」(Galle:ගාල්ල:காலி)へと向かいました。
「ゴール」は、スリランカ南西部の海岸地帯にある町。中央高地にある「キャンディ」からは直線距離では200kmもありませんが、ダイレクトに結んでいる列車はありません。
そこで、いったん「キャンディ」から「コロンボ」に行き、そこで乗り換えて「ゴール」へと向かうことになります。
キャンディからコロンボへ
キャンディからコロンボへ(キャンディ駅)
「キャンディ」から「コロンボ」までは約3時間、「コロンボ」から「ゴール」までは約2時間半。
乗り継ぎ時間を除けば、約5時間半の旅です。
10時半発の列車でキャンディを出発。
3等の座席で、車内は結構混雑していました。
料金は、Rs.290(177円)、山あいを抜け、コロンボ近郊の平地を通り、13:30頃にコロンボ・フォート駅に到着。
ゴール行きの列車は、15:45分発だったので、2時間ほど時間があります。
駅前の食堂でランチをとって、出発を待つことにします。
コロンボ・フォート駅でスリランカカレーのランチ
コロンボの駅前食堂で食べたカレー
駅前の食堂で食べたスリランカカレーです。
豆カレーとドラムスティックの炒め物の載ったシンプルなカレー。
スタンダードなお味で、なかなか美味しかったです(7UPと合わせてRs.160:97円)
コロンボ・フォート駅
コロンボ・フォート駅に列車が到着
コロンボ・フォート駅の様子
コロンボ・フォート駅の構内で、ゴール行きの列車を待ちます。
コロンボ・フォート駅は、スリランカ各地へ向かう路線の発着駅となっているメインターミナル。
現在の駅は1917年に造られ、1日に約20万人が利用するそうです。
駅舎はヴィクトリア様式。
出発を待っている間、何本もの列車が到着し、多くの人々が乗り降りしていきました。
コロンボからゴールへ
15:45分、ゴール行きの列車が出発します。
コロンボからゴールまでは、スリランカの南西海岸「黄金海岸」に沿って進んでいきます。
コロンボ〜ゴールへの車窓風景
海岸沿いを走る
車窓からはずっと海が見えます。
防波堤の続く都会の海岸から、しばらくすると椰子の木と砂浜の広がるビーチの風景へ。
列車は結構綺麗でした。料金はRs.280(170円)
インドと同じで、車内には豆売りやスナック売りなどが頻繁にやってきます。
途中、雨が降ってきました。
コロンボからゴールまで、車窓の友はずっと海
ゴール駅に到着
ゴール駅の時刻表
2時間半後、18時頃にゴールの駅に到着。
すでに日が傾きかけています。
駅前でトゥクトゥクと交渉し、Rs.150(92円)で目指す宿「ニュー・オールド・ダッチ・ハウス」に行ってもらいます。
宿は1kmにも満たない場所にあったようで、5分もたたずに到着してしまいました。
宿でご主人に聞くと、シャワー・トイレ共同、エアコンなしのシングルしか空いていないとのこと。
ちょっと迷いましたが、お部屋を見てみてそれなりに小綺麗だったのと、その部屋は他の部屋とは離れていて、シャワーとトイレはほぼ専用になっているということを聞いて、泊まることに決めました。
料金は、Rs.3,300(2,013円)
宿に荷物を置いた後、夕陽を見るため、急いで海沿いにある城塞へと向かいます。
急がないと日が暮れちゃう(汗)
明日はコロンボに帰るので、今日しか夕陽を見るチャンスはないのです。
夕暮れのゴールの城塞
海沿いの広場で遊ぶ子供たち
海岸へ向かって歩いて行くと、緑の芝生の広がる広場がありました。
そこで、子供たちがクリケットをやっていたり、凧揚げをしていたりします。
凧揚げをする人々
夕暮れのゴールの海辺に凧が揚がります。
夕暮れのゴールの海辺
緑の広場の向こうには、砦が見え、その向こうにインド洋の海が見えます。
辺りはかなり暮れなずんできていました。
夕暮れのゴールの砦
ゴールの海辺に夕陽が沈みます
波の音を聴きながら、沈みゆく太陽を眺める
ゴールの海と砦の上に立つ人々のシルエット
う〜ん、おしい!
タッチの差。
雲があったせいか、すでに太陽は沈んだ後のようでした(涙)
だけど、赤く染まった空と、夕暮れ時の砦の光景を見れたので、急いで来た甲斐はあったと思います。
夕暮れ時の砦には、カップルで、家族で、仲間たちと、そして、ひとりで海を眺めに来ている人がたくさんいました。
ゴールの要塞から眺める海
砦に打ち寄せる波
砦に打ち寄せる波の音と、風の音が聴こえます。
潮の香りが漂ってきます。
コロンボからの車窓からずっと見ていた海ですが、久々に間近で見る海は新鮮な感じでした。
そうです。昨日まではずっと山の風景の中にいたのです。
ゴールの海に夕陽が沈みました。
空はどんどん暗くなっていき、そのうち辺りはまったくの暗闇に包まれます。
ゴールの1日の終わりです。
さて、夕食でも食べに、夜のゴール旧市街を歩いていきましょうか。
夜のゴール旧市街を歩く
夜のゴール市街
ニュー・オールド・ダッチハウス
夜のゴールの街
夜のゴール旧市街を歩きます。
ゴール旧市街は、インド洋に突き出た小さな半島になっていて、広さは1km四方ほど。
旧市街内部には、オランダ統治時代のコロニアル風の建物がたくさん建っています。
宿泊した「ニュー・オールド・ダッチ・ハウス」もコロニアル風の建物のホテルです。
ゴールの街を歩く
ゴールのオランダ風の街並み
お洒落なカフェやバーもちらほら
ギャラリーもある
コロニアル風の建物とアジア的なのんびりとした空気がミックスした街並みは雰囲気満点!
スリランカの中でも特にロマンチックな町として知られていて、スリランカ人の定番のハネムーン先にもなっているみたいです。
街中には、お洒落なカフェやバー、ギャラリーなどもちらほらとあります。
ママズ・ルーフ・カフェでスリランカ料理のディナー
ママズ・ルーフ・カフェのカレー
ママズ・ルーフ・カフェのカレー
夕食は、旧市街の中にある「ママズ・ルーフ・カフェ」でスリランカカレーを食べました。
マンゴーラッシーも頼んで、Rs.960(586円)
お魚の旨味とスパイスの刺激がナイスなカレーに、ヘルシーな野菜炒めカレーが数品。
それらを混ぜ混ぜして食べます。
スリランカのカレーは、南インドのカレーに近いです。
ゴール旧市街にあるモスク
食後は、再び旧市街の中をぶらぶら散歩。
ゴールは、古くから交易の中心地だったそうで、旧市街には、植民地時代に建てられたキリスト教会のほかに、イスラム教のモスクもありました。
路上で遊ぶ少年たち
オランダ風のアーチの建物
夜のゴール旧市街(フォート地区)
のんびりと旧市街を歩き、夜の砦にも行ってみて波の音を聴いて、ひと通りぶらぶらした後、ホテルに戻りました。
翌日は、早起きしてゴールの街を見て回り、その後列車でコロンボへと戻ります。
旅行時期:2014年8月
コメント