世界の民族楽器あれこれ(インドとミャンマーの弦楽器)

世界には様々な民族楽器があります。その音色はそれぞれの民族性を表しているかのよう。

世界の民族楽器の演奏を動画でご紹介です!

今回は、インドとミャンマーの弦楽器。

Sarod and sitar


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 シタール(सितार Sitar)

インド音楽を世界に広めた人物「ラヴィ・シャンカル (रवि शंकर, Ravi Shankar)」のシタール演奏です。

インド楽器と言ったらシタールの音色を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

実際に指で押さえる弦はフレットの上に張られた7本の弦。フレットの下には約12-16本の共鳴弦が張られています。この共鳴弦があのインド音楽らしい煌びやかな装飾音を響かせるのです。

ラビ・シャンカルの横には愛娘のアヌーシュカがいます。2012年にラビは亡くなってしまいましたが、彼女は活躍中!

ラビ・シャンカルも良いですが、個人的には1986年に急逝した「ニキル・バネルジー(Nikhil Banerjee)」のシタールの音色が好きです。


 サロード(सरोद Sarod)

日本ではインド音楽と言えばシタールばかりが有名ですが、この「サロード」も北インド古典音楽ではメジャーな存在。煌びやかなシタールに比べ、深みのある落ち着いた音色が特徴。

かなり好きです。サロードの音色!

サロードの弦は25本。そのうち15本は共鳴弦です。サロードはシタールと違ってフレットはありません。

動画は、現代を代表するサロードの巨匠のひとり「アムジャッド・アリ・カーン(Amjad Ali Khan)」。ラビ・シャンカル同様、世界にサロード、そして、インド音楽を広めた人物の一人です。

他にサロード奏者としては、大巨匠の「アリー・アクバル・カーン」が有名。


 サーランギー(सारंगी Sarangi)

「サーランギー」は、インドの楽器の中では最も人間の声に近いと言われている弦楽器。弓奏楽器で演奏するのがとても難しい楽器だと言われています。

弦の数は、弓で弾く旋律弦が3本、共鳴弦が36本。動画は、Ramesh Mishra師のサーランギー演奏。ヴァイオリンと共演していますが、サーランギーの存在感、際立ってますね!


ヴィーナ(வீணை Veena)

「ヴィーナ」は、南インドの伝統音楽「カルナータカ音楽」のメインの弦楽器です。

ヒンドゥー教の女神「サラスヴァティー(弁財天)」が持つ楽器としても有名。弦は7本で、旋律主弦が4本、リズム用の弦が3本です。

サラスヴァティー女神様のイメージがあるせいか、音色がどことなく女性的に聴こえるのは気のせいでしょうか。奏者も女性の方がイメージにぴったりな感じ。

代表的な演奏家としては、故バーラチャンダ師がいます(師は男性です)。


 サウン・ガウ(စောင်းကောက် Saung-gauk)

こちらは、ビルマの弦楽器「サウン・ガウ」。いわゆるビルマの竪琴です。

この楽器の起源は古代インドだそうで、インドでも最も初期に演奏されていた楽器であるとのこと(古代の仏教のレリーフにその姿が描かれているそうです)。インドでは既にこの楽器は滅んでしまいましたが、ビルマでは形を変えずに現代まで生き続けています。

音色はインド音楽よりも東南アジアや東アジアの音に近い印象。イスラムなど西アジアの文化の影響を受けていない時代のインドの音なのかもしれません。


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