2016年5月7日(土)〜5月8日(日)に東京の代々木公園のケヤキ並木で、「カンボジアフェスティバル2016」が開催されていたので、行ってきましたー★
「カンボジアフェスティバル2016」は、昨年に初開催された国内最大のカンボジアイベント。
美味しいカンボジア料理を食べられる屋台や、現地の人たちが手作りした雑貨を販売するNGOのブース、カンボジア古典舞踊が演じられるステージなど、カンボジアの空気を体感できるイベントです。
現地の人たちが手作りした雑貨と渋い色合いのカンボジア布がたくさん!
当日はTシャツだけで充分と思うくらいのかなりの暑さ。
日差しは強かったですが、カラリとして気持ちの良い日和でした。
フェス日和です!
原宿の駅方向から歩いてくると、かなりの人だかり!
この日は、「カンボジアフェスティバル」の他に「レインボーフェスティバル」や「サルサストリート」なども行われていたので、代々木公園は大賑わいでした。
「サルサストリート」についてはこちら↓
さてさて、さっそく屋台を見て回りましょう〜♪
カゴのお皿や箸など、雑貨いろいろ
まずは、雑貨や布が売られている物販ブースから。
「カンボジアフェスティバル」のブースは、NGOやNPOのブースがメイン。
カンボジアで地雷除去をしているNPO団体「平和の種になりたい」、カンボジアに映画を届ける活動をしている「カンボジアに映画館」。
カンボジアと日本の学生の交流活動を行っている3団体「Villa・MIFO・Ceek」、子供が売られる問題を無くす活動に取り組んでいる「かものはしプロジェクト」。
カンボジアの女性障がい者の社会復帰支援活動をしている「CHA&SUIJOH」、カンボジアの子どもたちへの健康教育活動をしている歯科衛生士と歯科医師の団体「NPOカムカムクメール」。
カンボジアの貧困層の人たちと一緒に子どもたちの就学支援をしている「サンタピアップ×HariHara」などなど。
大人に仕事を、子どもに教育を。
カンボジアの人たちの手作りストール
テーブルクロスやショルダーバッグ
カラフルなシャツがたくさん!
カンボジアモチーフのバッグ
ヘアバンドやネックレスなど
商品を購入すると、現地の人々の支援になります。
それぞれのブースでは、各団体の支援活動が紹介されていて、現地の人々が手作りした、洋服やストール、バッグやポーチ、ネックレスやヘアバンドなどが売られていました★
これらの商品を購入すると、現地の人々の支援になるそうです。
カンボジアの布「クロマー」
渋い色合いのカンボジア布
絹で織られた絵巻物「ピダン」
アジアン雑貨屋さんも出展していました。
「クロマー」や「ピダン」
艶やかなクメールシルク「サンポット・ホール」
カンボジアの布もたくさん売られていました。
カンボジアは、豊かな染織文化があることでも知られています。
アンコールワットを築いた「クメール王朝」時代に、インド、タイ、ベトナムなどから輸入された絹織物とともに高度な染織文化が伝来。以後、カンボジア独特の染織文化が育まれてきました。
「ピダン」と呼ばれる儀式・儀礼用の絵絣は、クメール文化の伝統を継承する織物です。
黄金の絹糸を使って描かれた文様には、仏陀やナーガ(龍)、生命樹や蛇、象などの図柄が描かれています。
女性が腰に巻くスカート状の腰布「サンポット・ホール」や、頭布や物を包む布として一般的に用いられるチェック柄の木綿布「クロマー」もカンボジアらしい布。
全体的にカンボジアの布は、渋い色合いが多いです。
優しいお味!カンボジアの屋台飯に舌鼓?
代々木のカンボジア料理店「アンコールワット」の出店
さてさて、そろそろカンボジア料理の屋台で食べ物を物色しましょうか〜!
まず、一番最初に目に飛び込んできたのが、代々木にあるカンボジア料理店「アンコールワット」の出店です。
さすが老舗!地元でもありますし、大っきな看板を掲げておりました★
お店の紹介はこちら↓
クイテオ、カレーそうめん、タピオカバナナ
プノンペンビール、揚げ春巻き、カンボジア風やきとり
カンボジアローカルなフードがいっぱい!
