東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」と都営新宿線の「曙橋駅」の中間辺り。外苑東通りから入った路地の一角に、チェコ料理のお店『だあしゑんか』は、あります。
お店のオープンは2008年3月。店主さんは日本の方。
チェコ人直伝の本格派チェコ料理とポーランドやロシアなどの郷土料理を提供しており、ピルスナータイプのビールの元祖である「ピルスナー・ウルケル」の稀少な空冷樽生をいただけるお店としても有名です。
日本では珍しいチェコの料理とビールをいただけるお店
チェコ料理とビール
お店入り口にあった看板。日本では珍しいチェコの料理とビールをいただけるお店です。
『だあしゑんか』は地下1階
チェコ国旗がデザインされた入り口の垂れ幕。
『だあしゑんか』は地下1階にあります。
「ピルスナー・ウルケル」のTシャツとプラカード
『だあしゑんか』の入り口
ビールの絵、チェコらしい花柄
ビールやお酒のラベル?
階段を降りると、チェコや東欧のラベルやポスターなどがたくさん貼られたお店の入り口があります。
チェコ気分が盛り上がってくる感じ!
さっそく、店内へと入っていきましょう〜♪
『だあしゑんか』の店内
こちらが、『だあしゑんか』の店内です。
小ぢんまりとした店内空間は、壁にチェコや東欧の物が色々飾られ、棚にはたくさんのお酒。ごちゃごちゃっとした感じが現地の居酒屋的な雰囲気。
座席は、カウンター7席 テーブル15席の合計22席。
ディナータイムに事前予約して行きましたが、食べている間に満席状態になり、予約無しで来店したお客さんをお断りしていました。
人気店のようで、予約はしていった方が良さそうです。
店員さんは日本人の男性の方2名。
店内に飾られたチェコや東欧のもの数々
チェコ語で乾杯「ナ・ズドラヴィー」
もぐらのクルテク、チェブラーシカ
トイレのマトリョーシカ
店内の壁や棚には、チェコや東欧のものが色々飾られています。
チェコの国民的キャラクター「もぐらのクルテク」や、ロシアの人気キャラクター「チェブラーシカ」、トイレにはマトリョーシカがたくさん!
壁の一面には、大きな本棚もあり、チェコや東欧などの書籍がたくさん並べられていました。
チェコ&東欧ロシア風情満点です♪
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の選択開始!
『だあしゑんか』のメニュー
『だあしゑんか』へようこそ
メニューの1ページ目には、チェコの紹介とお店の由来などが書かれていました。
お店は、元々ビール好きだった店主がピルスナータイプのビールの原点を求めて何度もチェコへ旅行するうちに、チェコの料理や文化に惹かれ、お店を出すようになったのだとか。
店名の『だあしゑんか』は、チェコの国民的作家である「カレル・チャペック」のエッセイ「ダーシェンカ」から取られているのだとのこと。
コース料理メニュー
ピルスナー・ウルケル樽生
冷菜、ブランボラーク
牛肉のグラーシュ、モラビア風ローストポーク.etc
ペリメニ、チュバプチチ、馬肉のタルタルステーキ.etc
ビアカクテル、ホトワイン、ホットアップルジンジャー.etc
メニューは、チェコ料理を中心に、ポーランドやリトアニア、オーストリアやロシアなどのお料理もあり、品数は豊富。
もちろん、一番の売りのチェコビール「ピルスナー・ウルケル」の樽生をはじめ、ビアカクテルやホットワインなど、アルコール類も充実しています。
テーブル上のQRコードを読み取り、専用ページにアクセスして注文
お料理の注文方法ですが、テーブルの上に置かれたQRコードを読み取り、専用ページにアクセスして料理を選択・注文する形式(食べログオーダーを使用)。
注文の度に店員さんを呼ぶ必要がないので便利です。
それでもって、注文したお料理は下の6品。
- 季節のスープ(リトアニア風冷製ボルシチ)(700円)
- ブランボラーク(プレーン)(780円)
- ウトペネツ(580円)
- 燻製イワシのオイル漬け(700円)
- ピヴニー・スィール(パン付き)(700円)
- 牛肉のグラーシュ(1,150円)
食べてみたい料理盛りだくさんだったのですが、今回は、リトアニアに旅行した時に気に入った「リトアニア風冷製ボルシチ」、チェコの代表的なじゃがいも料理「ブランボラーク」、チェコの居酒屋メニューの「ウトペネツ」「ピヴニー・スィール」、ポーランドのおつまみ「燻製イワシのオイル漬け」、メインにチェコのビーフシチュー「牛肉のグラーシュ」をチョイス。
もちろん、名物のビール「ピルスナー・ウルケル」の樽生も注文!
