京王線調布駅から徒歩3分。パルコの西にある飲み屋街「調布銀座」の一角に、モンゴル料理のお店『モンゴル料理 青空』があります。
お店のオープンは2025年7月。幡ヶ谷で20年以上親しまれていたお店ですが、ビルの取り壊しに伴い、調布に移転再オープンしました。
『モンゴル料理 青空』の外観と店内の雰囲気

「調布銀座」の入り口
こちらが「調布銀座」。手前にタイ料理店「ピント」があり、その奥に『モンゴル料理 青空』があります。

『モンゴル料理 青空』の外観
『モンゴル料理 青空』の外観です。
店名と同じく青い外装。簡素な佇まいです。

店頭の立て看板

渋い鎧。ドアノブは蹄鉄
店頭看板には、店主さんの似顔絵のアイコン。モンゴル文字が表記され、メインメニューである「チャンスンマハ」や「モンゴルボーズ」「モンゴル串焼き」が掲載されています。
入り口横には、馬の鎧、ドアノブは蹄鉄で、モンゴル感満点♪
ちなみに、お店のオーナーのサイさんは、中国の内モンゴル自治区の出身。内モンゴル自治区は、ロシアの影響によりキリル文字を使うモンゴル国とは違い、モンゴル文字を使用するのだそう。
扉を開けて、さっそく店内へ。

『モンゴル料理 青空』の店内
こちらが、『モンゴル料理 青空』の店内です。
居酒屋風の店内は、壁が外装と同じく、モンゴルの広大な青空の青色。チベット仏教の五色の旗「タルチョ」が入り口やカウンターに掲げられていてカラフルです。
座席は、カウンター4席、テーブル33席の合計37席。
遅めのディナータイムにネットで事前予約の上訪問しましたが、座席はほぼ満席。
予約はして行った方が良さそうです。
お客さんは、日本人が中心ですがモンゴル人らしき人もちらほら。
スタッフは、ホールを切り盛りするチャキチャキした感じのお姉さんと、ドリンク担当の女性、調理は店主さんおひとりで行っている様子。

五色のタルチョ、馬、羊、ラクダのぬいぐるみ、お酒のボトル

チンギスハーン?

モンゴルの絵

ゲルのキーホルダー

馬乳酒の容器
店内は、英雄チンギス・ハーンらしき人物を描いた勢いのある絵や、モンゴルの人々を描いた絵。馬乳酒の容器が飾られていたり、移動式住居「ゲル」のキーホルダーが並べられていたり、モンゴルな雰囲気。
さて、予約していた座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『モンゴル料理 青空』のメニュー

『モンゴル料理 青空』の紹介








こちらが、『モンゴル料理 青空』のメニューです。
メニューは、モンゴル料理と言えば!な羊肉料理が満載。
ラム肉の塩茹で「チャンスンマハ」、モンゴル風小龍包「モンゴルボーズ」、ラム肉串焼き、ラム肉パイ「ホーショル」、羊スープなどなど。
それでもって、今回注文したお料理は↓
- 「キュウリサラダ」(850円)
- 「モンゴル串焼き(ラム肉)2本」(500円)
- 「チャンスンマハ(大)」(1,600円)
- 「モンゴルチーズ揚げ」(1,100円)
- 「特製ラムカレー(大)」(1,200円)
メインは「チャンスンマハ」! 「モンゴルボーズ」も頼みたかったのですが、この日は無いとのこと。締めはお店の名物のひとつともなっている「特製ラムカレー」をいただくことにしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
さて、ここで「モンゴル料理」について、ちょこっとご紹介。
モンゴル料理とは?
モンゴル料理は、モンゴル国と中国の内モンゴル自治区で主に食べられているお料理。
伝統的な遊牧生活の料理をベースとしており、冬季には「赤い食べ物」と呼ばれる 肉料理を、夏季には「白い食べ物」と呼ばれる乳製品を食べるというサイクルがあるのだそう。
主食としては、小麦を使ったパンや麺料理、炊飯したお米などが食べられますが、食事量の半分以上は肉類なのだとのこと。
肉料理は羊肉が中心で、茹でる、煮る、蒸す料理が多く、スパイスをほとんど使わないことも特徴。
乳製品は多種多様ですが、牛の乳がメイン。馬の乳は馬乳酒として用いられるのだそう。野菜はじゃがいもや玉ねぎ、にんじんなど、寒冷地に適した根菜類が中心。
代表的な料理は、塩茹で羊肉の「チャンサンマハ」、羊肉蒸し饅頭「ボーズ」、 羊肉水餃子「バンシ」、羊肉スープうどん「シュルテホール」などなど。
「青空馬乳酒」と「モンゴルサワー」