バゲットサンドイッチ、揚げ春巻き
ノムチョック、ココナッツチキンカレー、アモック
バナナちまき、レモングラスジンジャーティー、カンボジアコーヒー
代々木の「アンコールワット」の他にもカンボジア料理の屋台が数店舗。
タイ料理の屋台もありました。
売られているお料理は、クイテオ、カレーそうめん、お好み焼き、ノムチョック、ココナッツチキンカレー、アモック、バナナちまき、バゲットサンドイッチ、揚げ春巻き、牛肉サテー、肉詰め手羽先などいろいろ。
中国の潮州料理がルーツと言われる「クイテオ」や、インド料理の影響が感じられるカレー、ベトナム風のお好み焼きや揚げ春巻きなど、カンボジアのお料理は周辺のアジアの料理の影響が感じられます。
ココナッツ、マンゴー、パパイヤ、グァバ。バラエティーに富んだアイス
プノンペンビール
エクストラヴァージンココナッツオイル
プノンペンビールの屋台
タロイモアイス、ジャックフルーツアイス、ライチアイス
トロピカルなフルーツのフレーバーのアイス屋台や、カンボジア・オリジナルビール「プノンペンビール」の屋台、「エクストラヴァージンココナッツオイル」のお店もありました。
お料理、何食べようかな。
ってことで選んだのはこちら。
「プノンペンビール」(500円)
まずは、カンボジアのオリジナルビール「プノンペンビール」
カンボジアのビールといえば「アンコールビール」は飲んだことありましたが、このビールは初めて。
カンボジアに行った時も、このビールは見ていないです。
際立った特徴は感じられなかったですが、まずまずのお味。
「ノムチョック(ノムバンチョック)」(ぶっかけそうめん)500円
「ノムチョック(ノムバンチョック)」(ぶっかけそうめん)です。
カンボジアで最もポピュラーな麺料理のひとつで、麺は米麺。
ココナッツミルク風味のスープの中に、麺とキュウリやもやし、バナナの葉やハスの茎などの野菜やハーブ類、チキンかお魚などが入っているのが一般的。
今回は屋台用のせいか、お野菜のバリエーションが少なかったですが、上に振りかけられた刻み赤唐辛子のパンチが効いていて、シンプルに美味しかったです♪
ちなみに、隣国のタイと比べて、カンボジアは唐辛子の伝来が遅かったようで、カンボジア料理はあまり唐辛子は使いません。
「揚げ春巻き」(500円)
東南アジア料理の定番「揚げ春巻き」
パリパリの皮にジューシーなお肉が詰まった間違いのないお味★
これも、ベトナム、中国から伝わった食べ物でしょうか。
ステージで演じられる「カンボジア王立舞踊団」の優雅な伝統舞踊
ステージでの演奏
けやき並木の中ほどには、「カンボジアフェスティバル」の特設ステージが設置されていて、ミュージシャンやダンサーのパフォーマンスが行われていました。
写真は、「KOSMIC」という日本のロック・ミュージシャン。「カンボジア・チャリティ・ロックフェス」主催者だそうです。
カンボジア古典舞踊
カンボジアの舞踊といえば「カンボジア宮廷舞踊」(アプサラダンス)です。
今回は、カンボジア王国が誇る舞踊団「カンボジア王立舞踊団」の踊り手が参加していました!
「アプサラダンス」とは、黄金の冠や腕輪、胸飾りなど、煌びやかな衣装を身に纏った女性が踊るクメール王朝時代からの歴史を誇る伝統舞踊。
ユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」にも登録されています。
ゆったりとした手の動きや足の運び、体の捻りなどが特徴の優雅な踊り。
アンコールワットの回廊の壁画にも「アプサラダンス」は描かれています。
ポルポト時代に多くのダンサーが殺されてしまいましたが、現在ではその技術と伝統は、再び受け継がれていっているのだとのこと。
Apsara Dance Royal ballet of Cambodia
カンボジア古典舞踊のダンサーたち
ゆったりとして優雅な「アプサラダンス」
カンボジアらしい、穏やかな舞踊です。
写真は、「カンボジア王立舞踊団」のダンサーたち。
新緑鮮やかな代々木公園けやき並木
新緑鮮やかな代々木公園けやき並木で開催された「カンボジアフェスティバル2016」
屋台では柔らかなイントネーションのクメール語が聴こえ、優しい笑顔のカンボジアのスタッフの姿が見えました。
カンボジアの空気を味わうことができたイベント、満足です★
また、カンボジアに行きたくなっちゃいましたー!
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