2015年11月28日(土)と11月29日(日)の2日間、東京港区芝の増上寺にて、「ミャンマー祭り2015」が開催されましたー❗️
お料理の屋台や伝統芸能の公演、NGOや NPO団体の活動、雑貨や食品の物品販売などを通して、ミャンマーについて知ってもらおうというイベントで、今年で3回目を迎えます。
増上寺の境内という開催場所も他のフェスとは違う感じですが、出店している出店や屋台もすごい数!
これまで行ったエスニック・フェスの中でも最大の規模のイベントでした🌟
日本のミャンマーの全てが集まる「ミャンマー祭り2015」
この「ミャンマー祭り2015」、かなり大掛かりなイベントで、お料理の屋台が21、民芸品・物販の屋台が10、国際協力のNGOやNPOのブースが13、ミャンマー文化体験ブースが8、ビジネス交流のブースが11もあり、オフィシャルブースも含めると屋台の数は71❗️
ステージは、ヤンゴンステージとマンダレーステージの2つのステージがあり、民族舞踊や伝統音楽、ポピュラー歌手のステージやトークショーなどが開催されていました。
他にも、NPOの医師の講演やパネルディスカッション、ビジネスセミナーや写真展など盛りだくさん❗️
ビジネスから文化体験、国際協力まで、ミャンマーに関することなら何でもありの「ミャンマーの全て」があるイベントとなっています。
さてさて、メインゲートとなる「三解説門」をくぐり、さっそく会場に入ってみましょう〜🎵
まず、入り口のブースで案内パンフレットをもらいます。
案内ブースにもカラフルなミャンマーの布「ロンジー布」がたくさん飾られていて、気分を盛り立ててくれます🌟
メインゲート近くは民芸品や物販の屋台が並ぶゾーンとなっていました。
10店舗ある出店には、ミャンマー国内の様々な民族の雑貨や衣料、布、アクセサリー、カバンや靴、コスメなどが所狭しと陳列されていましたー✨
こちらは、NPO関係の団体のブース。
スタッフの女性に声を掛けられたので、話を聞いてみたところ、どうやらミャンマーの孤児たちの支援を行っている団体であるとのこと。
500円を支払い、写真から支援する子供を選んで、メッセージカードを送るというシステムになっていました。
私が選んだのは「Chaw su Win」ちゃん。
「夢が叶いますように!」というメッセージカードを贈りました🌟
ミャンマーと言えば、アウンサンスーチーさん❗️
先日の総選挙で、自身がリーダーを務める政党NLDが圧倒的な勝利を収めたことは記憶に新しいところ。
スーチーさんは国民から圧倒的な支持を得ていて、ミャンマーのお店や自宅のどこにでも、スーチーさんの写真は飾られていました。
ミャンマーの現地の様子(旅行記)はこちら→ ミャンマーの旅
ミャンマーのあらゆる雑貨が盛りだくさん❗️
この「ミャンマー祭り2015」、とにかく雑貨や民芸品が盛りだくさんでした🎵
売られている商品は全てミャンマー現地のものばかり。
ミャンマーには、大きく分けて8つの部族(カチン族、カヤー族、カイン族、チン族、モン族、ビルマ族、ラカイン族、シャン族)、全体で135の民族が存在していて、それぞれの部族はそれぞれ独自の文化を持っています。
各出店には、それぞれの部族の個性的な雑貨やアクセサリー、布やバッグなどが並んでいました🌟
タナカの無料体験コーナーです。
「タナカ」とは、タナカという木から作られる天然の化粧品で、化粧としてだけでなく日焼け止めの意味もあるものです。
ミャンマーの女性は、子供から若い女の子、おばさんからおばあさんまで、みんなこの「タナカ」をほっぺたに塗っています。