「青空馬乳酒(10度)」(600円)
注文を済ませ、ほどなくして、まずはお飲み物が運ばれてきました。
「青空馬乳酒(10度)」(ウォッカの自家製ヨーグルト割 グラス)です。
モンゴルと言えば「馬乳酒」ということで、飲み慣れないものではありますが、頼んでみることにしました。
はじめは、ヨーグルトの酸味が結構キツく、違うものを頼めばよかったかもと思いましたが、ちびちびと飲み続けていると慣れてきて、意外と美味しいのでは?と感じられるようになりました。羊肉料理とも合います。

「モンゴルサワー(7度)」(600円)
こちらは、「モンゴルサワー(7度)」(自家製ヨーグルト使用 グラス)
ヨーグルト感は控えめで飲みやすい。炭酸の爽やかさと仄かな甘味がGood!
お飲み物をちびちび飲んでいると、お料理登場!
「キュウリサラダ」

「キュウリサラダ」(850円)
「キュウリサラダ」です。
内モンゴル定番のキュウリの冷菜。
シャキシャキした食感と、唐辛子のピリ辛さ、ニンニクの旨味がNice!
お酒のつまみとして、羊肉料理のお供として最適です♪
「モンゴル串焼き(ラム肉)」

「モンゴル串焼き(ラム肉)2本」(500円)
続いて、こちらも定番。
「モンゴル串焼き(ラム肉)2本」です。
ジューシーで柔らかなラム肉の旨味。唐辛子やクミンが効いていて美味しい♪
「チャンスンマハ」

「チャンスンマハ(大)」(1,600円)
そして、こちらが、メインの「チャンスンマハ(大)」
骨付き羊肉を塩だけで3時間じっくり煮込んだモンゴルの伝統料理です。
以前訪れたモンゴル料理店『シリンゴル』や『ウランバートル』では、骨付きの塊肉で出て来ましたが、『モンゴル料理 青空』では、カットされた状態でのサーブ。キャベツサラダと特製のタレが添えられています。
お味は、旨いのひと言!
塩茹での羊肉は、ワイルドな肉感たっぷりで歯応えのある硬さもちょうど良い感じ。臭みはほとんど無し。
この旨い羊肉を酸味と辛味の効いた特製のタレにつけて食べるとめちゃ旨!
しかしながら、もう少し量があればもっと嬉しかったかも。
「モンゴルチーズ揚げ」

「モンゴルチーズ揚げ」(1,100円)
お次は、「モンゴルチーズ揚げ」
これも美味でした!
ペイストリー生地の中にトロリとしたチーズ。そして、ハチミツがたっぷりと掛かっています。
チーズの塩気とハチミツの甘さのコントラストがたまりません!
「特製ラムカレー」

「特製ラムカレー(大)」(1,200円)
締めは、店主オススメだという名物料理「特製ラムカレー(大)」
日本式のカレーライスですが、ラムの出汁が効いていて、これがなかなか美味しい♪
具材は、ラム肉とジャガイモとニンジン。
ラム肉が少なかったのがちょっと残念。
「モンゴルアイス」

「モンゴルアイス」(600円)
デザートは、「モンゴルアイス」をいただきました。
あっさりしたバニラ風味で、甘さは控えめ。添えられたモンゴル風の揚げドーナツと一緒にいただくと美味しい。

『モンゴル料理 青空』
調布にあるモンゴル料理のお店『モンゴル料理 青空』
内モンゴル出身の店主が営む、本格的なモンゴル家庭料理のお店です。
骨付き羊肉を塩だけで煮込んだ「チャンスンマハ」は、羊肉の旨味たっぷりで、硬さもちょうど良い感じ。特製のタレをつけて食べるとめちゃ旨です♪
要予約の豪快な炙り焼き料理「カオヤンパイ」や「カオヤントゥイ」もかなり気になるところ。
『モンゴル料理 青空』は、ネット予約出来ます!
『モンゴル料理 青空』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『モンゴル料理 青空』の地図・アクセス・営業時間
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