ユッスー・ンドゥール!ダカールのクラブ・チョサンで観た白熱のライブ♪【セネガル】

※前回の記事→セネガルの首都、ダカールの街さんぽ②(道端の金曜礼拝、イファン・ミュゼ、蚊帳購入etc.)【セネガル】

「アフリカ」

日本とは一番関わりの薄い地域、未知の土地です。

そんなアフリカ(ブラックアフリカ)への初めての訪問。2003年に訪れたセネガルとマリをご紹介します。

今回は「ユッスー・ンドゥールのライブ」!

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ダカールでユッスー・ンドゥール(Youssou N’Dour)のライブを観ました!

セネガルが生んだ世界的なミュージシャン「ユッスー・ンドゥール」。

ユッスーは、世界で最も知られたアフリカのミュージシャンのひとりです。

セネガル人にとって、ユッスーはミュージシャンという枠だけに留まらないもっと大きな存在。ユッスーは、セネガルの人なら誰でも知っている国民的な英雄なのです。

ユッスーの音楽が大好きで、ファンだった私は、ダカール滞在中にぜひともライブを見たいと思っていました。

ダカール滞在時、宿のマネージャーに、ユッスーのライブに行きたいと伝えたところ、マネージャーは、ユッスー所有のライブハウス「クラブチョサン」で、毎週金曜と土曜の夜中にライブが行われるということを教えてくれました。

夜11時、マネージャーの計らいで、宿で働いている黒人の女の子がクラブチョサンまで送ってくれるということになりました。いつも部屋の掃除や洋服の洗濯などを頼む、若い子です。

彼女がめかし込んでいく行き先がクラブチョサンの方向らしく、ついでに乗せていってくれるということのようでした。彼女、デートに行くのかもしれないです。

夜の街を15分くらい走ると、車はまだ誰もいないクラブチョサンに到着しました。

車を降りて、「メルシー」とお礼を言います。

女の子は無表情に頷くと、すぐさまアクセルを踏み込み、赤い灯を残してあっという間に闇の中へ消えていってしまいました。

ユッスー・ンドゥールユッスー・ンドゥールのポスター

「クラブ・チョサン」の中に入ります。

ガランとしたホールは寒いほどクーラーが効きすぎていました。ぶらぶら内部を歩いていると係員らしき人が近づいてきます。

「ユッスーのライブを見にきた」と言うと、係員の方は、ライブは12時からでチケットは3,500CFA(710円)するということを教えてくれました。

私はさっそくチケットを購入し、ステージの斜め横にあるボックスシートに腰を降ろして、ライブが始まるのを待ちます。

そのうちウェイターが来たので、コーラ1000CFA(203円)を注文、ちびちびと飲み始めました。

しばらくするとパラパラと人が現れ始めました。私の隣のボックスには、ガタイのいい男性とおしゃれな姉御風の女性が座りました。姉御風の女性が挨拶してきました。

「サラマリコム!(こんにちは!)」

彼女は、「ここにはスリがとても多いから持ち物には十分注意するのよ」と親切に教えてくれました!


7セカンズ:ベスト・オブ・ユッスー・ンドゥール

しばらくすると前座が始まります。ブルース風の4人組です。けれども、客は全く聴いていません。前座はどこも変わらないですね。だらだらとした雰囲気の中、演奏が続きます。

演奏が続く中、徐々にホールに人が増えてきました。観客は、ほとんど現地の黒人ばかりですが、ちらほらと白人の姿も見えます。私はコーラを飲みながら、そんな人々の様子を眺めていました。

そうこうするうちに、ブルース4人組は演奏を終えて退場します。拍手がパラパラと……。前座は辛いです。

そして、2つ目のバンドが登場しました。音楽がユッスーの音に似ていますが、ボーカルが違っています。

ノリのいいパーカッションのリズムをベースに、手持ち太鼓の「タマ」がアドリブを効かせています。

これはユッスーのバンド「シュペール・エトワール」じゃないかな〜思っていると、しばらくして、ユッスーが跳ねるように現れました!

この時、時計の針は午前2時!

ユッスーが登場した途端、すでに超満員だった会場の雰囲気が「ガラリ」と変わりました。

すごい存在感!ほんと、カリスマって感じです。

ユッスーがその甲高い声を発しただけで、今までざわついていたホールが一気に一体感を持って盛り上がったのです!

ユッスーはニコニコと飛び切りの笑顔で歌います。ユッスーは意外と小柄でした。

派手なパフォーマンスやダンスはほとんどないですが、小刻みに肩を揺すぶったり、手を上下したりする動きがやたらと格好よくて、ドラムやパーカッションのリズムと共にすごいグルーヴ感を生み出してました!

ユッスーの声は素晴らしいものでした。凄い声量で、CDで聴いていたのと全く同じでした。

会場はもうみんなノリノリ、踊りまくってます。

隣の姉御風の女性も、ガタイのいいお兄ちゃんも、前にいた学生風の娘2人組も、ホールにいる白人の男性も、もちろん私も……。

姉御風の女性とお兄ちゃんは踊りがとても上手。姉御風女性は、前の学生娘2人に腰使いのレクチャーをしていました!

バンドのグルーヴはとどまることを知りません。ユッスーは終始ニコニコ。お客もみんなニコニコです!私ももちろんニコニコ!

ダカールの少年たちダカールの子供たち

さっきまで肌寒かった会場は、みんなの熱気でむんむんとなり、私はもう汗びっしょりになってしまいました。

途中、お客にマイクを渡し、曲のフレーズを歌わせるパフォーマンスがありました。

音痴な客の歌声に場内大爆笑!!

お客をステージに呼び、タマのリズムに合わせてダンスを踊らせるパフォーマンスもありました。

みんな踊りがとても上手!感心させられます。

前の席の学生娘2人がステージに行きたそうにもじもじとしています。

それを見た姉御さんは「行きたいなら早く行きなさい」とばかりに強引に彼女たちの背中を押します。

ステージに上がり、踊りまくる2人、ニコニコのユッスー、会場の拍手!!

午前4時、怒涛のライブは余韻を残すことも無く、あっという間に終了しました。

ものすごい時間でした。

やっぱりユッスーの歌は最高、来てよかったな〜、そう思いました。

私は姉御さんやお兄ちゃんと別れ、くたくたになった体を引きずりながら、クラブの前に大量に停まっていたタクシーのうちの一台に乗り込みました。

そして、頭の中で反復して響き渡るパーカッションやタマのリズムの余韻を味わいながら宿へと戻りました。

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