ヒマラヤ山脈に抱かれた山の国「ネパール」(Nepal:नेपाल)
大国インドと中国の間に挟まれたこの国は、風景も人もなんだかとっても穏やかな感じ。どことなく日本と似た人々の顔と風景は親近感を感じます。
穏やかで優しい印象の国「ネパール」の旅をご紹介します。
今回は、古都バクタプルです!
カトマンズ盆地で最も美しいと言われる信仰の都、バクタプルの街並み
バクタプルの街
首都カトマンズからトロリーバスで40分ほどの所にある古都「バクタプル」の街です。
マッラ王朝の都の三つの都のひとつとして知られ、その中でも特に美しい町であるといわれています。
あのキアヌ・リーブス主演の映画「リトル・ブッダ」のロケは、ここで行われたのだそうです。
バクタプルの路地
レンガ敷きの道
バクタプルは、噂に違わぬ美しい街でした。
建物はすべて3,4階建のレンガか木造で、窓には精緻なネワール彫刻が施されています。
道はすべてレンガ敷き。街には車はほとんど走っておらず、人の数もあまり多くありません。
路地に並ぶ土産物屋
ダルバール広場への道
路地裏を歩く
建物はレンガ造りが多い
色とりどりの布が干されてます
バクタプルは立体的な街です。
坂が多く、道も建物と共に曲がりくねっています。細い路地は高い建物に遮られて日の光が届かず、薄暗い感じです。
路地では、女性が洗濯をしていたり、裸の子供たちが走り回っていたり、民族帽「トーピー」を被った老人が通り過ぎたりします。
ダルバール広場
ネワールの木彫り彫刻
木彫りの「孔雀の窓」
ネワールの木彫りの門
タチュパル広場の建物にある「プジャリ・マート」。この建物の側面にはネワール彫刻の最高傑作であるといわれる木彫りの「孔雀の窓」が彫られています。
マッラ王朝はネワール人の建てた王朝でした。ネワール人の彫刻技術の高さは世界的に高い評価を受けているそうです。
バクタプルの街とヒマラヤ
遠くに見えるヒマラヤ
日本の田舎にもそっくり
バクタプルの街の外に出てみました。
街を少し離れると、こんな青々とした池があり、田んぼや畑がありました。
ヒマラヤの白い峰々も遠くに見えます。
なんだか日本の田舎の風景にそっくりです。
夕暮れのバクタプル
夕暮れのバクタプルの町。
7,000メートル級のヒマラヤと、レンガ色の街並みが次第に茜色に染まっていきます。
写真の左端に五重塔が見えます。あれは「ニャタポラ寺院」です。
高さ30メートルのカトマンズ盆地で一番高い建物で、ネワール建築の最高傑作のひとつと言われています。残念ながら私が訪れた時は改装中で見ることができませんでした。
旅行時期:1996年11月
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