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
感動ものの美味しさのピルスナー・ウルケルと絶品チェコ料理の数々
「ピルスナー・ウルケル樽生(ハラディンカ)300ml」(950円)
まずは、本日の最大の楽しみのひとつ。
チェコビール「ピルスナー・ウルケル樽生(ハラディンカ)300ml」です♪
世界初のピルスナータイプで日本では珍しいチェコビール、ピルスナー・ウルケルの空冷樽生です。現地に限りなく近い良好なコンディションでお届けいたします。
チェコに旅行した時、現地のお店で「ピルスナー・ウルケル」を飲み、その美味しさに感動。毎日飲んでました。
あの美味しさを日本でも味わえるなんて嬉しい♪
ピルスナー・ウルケルの樽生、めちゃくちゃ美味でした★
濃密できめ細やかな泡、適度な苦味と甘味、ホップの香り。美しいゴールドの色合い。
プラハで飲んだ時は、世界で一番美味しいビールだと思いましたが、その時の感動が蘇ってきました! 至福のひと時。
「ピルスナー・ウルケル」のコースター
お通し
こちらは、「ピルスナー・ウルケル」と一緒にサーブされたお通し。
ニンジンのザワークラウト? かなり甘い味付けで、個人的にはあまり好みじゃなかったかな。
「季節のスープ(リトアニア風冷製ボルシチ)」(700円)
続いて、お料理。
こちらも楽しみにしていた「季節のスープ(リトアニア風冷製ボルシチ)」です。
春~夏限定、リトアニア風ビーツとヨーグルトのピンク色のスープ。玉ねぎ、きゅうり、ゆで卵とハーブが入って「飲むサラダ」のような、見た目以上にさっぱりとした味わいです。
リトアニアに旅行した時、このピンクの冷製スープが格別に美味しいと感じ、ぜひ、また飲みたいと思っていました。再会できて嬉しいです♪
お味はもちろん抜群! クリーミーながらさっぱりとしていて、ビーツや玉ねぎ、きゅうりの食感、ゆで卵の旨味、ハーブの爽やかな風味がたまりません★
「ウトペネツ」(580円)
続いて、「ウトペネツ」
チェコの居酒屋名物ソーセージのピクルス。ヴァイスヴルスト使用。
淡白なお味のソーセージの中にガッツリと酸味の効いたピクルスが入っています。
これまた美味しい♪ ビールに合います!
「燻製イワシのオイル漬け」(700円)
「燻製イワシのオイル漬け」
燻製イワシ(スプラット)をオイル漬けにしたポーランド産の人気缶詰。軽いおつまみに。
こちらもビールのおつまみメニュー。ポーランド産だそうです。
スモーキーな燻製イワシの風味と、オイルの旨味。
旨くないわけがありません。奪い合うようにいただきました!!
「ブランボラーク(プレーン)」(780円)
こちらは、チェコの名物料理のひとつ「ブランボラーク(プレーン)」
じゃがいもを使ったお好み焼き風パンケーキです。
じゃがいもをすり下ろして焼いた、お好み焼き風のパンケーキ。マジョラム(オレガノに似たハーブ)とニンニクが利いていて、ビールに良く合います。自家製タルタルソース付き。
これも美味しかった〜♪
少し硬めのお好み焼きという感じで、大きさは人形焼くらい。
じゃがいもとニンニクの旨み、爽やかなマジョラムの風味。タルタルソースに付けていただくと最高!
