上野駅不忍改札から徒歩1分。上野公園向かいの大通り沿いのビルの6階に、中国・湖南料理のお店『味上湖南菜館』は、あります。
2024年7月にオープンしたこのお店、中国・湖南省の省都「長沙」にある人気湖南料理店「味上湖南菜館」の日本初出店店舗なのだそう。
本場の料理人が腕を奮う本物の湖南料理を食べに、中国人客で連日大盛況だというこのお店に、行ってみることにしました。
中国・湖南省の省都「長沙」にある人気湖南料理店「味上湖南菜館」の日本初出店店舗
『味上湖南菜館』は、ビルの6階
『味上湖南菜館』は、ビックエコーの隣のビルの6階にあります。
エレベーターで向かいますが、エレベーターから出てくる人も、乗る人も、『味上湖南菜館』目当ての中国人ばかり。
かなりの人気店であることが窺えます。
湖南で有名な料理人。長沙の老舗料理店
こちらが、お店の料理人である様子。
湖南で有名な料理人とのこと。
『味上湖南菜館』の入り口
『味上湖南菜館』店頭の看板
『味上湖南菜館』直営店
こちらが、『味上湖南菜館』の入り口。
6階でエレベーターを降り、さっそく店内へと向かいます。
『味上湖南菜館』の店内
『味上湖南菜館』の店内です。
店内空間はかなり広々。新しいお店なので内装も綺麗です。
座席は、テーブル席72席、ソファ席22席の合計94席。
訪問したのは、土曜日の18時頃。ネットで事前予約しました。
入店時はお客さんは5割ほどの入りでしたが、食べている間にほぼ満席状態となりました。
お客さんは、自分たち以外はオール中国人! 数多くいる店員さんも全員中国人でしたが、会計を担当する方だけが、日本語を流暢に話せました。
さて、ここで、中国・湖南料理とは、どんな料理なのか、ちょこっとご説明。
湖南料理とは?
湖南料理とは、中国南部、長江の中下流域にある湖南省で食べられている料理のこと。中国八大料理(山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理)のうちのひとつとして知られ、中国では「湖南菜(フーナンツァイ)と呼ばれています。
四川料理と同様に唐辛子を多用した辛い味で知られていますが、四川料理と違うところは、辛味に加えて酸味が効いていること。
痺れるような辛さがある四川料理は「麻辣」と呼ばれますが、それに対して、酸味を加えた辛さのある湖南料理は「酸辣」と呼ばれています。
また、中国で一番辛い料理と言われることもあり、その鮮烈な辛さから「鮮辣」と呼ばれたり、香り高く辛い味付けから「香辣」と呼ばれることもあるのだとか。
湖南料理の話はこれくらいにして、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『味上湖南菜館』のメニュー
注文はQRコードから専用ページにアクセスして
『味上湖南菜館』のお料理の注文の仕方は、テーブルの上のポップに記載されたQRコードから注文用のWEBサイトにアクセスし、掲載された料理を選ぶスタイル。
さっそく、WEBサイトにアクセスし、お料理の物色開始です!
30年の経験を持つ料理人の看板料理
人気料理
美味しそうな料理がたくさん!
おすすめ一品料理
お料理の品数はかなり豊富!
これまで訪問した湖南料理店(『香辣里』 『李厨 高田馬場店』 『湘遇 TOKYO』)ともメニューに記載されたお料理が違っています。
わかりやすい日本語名と写真が付いているので、なんとなくイメージできますが、何しろバラエティに富んでいるので、どれを選べば良いか迷うところ。
なので、食べログやGoogleの過去のクチコミを参考にして、選ぶことにしました(事前に当たりを付けてきました)
それでもって、選んだ料理は↓
「【湖南風】豚肉と赤唐辛子の辛炒め」
「とうもろこしと手羽先の蒸し物」
「紫蘇と胡瓜炒め」
「白身魚の酸味スープ煮込み」
注文したお料理
- 【湖南風】豚肉と赤唐辛子の辛炒め(2,068円)
- とうもろこしと手羽先の蒸し物(1,518円)
- 紫蘇と胡瓜炒め(1,188円)
- 白身魚の酸味スープ煮込み(2,508円)
お店の一番の売りだと思われる「【湖南風】豚肉と赤唐辛子の辛炒め」と、ビジュアルインパクトがあり、辛くないとのクチコミのあった「とうもろこしと手羽先の蒸し物」
レビューを見て、いかにも美味しそうだった「白身魚の酸味スープ煮込み」
さっぱりとしたサラダ系を一品ということで「紫蘇と胡瓜炒め」
2人でこの4品。最終的に、これで十分満足できる量でした。
激辛の「豚肉と赤唐辛子の辛炒め」と、酸味が効いた「白身魚の酸味スープ煮込み」が絶品★
「青島ビール」(605円)
注文を済ませると、すぐにお飲み物が運ばれてきました。
「青島ビール」です。
苦味少なめですっきりとしたお味の中国定番のビール。安定の美味しさ♪
ビールをぐびぐび飲んでいると、最初のお料理が運ばれてきました!