「タナカ」の無料体験のブースはいくつかあったのですが、体験している人はあまりいませんでした。
さすがに日本でこれを塗って歩くのは勇気がいりますよね💦
タナカの石鹸についてはこちら→ ミャンマーの伝統的な化粧品「タナカ」の石鹸
会場の増上寺は東京タワーのほど近く。立派な本殿の向こうに赤と白の東京タワーが見えます🌟
さあ、引き続き民芸品や雑貨の屋台を見て歩きましょう〜🎵
ミャンマー操り人形劇の人形
「タナカ」体験以外にも体験コーナーはいろいろあって、
日本唯一の本格的ミャンマー式寺院の住職による「ミャンマーの大僧正による人生相談コーナー」とか、カレン族のスタッフによる「紐とビーズだけで作るアジア風ひも飾りの作り方教室」とか、ミャンマーの民族衣装「ロンジー」を会場内でレンタルして会場を歩くことができる「ロンジー体験」など様々🌟
「水かつぎ体験コーナー」なんていうのもありました❗️
「やってみよう!!18kgにチャレンジ」
ブースには水の入ったバケツがいくつか置いてありました。
雑貨や民芸品の屋台は、雑貨の輸入販売業者が出店している他のフェスとは違って、現地で国際協力を行っているNPOやNGOの団体の出店が中心。
陳列している商品も、NPO団体が支援する職人の手によるものや、孤児院の子供たちが製作したものなどが並びます。
これらの商品の売り上げは、現地の子供たちの教育や生活支援に充てられるのだとのこと。
ブースの一角に、現地ミャンマーの写真が貼られていました。
左が、「チャイティーヨー・パゴダ」「アマラプラのウーベイン橋」 「インレー湖」
右が、「シュエダゴン・パゴダ」 「バガン遺跡」です。
甘〜い、ミャンマーのインスタントコーヒー。
甘過ぎて全部は飲めず💦
シャン高原で生産しているソバを100%しよう。ソバだけの焼酎「ビルマの竪琴」(1,200円)
麻薬撲滅のため、麻薬(アヘン)の原料となるケシ栽培を放棄し、代替作物として「ソバ栽培」の農業開発に協力して作られた製品だそうです。
この焼酎、かなり美味しかったです❗️
ミャンマーの職人の手作り❗️
目玉商品「シェル・カトラリー」です。
綺麗で高級感あって魅力的✨
「ロンジー布」が、かなりのお店で売られていました。
「ロンジー」(လုံချည်)とは、ミャンマーで日常的に着られている伝統的な民族衣装のこと。下半身に着用する筒状の衣類で、男性用は「パソー」、女性用は「タメイン」と呼ばれます。
「ロンジー」の柄はいろいろな種類がありますが、代表的なのは「アチェイッ」と呼ばれる波模様の柄。18世紀にインドのマニプールから招かれた織物職人によって流行した柄だそうです。
鉤、菱形、斜めに走る縞模様の緯絣の柄は「ジンメー」と呼ばれる柄。タイのチェンマイを意味し、タイやカンボジアの影響を受けているのだとのこと。
小物入れ、ふくろう置物、ブレスレット、ネックレス、扇子、ハンドメイドバッグ、ちょうちん、ファッションリング、シャンバッグ、かごバッグ、ロンジー、手織り布、孤児の描いた絵、タナカ石鹸、タナカクリーム、タナカパウダー、フェアトレードコーヒー。
ありとあらゆるミャンマーグッズが並びます❗️
ちなみに、ふくろうはミャンマーでは幸運をもたらす鳥と信じられているそうで、ミャンマーの家や店には金色に塗られたふくろうの置物がよく飾られています。
ふくろうは雄と雌のつがいで飾るのが習慣だそうです。
こちらは、ミャンマー茶のコーナー。
飲むお茶と食べるお茶、どちらも試飲・試食ができました。
ミャンマーではお茶は「ラペ」と呼ばれます。飲むお茶は「ラペチョウ」と呼ばれる緑茶。
ミャンマー独特のお茶として、「ラペソー」という食べるお茶があります。
