浅草駅から徒歩3分。浅草通りを田原町方向へ進んだ通り沿いに、インド料理店『SpiceMAMA（スパイスママ）』は、あります。
お店のオープンは2021年9月。西インドの家庭料理をベースに、アーユルヴェーダの考え方を踏まえた、油控え目で体と心が整うインド料理を提供しているインド料理店であるとのこと。
『SpiceMAMA（スパイスママ）』の外観と店内の雰囲気
『SpiceMAMA（スパイスママ）』の外観
こちらが、『SpiceMAMA（スパイスママ）』の外観です。
ガラス張りの入り口。シンプルな暖簾。浅草の風景に溶け込んだ落ち着いた外観。
「アーユルヴェーダ式」香るスパイスで伝える
『SpiceMAMA（スパイスママ）』で提供しているのは、アーユルヴェーダ式のインド料理。ビーガン料理も食べることが出来るそうです。
Googleのお店紹介の記述によると、店主が初めてインド料理を習ったのはインドの司祭階級であるブラーミンの家庭で、習った料理は菜食で五葷不使用（玉ねぎ、ニンニク不使用）の料理だったのだそう。油分や塩味控えめのインドの家庭料理を提供したいとの思いから、お店を立ち上げたのだそう。
幸せを呼ぶ「ガネーシャ様の淡雪菓子」
こちらは、幸せを呼ぶ「ガネーシャ様の淡雪菓子」の看板。練乳たっぷりのマサラチャイを瞬間冷凍して削る「ジェラート・スパイスかき氷」だそう。
かなり気になります！
『SpiceMAMA（スパイスママ）』の店内
『SpiceMAMA（スパイスママ）』の店内です。
古民家を改装した店内は広々としており、ナチュラルでスタイリッシュ。
座席は25席で個室もあります。
スタッフは、男性の店主さんと女性のスタッフのツーオペ。
お客さんは、おひとり様男性客が数人おり、女性のグループ客もいました。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか。
『SpiceMAMA（スパイスママ）』のメニュー
ランチメニュー
セットメニュー
こちらが、『SpiceMAMA（スパイスママ）』のメニューです。
カレープレートには、様々なバリエーションがありますが、どうせならフルで食べたいと思ったので、フルコンボの「スーパーフル（副菜含め7種）」を選択。
さらに、食後のチャイをプラスした「Cセット」を選ぶことにしました。
体と心が調うSUPERフルセットカレー
こちらが、注文した「スーパーフルセットカレー」の料理の紹介。
メインの2種のカレー（ベジのカレーとノンベジのカレー）は日によって変わるようで、この日はベジが「アルーパラック（Aloo palak）」、ノンベジが「マラーティー・チキン（Authentic Marathi Chicken）」でした。
ドリンクメニュー
デザートメニュー
こちらは、ドリンクとデザートのメニュー。
今回はチャイを頼んでしまいましたが、「スパイスだけで入れるコーヒー」というのが気になります。
デザートもそれぞれ効能が書かれていて、アーユルヴェーディックなお店の思想が感じられます。
キチュリ5日間コース
極め付けは、こちら。
「キチュリ5日間コース」（7,000円）。
初日はキチュリのみ、2日目に副菜、3日目にベジカレーが追加され、5日目にベジのフルセットとなるという、5日間のデトックスコースなのだそう。
個人的には、デトックスをしたいとは思いませんが、興味深いコースです。
カルダモン入りの白湯
さて、注文を済ませ、提供されたカルダモン入りの白湯を飲みながら、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
実食レビュー：「スーパーフルセットカレー」
「スーパーフルセットカレー」（1,600円）
ほどなくして、お料理が運ばれてきました。
「スーパーフルセットカレー」です。
プレート上のお料理の内訳は↓
- ムングダル
- ひよこ豆のカレー
- アルーパラック（Aloo palak）
- マラーティー・チキン（Authentic Marathi Chicken）
- カロンジマサラのベジ炒め
- ジーラライス
- アチャール
- アッパラム
う〜ん、美味しそう♪ さっそく、いただきましょう〜！
「ムングダル」「ひよこ豆のカレー」
まずは、「ムングダル」から。
イエロームング豆にギーを入れて煮込んだダル。スパイスも塩気も控えめで、とっても優しいお味。ジーラライスとの相性抜群です。
「ひよこ豆のカレー」は、メニューの解説によると、一晩水につけたひよこ豆を煮込んでトマトグレービーを作り、それに23種類のスパイスを加えたカレーとのこと。玉ねぎとニンニクを使わない五葷不使用の料理であるのだそう。
この「ひよこ豆のカレー」が本当に美味しい♪
玉ねぎもニンニクも使っていないのに、深みとコクがあって旨味たっぷり！ 店主さんによると、柑橘系として柘榴を加えているそうで、仄かに柘榴の酸味が感じられるのも良いアクセント。
23種のスパイスにどのようなものが使われているのか、興味津々です。
「アルーパラック（Aloo palak）」
本日のベジ料理「アルーパラック（Aloo palak）」は、北インド系のカレー。
ほうれん草の仄かな苦味と、ゴロっと入ったジャガイモの食感と旨味。針生姜の爽やかな刺激がアクセント。マイルドでクリーミーですが、しつこさが無く、後味がすっきりとした「アルーパラック」です。
「マラーティー・チキン（Authentic Marathi Chicken）」
こちらは、本日のノンベジ料理「マラーティー・チキン（Authentic Marathi Chicken）」
こちらも、好みのお味でした！
玉ねぎの甘味とトマトの酸味、マスタードシードがほど良く効いています。柔らかいチキンも美味しい♪ プレート上に優しい味の料理が多い中、濃いめの味付けの「マラーティー・チキン」がビビッドなインパクトを与えていました。
「ホットチャイ」（450円）
食後は、「ホットチャイ」をいただきました。
お砂糖控えめですっきりとした味わい。このチャイも美味しく後味もGood！
食後の良いお口直しとなりました。
浅草にあるインド料理店『SpiceMAMA（スパイスママ）』
アーユルヴェーダの考え方に則った、西インドのブラーミンの家庭料理をいただけるお店です。
いただいた「スーパーフルセットカレー」は、どのカレーもおかずも油の使用がほとんど無く、塩味も控えめで体に優しいお味。それでいて、それぞれの料理の味に個性があり、味に深みとコクがあり、満足感のある美味しさなのがすごい！
食後感も軽く、毎日でも食べられそうなインド料理プレートでした♪
ちなみに、ネットの情報によると、この『SpiceMAMA（スパイスママ）』は、以前は西インド・マハーラシュトラ州出身のインド人女性アルティさんがメインで調理をされていたようで、現在のお店の料理にも彼女の味が色濃く反映されている様子。
アルティさんは、既に当店では働いていませんが、現在は西葛西の自宅で教室を開き、西インド料理を教えているのだそう。
『スパイスママ』の地図・アクセス・営業時間
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