世界には知られざるビールがたくさん!
世界で最も多く飲まれているお酒のひとつ、ビール。
紀元前4世紀頃、メソポタミアで生まれたとされるビールですが、現在ではアジアでもヨーロッパでも、アフリカでもアメリカ大陸でも、オセアニアでも、世界中どこでも飲まれています。
飲酒が御法度なイスラム圏の国でも、現地のブランドがあるほどです。
世界の様々なビール、今回は、アジアとアフリカ、南米のビールをご紹介します!
- シンハービール(เบียร์สิงห์)【タイ】
- タイガービール(Tiger Beer)【シンガポール】
- サンミゲル(San Miguel)【フィリピン】
- 333(バーバーバー)【ベトナム】
- ビア・サイゴン(Bia Sai Gon)【ベトナム】
- ビア・ハノイ(Bia Ha Noi)【ベトナム】
- ミャンマービール(Myanmar Beer)【ミャンマー】
- キングフィッシャー(Kingfisher)【インド】
- コブラ(Cobra)【インド】
- インディアン・ボス(Beer Indian Boss)【インド】
- ゴッドファーザー(GodFather)【インド】
- ライオン(Lion Lager)(Lion Stout)【スリランカ】
- スター(Star)【ガーナ】
- カサブランカ(Casablanca Beer)【モロッコ】
- マカビービール(בירה מכבי)【イスラエル】
- タスカー(Tusker)【ケニア】
- クリスタル(ペルー)
- クスケーニャ(Cusquena)【ペルー】
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シンハービール(เบียร์สิงห์)【タイ】
タイのビールと言ったらこれ!
「シンハービール」です。
ブンロート・ブリュワリー社が1933年から製造しているビールで、「シンハー」とは、タイの古代神話に登場する獅子のこと。ラベルにも獅子が描かれています。
タイ王室に認められた唯一のビールとしても知られ、王室の象徴でもある神鳥ガルーダの印章が刻まれています。
アルコール度数は5%。爽やかでバランスの取れた味は、スパイシーなタイ料理によく合います。
シンハービール、タイに行った時よく飲みました!
バンコクではいろんなビール飲めるけど、暑いタイだとシンハーな気分なんですよねー。
スッキリ爽やかです!
タイガービール(Tiger Beer)【シンガポール】
「タイガービール」は、シンガポールのビール。
アジア・パシフィック・ブリュワリーズ社が1932年より製造・販売開始したビールです。
シンガポールだけでなく、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジア、中国、ニュージーランド、パプアニューギニア、インド、スリランカなどに醸造所を構えており、アジア太平洋全域で飲まれています。
アルコール度数は5%。爽快な喉ごしを持ちながらも、味がしっかりしていてビールっぽいのが特徴。
タイガービールもアジアの国でよく見かけるから飲むこと多いです。安定の美味しさ!
サンミゲル(San Miguel)【フィリピン】
「サンミゲル」は、1890年より製造販売が開始されたフィリピンを代表するビール。
製造しているのは、サンミゲル社。フィリピンではシェア90%を誇ります。
口当たりが軽く、すっきりとした味わい。暑いフィリピンでごくごくと清涼飲料水感覚で飲めるビールです。
アルコール度数は5%。
サンミゲルもアジア料理のお店によく置いているポピュラーなビール。現地で見かけるのはほとんどがサンミゲル。
333(バーバーバー)【ベトナム】
「333」(バーバーバー)は、ベトナムを代表するビール。サベコ社による製造販売です。
すっきりした味わいで泡立ちがよいのも特徴。アルコール度数は5%。
3を3つ足した9が縁起のよい数字なので幸運のビールとして親しまれているのだそうです。
ベトナムと言ったら333ビール!
名前がインパクトありますよね。現地ではバーバーと呼ぶのだそうです。
ビア・サイゴン(Bia Sai Gon)【ベトナム】
「ビア・サイゴン」は、333と同じくサベコ社が製造するビール。ラベルが似ていますね。
かなり薄味でアルコール度数は4.7%。ドライで軽さがあり、飲みやすい庶民派ビール。
スパイシーな料理や油っぽいものによく合います。
ベトナムに行った時は、333を飲むことの方が多かったかな。
ビア・ハノイ(Bia Ha Noi)【ベトナム】
「ビア・ハノイ」は、ハベコ社が製造販売するビール。
アルコール度数は4.0%。ハノイを中心とした北部で人気のあるビールで、ホーチミンではほとんど見かけません。
すっきりとしてコクがあり、フルーティーな味わいが楽しめます。
1890年より製造販売開始された歴史あるビールです。
ビア・ハノイはあまり飲んだ印象がないのですが、先日ベトナム料理屋さんで飲みました。
アルコール度数が低いのでぐいぐい飲んじゃいました!
ミャンマービール(Myanmar Beer)【ミャンマー】
「ミャンマービール」は、ミャンマー・ブリュワリー社(シンガポールのアジア・パシフィック・ブリュワリーズ社との合弁)が1995年に作り上げたビール。
ミャンマーではどこでも飲まれている国民的ビールです。
爽やかな苦味とキレがあるしっかりした味わいのビールで、国際的なビールコンテストでの数々の受賞歴があります。
アルコール度数は5%。
ラベルはグリーン地で、インレー湖の黄金の筏が描かれています。
ラベルも豪華っぽいし、味もしっかりしているしで、なんだかリッチな気分になれるビール。
美味しいです!
