中央アジアの国「カザフスタン(Qazaqstan:Қазақстан)」最大の都市である「アルマトイ(Almaty:Алматы)」
街の中心、「28人のパンフィロフ戦士公園」からほど近い大通り沿いに、アルマトイ最大の市場である「中央バザール(グリーン・バザール:зелёный рынок)」があります。
中央アジアは遊牧民の土地。遊牧民と言えば羊肉。ずらりとお肉が並ぶ様は、壮観のひと言でした★
中央アジアらしさを味わえる、アルマトイ最大のバザール
中央バザール(グリーン・バザール:зелёный рынок)の入り口
中央バザールの入り口です。
アルマトイは、カザフスタン最大の都市で人口は約153万人。1998年にアスタナに遷都するまでは、同国の首都でした。
旧ソビエト時代に整備された碁盤目状の街並みは現在でも発展を続け、遊牧にルーツを持つ中央アジアらしさはあまり感じないのですが、この中央バザールは別。
これぞ、カザフスタンという雰囲気を味わうことができます。
バザールの名前は、通称「グリーン・バザール」と呼ばれていますが、これは、外観がグリーンだからなのか、青果を扱っているからなのか、わかりません。
お肉のかたまりがズラリ!
中央バザールの中に入ってみます。
敷地内には、土産物などの雑貨を売るお店、洋服や布などを売るお店、食器や日用品などの生活雑貨を売るお店、床屋や宝くじを売るお店など、あらゆるお店が並んでいます。
無数に並んだ店舗を抜けると、広いホールに出ました。
食料品の市場です!
広大なホールには、お肉を売るお店がびっしり!羊肉や牛肉、馬肉などのかたまりがズラリと並んでいます!
羊、牛、馬、カザフスタンの食事はお肉が中心
遊牧にルーツを持つカザフスタンの食生活は、お肉が中心。
カザフスタンの食卓には必ずと言っていいほど、お肉が登場するそうです。
お肉は、羊肉や馬肉がメインで、通常は茹でて調理をするのだとのこと。
広大なホールは、お肉の生臭い匂いと、お肉を包丁でぶった切る音、売り子や買い物する主婦たちの熱気でむんむんでした★
なんと、キムチがたくさん売られてました!
大ホールには、キムチを売るお店が並ぶ一角がありました。
カザフスタンには約10万人ほどの朝鮮人が住んでおり、彼らはスターリンの時代にロシア東部の沿海州から強制移住させられた人々とその子孫であるのだとのこと。
お店の売り子は皆朝鮮系の顔立ちをしていました。
ナッツやレーズン、アプリコットなどの乾物
こちらは、ナッツや干しぶどう、干しあんずなどを売るお店。
アーモンドやヘーゼルナッツ、くるみ、ピスタチオなどは西アジア原産とされ、シルクロードから中東の国々で盛んに食べられています。
くるみ、ピーナッツ、アーモンド、ピスタチオ、レーズン、アプリコットなどなど
ナッツ屋のおじさん。
ナッツ売り場では、たくさんの売り子さんから声を掛けられ、アーモンドやくるみ、干しぶどうなどを食べさせてくれました。
中央バザールの裏手から見た所
中央バザールの裏手から市場の建物を見たところ。
アルマトイには他にもバザールはありますが、街の中心にある 中央バザール(グリーン・バザール:зелёный рынок)が、訪れやすく、規模も大きいので見応えがあると思います。
アルマトイに訪問したら、中央バザール、見どころのひとつとしてオススメ。
遊牧にルーツを持つ、カザフスタンの空気を感じることができます★
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