JR西荻窪駅南口から徒歩2分。中央線のガード沿いを荻窪方向に少し歩き、路地を入った右手に『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』はあります。
2021年1月30日にオープンしたばかりのこのお店、関西の奈良に店舗を構え、激辛南インドカレーで多くのファンの舌を唸らせてきた奈良の『タリカロ』が移転してきたお店であるとのこと。
奈良で一番と評判の高かった辛口南インドカレーのお味、楽しみです♪
奈良の”辛口”南インド料理店が西荻窪に移転!
『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』の外観
『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』の外観です。
お店はレストランがいくつか入った雑居ビルの1階にあります。
お洒落で味のある看板
店頭には、味のある木製の看板が飾られていました。
店名の”對馬流”は、シェフさんの苗字から取られている様子。
店名からも、看板のデザインからもこだわりが感じられ、どんなお料理が出てくるのかと、ワクワクしてきます★
ちなみに、“タリカロ”という名前も店長(女性)とシェフである彼の名前を合わせてモジって作った名前なのだとのこと。
『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』の店内
『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』の店内です。
ペパーミントグリーンに塗られた壁と天井。木製の柱や桟がお洒落な感じ。
座席はカウンター席3席、テーブル席14席(2人用×3卓、4人用×2卓)の合計17席。2人用×3卓のテーブル席は布カーテンで仕切られていて、個室スタイルになっています。
今回は土曜日のディナータイムでの訪問。事前予約して行きましたが、店内は予約客でほぼ満席状態になり、ディナーは予約して行った方が無難な感じです。
ちなみに、ランチは火曜・金曜・土曜のみの営業。事前予約は不可で店頭で記帳するスタイル。お料理も限定20食のみの提供であるとのこと。
布カーテンで仕切られた個室席
こちらが、布カーテンで仕切られた個室席です。
テーブルは若干小さめですが、店員さんがお料理の進行状況をチェックし、良いタイミングでお料理を運んできてくれるので問題なしです。
ジョジョの石仮面が飾られています!
真鍮製のインドのベル
店内には、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の石仮面が飾られていました!
なんでも、店長とシェフのお二人は「ジョジョの奇妙な冒険」のファンなのだそうで(実は自分もファン)、ようく見ると、カウンターの棚の上にもジョジョのフィギュアが飾られていたり、店長のツイッターにジョジョのツイートが投稿されていたりします。
なお、事前情報では、ジョジョのスタンドを名前にしたオリジナルカクテルが飲めるという話でしたが、ドリンクメニューの中には見つけることができず。。。
アーティスティックなイラストがいい感じ
こちらは、店内に飾られていたアーティスティックなイラスト。
タリカロのシェフさん、実はデザイナーでもあるそうで、こちらのイラストも店頭の看板も彼がデザインしたものである様子。
さてさて、テーブルに置かれたメニューを見て、お料理を選びましょうか〜♪
夜のタリカロ・カリープレートメニュー
夜のアラカルトメニュー
ちょっと悩んだ挙句、チョイスしたお料理のメニューは、下記です。
- 夜のタリカロ・カリープレート(ほぼ全部入り)・・・1,950円(税抜き)
- 辛口チキンカリー/チキンキーマカリー(中辛)/海老カリー(この店ではマイルド)/ダール(豆のカリー)/ライス/ポリヤル(野菜で作った南インドの副菜)/アチャール(インドのピクルス)/ヨーグルト(ライスに混ぜる用)
- ショルバ(まぼろしのマトン使用)・・・950円
- マトンのスープのひとつ。しみわたるうまさ。
カリープレートは、「チキンキーマ・カリープレート」と「海老・カリープレート」もありましたが、全部のせの「夜のタリカロ・カリープレート」にしました(単品カレーで、「北海道産マトンカリー」「北海道産マトンキーマ」「チキンキーマカリー」「海老カリー」もあります)。
アラカルトでは、北海道・白樺町茶路めん羊牧場直産の「まぼろしのマトン」を使ったスペアリブが絶品だという噂でしたが、既に完売してしまった様子(一日一食とのことなのでハードルは高いかも)。
ちなみに、北海道・白樺町茶路めん羊牧場直産の「まぼろしのマトン」は、日本に流通しているマトンのうち、たった0.6%しかないという国産のマトン。香りよく肉質柔らかな特別なマトンなのだそう。
チャンスがあれば、ぜひいただいてみたいです★
タリカロ極意
水の話
こちらは、テーブルの上に置かれていた「タリカロ極意」と「水の話」
激辛で有名なタリカロのカレー。「水を飲んだら、水地獄」だそうです。
そう言えば、激辛カレーのお店で辛さを和らげるために水を飲んでも辛さが一向に鎮まらず、水を何倍もお代わりする羽目になったことがありました。
なるほどー。今回はお水なしでいただいてみます!
ヒーヒーするほど辛い!けど、むちゃくちゃ旨い!
「ローズ・ラッシー」450円
さて、注文を済ませ、まずはドリンクが運ばれてきました。
注文したお飲み物は「ローズ・ラッシー」
本当はお酒が飲みたい気分で、メニューには「スラ・ヴィンヤーズ」のワインがたくさんあってかなり惹かれたのですが、激辛対策としてここは「ローズ・ラッシー」をチョイス。
この選択は正しかったです★
ちなみに、メニューには「バング・ラッシー」(ラリるほど強め)というメニューもありました!