キングフィッシャー(Kingfisher)【インド】
インドのビールと言えば、「キングフィッシャー」。
ユナイテッド・ブルワリーズ・グループが1978年に製造開始したビールで、国内シェアは36%。
炭酸が強めでスッキリ、適度なコクがあります。アルコール度数は6%。
インドにはたくさんの種類のビールがありますが、キングフィッシャーだけはどこにでもあります。
インド料理屋さんに行ったとき、いろんなビール飲もうと思うんですが、品切れしていることが多いです。
だけど、キングフィッシャーは絶対にあります!
コブラ(Cobra)【インド】
「コブラ」は、インド料理に合うビールというコンセプトで作られたイギリス産のビール。
製造販売はコブラ社。1997年に生産開始されました。
良質な自然素材だけを使いインドの伝統的なレシピに従って醸造させているそうで、モンドセレクションでは10年連続で金賞受賞。
炭酸が控えめでインド料理によく合うビールです。
アルコール度数は4.8%。
この前、初めて飲みましたが、さすが英国産、洗練された味でした。
インディアン・ボス(Beer Indian Boss)【インド】
「インディアン・ボス」は、インド産のインド料理に合う深い味わいとキレが特徴のビール。
インドの天然素材だけで作られたという触れ込みで、ロゴがインド国旗のカラーリングになっています。
アルコール度数は5%。
これも先日、日本のインド料理屋さんで飲みました。美味しかったと思うけど、あまり味の記憶がないです。。
ゴッドファーザー(GodFather)【インド】
「ゴッドファーザー」は、2008年に、品質の高いビールメーカーに贈られるスターアワードを受賞したというインド産のビール。デヴァンズ社の製造です。
自然な甘みと爽快感が特徴。アルコール度数は4.5%。
インドなのになぜかゴッドファーザー。謎です!
新しいビールで、現在売り出し中みたいです。
ライオン(Lion Lager)(Lion Stout)【スリランカ】
「ライオン」は、スリランカを代表するビール。アジア最古の醸造所で作られている歴史あるビールで、中央高地ヌワラエリア市の滝の水で作られているそうです。製造元はライオン・ブリュワリー社。
「ライオンラガー」は、さっぱりとした後味と香りが楽しめる飲み易いラガー。アルコール度数は5%です。
「ライオンスタウト」は、リキュールのような上品な甘さと濃厚な味わいが特徴のスタウトビール。国際的な賞をいくつも受賞している評価の高いビールです。
ラベルのライオンがリアルで格好良い!
アジアのスタウトビールってあまり見かけないので、スタウト好きとしては何だか嬉しいです。
スター(Star)【ガーナ】
「スター」は、ガーナで最もよく飲まれているビールです。
ガーナは国旗に星が描かれているので、国民的なビールなのかもしれません。
こちらは、アフリカ料理店カラバッシュで飲みました。
バランスが良く日本人好みの味ですが、ちょっぴり後味にクセがあるかも。
アルコール度数は不明です。
カサブランカ(Casablanca Beer)【モロッコ】
「カサブランカ」は、コクがあってフルーティーな味わいのモロッコのビール。
飲みやすくて美味しいビールです。アルコール度数は5%。
こちらもカラバッシュで飲みました。
モロッコはイスラムの国なので、街中でビールを置いている店はあまりないのですが、外国人が集まるレストランやホテルでは人気のようです。
マカビービール(בירה מכבי)【イスラエル】
「マカビービール」は、イスラエルのビール。
製造元はテンポ社。1968年から販売しています。
麦芽の風味が感じられるストレートで癖のない味で、各国のビールコンテストでの受賞歴があるそうです。
アルコール度数は5%。
日本のビアバーで飲みました。飲みやすく美味しかったです。
タスカー(Tusker)【ケニア】
ケニアNo1のビール「タスカー」。
炭酸が強くすっきりとしており、麦芽の風味もしっかりしている美味しいビール。
アルコール度数は4%です。
「タスカー」とは象の牙を意味します。ラベルに描かれた象の絵がケニアらしくていいですね!
クリスタル(ペルー)
「クリスタル」はペルーのビール。
飲み口爽やかでドライな味わいが特徴です。ペルーでのシェアはNo1であるとのこと。
アルコール度数は5%です。
ペルーに行った時、結構飲んでるはずなんですが、あまり印象に残ってないです。
クスケーニャ(Cusquena)【ペルー】
「クスケーニャ」は、ペルーのクスコで作られている地ビール。
「クスケーニャ」とは、クスコ娘という意味だそう。
スッキリ爽やかでクセがなく、深い味わいを感じられるビール。辛くはなく若干甘めな味の印象。
かなり美味しいビールだと思います。
アルコール度数は5%。
ペルーでは、クスコ産の「クスケーニャ」と並んでアレキパ産の「アレキペーニャ」というビールも美味しかったです。
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