「ラペソー」は、後発酵茶の一種で漬物のような感じでお料理にもよく用いられています。
ナッツや乾燥にんにくなどと和えた「ラペソー」、結構美味しいです😋
一番茶を使用した飲むお茶「ラペチョウ」もすっきり爽やかで美味しい🌟
ミャンマーのだるま「ピッタインダウン」のお絵描きコーナーです。
ミャンマー語で「ピット=投げる」「タイ=毎回」「ダウン=立つ」で、投げても毎回立つ、まさしくダルマです。
縁起物としてパゴダや民家の門や塀などに置かれていることが多いです。
結構人気のブースで、お絵描きしている人が何人かいました😃
美味しいミャンマー料理に舌鼓❗️
そろそろお腹が空いてきました❗️
お料理のブースに向かいましょう〜😋
ズラリと並ぶ21の屋台。どれにしようか、迷いながら周っていきます。
8の部族、135の民族からなるミャンマー。
お料理も、中華やタイ料理の影響を受けたものから、インド料理に近いものまでバリエーション豊かです。
どのお店も店員さんがかなりの元気さで呼び込みしてました❗️
大盛況のお料理ブースです⭐️
ミャンマーと言えば、ミャンマービール🍺
国際的に評価も高い、東南アジア一の美味しさとも言われるビールです。
会場で飲まれているビールはほぼミャンマービールのみ。
会場は、ミャンマービールのグリーンの瓶と缶でいっぱいでしたー❗️
お肉からお魚、野菜のサラダや炒め物、ピラフやスープ、鍋、麺料理、スナックやデザートまで。
日本人にはあまり馴染みのないミャンマー料理ですが、どれも美味しそうです😋
とにもかくにも、定番のミャンマービールを買います🍺
深いコクにしっかりとしたキレ、さすがに美味しい〜😋
お料理は、まずは麺料理。
ミャンマーの国民食「モヒンガー」です。
川魚の出汁が効いた旨味のある濃厚スープに、そうめんに似た細身の米麺が入っています。
うん、美味しい❗️
魚の臭みもあまり感じず、とろっとした濃厚スープが麺にうまくマッチしています。
お次は、「ひよこ豆のてんぷら」
外身がカリッとしていて香ばしく、ちょっぴり辛めのタレに付けてたべるといい感じ。
食べやすく、止まらなくなる味😋
「スペシャルダンパウ」
バスマティライスに骨つきの大きめチキンと、カルダモンやクミン、コリアンダーなどのスパイスやナッツ類が入った、インドのビリヤニそっくりのお料理。
これ、かなり美味しかったです😋
チキンも柔らかく、ライスにスパイスがしっかり効いていて、ビリヤニに勝るとも劣らない美味しさ❗️
満足できました⭐️
ステージでは各種イベントも行われていました。
「ミャンマー祭り2015」では、ヤンゴンステージとマンダレーステージの2つのステージがあり、民族舞踊や歌手によるライブ、トークショーなどが行われていました。
時間が合わず見ることは出来ませんでしたが💦
ヤンゴンステージ脇では、各民族の衣装を着たミャンマースタッフたちが記念撮影をしていました。
便乗してパチリ📷
扇のような派手な飾りの衣装を着たミャンマースタッフ。
カメラを向けると、扇を広げてポーズを取ってくれました❗️
「ミャンマー祭り2015」で買った戦利品。
タナカ石鹸⭐️
菱形の柄と青い色合いがオシャレな「カチン族のトートバッグ」
入り口の案内所でもらったパンフレットでスタンプラリー❗️
かわいいスタンプです😊
1コだけ押せませんでした💦
様々な民族のミャンマー雑貨と、美味しいミャンマー料理を楽しめて大満足⭐️
購入した品々は子供たちの支援にもなるし。
「ミャンマー祭り2015」、今年行ったフェスの中でも、一番充実した盛りだくさんの内容のフェスでしたー😊