「バング・ラッシー」は、インドを旅する旅行者にはよく知られている飲み物で、ガンジス川沿いの聖地「バラナシ」のスタンドでいただくことができます(もちろん、タリカロの「バング・ラッシー」は、現地のものとは違うものが入っているそうですが)
「ローズ・ラッシー」をちびちび飲みながら待っていると、しばらくして最初のお料理が到着しました!
「ショルバ」(まぼろしのマトン使用)950円
「ショルバ」(まぼろしのマトン使用)です。
北海道・白樺町茶路めん羊牧場直産の「まぼろしのマトン」の骨付き肉がゴロリと入ったスープ。
この「ショルバ」がめちゃくちゃ美味しかったです♪
クリアーな茶色のスープは、あっさりとした中に滋味深さを感じさせるお味。
マトンの臭みはほとんどなく、スパイスや辛さも控えめで、シンガポールのバクテーみたいな感じです。
お肉の身自体はそんなにありませんが、とにかくスープのお味が絶品!
夜のプレート完全版のおいしい食べ方
美味しい「ショルバ」を啜りながら、カリープレートの食べ方を予習します。
ダル→エビ→キーマ→チキンの順に味見する。
ふむふむ、マイルドなカレーから徐々に辛いカレーを味見していくのですね!
チキンカレー、キーマカレーは、たくさん混ぜてしまうと辛くなるので注意してください。
ふむふむ、参考になります!
そうこうしているうちに、店員さんがカリープレートを運んできました〜♪
「夜のタリカロ・カリープレート」1,950円
こちらが、「夜のタリカロ・カリープレート」です。
真ん中の「ターメリックライス」を中心に、手前にドーンと「チキンカレーで煮込んだチキン」、ダール、エビカレー、チキンキーマ、チキンカレー、ヨーグルトのカトリが並び、ポリヤルとアチャールが添えられています。
立ち昇るスパイスの刺激的な香り。う〜ん、美味しそう♪
さっそくいただきましょう〜!
チキンカレーで煮込んだチキン、ターメリックライス
チキンをほぐしてターメリックライスと混ぜます!
まずは、チキンをほぐしてターメリックライスと混ぜます!
このチキン、とっても柔らかくて、あっさり、すんなりとほぐれていくんです。
そして、ほぐされたチキンとターメリックライスの絡みが本当に旨い!
チキンは、タリカロの辛口チキンカレーで煮込まれているので、かなり辛いですが、スプーンがどんどん進む美味しさです★
チキンをほぐして食べるこの感じ、なんか、銀座の『ナイルレストラン』のムルギーランチを思い出してしまいました。
エビカレー(ややマイルド)、ダール(マイルド)
チキンカレー(辛口)、キーマカレー(中辛)
ヨーグルト、ポリヤル、アチャール2種
そして、4種のカレー。
マイルドな順に、ダール、エビ、チキンキーマ、チキンと味見していきます。
マイルドで濃厚な豆カレーの「ダール」、辛さ控えめでエビの旨味が染み込んだ「エビカレー」、挽き肉ゴロゴロのグレービーが結構辛い「キーマカレー」。どれも美味しいですが、やっぱり、タリカロの顔とも言うべき、激辛の「チキンカレー」が存在感ありまくりです!
「チキンカレー」は、とにかく辛いです!ちょっとルウを啜っただけで、口の中が燃えるように熱くなってしまうほど。
けれども、凶悪な辛さの中に、スパイスの醸し出す複雑で重層的な風味が感じられるので、辛くてもどんどんスプーンが進むんです。
ほぐしたチキンをライスに混ぜ、カレー4種やヨーグルトなどを混ぜていただきます
そして、最後は全部混ぜ混ぜ!
ほぐしたチキンを混ぜたターメリックライスに、4種のカレーとヨーグルト、ポリヤルやアチャールなどを全部混ぜていただきます♪
お店の食べ方指南の通り、色々なカレーを混ぜ合わせて食べると美味しいです。
その中でも、アクセントを効かせてくるのが激辛の「チキンカレー」
これを混ぜると一気に辛くなるので、少しずつ混ぜ、箸休め的にヨーグルトを含んだり、ラッシーを飲んだりしながら、ノックダウンしないように注意深く、けれども、タリカロの辛口チキンカレーのお味をしっかりと噛み締めながら、完食致しました〜!
ほんと、美味しかったです。タリカロのカリープレート。
SAVE WATER DRINK WINE
ガネーシャの絵
関西の奈良から東京の西荻窪に移転してきた、辛口南インドカレーのお店『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』
ヒーヒーするほど辛い!けど、むちゃくちゃ旨い!という噂は本当でした。
深みのある激辛チキンカレーと、チキンカレーで煮込んだチキン。それをほぐしてターメリックライスと混ぜ、さらに色々なカレーと混ぜていただくカリープレートのお味。他にはない、唯一無二のお味です。
辛いけど、何度もリピートしてみたいお店です。
◉『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』の地図・アクセス
- 住所:東京都杉並区西荻南3-15-13 高梨ビル 1F
- アクセス:西荻窪駅南口から徒歩2分
- 営業時間:11:30~14:30 17:30~22:30
- 定休日:月曜日・木曜日
- 予約:『對馬流南インド系辛口料理店 タリカロ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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