「とうもろこしと手羽先の蒸し物」(1,518円)
激辛の湖南料理ということでビビっていたのですが、最初に箸休めとして頼んだ辛くない料理が来てしまいました。
「とうもろこしと手羽先の蒸し物」です。
せいろの器の中にもち米、その上にとうもろこし。もち米の中には手羽先がいくつか入っています。
もち米は少し甘味のあるお味で、手羽先も甘味のある風味。とうもろこしは味が付いておらず、食感は少し硬め。
そんなに美味しいと思えるお味ではありませんでしたが、後々、このお料理が激辛の湖南料理を食べる上での救世主的存在となりました!
「【湖南風】豚肉と赤唐辛子の辛炒め」(2,068円)
そして、いよいよメインのお料理登場!
『味上湖南菜館』の看板料理にして、激辛湖南料理の真打ち。
「【湖南風】豚肉と赤唐辛子の辛炒め」です。
主な具材は、豚肉とキクラゲっぽい食感の白いキノコ。それに、大量の赤唐辛子とにんにく、豆豉など。
このお料理、期待に違わず、めちゃくちゃ辛かったです(汗)
食べられないってほどではないものの、ひと口食べただけでお口の中が火事状態に!
しかしながら、にんにくや豆豉の旨味の効いたその味付けは、辛いけど深みがあって、たまらない美味しさ♪
ヒーヒー言いながら、先ほどの「とうもろこしと手羽先の蒸し物」でお口の中を和らげつつ、いただきました。
「紫蘇と胡瓜炒め」(1,188円)
続いて、こちらは、「紫蘇と胡瓜炒め」
シンプルな紫蘇と胡瓜の炒め物。赤唐辛子が少し入っていますが、辛さは控えめ。
紫蘇の風味が効いていて、これ、かなり美味しいです♪
こちらも、辛いお料理の箸休めとして、一役買ってくれました!
「白身魚の酸味スープ煮込み」(2,508円)
ラストのお料理は、「白身魚の酸味スープ煮込み」
これが絶品! 本日食べたお料理のベストです!
黄色っぽいスープの中に、何の魚かはわかりませんが、弾力のある食感の白身魚がゴロゴロ入っていて、この白身魚にスープの旨味が沁み込んでいて美味しい♪
具材はほかに、これまたスープの旨味が沁み込んだシラタキ? そして、結構強烈な酸味のある漬物のようなお野菜。
この漬物がスープにほど良い酸味を与えていて、抜群の美味しさ★
スープがめちゃくちゃ美味しい♪
さらに、このスープにビビッドな味わいを加えているのが、花椒。
花椒のシビ辛の麻辣刺激がこれ以上ないナイスなアクセント。
もちろん、赤唐辛子や青唐辛子の辛味も、スープに重層的な深みを与えています。
う〜ん、めちゃくちゃ美味しい★
「手作りレモンティー」(528円)
こちらは、ビールが無くなった後に頼んだ「手作りレモンティー」
さっぱりした甘さの『味上湖南菜館』特製の「手作りレモンティー」です。
これを飲むと、辛さでヒーヒーしたお口が一気にクールダウン♪
激辛料理と一緒にいただくと、やけに美味しく感じる「手作りレモンティー」でした★
『味上湖南菜館』
上野にある中国・湖南料理のお店『味上湖南菜館』
中国・湖南省の省都「長沙」にある人気湖南料理店「味上湖南菜館」の日本初出店店舗。オープンして3カ月ですが、店内は中国人客で大盛況!
湖南の有名料理人が作る激辛湖南料理は、まさに本場の辛さですが、本当に美味しい♪
看板料理の激辛の「豚肉と赤唐辛子の辛炒め」も、酸味が効いた「白身魚の酸味スープ煮込み」も絶品でした★
◉『味上湖南菜館』の地図・アクセス
- 住所:東京都台東区上野4-10-5 ヒューリック上野公園前ビル 6F
- アクセス:上野駅 不忍改札から徒歩1分
- 営業時間:11:00~15:00 17:00~23:00
- 定休日:無休
- 予約:『味上湖南菜館』のネット予約はこちら(食べログ)
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