「ピルスナー・ウルケル樽生(ミルコ)300ml」(700円)
ビールが無くなったので追加注文。
2杯目は、「ピルスナー・ウルケル樽生(ミルコ)300ml」を頼みました。
チェコ語で「牛乳」を意味する注ぎ方です。クリーミーな泡を存分にお楽しみ頂けます。泡が落ち着くと2/3ほどの量になります。お早めにお召し上がり下さい。
泡の分だけお値段は安め。
ビールの量は少ないけど、この泡がクリーミーで旨いんです♪
「ピヴニー・スィール(パン付き)」(700円)
おつまみをもう一品。
「ピヴニー・スィール(パン付き)」です。
クリームチーズと玉ねぎ、マスタード、パプリカパウダーにビールの泡を混ぜ、パンに塗って食べるチェコの居酒屋メニュー。
ビールの泡を混ぜ、パンに塗って食べるというお料理。
もの珍しいので頼んでみました♪
ビールの泡を掛けて混ぜたところ
クリームチーズと玉ねぎ、マスタード、パプリカパウダーを混ぜ、小さな容器に入ったビールの泡を掛けて混ぜていただきます。
これが、本当に美味しい!
ビールの泡の仄かな苦味がいい仕事をしています。
黒パンに付けていただきます。
そして、添えられた黒パンに塗って食べると、これはたまらない美味しさ★
少し酸味のある素朴な黒パンのお味と、クリームチーズの塩気、ビールの苦味などが良いマッチング♪
「牛肉のグラーシュ」(1,150円)
そして、メインのお料理。
「牛肉のグラーシュ」です。
ハンガリーの煮込み料理グヤーシュをルーツとするチェコの代表的ビーフシチュー。茹でパン「クネドリーキ」付き。
見た目からして美味しそうですが、想像以上の美味しさでした♪
味に奥行きのあるビーフシチューは、濃厚だけどしつこくないお味。中に入ったビーフも肉厚で柔らかく食べ応え満点★
茹でパン「クネドリーキ」付き
さらにびっくりしたのが、添えられた茹でパン「クネドリーキ」
※クネドリーキとは
パン種を発酵させて俵形に丸め、焼かずにそのまま茹でたチェコの伝統的なパンです。シチューや肉の付け合わせとして、チェコ全土で広く食されています。
初めていただきましたが、これが今まで食べたことのない感じの食感。
ふんわりとしていながらモチモチ。酸味のある素朴なお味は、濃厚なグラーシュとベストマッチ★
「オヴォツネー・クネドリーキ」(600円)
デザートは、「オヴォツネー・クネドリーキ」をいただきました。
フルーツ入りの温かいダンプリング。フルーツをパン生地で包んで茹でたチェコの伝統菓子です。ヨーグルトソースがかかっています。
フルーツは日替わりのようですが、この日はイチゴ。
結構分厚めのパン生地の中にイチゴ。ヨーグルトソースの酸味とクリーミーさ。温かくて優しいお味。
「ホットコーヒー」600円
よく見ると、お皿にチェブラーシカが!
デザートは「ホットコーヒー」と一緒に賞味。
コーヒーカップとソーサー、よく見るとチェブラーシカがたくさん!
四谷三丁目にあるチェコ料理のお店『だあしゑんか』
チェコ人直伝だというチェコ料理は本当に美味♪ グラーシュやブランボラークなどチェコ料理のほか、リトアニアの冷製スープなどもあり、バラエティに富んでいます。
もちろん、日本では希少な樽生のピルスナー・ウルケルは、感動ものの美味しさです★
◉『だあしゑんか』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区舟町5-25 TSI舟町ビル B1F
- アクセス:東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅より徒歩3分
- 営業時間:(月・木・金)18:00~0:00 (土・日・祝)17:00~23:00
- 定休日:火・水
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